昨季で水戸退団のDF冨田大介が現役引退&水戸のCRC就任…古巣の大宮戦で引退の挨拶

2019.10.02 17:15 Wed
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水戸ホーリーホックは2日、冨田大介(42)の現役引退とクラブリレーションコーディネーター(CRC)就任を発表した。

冨田は山口県出身で、宇部高校から筑波大学へと進学し、2000年に水戸へ入団。4シーズンを過ごすと、2004年に大宮アルディージャへと移籍。主力としてプレーし、チームの初のJ1昇格に貢献した。
大宮では2009年までプレーすると、2010年にヴィッセル神戸へ移籍。2011年からはヴァンフォーレ甲府でプレーし、2013年に水戸へ復帰。2015年に徳島ヴォルティスへと移籍すると、2018年に3度目の水戸復帰を果たしていた。

19年間のプロ生活では、J1で通算171試合出場6ゴール、J2で通算293試合出場19ゴール。リーグカップでは 通算31試合出場2ゴール、天皇杯では35試合出場5ゴールを記録していた。冨田はクラブを通じて引退について、またCRC就任についてコメントしている。

「この度、19年間の現役生活に終止符を打つ決断をすることに致しました。2018シーズンが終了してからかなり時間は経ってしまいましたが、長く助走を取った方が、より遠くに飛べるということを小耳に挟みました」
「19年の間に所属した、水戸、大宮、神戸、甲府、徳島の関係者の皆様、スパイク等を提供してくださった、ミズノ、ナイキ、アンダーアーマー、ニューバランス各社の皆様、そして、いつも熱い応援、温かい声援で後押ししてくださったファン・サポーターの皆様、19年間本当にありがとうございました」

「数え切れない程多くの方に支えられ、助けて頂けたお陰で、これ程まで長い現役生活を送ることができました。いいことばかりじゃないけど悪いことばかりでもないサッカー人生でした」

「華やかなサッカー人生ではありませんでしたが、最高の仲間のお陰で、サッカーのある人生が楽しく華やかなものになりました。もし誰かの原動力になり、感情を揺さぶるような存在になれたのであれば、サッカー選手をやって本当に良かったなと思います」

「最後に、大きな病気も怪我もない丈夫な身体を授けてくれ、小さな頃から何不自由なく、気を遣ってサッカーに集中させてくれたお父さん、お母さん、本当にありがとう」

「41歳までプレーできて幸せでした。本当にありがとうございました」

「それに伴い、本日から水戸ホーリーホックのCRC(クラブリレーションコーディネーター)という役職に就任することになりました。シーズンも佳境に入るこの時期に、このような役職に就かせて頂くことを大変有り難く思います。これからの水戸ホーリーホックの発展ならびにサッカー界の発展に精一杯尽力させて頂きます」

「これからも水戸ホーリーホックをよろしくお願い致します」

なお、10月6日(日)に行われる明治安田生命J2リーグ第35節で、水戸が富田の古巣である大宮と対戦。引退の挨拶を行う予定となっている。
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