レーティング:ローマ 1-1 ユベントス【プレミアリーグ】

2024.05.06 06:00 Mon
Getty Images
セリエA第35節、ローマvsユベントスが5日にスタディオ・オリンピコで行われ、1-1のドローに終わった。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
PR
▽ローマ採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
99 スヴィラール 7.0
失点はノーチャンス。ラビオ、ロカテッリ、ケアンら相手の際どい枠内シュートを冷静に阻止。飛び出しの判断も的確だった
DF
43 R・クリステンセン 5.5
攻撃のセットプレー時にクロスバー直撃のヘッドなど存在感を発揮。ただ、攻守の流れの中でのプレーが粗かった

14 D・ジョレンテ 6.0
強さと速さのある相手2トップをエンディカと共に冷静に封じた。ビルドアップではアンヘリーニョと主体的にプレー

5 エンディカ 6.0
安定した対人守備で流れの中では決定的な仕事を許さず。マイボール時は積極的なボールキャリーで変化を加えようとした
69 アンヘリーニョ 6.0
守備では穴を作らず、安定した配球と多彩なクロスでチャンスにも絡んだ

MF
4 クリスタンテ 6.0
ボックス内への攻撃参加で先制点に関与。後半は疲労感も出たが、攻守に要所を締めるさすがの安定感

16 パレデス 6.0
ローマ通算100試合出場。古巣相手に攻守に奮闘し、配球も安定していた

7 ペッレグリーニ 6.0
幾つかのチャンスで仕留めたかったが、ライン間でボールを引き出しながら攻撃を司った。守備への貢献も申し分なし

(→ボーヴェ 5.5)
投入直後からアグレッシブにプレー

FW
35 バルダンツィ 6.5
前半はディバラとのコンビ、後半はより自由度の高いプレーで攻撃を牽引。鮮やかな局面打開や守備の切り替えなど加入後最も存在感を示した一戦に

(→アズムン 5.5)
前線で駆け引きを繰り返しつつ起点役を担った

90 ルカク 6.5
こぼれ球にしっかりと反応して先制点を記録。ブレーメルやタフな守備陣相手に孤立気味の中でまずまずポストワークも機能

(→エイブラハム 5.5)
長期離脱明けから徐々にキレを見せ始めたが、最後の決定機は決めたかった

21 ディバラ 5.5
古巣相手に前半のみの出場。バルダンツィと共にライン間でボールを引き出しながら攻撃にアクセントを付けた。自陣での際どいロストや好位置からの2本のFKは不発に

(→ザレフスキ 5.5)
守備でアンヘリーニョをサポートしつつ、攻撃でも仕掛ける意識を示した

監督
デ・ロッシ 5.5
レバークーゼンとのリターンレグを意識しながらの采配となったが、ユベントス相手に勝ちに近い内容でのドローに

▽ユベントス採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 シュチェスニー 6.5
失点はノーチャンス。後半にクリステンセン、エイブラハムの決定機を見事に阻止。相手守護神と共に試合を引き締めた

DF
4 ガッティ 5.5
失点場面はもう少しうまく対応できた感もあるが、試合を通して守備は無難にこなした

3 ブレーメル 6.5
貴重な同点ゴールを記録。ルカクら相手の強力攻撃陣に対して強さと堅実さを兼ね備えたパフォーマンスで応対

6 ダニーロ 6.0
バルダンツィにやや手を焼いたが、安定した繋ぎに要所を締める守備で安定感をもたらす

MF
22 ウェア 5.5
右ウイングバックで攻守に精力的にプレー。後半序盤にパレデスとの交錯であわや2枚目のカードという際どいシーンの直後に交代に

(→コスティッチ 5.5)
ウェアのカードリスクを受けての投入に。最低限の仕事はこなしたが、攻撃面で思ったほどアクセントを付けられず

16 マッケニー 6.0
中央だけでなく右サイドの守備も助けながら90分間奮闘。チャンスにも絡んだ

5 ロカテッリ 6.0
決定機で仕留め切れなかったが、決定的なシュートブロックなど攻守によく奮闘した

25 ラビオ 6.0
後半終盤にイージーミスが出るなど疲労感も出たが、相手のタフな中盤相手に堂々と渡り合う

27 カンビアーゾ 5.5
前半は左、コスティッチ投入後は右でプレー。立ち位置の変化などでアクセントを付けようとしたが、そこまで決定機には繋がらなかった

(→アルカラス -)

