「ヴェンゲルの下でチームは下降していた」後任エメリがアーセナルの問題点を指摘

2018.11.23 21:52 Fri
アーセナルウナイ・エメリ監督は、アーセン・ヴェンゲル前監督のラスト数シーズンでチームは衰退の一途をたどっていたと認めた。

今シーズンからアーセナルの指揮官に就任したエメリ監督の下、チームは開幕2連敗を喫するもその後は現在に至るまで全公式戦16試合連続で負けなしと好調を維持。インターナショナルブレイク明けの25日には17戦無敗を懸けてボーンマスと対戦する。

そんな中、エメリ監督はスペイン『マルカ』に対して、長期政権を築いたヴェンゲル前監督の下、特にチャンピオンズリーグ出場権を獲得できるトップ4を連続で逃したラスト2シーズンでチームは坂を下り続けていたと語った。

「彼のことをとてもリスペクトしているが、私は多くのことを変えなければならなかった。チームの指揮官に就任してから選手たちに“我々はキロメートル・ゼロからの出発だ”と言った。4カ月たった今でも始まったばかりにすぎないと私は思っている」

「ヴェンゲルが来る前のアーセナルは、1-0での勝利を喜ぶ守備的なチームだった。そして、アーセンとともに攻撃に喜びを見出し、良い選手とともに“インビンシブルズ”になった。しかし、時間が経つにつれ、チームはテクニックと攻撃面だけを考えるようになり、ディフェンス面での力を失っていった」

「私がしなければならないことは、両方の側面を上手くつなぎ合わせることと、もっと競争できるチームにすることだ。アーセナルは下降していた。だから我々はこの流れを断ち切り、再び上昇し始めなければならない」


提供:goal.com

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エドゥSDの個人的野望がカタチに…アーセナルの今夏選手売却は151億円超

アーセナルの“売り”が比較的順調だ。『フットボール・ロンドン』が伝えている。 アカデミー出身FWエディ・エンケティア(25)のノッティンガム・フォレスト移籍がまもなく、と報じられるアーセナル。 売却額は3000万ポンド(56億円)と推定され、ガナーズで今ひとつ殻を破りきれなかったエンケティア本人のキャリア進展も考慮すれば、決して悪くないディールとなるだろう。 そんなアーセナルは最近、同じく停滞感が拭えなかったMFエミール・スミス・ロウもフルアムへ推定3400万ポンド(約64億円)で売却。 このように、箔がつくホームグロウン選手をそこそこの金額で売れている格好だが、背景にはスポーツ・ディレクター(SD)を務めるエドゥ氏の個人的な野望が存在する。 どうやらエドゥSD、自身の“昇進”を見据え、「今夏の選手売却総額、最低8000万ポンド(約151億円)」という目標を設定。 今のところ、トップ登録選手の中から売却したのはスミス・ロウ1人だが、U-21チームのFWミカ・ビエレスをシュトゥルム・グラーツへ売却し400万ポンド、DFブルック・ノートン=カフィーをジェノアに売却し350万ポンド。 また、元アーセナルU-18のMFオマリ・ハッチンソンが、チェルシーからイプスウィッチ・タウンへ2250万ポンドで完全移籍。リセール条項として、450万ポンドを手に入れた。 同じく元アーセナルU-21のDFマーク・マクギネスが、カーディフからルートンへ1000万ポンドで移籍。こちらについては、20%にあたる200万ポンドが入ってくるそうだ。 ここにエンケティアの3000万ポンドが追加されれば、エドゥSDの目標8000万ポンドまで、あと200万ポンド前後ということに。 また、22年夏にフルアムへ売却したGKベルント・レノに関し、先方のプレミアリーグ残留に伴い、最後の追加金として今夏200万ポンド。 今夏U-21からデポルティボ・ラ・コルーニャへの完全移籍が確実となったMFチャーリー・パティーノの売却で100万ポンド。 細かく精査すると、エドゥSDの目標はすでに達成されていると見てもよさそうだ。 さらに、今夏DFヌーノ・タヴァレスをラツィオへレンタル放出し、契約には500万ポンドの買い取り義務が付帯。エドゥSDは来夏の資金調達作戦も同時並行で進めている格好だ。 <span class="paragraph-title">【動画】名手パトリック・ヴィエラがデクラン・ライスを称賛「プレミアリーグの中でも、特に好きな選手の一人です」</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> &quot;He&#39;s one of my favourite players in the Premier League.&quot;<br><br>Patrick Vieira Declan Rice<br><br>Watch Live From N5 one hour before every home matchday. <a href="https://t.co/lGNuB5jrBu">pic.twitter.com/lGNuB5jrBu</a></p>&mdash; Arsenal (@Arsenal) <a href="https://twitter.com/Arsenal/status/1825916953283690776?ref_src=twsrc%5Etfw">August 20, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.08.22 15:10 Thu
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“もっと南米市場に目を向けよ” ブカヨ・サカのバックアッパー探すアーセナルに提言「エドゥSDがいながら…」

アーセナルが今夏最後にウインガーの獲得を目指しているが…。『フットボール・ロンドン』などが伝える。 イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリを完全移籍で獲得し、ここに来て(おそらく)スペイン代表MFミケル・メリーノを確保した今夏のアーセナル。新戦力はこの2枚だ。 買いよりも売りを優先していたスポーツ・ディレクター(SD)のエドゥ氏は、補強ポイントの1つであるウインガー、とりわけブカヨ・サカのバックアップを担えるレフティーを今夏中に確保すべく、水面下で動いているようだ。 しかし、英国の移籍市場に詳しいジャーナリスト、デビッド・オーンスタイン氏は、今夏中の新ウインガー獲得は難しそうだと語る。 「彼らが探しているのは、『タイトル獲得を争うチームに相応しい実力者でありながら、バックアッパーでも不満を言わない』という存在。奇妙な立ち位置でも満足する選手だ」 「左を見れば、レアンドロ・トロサールがこれに当てはまる。トロサールはスターターとしても全く問題ないだろう? このような選手を見つけ、確保するのは、非常に困難だ」 また、『フットボール・ロンドン』も今夏中の新ウインガー獲得は困難との見解を寄せ、「掘り出し物を探すべき」と主張する。 「アーセナルは近年、ヨーロッパで莫大な資金を流通させているが、このベクトルが南米大陸に向けられたのはマルキーニョス(※)のみ」 (※)22年夏にサンパウロから獲得、レンタル移籍中 「マルキーニョスが伸び悩んでいるのはさておき、ブラジリアンのエドゥSDがいながら、なぜアーセナルは南米コネクションを利用しないのか。マンチェスター・シティはフリアン・アルバレスなど、南米市場を定期的に活用する」 「ブカヨ・サカの代役を務める意欲…よく知られた名前から適任を見つけるのは困難だ。南米は掘り出し物を見つけ当てるに最適な場所だ」 <span class="paragraph-title">【動画】昨季2戦2敗のビラに勝利! 敵地ビラ・パークを制圧</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">In full voice, as always <br><br>Safe travels home and see you back in N5 next weekend, Gooners <a href="https://t.co/AHe4KS2oW4">pic.twitter.com/AHe4KS2oW4</a></p>&mdash; Arsenal (@Arsenal) <a href="https://twitter.com/Arsenal/status/1827432858404667531?ref_src=twsrc%5Etfw">August 24, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.08.25 13:30 Sun

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