先制許すもエースFWフェキル弾でドローのリヨンが7季ぶりの決勝T進出!《CL》

2018.12.13 07:15 Thu
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▽チャンピオンズリーグ(CL)のグループF最終節、シャフタールvsリヨンが12日に行われ、1-1のドローに終わった。
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▽決勝トーナメント進出が懸かる3位のシャフタール(勝ち点5)と2位のリヨンによる直接対決。前節、最下位のホッフェンハイム(勝ち点3)相手にキャプテンのタイソンの劇的決勝弾で競り勝ったシャフタールはリヨンをホームに迎えるこの一戦で勝利できれば、2年連続の決勝トーナメント進出を決められる。
▽対するリヨンはコルネの2ゴールで2度のリードを得るも、マンチェスター・シティ(勝ち点10)に2度追いつかれてしまい、勝ち点1奪取にとどまった。それでも、今回の試合では引き分け以上で自力での決勝トーナメント進出、勝利且つシティがホッフェンハイムに敗れた場合、逆転での首位通過も可能だ。

▽気温氷点下11度という極寒のウクライナでのナイトゲーム開催となった大一番。試合は環境面での適応に分があるホームチームがボールの主導権を掴むが、前線の個人能力を生かしたアウェイチームが最初の決定機を作る。19分、アワールのスルーパスに完璧なタイミングで抜け出したベルトラン・トラオレがGKと一対一になるが、ここは相手GKピアトフのビッグセーブに阻まれる。

▽すると、このピンチを凌いだシャフタールは22分、ボックス付近でのタイソン、マルロスのキープからボックス左に走り込むイスマイリにボールが繋がる。そして、イスマイリの丁寧なワンタッチパスをゴール前で受けたッジュニオール・モラエスがゴール右隅へ流し込んだ。
▽この失点によりこのままでは3位敗退となるリヨンは一気に攻勢を強めていく。28分にはトラオレの突破からテテに決定機もシュートを枠に飛ばせない。直後の31分には再びアワールのスルーパスに抜け出したトラオレがボックス内で左足を振り抜くが、これも枠を外れる。その後も右サイドのトラオレを起点に幾度かチャンスを作るが、再三の決定的なシュートが相手GKピアトフに阻まれ、前半はホームチームの1点リードで終了した。

▽迎えた後半もシャフタールを完全に押し込むリヨンだったが、前半同様に最後の場面で精度を欠きなかなかゴールをこじ開けることができない。しかし、諦めずに攻勢を続けると、頼れるエースがゴールをもたらす。

▽65分、ボックス右に抜け出してボールを受けたデパイが相手DF2枚を引き付けてボールキープ。そこからマイナスに折り返すと、中央のフェキルが冷静に利き足の左に持ち替えて放ったシュートがゴール左上隅に決まった。

▽この同点ゴールによって再び1点が必要となったシャフタールだったが、前半から続く劣勢の状況を撥ね返せず、相手の猛攻を耐えるばかりの状況が続く。流れを変えたいフォンセカ監督は次々と攻撃的なカードを切っていくと、82分に後半最大の決定機。マイコンのスルーパスに抜け出したイスマイリがゴール左から左足のシュートを狙うが、ここは果敢に詰めたGKアントニー・ロペスに阻まれ、万事休す。

▽引き分けでも勝ち抜けが決まる状況のアウェイゲームで終始攻撃的なスタイルで相手を圧倒したリヨンが首位通過こそシティに譲ったものの、7シーズンぶりの決勝トーナメント進出。敗れたシャフタールは3位敗退でEL決勝トーナメントに回ることになった。

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