FW
9 ヴラホビッチ 5.5
立ち上がりに1本惜しいシュートを放ったが、以降は相手守備陣の徹底監視にあって目立った仕事はできず

(→ミリク 5.5)
ヴラホビッチ同様に勝負所のボックス内であまり良い形で絡めなかった

7 キエーザ 6.5
正確な左足クロスで同点ゴールをアシスト。後半立ち上がりに見事な仕掛けから右ポスト直撃のシュートを放つなど、そのスピードで相手の脅威に

(→ケアン 5.5)
セットプレーで大きな見せ場もスヴィラールの牙城を破れず

監督
アッレグリ 5.5
4試合連続ドロー。中2日でメンバーを入れ替えた相手に対して、消極的な戦いぶりだった

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
スヴィラール(ローマ)
シュチェスニーのパフォーマンスも素晴らしかったが、複数のファインセーブを含む5本のシュートストップで勝ち点1奪取に貢献したジャッロロッシの守護神をMOTMに選出。

ローマ 1-1 ユベントス
【ローマ】
ルカク(前15)
【ユベントス】
ブレーメル(前31)

PR
関連ニュース

後半AT弾でローマ撃破のエンポリが奇跡の逆転残留! 18位転落フロジノーネが1年でセリエB降格に…【セリエA】

セリエA最終節、エンポリvsローマが26日にスタディオ・カルロ・カステラーニで行われ、ホームのエンポリが2-1で勝利した。 最終節の勝利で6位フィニッシュを狙うローマは、逆転残留へ勝ち点獲得が必須となる18位のエンポリとの最終節に臨んだ。試合前に行われたアタランタの勝利によってチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の夢が潰えたものの、勝利で今季を終えたいデ・ロッシ監督はジェノア戦から先発5人を変更。サスペンションのルカク、パレデスに加え、ペッレグリーニがベンチスタートとなったが、負傷明けのディバラやエイブラハム、アワールが起用された。 事前にCL出場権逸の情報が入ったか、やや緩い入りとなったローマに対して、残留懸かるエンポリがアグレッシブな戦いを見せる。そして、13分にはディフェンスラインからのロングフィードでDFアンヘリーニョのコントロールミスを狙っていたギャシがボール奪取。そのままボックス右に持ち込んで丁寧な折り返しを入れると、これを中央のカンチェッリエーリがワンタッチで流し込んだ。 早い時間帯にビハインドを背負ったローマは、直後にもクリスタンテの自陣での不用意なロストから大ピンチを招くが、古巣対戦デストロのボックス中央でのシュートはDFエンディカのシュートブロックで事なきを得た。 逆に、19分には相手陣内中央左で得たFKの場面でディバラの正確なボールをボックス内でクリスタンテ、エイブラハムと連続シュート。最後はクリスタンテの2本目のシュートでゴールネットを揺らすが、ここはVARのレビューの結果、最初の抜け出しでのオフサイドを取られた。 前半半ばから終盤にかけては行ったり来たりの展開が続くと、より効果的にフィニッシュまで持ち込むホームチームがデストロ、カンチェッリエーリとボックス内で決定機に絡むが、いずれもGKスヴィラールの好守に阻まれた。 一方、徐々にアタッキングサードでのフィーリングが合い始めたローマは、前半アディショナルタイムに鮮やかな仕掛けから同点に追いつく。左サイドでザレフスキとのパス交換から深い位置に抜け出したアンヘリーニョが正確なクロスを供給。これを中央にフリーで走り込んだアワールが頭で合わせた。 エンポリペースも1-1のイーブンで折り返した試合。同時刻開催の他会場の戦況によって勝ち点3が必要なエンポリはハーフタイムに2枚替えを敢行。決定力を欠いたデストロとカードトラブルのリスクがあるギャシを下げ、ニアン、ウォルキエビッツを投入した。 引き続きオープンな展開が続く中、互いにゴール前でのシーンが目立つが、エンポリはGKスヴィラールの好守に手を焼き、ローマはクロス精度やゴール前に入る動きの問題で決め手を欠く。 後半半ばを過ぎて両ベンチが積極的に交代カードを切っていくと、ローマはペッレグリーニ、エル・シャーラウィの主力2人にアズムンを前線に投入。ディバラ依存の攻撃にクオリティを加えた。 その後、試合は1-1のまま最終盤に突入すると、ホームチームが土壇場で劇的ゴールを奪う。93分、右サイドのスペースに抜け出したカンチェッリエーリのグラウンダーの折り返しをゴール前のニアンがワンタッチで合わすと、このシュートがゴール右に決まった。 そして、試合はこのままタイムアップを迎えると、同時刻開催の16位のフロジノーネと17位のウディネーゼの直接対決がウディネーゼの1-0の勝利に終わった結果、残り1枠を巡る残留争いは15位ウディネーゼ(勝ち点37)、16位カリアリ(勝ち点36)、17位エンポリ(勝ち点36)、18位フロジノーネ(勝ち点35)という形になり、エンポリの奇跡の逆転残留と共にフロジノーネの1年でのセリエB降格が決定した。 また、エンポリに敗れたローマは6位フィニッシュで来季ヨーロッパリーグ行きが決まった。 2024.05.27 05:58 Mon

