リーガエスパニョーラ第4節、エイバルvsエスパニョールが15日に行われ、アウェイのエスパニョールが2-1で逆転勝利した。なお、エイバルのMF
乾貴士は先発フル出場を果たした。
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共に2敗1分けと開幕から勝利がない両チームが今季初白星を目指す一戦。スタジアムの改修工事が完了し、4戦目にしてホーム開幕となるエイバルでは、前節に今季初出場を飾った乾が2試合連続スタメンでイプルーア再デビューを飾った。
待望のホーム開幕戦に沸くスタンドと呼応するように前から圧力をかけるエイバルは、左サイドハーフの乾がプレッシングのスイッチ役を担う。開始3分には味方の落としを受けた乾の左クロスにセルジ・エンリクが飛び込むが、ここは相手GKと交錯。ファーに流れたボールをオレジャナがシュートするが、これは枠の右に外れる。
立ち上がり以降は互いにカウンターからチャンスを作り合うオープンな展開が続く。28分には相手陣内左サイドでパスを受けた乾が絶妙なボールタッチでDFをかわしてそのままボックス内に運んでラストパス。だが、ニアに走り込んだ味方との呼吸はわずかに合わない。さらに、前半終了間際にはボックス左でクロスを収めた乾のお膳立てからエドゥが枠の左を掠める惜しいシュートを放った。
エイバルペースもゴールレスで折り返した試合は立ち上がりにエスパニョールが積極的な姿勢をみせ、主導権を奪いにかかる。
だが、相手の攻勢をいなしたホームチームは58分、相手陣内左サイド深くで得たFKの場面でオレジャナが右足で入れたインスウィングのボールを、ニアに走り込んだラミスが頭でフリックしゴール右隅に流し込んだ。
セットプレーから闘将ラミスにゴールが生まれたエイバルはここから勢いづいて2点目を狙う。だが、幾度かの決定機をゴールに結びつけられない。
75分には前半からヒザを気にしていたラミスがプレー続行不可能となり、セルヒオ・アルバレスを緊急投入すると、最終ラインの番人を失ったチームはここから守備が崩壊。
76分、バルガスの浮き球パスに反応したファクンド・フェレイラにゴール前へ抜け出されると、GKとの一対一を決められ、エスパニョールに今季初ゴールを献上。さらに79分にはセルヒオ・アルバレスのパスを引っかけられてショートカウンターを浴びると、ゴール左まで運んだペドロサの折り返しをGKドミトロビッチが何とか触るも、ファクンド・フェレイラの負傷で緊急投入されたグラネロにファーストタッチでの逆転ゴールを決められた。
今季初勝利から一転、ホーム開幕戦で今季初の連敗を強いられる厳しい展開となったエイバルはリスクを冒して前に出る。後半アディショナルタイムには相手に退場者が出たことでパワープレーから同点ゴールに迫ったものの、最後までゴールを割ることはできず。
この結果、乾のイプルーア再デビュー戦となったエイバルの今季ホーム開幕戦は痛恨の逆転負けに。エスパニョールに今季初得点、初勝利を献上したエイバルは今季初の連敗となった。
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