フリック監督、世代交代噂される来季のGK起用法を明かす

2020.04.23 17:30 Thu
Getty Images
バイエルンのハンジ・フリック監督が来シーズンのゴールキーパーの起用法に関して自身の構想を明らかにした。
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バイエルンでは2011年以降、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが絶対的な守護神に君臨。クラブと代表チームでいずれもキャプテンを担う世界屈指のGKの牙城は今後も安泰かに思われるが、ここ数カ月の間に幾つかの変化が生じ始めている。


現行契約が2021年6月までとなっているノイアーに関して、クラブは以前から契約延長に向けた話し合いを複数回に渡って行ってきたが、契約年数や給与面に大きな隔たりがあり、交渉が難航。さらに、一部メディアへの“虚偽”を含む交渉内容の漏洩を受けて、34歳のベテランはクラブへの不信感を公にしていた。

さらに、バイエルンではノイアーの古巣シャルケの若き守護神である、ドイツ人GKアレクサンデル・ニューベル(23)の来シーズンからの加入が内定している。
そして、絶対的守護神のクラブとの確執、ドイツの次代を担う若手の加入という2つのトピックは、今後の世代交代を予感させている。

そんななか、今月初めに2023年までの契約延長にサインしたフリック監督は、ドイツ『キッカー』で注目の集まるゴールキーパーの起用法に関して自身の考えを明快に説明している。

「ニューベルは我々のチームの他のゴールキーパーやフィールドプレーヤーと同じように信頼と評価を得ることになるだろう」

「我々は彼をさらに成長させたいと考えているが、バイエルンではパフォーマンスが重要だ。そして、(第2GKの)スベン・ウルライヒは非常に良いパフォーマンスを見せてくれている」

「それにノイアーは明らかに、我々のナンバーワンだ。それは来シーズンも変わることはない。ニューベル自身も理解していることだ」

ここ最近のクラブサイドの動きを見ると、世代交代を推し進めているようにも感じるが、以前から相思相愛と言われるノイアーとフリック監督の信頼関係には一切の揺らぎも見受けられないようだ。

また、ニューベルには自力で序列をひっくり返す積極的なアピールが求められるところだ。

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