スパーズのサポーターズクラブがレヴィ会長に苦言「弱者を追い詰めるな」
2020.04.03 15:25 Fri
トッテナムのダニエル・レヴィ会長に、サポーターから批判が集まっている。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。
自身も給与カットを受け入れた人物の1人だが、トッテナム・ホットスパー・サポーターズ・トラスト(THST)は「貧しい者たちをさらに追い詰めている」として会長を非難。選手の給料も引き下げるべきだと主張している。
「我々はクラブに更なるディティールとニュアンスの説明を強く求めます。我々ファンが最も憤然していることは、非常に裕福であるはずの組織がスタッフの給与を削減し、さらに高額な年俸を受け取っている傘下の選手らが、収入を維持したうえに政府の援助を求めていることです」
「このような憤りを抱いているのはスパーズコミュニティに限った話ではありませんが、裕福で健全経営を行っているクラブの評判に現在スポットライトが当たっていることを理解していただきたい」
「しかし、最も貧弱な人々が大きな負担を負わないようにするために、選手たちが自発的に貢献することを止めるものはありません。また、会長を含むクラブ幹部らのさらなる個人的な貢献を止めるものもありません」
「幹部らの給与削減は、ファンが圧倒的に支持する行動であることはここに明確にしておきたい」
なお、イギリスでは保健相長官を務めるマット・ハンコック氏がプレミアリーグでプレーする選手たちの給与カットを推奨している。そして、プロサッカー選手協会(PFA)もまた、この考えに前向きな姿勢を示している。
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レヴィ会長は先日、新型コロナウイルスによるクラブの財政難を避けるべく、選手を除く雇用者550名の2か月分の給与を20%カットする方針を発表した。この未曽有のパンデミックにおいて失職者が続出する中で「雇用を守るための措置」だと説明した。「我々はクラブに更なるディティールとニュアンスの説明を強く求めます。我々ファンが最も憤然していることは、非常に裕福であるはずの組織がスタッフの給与を削減し、さらに高額な年俸を受け取っている傘下の選手らが、収入を維持したうえに政府の援助を求めていることです」
「このような憤りを抱いているのはスパーズコミュニティに限った話ではありませんが、裕福で健全経営を行っているクラブの評判に現在スポットライトが当たっていることを理解していただきたい」
「我々はPFAやLMAなどそれぞれの組合の同意なしに選手やスタッフの契約を変更することが出来ないことは承知しています。そのため、今回のクラブ声明は不確実なものです」
「しかし、最も貧弱な人々が大きな負担を負わないようにするために、選手たちが自発的に貢献することを止めるものはありません。また、会長を含むクラブ幹部らのさらなる個人的な貢献を止めるものもありません」
「幹部らの給与削減は、ファンが圧倒的に支持する行動であることはここに明確にしておきたい」
なお、イギリスでは保健相長官を務めるマット・ハンコック氏がプレミアリーグでプレーする選手たちの給与カットを推奨している。そして、プロサッカー選手協会(PFA)もまた、この考えに前向きな姿勢を示している。
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