【ラ・リーガ第15節プレビュー】ミッドウィークにソシエダとアトレティコの上位対決!
2020.12.22 19:00 Tue
先週末に行われた第14節では勝ち点26で並んでいた3チームの内、アトレティコ・マドリーとレアル・マドリーが揃って勝利を飾った一方、レアル・ソシエダがレバンテに敗れ、一歩後退。また、その上位勢を追うバルセロナはバレンシア相手に手痛いドローと足踏みとなった。
ソシエダは前節、レバンテに逆転負けを喫して今季初の連敗を含む5戦未勝利と急失速が続く。15戦10失点の堅守は相変わらずも、エースFWオヤルサバル、MFシルバとアタッカー陣の主力に負傷が出ていることもあり、直近6試合で複数得点がなく、その得点力不足が失速の要因となっている。したがって、リーグベストの5失点という堅守を誇るアトレティコとのホームゲームではいかに0-0の時間帯をキープし、セットプレーやカウンターでゴールをこじ開けたい。
一方、格下エルチェとの一戦をFWスアレス、FWジエゴ・コスタのゴールによって3-1で勝利したアトレティコは、ダービー完敗の嫌な流れを払しょく。ろっ骨を痛めたFWフェリックスの状態は気がかりだが、復帰したベテランストライカー2人にゴールが生まれた点は今後に向けて大きなプラスとなるはずだ。不調とはいえ、今季序盤戦のタイトルレースをけん引してきた“ラ・レアル”との上位対決では先制点がカギを握る。得点力不足の相手に対して早い時間帯にゴールを挙げられれば、過密日程の中で優位性をもった試合運びが可能となる。
上位2チームの潰し合いを期待しつつ単独首位浮上を目指す2位のマドリー(勝ち点29)は、6位のグラナダ(勝ち点21)という曲者を相手に5連勝を目指す。前節のエイバル戦では後半に疲労の色が目立ったものの、好調ベンゼマの1ゴール2アシストの活躍が光って勝負所をきちんとおさえた3-1の勝利を飾った。負傷のリスクを考えれば、中盤やフル稼働のMFルーカス・バスケスあたりにそろそろ休養を与えたいところだが、ジダン監督はメンバー変更を最小限に臨む可能性が高そうだ。そういった中、アピールが足りないベンゼマを除くアタッカー陣には中盤、守備陣を助ける大量ゴールをもたらす躍動を期待したい。
上位3チームとバルセロナに挟まれる4位に位置するビジャレアル(勝ち点25)は前節、最下位に沈むオサスナを相手にエースFWジェラール・モレノのドブレーテと、FWフェル・ニーニョ、FWジェレミ・ピノの若手2選手の躍動によって3-1の勝利。4戦連続で続いたドロースパイラルに終止符を打った。ただ、MF久保建英は今季の公式戦で初めて出場機会なしに終わり、今冬の移籍市場開幕が間近に迫る中、厳しい立場に立たされている。10位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点17)との中2日の一戦では前述の若手2選手に代わってMFモイ・ゴメスらの先発復帰が見込まれるが、久保に先発のチャンスは与えられるか。
FW岡崎慎司を擁する19位のウエスカ(勝ち点11)は、15位のレバンテ(勝ち点14)を相手に今季2勝目を目指す。前節はアスレティック相手に0-2の敗戦を喫し、岡崎自身も相手の守備陣に抑え込まれて不完全燃焼。直近の試合でソシエダを破るなど、侮れないレバンテとのホームゲームではボールを握れる展開の中で岡崎の相手守備ラインとの細かい駆け引きがゴールの呼び水となるはずだ。
前節、MF乾貴士、FW武藤嘉紀が共にスタメンを飾るも、マドリー相手に力負けとなった14位のエイバル(勝ち点15)は6戦ぶりの黒星に。その敗戦からのバウンスバックを図る17位のアラベス(勝ち点15)とのバスク自治州ダービーでは再び日本人2選手の同時先発が期待される。マドリー戦では乾が守備のタスクを献身的にこなし、武藤も良い形でボールを引き出して味方の攻撃参加を促すなど、いずれもパフォーマンス自体は上々。ただ、チームを勝たせる上での最後の精度、怖さに欠けた部分もあり、今回の一戦では決定的な仕事を求めたい。
《ラ・リーガ第15節》
▽12/22(火)
《25:30》
バレンシア vs セビージャ
エルチェ vs オサスナ
《27:45》
ウエスカ vs レバンテ
レアル・ソシエダ vs アトレティコ・マドリー
《30:00》
バジャドリー vs バルセロナ
ビジャレアル vs アスレティック・ビルバオ
▽12/23(水)
《25:30》
ヘタフェ vs セルタ
《27:45》
レアル・マドリー vs グラナダ
《30:00》
アラベス vs エイバル
ベティス vs カディス
