最下位岐阜が土壇場弾で横浜FC相手に意地のドロー! 劇的AT弾で山形撃破の甲府が昇格に望み繫ぐ《J2》
2019.09.29 20:23 Sun
29日、明治安田生命J2リーグ第34節の4試合が各地で行われた。
岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われたFC岐阜(22位/勝ち点24)vs横浜FC(3位/勝ち点57)は、1-1のドローに終わった。
クラブ記録の15試合無敗を継続も、直近2試合でゴールレスドローと自慢の攻撃力に陰りが見え始めている横浜FCが、連敗中の最下位岐阜のホームに乗り込んだ一戦。
立ち上がりからアウェイの横浜FCが押し込む入りを見せた中、早い時間帯にスコアを動かす。10分、ボックス内でのDF竹田のクリアが中山に当たってボックス中央にこぼれると、これを巧みに収めたイバの反転シュートがゴールネットを揺らした。
3試合ぶりのゴールで勢いづく横浜FCはその後も斉藤光、イバと続けてボックス内で際どいシュートを放つ。さらに、31分にはレアンドロ・ドミンゲスが見事なミドルシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩く。岐阜の散発的なカウンターを難なく凌いだアウェイチームが1点リードのまま試合を折り返す。
すると、時間の経過と共に運動量が落ちた横浜FCに対して、残留に向けて気迫を見せる岐阜が押し返していく。そして、幾つかの決定機を経た試合終了間際に意地のゴールを奪う。90分、味方の落としに反応したミシャエルが左サイドのスペースで仕掛けてボックス左まで持ち込んで右足を振り抜くと、低い弾道のシュートがゴール右に決まった。
これで完全にノッたホームチームは更なる攻勢を仕掛けるが、ラストプレーで得た右CKの場面では甲斐のヘディングのこぼれを竹田が押し込みにかかるが、ここはGK南の好守に阻まれて試合はこのままタイムアップ。
この結果、岐阜は勝ち点3こそ逃したものの上位相手の価値あるドローで残留圏内の鹿児島ユナイテッドとの勝ち点差5を維持。一方、土壇場で逃げ切り失敗の横浜FCは痛恨の勝ち点逸で2位浮上のチャンスを逃した。
NDソフトスタジアム山形で行われたモンテディオ山形(2位/勝ち点58)vsヴァンフォーレ甲府(8位/勝ち点51)は、アウェイの甲府が1-0で勝利した。
7戦無敗で自動昇格圏内の2位に付ける山形が、3戦未勝利でJ1参入プレーオフ圏内浮上に向けて正念場の甲府をホームで迎え撃った一戦。共に[3-4-2-1]の堅守速攻型のスタイルを志向する両チームは、立ち上がりから球際でバチバチとやり合う。だが、先に失点したくないという思惑もあり、相手の守備を上回るような攻撃を仕掛けられず、ゴールレスで前半を終えた。
迎えた後半も同様の堅い展開が続く中、57分には本田の浮き球パスに抜け出した山形の大槻に絶好機も、ここはGK河田の飛び出しが気になったか、シュートを枠に飛ばせない。すると、66分には甲府に決定機。ボックス手前好位置で得たFKの場面で名手・内田が左足を振り抜くが、枠の右を捉えたシュートはGK櫛引の好守に遭う。
試合は70分を過ぎて両ベンチが積極的な動きを見せるが、互いになかなか決定機を作り切れない。だが、ゴールレスドロー濃厚と思われた後半アディショナルタイム3分に劇的なゴールが決まる。
93分、横谷、内田とミドルレンジのパスを繋ぎ、内田のパスがボックス左の曽根田に繋がる。ここで曽根田が冷静に中へ折り返したボールに対してオフサイドラインをかい潜った途中出場の金園が冷静にワンタッチで流し込み、アウェイの甲府が土壇場で先制に成功した。
そして、4戦ぶりの白星を挙げた甲府は昇格PO圏内との勝ち点差を3ポイントに縮めた。一方、8戦ぶりの黒星となった山形は自動昇格圏内から転落している。
◆J2第34節
▽9/29(日)
モンテディオ山形 0-1 ヴァンフォーレ甲府
FC町田ゼルビア 0-0 FC琉球
FC岐阜 1-1 横浜FC
ファジアーノ岡山 0-0 ジェフユナイテッド千葉
▽9/28(土)
アルビレックス新潟 3-0 水戸ホーリーホック
柏レイソル 3-0 東京ヴェルディ
大宮アルディージャ 3-0 V・ファーレン長崎
レノファ山口FC 2-0 アビスパ福岡
徳島ヴォルティス 2-0 ツエーゲン金沢
愛媛FC 3-2 栃木SC
鹿児島ユナイテッドFC 0-1 京都サンガF.C.
岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われたFC岐阜(22位/勝ち点24)vs横浜FC(3位/勝ち点57)は、1-1のドローに終わった。
立ち上がりからアウェイの横浜FCが押し込む入りを見せた中、早い時間帯にスコアを動かす。10分、ボックス内でのDF竹田のクリアが中山に当たってボックス中央にこぼれると、これを巧みに収めたイバの反転シュートがゴールネットを揺らした。
3試合ぶりのゴールで勢いづく横浜FCはその後も斉藤光、イバと続けてボックス内で際どいシュートを放つ。さらに、31分にはレアンドロ・ドミンゲスが見事なミドルシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩く。岐阜の散発的なカウンターを難なく凌いだアウェイチームが1点リードのまま試合を折り返す。
後半に入っても横浜FCが試合の主導権を握るが、前半同様に最後の局面で精度を欠き岐阜の心を折る2点目を奪い切れない。
すると、時間の経過と共に運動量が落ちた横浜FCに対して、残留に向けて気迫を見せる岐阜が押し返していく。そして、幾つかの決定機を経た試合終了間際に意地のゴールを奪う。90分、味方の落としに反応したミシャエルが左サイドのスペースで仕掛けてボックス左まで持ち込んで右足を振り抜くと、低い弾道のシュートがゴール右に決まった。
これで完全にノッたホームチームは更なる攻勢を仕掛けるが、ラストプレーで得た右CKの場面では甲斐のヘディングのこぼれを竹田が押し込みにかかるが、ここはGK南の好守に阻まれて試合はこのままタイムアップ。
この結果、岐阜は勝ち点3こそ逃したものの上位相手の価値あるドローで残留圏内の鹿児島ユナイテッドとの勝ち点差5を維持。一方、土壇場で逃げ切り失敗の横浜FCは痛恨の勝ち点逸で2位浮上のチャンスを逃した。
NDソフトスタジアム山形で行われたモンテディオ山形(2位/勝ち点58)vsヴァンフォーレ甲府(8位/勝ち点51)は、アウェイの甲府が1-0で勝利した。
7戦無敗で自動昇格圏内の2位に付ける山形が、3戦未勝利でJ1参入プレーオフ圏内浮上に向けて正念場の甲府をホームで迎え撃った一戦。共に[3-4-2-1]の堅守速攻型のスタイルを志向する両チームは、立ち上がりから球際でバチバチとやり合う。だが、先に失点したくないという思惑もあり、相手の守備を上回るような攻撃を仕掛けられず、ゴールレスで前半を終えた。
迎えた後半も同様の堅い展開が続く中、57分には本田の浮き球パスに抜け出した山形の大槻に絶好機も、ここはGK河田の飛び出しが気になったか、シュートを枠に飛ばせない。すると、66分には甲府に決定機。ボックス手前好位置で得たFKの場面で名手・内田が左足を振り抜くが、枠の右を捉えたシュートはGK櫛引の好守に遭う。
試合は70分を過ぎて両ベンチが積極的な動きを見せるが、互いになかなか決定機を作り切れない。だが、ゴールレスドロー濃厚と思われた後半アディショナルタイム3分に劇的なゴールが決まる。
93分、横谷、内田とミドルレンジのパスを繋ぎ、内田のパスがボックス左の曽根田に繋がる。ここで曽根田が冷静に中へ折り返したボールに対してオフサイドラインをかい潜った途中出場の金園が冷静にワンタッチで流し込み、アウェイの甲府が土壇場で先制に成功した。
そして、4戦ぶりの白星を挙げた甲府は昇格PO圏内との勝ち点差を3ポイントに縮めた。一方、8戦ぶりの黒星となった山形は自動昇格圏内から転落している。
◆J2第34節
▽9/29(日)
モンテディオ山形 0-1 ヴァンフォーレ甲府
FC町田ゼルビア 0-0 FC琉球
FC岐阜 1-1 横浜FC
ファジアーノ岡山 0-0 ジェフユナイテッド千葉
▽9/28(土)
アルビレックス新潟 3-0 水戸ホーリーホック
柏レイソル 3-0 東京ヴェルディ
大宮アルディージャ 3-0 V・ファーレン長崎
レノファ山口FC 2-0 アビスパ福岡
徳島ヴォルティス 2-0 ツエーゲン金沢
愛媛FC 3-2 栃木SC
鹿児島ユナイテッドFC 0-1 京都サンガF.C.
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