前節は首位ユベントスが難敵アタランタに逆転勝利し、2位インテルがトリノに快勝して1ポイント差に変動はなかった。また、ミランとナポリの好カードは1-1の痛み分けに終わっている。迎える第14節ではユベントスとインテルが格下と対戦し、戦列復帰したボローニャDF冨安がナポリと対戦する。
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前節アタランタ戦では大苦戦を強いられながらも終盤のFWイグアイン2発などで逆転勝利した首位ユベントス(勝ち点35)は、日曜の20:30に14位サッスオーロ(勝ち点13)とのホーム戦に臨む。低調な内容ながらも勝利を拾っているユベントスは火曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のアトレティコ・マドリー戦をFWディバラの技あり直接FK弾で制し、グループステージ首位通過を決めた。アトレティコ戦の前半ではサッリ監督の理想とするようなポゼッションができていたユベントスだが、リーグ戦に集中できる環境となった中、首位キープのための勝利を確実に収められるか。
続いてインテル(勝ち点34)は日曜の23:00から19位SPAL(勝ち点9)とのホーム戦に臨む。トリノ戦ではFWラウタロ・マルティネスとFWルカクの2トップ揃い踏みなど3発圧勝とした。そして、水曜に行われたCLのスラビア・プラハ戦でも2トップが揃い踏みし、ドルトムントをかわして2位に浮上した。決勝トーナメント進出に近づいた中、2トップが好調を持続するインテルは、6戦勝ちのないSPALを下してユベントス追走となるか。
前節パルマ戦で約1カ月半ぶりに戦列に復帰した冨安は移籍後初めて本職のセンターバックでプレー。チームは2失点を喫したものの、冨安自身はケガ明けを感じさせないソリッドな好プレーを随所に見せ、イタリアメディアからも高い評価を受けた。その冨安は7位ナポリ(勝ち点20)とのアウェイ戦に臨むが、強力攻撃陣相手にも堅実な守備を見せられるか。
対するナポリは前節ミラン戦ではコンディション不良によりFWメルテンスとDFマノラスの両攻守の軸がベンチスタートとなってしまった。その影響もあってミランを攻めきれず引き分けに終わり、リーグ戦5試合勝利から見放されることとなった。ただ、水曜に行われたCLのリバプール戦では5バックを敷いた守備的な戦いで相手の猛攻を凌ぎ、1-1の引き分けに持ち込んで見せた。決勝トーナメント進出に大きく近づけた中、リーグ戦6試合ぶりの勝利となるか。
ローマ勢では、前節ブレシア戦をDFスモーリングの1ゴール2アシストの大活躍で快勝した4位ローマ(勝ち点25)は8位ヴェローナ(勝ち点18)とのアウェイ戦を、サッスオーロ相手に終了間際弾で制した3位ラツィオ(勝ち点27)は11位ウディネーゼ(勝ち点14)とのホーム戦に臨む。
最後にMFチェルハノールを出場停止で欠いた中、代役のMFボナヴェントゥーラの躍動でナポリに引き分けた11位ミラン(勝ち点14)は、8位パルマ(勝ち点18)とのアウェイ戦で4試合ぶりの勝利を目指す。
◆セリエA第14節
▽11/30(土)
《23:00》
ブレシア vs アタランタ
《26:00》
ジェノア vs トリノ
《28:45》
フィオレンティーナ vs レッチェ
▽12/1(日)
《20:30》
ユベントス vs サッスオーロ
《23:00》
パルマ vs ミラン
インテル vs SPAL
ラツィオ vs ウディネーゼ
《26:00》
ナポリ vs ボローニャ
《28:45》
ヴェローナ vs ローマ
▽12/2(月)
《28:45》
カリアリ vs サンプドリア
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