メス今季最多6失点…川島&酒井宏の日本人対決はマルセイユに軍配! ハットのトヴァンは今季13得点目《リーグ・アン》

2018.02.03 06:43 Sat
Getty Images
▽リーグ・アン第24節のマルセイユvsメスが2日に行われ、6-3でホームのマルセイユが勝利。マルセイユの日本代表DF酒井宏樹、メスの日本代表GK川島永嗣はともにフル出場した。
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▽直近のリーグ5戦で4勝1分けと負けのない3位マルセイユ(勝ち点48)が、直近5戦で3勝1分け1敗と同じく好調も最下位を脱出できていないメス(勝ち点18)をホームに迎えた一戦。
▽マルセイユは、勝ち点48で並びながらも得失点差を「4」上回られている2位リヨンを暫定で追い抜く可能性のある試合に、引き続き酒井を左サイドバックで先発起用。メスの川島も、リーグ10戦連続の出場となった。

▽試合は開始から間もなく大きな動きを見せる。6分、ボックス手前でボールを持ったサンソンが、ジェルマンとのワンツーでボックス中央フリーの状態に。GK川島は飛び出してボール奪取を試みるも、絶妙なタイミングでサンソンの足がもつれ、ボールに触ることができない。GK川島が不在となったゴールに、サンソンが流し込んで先制点とした。

▽さらに10分には、カウンターからトヴァンがメス陣内中央をドリブルで持ち上がり、右サイドががら空きに。広大なスペースに走り込んだサンソンがフリーでボールを受けてボックス内にクロスを供給すると、駆け込んだトヴァンが足で合わせ、GK川島の股下を射抜いた。
▽早めに点差を詰めたいメスは、25分に右CKを獲得する。高い弾道のクロスが上がると、飛び込んだマンジェクが強烈なヘディングシュートを放ったが、GKマンダンダが驚異的な跳躍力を発揮してゴール右上隅に飛んだボールをキャッチ。マルセイユにとって良い時間帯が続いていく。

▽前半終了間際の45分、ディフェンスラインからのロングフィード一本でジェルマンが抜け出し、ボックス内左に侵攻してシュート。GK川島は再び飛び出してシュートコースを狭めつつ身体に当てようとするが、阻むことはできず。DFディアニェがボールをかき出そうとするも、最後は詰めたトヴァンが押し込んだ。

▽ややチャンスの生まれつつあるメスだったが、結局3点のビハインドを抱えて試合を折り返すことに。

▽後半に入っても、マルセイユの勢いは止まらない。49分、右サイドでボールを持ったトヴァンがボックス内左にクロスを供給。DFリヴィエレーズの背後でマークを外したジェルマンがワンタッチで合わせ、チームの4点目とした。

▽さらに56分、左サイドからパイェがクロスを入れると、ボックス内ファーの位置でトヴァンが完全にフリーの状態に。落ち着いて足で流し込み、今シーズン13得点目となるハットトリックを決めた。

▽大差を付けたマルセイユは、60分に右SBを務めていたB・サールに代えてベディモを投入。酒井は主戦場である右SBにポジションを移すことに。

▽それでも74分、FKの流れからルーズボールを拾いボックス内で決定機を迎えたモレが左足を振り抜き、メスが1点を返すことに成功。しかし、直後の75分にはメスのディフェンスラインがオフサイドトラップに失敗し、GK川島はボックス内でトヴァンと途中出場のミトログルを相手取ることに。ボールを持っていたトヴァンがGK川島を引き付けて冷静に横に流し、ミトログルが流し込んだ。

▽84分には、モレが再び左足でシュートを沈め自身の2得点目。さらに、試合終了間際の90分にも途中出場のニアニェが得点を決めたが、追いつくことは叶わず。試合は6-3のスコアで終了を迎えた。

▽この結果、メスは今シーズン最多となる6失点を喫することに。対するマルセイユは終盤に立て続けの失点を許したものの、6戦負けなしで暫定2位に浮上することとなった。

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