オーバメヤンがEL最優秀選手に輝く! 最優秀若手選手は2年連続でヴィルツが受賞

欧州サッカー連盟(UEFA)は24日、2023-24シーズンのヨーロッパリーグ(EL)最優秀選手として、マルセイユの元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンを選出した。 6季ぶりの決勝進出を目指したマルセイユだが、準決勝でアタランタに2戦合計1-4で敗戦。それでも34歳を迎えたベテランFWは、今シーズンのELで13試合に出場し10得点を記録。2位のローマのベルギー代表FWロメル・ルカクに2点差をつけて得点王に輝いた。 また、EL最優秀若手選手にはEL11試合に出場して4得点4アシストを記録したレバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(21)を選出。ヴィルツは2022-23シーズンのELでも同賞を獲得しており、2年連続の受賞となった。 そのほか、[3-4-3]の布陣に合わせて選出された今大会のベストイレブンでは、GKにローマのベスト4入りに貢献したミル・スヴィラールを選出。3バックは、優勝したアタランタからベラト・ディムスティ、準優勝のレバークーゼンからヨナタン・ター、ベスト4のローマからジャンルカ・マンチーニを選出した。 中盤では優勝したアタランタからトゥン・コープマイネルスとマッテオ・ルッジェーリ、準優勝のレバークーゼンからジェレミー・フリンポンとグラニト・ジャカを選出。 3トップには得点王と最優秀選手賞を獲得したマルセイユのオーバメヤンと最優秀若手選手に輝いたヴィルツに加え、ハットトリックでアタランタをEL優勝に導いたFWアデモラ・ルックマンが選ばれた。 2024.05.25 00:40 Sat

カリアリ退団のナンデス、ローマ行き噂もサウジアラビア移籍が決定

ウルグアイ代表MFナイタン・ナンデス(28)のサウジアラビア行きが決定した。 アル・カーディシーヤFCは24日、ナンデスがフリートランスファーで加入することを発表した。 2019年夏からカリアリで活躍し、これまでインテル、ナポリ、ユベントスへのステップアップも取り沙汰されたウルグアイ代表MF。 今シーズン限りでカリアリとの契約が満了し、今夏フリートランスファーとなる実力者に対しては、現役時代にボカ・ジュニアーズで共にプレーしたダニエレ・デ・ロッシ監督が率いるローマへの移籍が取り沙汰されていた。 しかし、その新天地はサウジアラビアのアル・カーディシーヤとなった。 移籍市場に精通するジャーナリストのニコロ・スキラ氏によると、レアル・マドリーのレジェンドであるミチェル監督が指揮し、元アルゼンチン代表FWルシアーノ・ビエット、ペルー代表FWアンドレ・カリージョ、元マルセイユのスペイン人DFアルバロ・ゴンサレスらを擁するクラブは、年俸1000万ユーロ(約17億円)の3年契約という好条件のオファーで実力者の獲得に成功したとのことだ。 2024.05.24 19:35 Fri

