シティの連勝が「18」でストップ! 守護神エデルソンPKストップで無敗継続もデ・ブライネ&ジェズスが負傷…《プレミアリーグ》

2017.12.31 23:23 Sun
Getty Images
▽プレミアリーグ第21節、クリスタル・パレスvsマンチェスター・シティが31日にセルハースト・パークで行われ、0-0のドローに終わった。
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▽前節、ニューカッスルとの接戦をスターリングのゴールによって制した首位のシティ(勝ち点58)は、圧巻のプレミア18連勝を達成。2017年最後の試合となる今節は16位のパレス(勝ち点18)とのアウェイゲームに臨んだ。
▽2013-14シーズンに自身がバイエルンで達成したヨーロッパ主要リーグ最多連勝記録の19連勝に並ぶことが期待されるこの一戦に向けてグアルディオラ監督は、先発3選手を変更。負傷のコンパニに代わってマンガラ、スターリングとアグエロに代わってザネとガブリエウ・ジェズスが起用された。

▽開始2分に相手のクリアミスをゴール右で拾ったベルナルド・シウバがいきなりシュートを放つなど、立ち上がりからホームチームをけん制するシティ。だが、9分には相手GKからのロングボールに対して、DFマンガラとGKエデルソンが連携ミスを犯し、ボックス内でベンテケに決定機を許す。さらに13分にはCKの流れからファン・アーンホルトに際どいボレーシュートを許すなど、ややバタつく場面も見せる。

▽思わぬ拮抗した立ち上がりとなった中、互いにアクシデントに見舞われる。まずは16分、デ・ブライネの突破に対してファウルで止めに行ったDFダンが足を痛めてケリーとの負傷交代を強いられると、今度は立ち上がりに左足首を痛めていたジェズスが一度プレーに戻ったもののピッチに倒れ込み、涙を浮かべながらピッチを後に。代わって23分にアグエロが投入された。
▽前半半ばを過ぎてもパレスの健闘によって試合の均衡が保たれる。28分にはボックス内でデ・ブライネからパスを受けたアグエロのシュートが相手DFにディフレクトしゴールに向かうが、これは左ポストを叩く。対するパレスもベンテケの高さを活かしたセットプレー、左サイドで果敢に仕掛けるザハのお膳立てから34分にバイタルエリアでフリーのタウンゼントがミドルシュートを放つなど、すぐさま応戦。しかし、互いに決め手を欠き前半はゴールレスで終了した。

▽迎えた後半、前半同様に立ち上がりから相手を押し込んでいくシティ。57分にはボックス手前でデ・ブライネとのパス交換からギュンドアンが右足を振り抜くが、わずかに枠を外れる。さらに61分にはベルナルド・シウバのクロスに合わせたアグエロがヘディングシュート、63分にはゴール左に抜け出したザネに決定機も、ここはGKヘネシーの顔面セーブに遭う。

▽サイドアタッカーの不調にパススピードやアイデア不足が目立ち“持たされる”シティは、その後も攻めあぐねる場面が目立つ。流れを変えたいグアルディオラ監督はギュンドアン、ベルナルド・シウバを下げて切り札スターリングやヤヤ・トゥーレを投入。だが、77分には後半途中から右サイドに移ったザハの仕掛けからファーでドフリーのタウンゼントにシュートチャンスを許すが、ここは相手のシュートミスに救われる。

▽試合終盤にかけても白熱の攻防が繰り広げられた中、土壇場の後半アディショナルタイムにはシティに絶体絶命のピンチが訪れる。ボックス内にドリブルで侵入するザハに対して、スターリングが後方から身体を当てて交錯。やや微妙な判定だったものの、このプレーでシティは痛恨のPK献上。

▽これを決められれば、無敗優勝の可能性が潰えるという絶体絶命の状況となったが、キッカーのミリボイェビッチの中央を狙ったシュートに対して、GKエデルソンが右に飛びながらも何とか足を残して圧巻のセーブ。若き守護神がチームを救った。しかし、このPKストップからのカウンターの場面でパンチェオンから危険なアフターチャージを受けたデ・ブライネが負傷し、担架に乗せられてピッチを後にする緊急事態に見舞われた中、試合は0-0のままタイムアップ。

▽若き守護神エデルソンの見事なPKストップで無敗優勝に望みを繋いだシティだが、年内最終戦のドローによってリーグ戦の連勝が「18」でストップ。期待されたヨーロッパ主要リーグ最多連勝記録更新のチャンスを逃した。また、この試合ではジェズスとデ・ブライネという2人の主力選手をケガによって失う厳しい結果となった。

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