壮絶なゲームにランパードも仰天! 「とんでもない試合だ」

2019.11.06 11:00 Wed
Getty Images
チェルシーを率いるフランク・ランパード監督が、アヤックス戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。
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チェルシーは5日、チャンピオンズリーグ(CL)・グループH第4節でアヤックスとホームで対戦。試合は立ち上がり5分間で1-1となる展開の中、アヤックスにゴールラッシュを許し、55分までに1-4と一気に引き離される。
だが、63分にDFセサール・アスピリクエタのゴールで2点差に詰め寄ると、68分にFWタミー・エイブラハムがDFダレイ・ブリントに倒され、そのセカンドボールを拾ったFWカラム・ハドソン=オドイのシュートがボックス内のDFヨエル・フェルトマンの手に当たる。すると主審はチェルシーにPKを与えると同時に、ブリントとフェルトマンにそれぞれこの日2枚目となるイエローカードを提示し、一気に2人を退場に。

2人多い状況となったチェルシーはまずPKをMFジョルジーニョがきっちり決める。さらに74分、味方のシュートのこぼれ球をDFリース・ジェームズが決めて同点とした。その後もチェルシーが猛攻を仕掛けたが、逆転はできず。それでも1-4の状況から同点に追いつき、勝ち点1をもぎ取った。

試合後、ランパード監督は壮絶な試合を振り返り、「とんでもない試合だった」と総括。アヤックスに2人の退場者が出たとはいえ、3点差を追いついたことを評価している。
「ハーフタイム時点のことを考えればホッとしたよ。ハーフタイムに選手たちには、3-3で引き分けか、4-3で勝つか、あるいは4-4になるかもと話していたんだ」

「前半はとにかく落ち着きがなかった。運もなかったね。ボールに対するプレスは良かったが、ファイナルサードでもうひと押しが足りなかった。スタジアムをもっと巻き込む必要があった」

「満足している部分もあるよ。勝てなかったのは残念だが、4-1でリードされていたことを考えると、いい結果じゃないかな」

「とんでもない試合だったね。ファンはチャンピオンズリーグの歴史を知っているはずだ。ここまでの試合はそうないよ。リバプールとの4-4もあったね。まだ客観的には見れないかな。まずは見返さないとね。でもとにかく興奮する展開だったよ」

「VARやレッドカードはとりあえずさておき、まずは自分たちのパフォーマンスを振り返りたい。気持ちを見せたし、キャラクターも出ていた。自分もファンも楽しめたはずだ。内容はもっと詰めるべき部分があるけど、何より気持ちは見張るものがある」

「今日のようなキャラクターや個性の出たパフォーマンスができれば、4-1のスコアもひっくり返せる。諦めずに戦い抜いた。ジョルジーニョ、コバチッチ、ウィリアン、アスピリクエタといったベテラン勢の後押しも大きい。今日は本当によくやってくれたよ」

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