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ミッドウィーク開催となる今節では3位のソシエダ(勝ち点26)と、首位のアトレティコ・マドリー(勝ち点29)の上位対決が組まれている。一方、格下エルチェとの一戦をFWスアレス、FWジエゴ・コスタのゴールによって3-1で勝利したアトレティコは、ダービー完敗の嫌な流れを払しょく。ろっ骨を痛めたFWフェリックスの状態は気がかりだが、復帰したベテランストライカー2人にゴールが生まれた点は今後に向けて大きなプラスとなるはずだ。不調とはいえ、今季序盤戦のタイトルレースをけん引してきた“ラ・レアル”との上位対決では先制点がカギを握る。得点力不足の相手に対して早い時間帯にゴールを挙げられれば、過密日程の中で優位性をもった試合運びが可能となる。
上位2チームの潰し合いを期待しつつ単独首位浮上を目指す2位のマドリー(勝ち点29)は、6位のグラナダ(勝ち点21)という曲者を相手に5連勝を目指す。前節のエイバル戦では後半に疲労の色が目立ったものの、好調ベンゼマの1ゴール2アシストの活躍が光って勝負所をきちんとおさえた3-1の勝利を飾った。負傷のリスクを考えれば、中盤やフル稼働のMFルーカス・バスケスあたりにそろそろ休養を与えたいところだが、ジダン監督はメンバー変更を最小限に臨む可能性が高そうだ。そういった中、アピールが足りないベンゼマを除くアタッカー陣には中盤、守備陣を助ける大量ゴールをもたらす躍動を期待したい。
前節、指揮官の古巣バレンシアとのシーソーゲームを2-2のドローで終えた5位のバルセロナ(勝ち点21)は連勝がストップ。パフォーマンスの基本的なレベルは向上しているが、持ち味の破壊力、勝ち切る勝負強さという部分で上位チームに見劣りしている印象だ。降格圏も沈む18位のバジャドリー(勝ち点14)とのアウェイゲームでは、試合の主導権を握れる展開の中でできるだけ早い時間帯にゴールを奪い切り、90分を通して優位性を維持し続ける戦いが求められる。ここ最近のスロースタートの印象を払しょくする前半序盤のゴールに期待したい。
上位3チームとバルセロナに挟まれる4位に位置するビジャレアル(勝ち点25)は前節、最下位に沈むオサスナを相手にエースFWジェラール・モレノのドブレーテと、FWフェル・ニーニョ、FWジェレミ・ピノの若手2選手の躍動によって3-1の勝利。4戦連続で続いたドロースパイラルに終止符を打った。ただ、MF久保建英は今季の公式戦で初めて出場機会なしに終わり、今冬の移籍市場開幕が間近に迫る中、厳しい立場に立たされている。10位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点17)との中2日の一戦では前述の若手2選手に代わってMFモイ・ゴメスらの先発復帰が見込まれるが、久保に先発のチャンスは与えられるか。
FW岡崎慎司を擁する19位のウエスカ(勝ち点11)は、15位のレバンテ(勝ち点14)を相手に今季2勝目を目指す。前節はアスレティック相手に0-2の敗戦を喫し、岡崎自身も相手の守備陣に抑え込まれて不完全燃焼。直近の試合でソシエダを破るなど、侮れないレバンテとのホームゲームではボールを握れる展開の中で岡崎の相手守備ラインとの細かい駆け引きがゴールの呼び水となるはずだ。
前節、MF乾貴士、FW武藤嘉紀が共にスタメンを飾るも、マドリー相手に力負けとなった14位のエイバル(勝ち点15)は6戦ぶりの黒星に。その敗戦からのバウンスバックを図る17位のアラベス(勝ち点15)とのバスク自治州ダービーでは再び日本人2選手の同時先発が期待される。マドリー戦では乾が守備のタスクを献身的にこなし、武藤も良い形でボールを引き出して味方の攻撃参加を促すなど、いずれもパフォーマンス自体は上々。ただ、チームを勝たせる上での最後の精度、怖さに欠けた部分もあり、今回の一戦では決定的な仕事を求めたい。
《ラ・リーガ第15節》
▽12/22(火)
《25:30》
バレンシア vs セビージャ
エルチェ vs オサスナ
《27:45》
ウエスカ vs レバンテ
レアル・ソシエダ vs アトレティコ・マドリー
《30:00》
バジャドリー vs バルセロナ
ビジャレアル vs アスレティック・ビルバオ
▽12/23(水)
《25:30》
ヘタフェ vs セルタ
《27:45》
レアル・マドリー vs グラナダ
《30:00》
アラベス vs エイバル
ベティス vs カディス
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