ローマ前GMチアゴ・ピント氏がボーンマス加入へ…両者に因縁ザニオーロがSNSで揶揄

ローマの前ゼネラルマネージャー(GM)であるチアゴ・ピント氏が、ボーンマスの新スポーツディレクター(SD)に就任することが決定したようだ。イタリア『スカイ・スポルト』が報じている。 母国の名門ベンフィカでの仕事を経て、2021年1月にローマの新GMに就任したピント氏。2021-22シーズンにヨーロッパ・カンファレンスリーグ制覇、昨シーズンはヨーロッパリーグ準優勝を経験し、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の問題を抱える苦しい台所事情において、要求が高い同胞ジョゼ・モウリーニョ監督を支えてきた。 しかし、今冬の移籍市場での仕事を最後にローマを退団し、以降はサウジアラビア行きなど幾つかの新天地の噂があった中、最終的にボーンマス行きが決定した。 報道によると、同氏はボーンマスと3年契約にサインし、今夏の移籍市場からチェリーズでの新たな仕事をスタートする見込みだ。 なお、ピント氏はローマ時代に元オランダ代表FWジャスティン・クライファート、ウルグアイ代表DFマティアス・ビーニャの移籍に関してボーンマスと交渉を行った実績があり、さらに2023年1月にはイタリア代表MFニコロ・ザニオーロの移籍交渉も行っていた。 しかし、ボーンマスとクラブ間合意に至りながらも、より重要なクラブへの移籍を臨んだザニオーロがイングランド行きに難色を示して不遜な振る舞いを見せた結果、チェリーズの怒りを買って、最終的に破談に終わった出来事もあった。 その渦中のザニオーロはピント氏のボーンマス行き決定という報道を受け、自身のインスタグラムのストーリーに過去のピント氏の「ザニオーロが去ることを決めて、真剣なオファーが届いたのが、ガラタサライとボーンマスの2クラブだけなら、それは何か意味があるはずだ」とのコメントが載せられた記事のスクリーンショットを投稿。 そして、「時は常に真実を語る。すべてのことは、あなたを悩ますために戻ってくる」とのキャプションを付け、自身にビッグクラブからオファーが届かなかったことを揶揄したピント氏が、結果的に格下とみなしていたボーンマスに行くことを揶揄し返した。 2024.05.24 17:16 Fri

【セリエA最終節プレビュー】残り1つの降格枠を巡る3チームによる残留争い

前節はアタランタが5位以上を確定させ、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場を決めた。そしてサッスオーロが初のセリエA昇格から11シーズン目で降格となった。残り1つの降格枠を巡り、降格圏の18位エンポリ(勝ち点33)は6位ローマ(勝ち点63)と対戦、16位フロジノーネ(勝ち点35)と17位ウディネーゼ(勝ち点34)が直接対決を戦う。 エンポリが逆転残留するにはローマに勝利することが条件。また、ローマに引き分けた場合、ウディネーゼが敗れてプレーオフに持ち込むことが条件となる。エンポリにとっては前節終了時点でローマが6位を確定させた点はプラスに働きそうだが果たして。 フロジノーネとウディネーゼにしてもエンポリの結果次第で降格が十分にあるだけに勝ちに行きたい状況。スリリングな最終節となりそうだ。 そしてアタランタがヨーロッパリーグを制したことで6位にもCL出場権が回ってくる可能性が高まったが、条件としてはアタランタが4位以上に浮上しないこと。消化試合が1つ少なく3位まで十分に狙えるが、ここはイタリアから6チームCLに送り出すためにアタランタが残り2試合、気を遣った立ち回りをするのかが注目される。 EL出場を目指す7位ラツィオ(勝ち点60)は19位サッスオーロ(勝ち点29)と対戦。引き分け以上で7位確定のラツィオだが、降格が決まったサッスオーロから勝ち点を挙げられるか。前節インテル相手に見事なミドルシュートを突き刺したMF鎌田の最終節での活躍にも期待したい。 ◆セリエA最終節 ▽5/23(木) カリアリ 2-3 フィオレンティーナ ▽5/24(金) 《27:45》 ジェノアvsボローニャ ▽5/25(土) 《25:00》 ユベントスvsモンツァ 《27:45》 ミランvsサレルニターナ ▽5/26(日) 《25:00》 アタランタvsトリノ ナポリvsレッチェ 《27:45》 エンポリvsローマ フロジノーネvsウディネーゼ ヴェローナvsインテル ラツィオvsサッスオーロ 2024.05.24 08:00 Fri
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly