【J1クラブ通信簿】J1復帰初年度に桜旋風…守備意識改革でルヴァン制覇&リーグ3位の大躍進《セレッソ大阪》2017.12.11 22:20 Mon

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▽歴史が動き、シーズンが閉幕した2017明治安田生命J1リーグ。最終節まで優勝争い、残留争いが繰り広げられ、最後まで目が離せない白熱したシーズンとなった。

▽「DAZN」マネーにより、シーズンの成績で今後のクラブ強化に大きな影響を及ぼすこととなった2017シーズン。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブを総括。トピックやチームMVP、補強成功度、総合評価で振り返る。第16弾はJ1復帰初年度で桜旋風を巻き起こした3位のセレッソ大阪を総括する。

◆シーズン振り返り
(C)CWS Brains,LTD
【主なトピック】
●MF山村和也のアタッカーとしての覚醒
●FW杉本健勇が本格派ストライカーに
●ルヴァンカップ制覇で初タイトル獲得
●守備意識改革で4年ぶりのACL出場権獲得
●J1昇格POチームの1年での降格ジンクス破る
●天皇杯で6年ぶりベスト4進出
▽J1昇格プレーオフを勝ち抜いて迎えたJ1復帰初年度に桜旋風を巻き起こした。明治安田生命J1リーグではプレーオフ昇格チームの1年での降格というジンクスを破ると、4年ぶりのAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得。YBCルヴァンカップでは、リーグ戦組とルヴァン組にチームを二分した戦略で制覇し、チーム初のタイトルを獲得するという最高のシーズンを送った。

▽3年ぶりのJ1復帰を決めたC大阪は、シーズン開幕前に“知将”尹晶煥監督を招へい。DFマテイ・ヨニッチやMF清武弘嗣ら実力者に加えて、尹晶煥監督のサガン鳥栖指揮官時代の教え子であるMF水沼宏太を獲得して久々のJ1の舞台に挑んだ。

▽どちらかといえば綺麗なサッカーを志向してきたタレント集団は、序盤こそハードワークを重んじる尹晶煥監督の泥臭いスタイルに戸惑っていたが、第4節のサガン鳥栖戦(○1-0)でのシーズン初白星を皮切りに3連勝を飾るなど徐々に適応。その中で、FW杉本健勇の本格派ストライカーへの変貌、トップ下に抜擢されたMF山村和也の覚醒など明るいトピックがチームを飾り、首位の鹿島アントラーズにわずか1ポイント差の2位でシーズンを折り返した。

▽第18節には躍進著しい柏レイソル(○2-1)を破り、シーズン初の首位に浮上。しかし、直後にシーズン最大の不振に陥る。敗れた第21節の清水エスパルス(●2-3)戦以降、山村の負傷離脱も影響して7試合を1勝1分け5敗。31節の時点で優勝争いから脱落した。それでも、今シーズン幾多の負傷に悩まされた清武の復調に呼応するかのように、チームは第29節のサガン鳥栖戦から5連勝。4年ぶりのACL出場権を手にした。

▽そして、J1復帰初年度に大躍進を遂げたC大阪は、天皇杯のベスト4に勝ち進んでおり、2冠目に向けてまい進中。同一シーズンでチーム初載冠のルヴァンカップ制覇に続き、天皇杯をも制することになれば、これ以上にない最高の形でのシーズン締めくくりになりそうだ。

◆チームMVP
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FW杉本健勇(25)
明治安田生命J1リーグ34試合出場(先発34試合)/22得点
▽チームの躍進の中には、杉本のストライカーとしての成長があった。昨シーズン明治安田生命J2リーグで14ゴールを奪うと、今シーズンはJ1の舞台で22ゴールを記録。得点ランキングでも終盤には一時首位に立つなど、J1の猛者たちを脅かした。

▽ルヴァンカップ決勝でチームを優勝に導くゴールも挙げた杉本は、ゴールゲッターとしてだけでなく、新指揮官の求めるファーストディフェンダーとしての働きにも見事に回答。まさに獅子奮迅の活躍だった。

▽そんな杉本は、今年日本代表にも初招集。10月10日に行われたハイチとのキリンチャレンジカップでは初先発で初ゴールをマーク。現在開催されているEAFF E-1サッカー選手権にはケガのため離脱したが、今シーズン大きな飛躍を遂げたストライカーのロシア・ワールドカップへの生き残りにも注目だ。

◆補強成功度「A」(評価:S~E)
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▽3位と躍進したC大阪において、貴重な戦力となったDFマテイ・ヨニッチは大きな補強となった。仁川ユナイテッドFCでKリーグ・ベストイレブンに選出された実力は本物。リーグ戦34試合に出場しセットプレーからゴールを量産。6得点はチーム3位タイの数字だ。守備だけでなく、攻撃でもチームに貢献したヨニッチには最大の評価をしたい。

▽また、サガン鳥栖時代以来となる尹晶煥監督とのタッグを組んだ水沼も、シーズンが進むにつれてポジションを確保。持ち前の高精度パスやシュート、クロスを武器に、リーグ戦24試合に出場し3得点8アシストをマーク。右サイドのポジションで、チームの攻撃を活性化させた。

▽一方で、一番の注目度であった清武は、度重なるケガでシーズンを通して戦うことができず。シーズン終盤には復調したものの、結果としてはリーグ戦18試合に出場し6得点と期待外れに終わった感は否めない。MF福満隆貴に関しても、ルヴァン組としてチームの初タイトル獲得に貢献したが、レギュラーメンバーを脅かすほどには至らず。リーグ戦では5試合出場と物足りない結果となった。

▽明治安田生命J3リーグを戦うU-23チームを保有するC大阪としては、ユースからの昇格組であるDF舩木翔や高卒ルーキーのMF大山武蔵、サンフレッチェ広島ユースから獲得したFW山根永遠ら将来への投資も積極的に実行。J3リーグで経験を積んだ選手も多く、投資という点を踏まえても補強はプラスと考えられる。

◆総合評価 「S」(評価:S~E)
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▽開幕前のリーグ目標であった「1桁順位」を大きく上回る成績に加え、ルヴァンカップを初制覇。J1復帰初年度となった今シーズン、ここまでの大躍進を遂げることを想像する人は多くなかったはずだ。

▽昨シーズンはJ2リーグで苦戦し、自動昇格が叶わず。J1昇格プレーオフをなんとか勝ち抜いてJ1昇格を決めたものの、タレントが揃いながらも技術に頼りすぎるスタイルに幾度となく「勝負弱い」と言われ続けてきた。

▽今シーズン就任した尹晶煥監督は、新加入の大型DFマテイ・ヨニッチを最終ラインに組み込んだ上、タレント軍団に守備意識を要求。また、MF山村和也をトップ下にコンバートして新たな一面を引き出した他、本来の持ち味を生かして試合のクローザーを務めさせるなど、手堅く勝利を手にするためのオプションを用意することができた。

▽規律と才能の融合で“上手い”から“強い”チームへと変貌を遂げさせ、J1復帰シーズンでリーグ2位の65得点。失点こそ「43」と少なくはないものの、戦いの舞台がJ1に変わったことを考えればまずまず出来といえる。
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▽また、「リーグ戦組」と「ルヴァン組」と2チーム形成することでモチベーション維持に成功。FWリカルド・サントスや福満は数字で貢献し、舩木やMF秋山大地、MF斧澤隼輝ら若手も経験を積むことができ、最終的にタイトルまで獲得できた。

▽シーズンを通して「ルヴァン組」から主力に定着したのはプロ2年目のMF木本恭生のみだが、チームのベースが20代の選手で構成されていることを考えれば、より尹晶煥監督のサッカーを体現することで、来シーズン以降の飛躍が期待される。

▽今シーズンのリーグ戦でフル稼働した杉本に続くスコアラーが出てこなかったことは不安材料ではあるが、継続路線を進むことができれば、2つ目、3つ目の星がエンブレムの上につくことになるだろう。

▽C大阪のシーズンはまだ終わっていない。天皇杯でベスト4に残っており、2冠の可能性を残している。しかし、日本代表を離脱した杉本不在の中で戦わなくてはならず、さらには海外移籍の噂まで浮上している。まずは2冠達成で最高のシーズンにすることができるか。そして、来シーズンに向けた準備を的確に行うことが、黄金期の到来に一役買う可能性は高い。

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【編集部コラム】最悪の休暇に突入したレアル・マドリー…エル・クラシコで打ち崩されたジダン監督のマネジメント

▽レアル・マドリーは、本拠地サンティアゴ・ベルナベウに宿敵バルセロナを迎えた“エル・クラシコ”で0-3と大敗。一試合を未消化であるものの、勝ち点14差をつけられて、最悪のクリスマス休暇を迎えることとなった。 ▽「バレンシアやアトレティコ・マドリーといったライバルがいる」、とは試合後のルイス・スアレスの言だ。もはやマドリーをライバルと認識していないことを思わせるコメント。ストレートに気持ちを伝える選手からこういった発言が飛び出すほどに、失った試合の価値は計り知れない大きさを持っていた。その重要な一戦にマドリーはどのようなプランを持って臨み、戦ったのだろうか。 <span style="font-weight:700;">◆前半に現れたバルセロナの変</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20171229_47_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽ボール支配率51%vs49%、シュート総数7本vs4本、枠内シュート数3本vs2本、パス総数320本vs297本、パス成功数231本vs208。これはハーフタイムまでのスタッツであり、いずれの数字も前者がマドリー、後者がバルセロナのものとなっている。 ▽さらに、バルセロナのパス成功率は70%。エルネスト・バルベルデ監督体制のバルセロナがポゼッション戦術に固執し過ぎないという柔軟性で強さを身に着けているとはいえ、90%以上のパス成功率を記録することが珍しくないチームにおいて、この数字は“異常事態”と言えよう。 ▽マドリーとバルセロナ、まるで逆に感じられるようなこのスタッツ。その背景には、バルセロナの“ボール・ポゼッション”に真っ向から勝負した、ジネディーヌ・ジダン監督の選手を全面的に信頼したプランが作用している。 <span style="font-weight:700;">◆“オールコート・マンツーマン”から読み取れるジダン監督の信頼</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20171229_47_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>「もし私たちが良いプレーをするなら、どんなチームも打ち破ることができるはずだ」(ジダン監督) ▽ジダン監督はこの試合のスタメンに、攻撃の核として期待されるMFイスコではなく、運動量豊富でダイナミックなMFマテオ・コバチッチをサプライズ起用。大方の予想を裏切る先発起用の中で試合が始まると、すぐに“奇妙な”動きが観察された。 ▽前半からボールを回してリズムを作ることが習慣となっているバルセロナは、この試合でもDFジョルディ・アルバ、MFセルヒオ・ブスケッツ、DFセルジ・ロベルトらを経由しつつボールに触ろうとする。バルセロナのキックオフから始まったファーストプレー、いつも通りにジョルディ・アルバが最終ラインでボールを持つと、対面のDFダニ・カルバハルがハーフウェイライン付近から猛然とダッシュしていく。 ▽プレスのかかったジョルディ・アルバはフリーになっている味方を探そうとするが、ブスケッツにはコバチッチが、アンドレス・イニエスタにはルカ・モドリッチが、トーマス・ヴェルメーレンにはカリム・ベンゼマがマークについていた。そのシーンでは、最終的にジョルディ・アルバが前線に大きく蹴り出し、マドリーボールとなった。 ▽この試合の前半では同じようなシーンが散見。リオネル・メッシとスアレスにもそれぞれラファエル・ヴァランとセルヒオ・ラモスが対応しており、まさにピッチ全域を使ったマンツーマンディフェンス、“オールコート・マンツーマン”をジダン監督は採用した。 ▽しかし実のところ、バルセロナがこういった対策を受けることは初めてではない。印象的なものが、2011-12シーズンのリーガエスパニョーラ第12節アスレティック・ビルバオvsバルセロナだ。当時ビルバオを率いていたマルセロ・ビエルサ監督は、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で“ポゼッションサッカーの完成形”とも言われたチームを相手にオールコート・マンツーマンを採用。真っ向勝負を挑んだ。 ▽驚異的な采配に苦しんだグアルディオラ監督は、パスで崩して数的優位を作る理想を一時封印。各所で一対一のシチュエーションが頻発していたため、突破力に秀でた選手を投入して、個々のデュエルで上回る展開を量産し、試合終了間際にメッシが得点して辛くも2-2のドローに持ち込んでいた。 ▽ジダン監督の今回のクラシコでの入りは、上記の試合と酷似している。であれば、最終的に一対一の局面が重要となることは明らかだ。しかし、ジダン監督が前日会見で語っていた、「もし私たちが良いプレーをするなら、どんなチームも打ち破ることができるはずだ」という発言を本心からのものだと信じるとすれば、むしろ一対一の局面こそ待ち望んでいたのかもしれない。それこそ、マドリーの選手たちは個々の能力でバルセロナの選手を上回っている、という信頼の証だからだ。 <span style="font-weight:700;">◆間受けの絶対阻止</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20171229_47_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽とはいえ、バルセロナの強さは相手のマークを混乱させるパス回し、そして狙いたいスペースがかなりの精度で共有されている部分にもある。その舵取り役となっているのがメッシ、スイッチを入れるのがブスケッツだ。 ▽バルセロナの攻撃の中で、多くみられるパターンは主に3つ。まず1つが、ジョルディ・アルバのオーバーラップを生かした、左ワイドのスペースを使った崩し。次に挙がるのが、相手の左CBがメッシに食いついた際に多い、ボックス内右へのスアレスやパウリーニョの抜け出しを狙うパターン。そして最も警戒しなくてはならないのが、左ワイド、右のニアスペースを警戒した際に生まれる、最終ラインと中盤の間のゾーンを狙うケースだ。 ▽そのスペースを使われる、いわゆる“間受け”をメッシに許してしまえば、バルセロナの攻撃を止めることがノーチャンスとなる場合も多々あるため、絶対にケアしなければならないポイントだ。 ▽ジダン監督は、選手にマンツーマンを指示しながらも、中盤の4枚を常に相手選手の内側に配置。マドリーの選手が密集する中央のスペースになかなかパスを当てられないバルセロナは、次第に幅を広く取ったサイドへ流れるか、パウリーニョ、スアレスをターゲットにするようになっていった。 ▽さらに、マドリーが守備から攻撃に移る瞬間、バルセロナは必然的にどちらかのサイドに寄ることに。これを逆手にとるためか、この試合のマドリーの攻撃は、奪ったサイドに近いモドリッチかトニ・クロースが逆サイドに展開し、オーバーラップしたサイドバックがシンプルにクロスを上げる、といったものが基本となっていた。 ▽これも、モドリッチやクロースの素晴らしいキックの精度、ダニエル・カルバハルやマルセロの機動力があってこそ取れるものだ。このように、前半のマドリーは非常に効率的にバルセロナ対策を実践。惜しむらくは、良い時間帯にベンゼマやクリスティアーノ・ロナウドが得点を奪えなかったことか…。 <span style="font-weight:700;">◆2010-11シーズン、コパ・デル・レイ決勝クラシコの再現を画策</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20171229_47_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽後半に入ると、ジダン監督は戦術を変更。ピッチ全体でのマンツーマンを解除し、2010-11シーズンのコパ・デル・レイ決勝で、ジョゼ・モウリーニョ監督(現マンチェスター・ユナイテッド)がセンターバックであるペペをボランチで起用してメッシに張り付けたように、コバチッチをメッシの担当に。全体としては、カウンターを意識したやや引き気味のゾーンディフェンスに変えた。このプランを採用したのは、前半のペースで試合を運用するには疲労面で懸念があったためだろう。 ▽当時モウリーニョ監督は、ペペのボランチ起用により、今よりも得点に特化していた当時のメッシを試合から追い出すことに成功。バルセロナのキーマンを除く10人vs10人の戦いに持ち込み、1-0での勝利を手にしていた。 ▽その再現を画策したジダン監督だったが、結果から言えばこの采配が裏目に出た。現在のバルセロナでは、2010-11シーズンの頃とは違い、メッシは出し手としても脅威になっている。その役割の中で、フィジカル色の強いパウリーニョとは印象的なホットラインを形成。バルセロナの選手としては異質な直線的な動きができるパウリーニョを、メッシがシンプルに使う形をよく目にする。バルセロナの哲学に沿う崩しではないが、今シーズンはそのパターンから得た勝ち点も多い。 ▽後半から、パウリーニョは左右のワイドで精力的に顔を出すようになっていく。さらに、コバチッチのマークがついているメッシは、無理に受ける動きはせず、ディフェンスライン際をウォーキング。すると、両者を警戒するマドリーは、中央にスペースを空けていくことになった。 <span style="font-weight:700;">◆狙われたマンツーマンとゾーンディフェンスの境目</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20171229_47_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽そして、先制点の場面。起点となった部分では、ブスケッツが卓越したボールコントロールから、強度の落ちている中央のスペースにパスを送る。そして、ゾーンディフェンスに戻っているモドリッチはラキティッチに走り負け、中央に位置していたコバチッチにマークを受け渡す。一方で、マンツーマンを意識していたコバチッチは、近くをランニングするメッシに付くという仕事を守るため、ラキティッチのチェックにはいかず。最も危険なスペースへの侵入を許し、先制点を奪われることとなった。 ▽自身の判断から痛恨の失点を喫することとなったコバチッチは、それ以降、中途半端な対応を続けてしまう。2失点目の場面では後方のスペースを意識したためか、引いて受けに来たメッシにチェックしきれず。最前線へ高精度のパスを供給され、その流れからカルバハルが退場。PKから追加点を許した。 ▽数的不利となると、マドリーは防戦一方に。試合終了間際にも、自由を得たメッシの突破からアレイシ・ビダルにトドメを刺され、大敗のままクラシコは幕を下ろした。 <span style="font-weight:700;">◆責を問われるべきはエースの働き</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20171229_47_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽巷では、敗戦の原因としてイスコ外し、メッシを恐れたが故のコバチッチ起用や、ベンゼマの決定力不足が挙げられている。しかし、ここではC・ロナウドに最大の責があると主張したい。 ▽ジダン監督のマネジメントから、前半中に得点を目指していたことは明らかだろう。モドリッチやクロースの運動量を考えれば、後半も同じペースを保つことは困難なものであることは判然としていた。 ▽ただ前半のシュート数は7本と、それに見合うだけのチャンスを創り出しており、イスコを起用しなかったことでチャンスに欠けていた、と述べられる内容ではない。さらに後半に関して、攻撃の駒として投入したマルコ・アセンシオやガレス・ベイルはいずれもシュートに秀でている選手であり、試合の展開としてもイスコが周囲と連携を図りつつ崩して1点を決めるという展開ではなかった。 ▽整理すると、「チャンスを作れなかった」、「守備的な入りをした」といった部分ではなく、「チャンスを作ったが、決め切れなかった」というところに問題があったことが浮かび上がってくる。バルベルデ監督が試合後に「ジダンとの戦いに勝利したとの感覚はない。フットボールというゲームは多くの場合、ディテールに依存している」とコメントしたように、今シーズン当初から騒がれている“決定力不足”が、ここでも大きな課題として現れた形だ。 ▽欧州各紙から最大のバッシングを受けているベンゼマについては、一定の評価はしたい。彼の最大の魅力は得点力ではなく、中盤に関与する動きにあるからだ。惜しいシュートは放ち続けているだけに批判を免れることはできないが、ベンゼマが居ることで手にできたチャンスも多くあった。 ▽一方で、そのベンゼマと最前線でコンビを組むC・ロナウドは、言わずもがな驚異的な得点力が売りの選手だ。逆に、得点を決めることができないのであれば、彼を起用する理由の大部分は失われる。この試合でも絶好の場面でシュートを空振りするなど、その期待値からはほど遠いパフォーマンスとなった。 ▽マドリーでの公式戦通算416試合で422ゴールを記録しているC・ロナウド。ベンゼマでもコバチッチでもなく、マドリーのエースたるC・ロナウドの本来の実力を考えればこそ、チャンスを生かし切れなかった責任は甚大なものだ。 《超ワールドサッカー編集部・上村迪助》 2017.12.31 12:30 Sun
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【イケメンアンケート番外編】J1初制覇の川崎フロンターレ、HUB川崎店に集まるサポーターが選んだイケメンは!?

▽明治安田生命Jリーグも全ての日程が終了し、優勝チームや昇格チーム、降格チームが決定いたしました。 ▽J1リーグでは、川崎フロンターレが最終節で大宮アルディージャ相手に見事大勝を収めると、首位の鹿島アントラーズがアウェイでジュビロ磐田にゴールレスドロー。この結果、逆転での優勝が決まり、悲願のクラブ初タイトル獲得となりました。川崎Fに関わるみなさま、本当におめでとうございます。 ▽そんなことを予期?したか、してないかはさておき、編集部のUとKが見事優勝を果たした川崎Fサポーターが集まるHUB川崎店様に潜入取材。敗れればタイトルを逃していた11月18日のガンバ大阪戦の日に突撃し、お店に集まった川崎Fサポーターや女性店員さんに両クラブからそれぞれ5名ずつをピックアップした計10名を候補者として、両クラブから1名ずつの計2名を選んでいただきました! 編集部が選定した候補者は以下の通り。 ◆川崎フロンターレ(5名) DFエドゥアルド 24歳 MF谷口彰悟 26歳 MF家長昭博 31歳 MF大島僚太 24歳 FW井川祐輔 35歳 ◆ガンバ大阪(5名) DF米倉恒貴 29歳 DF西野貴治 24歳 MF井手口陽介 21歳 FWアデミウソン 23歳 FW呉屋大翔 23歳 ▽それでは、突撃取材の模様をお伝えしていきます! と言いたいところですが、先にお詫びが。みなさんにそのお顔をお見せしたい方がたくさんいらっしゃったのですが、思った以上に写真NGという展開に…ということで、ダイジェストでお伝えさせていただきます。 ▽まずは、HUB川崎店で働く「ともさん」。試合日は毎回お店で観ているとのことで…つまり、試合開催日にHUB川崎店を訪れるとお会いすることができます!そんな、ともさんが選んだのは… <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/hub20171218_1_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>◆川崎フロンターレ 家長昭博選手 「かっこいいです。推しメンです」 ◆ガンバ大阪 井手口陽介選手 「ヒゲが好きでして…(笑)」 ▽ということで、イケメン家長選手、日本代表での活躍も目覚ましい井手口選手が1票ずつを獲得しました。 ▽そして、普段は指定席で観戦されているものの、この日はチケットを手にすることができず、HUB川崎店での観戦を選択された女性にアタック。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/hub20171218_1_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>◆川崎フロンターレ 大島僚太選手 「最初に観に行った時に好きになりました」 ◆ガンバ大阪 井手口陽介選手 「顔が好きですね。テレビでもよく見るので」 ▽なんと、2人続けて井手口選手が選ばれる事態に!川崎Fサポーターにとっては好みなのでしょうか? そして、異色の組み合わせ。川崎Fサポーターと、お友達の方にも調査。川崎Fサポーターの女性は… ◆川崎フロンターレ 大島僚太選手 「恥ずかしがり屋な感じが良いです。あとは、笑顔が良いのにストイックなところも好きです」 ◆ガンバ大阪 西野貴治選手 「顔が良いですね」 ▽大島選手が2票目を獲得しました!そしてお友達の方は… ◆川崎フロンターレ 大島僚太選手 「笑顔が良いです」 ◆ガンバ大阪 井手口陽介選手 「プレースタイルが好きですね。でも、本当は赤崎秀平選手が…」 ▽なんと、お友達の方は、候補に挙げていなかった赤崎選手がお好みだったようです…ん?本当は赤崎選手…川崎Fの試合を観に来ていて赤崎選手が好きということは…なんと、鹿島サポーターという事実。スタジアムにはいけない理由がありました。 ▽その他にも、カップルで来店されていた方や、女性店員さんにも調査を続行。緊張感ある試合のハーフタイムにご協力いただきましてありがとうございました。今回HUB川崎店に来店された理由としては、「仕事があって行けなかった」など、本来ならスタジアムで観戦される熱いサポーターの方ばかりでした。それでは、サポーターから選ばれたイケメン選手ベスト5を発表します! ◆5位(得票率9.1%) <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/hub20171218_1_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty images<hr></div>FWアデミウソン(ガンバ大阪) ▽5位に入ったのはSNSでもオシャレ感満載の投稿を繰り返すアデミウソン選手! アデミウソン選手を選んだ方は、「オシャレ」の一点張り。「プライベートの私服もカッコイイ」とSNSをチェックされている方も居ました。中には、「川崎に欲しいんです!ハマると思います」とクラブに獲得を進言される方も。 ◆3位タイ(得票率13.6%) <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/hub20171218_1_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty images<hr></div>MF大島僚太(川崎フロンターレ) ▽3位が同率で2名!まずは、川崎Fの10番を背負い、日本代表にも選出されている大島僚太選手! 笑顔やキュートな反応が皆さんのお気に入りポイントとのこと。選手として好きという方もいらっしゃいました。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/hub20171218_1_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty images<hr></div>MF家長昭博(川崎フロンターレ) ▽唯一両チームでプレーしたことがある家長昭博選手も同率で3位です。女性店員さんの推しの強さも去ることながら、やはり整った顔立ちを評価する方が多くいらっしゃいました。 ◆2位(得票率18.2%) <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/hub20171218_1_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty images<hr></div>MF井手口陽介(ガンバ大阪) ▽惜しくも優勝を逃したのは、日本代表としても活躍が期待され、G大阪でも中心的存在になりつつある井手口陽介選手でした。プレーが好きという声や、ヒゲの感じが好きという意見もある中、時折見せる笑顔がカワイイという意見が多く集まりました。プレーでヴァイッド・ハリルホジッチ監督の心を掴んだように、その笑顔で女性の心まで鷲掴みにしたようです。 ◆1位(得票率22.7%) <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/hub20171218_1_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty images<hr></div>DF谷口彰悟(川崎フロンターレ) ▽言うまでもなく、1位は谷口彰悟選手でした。超WS編集部が行ってきたイケメンアンケートで、国内組では敵なしの谷口選手。「ザ・イケメン」や「背が高いのに小顔」「目鼻立ちがハッキリしている」と、やはりその顔立ちの良さには誰も敵いません。 ▽番外編としてお送りさせていただいた今回のイケメンアンケート。川崎Fから3名、G大阪から2名という結果になりました。谷口選手の強さは異常とも言える状況で、もはや、殿堂入りさせないと企画が成り立たない様な…。イケメンバロンドールがあれば、連続受賞まちがいなしです。 ◆HUB川崎店ではJリーグ以外のサッカー中継も!<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/hub20171218_1_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽今回、取材にご協力頂きましたHUB川崎店様は、見事にJ1初優勝を達成した川崎フロンターレを応援されています。<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/hub20171218_1_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽店内には、選手の写真やスパイク、ユニフォームなども飾られており、入り口には川崎フロンターレのフラッグも掲示されているほど。順位表なども店内に掲示されているため、川崎フロンターレサポーターの方は、試合日以外に来店されても必ずや楽しめるでしょう。<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/hub20171218_1_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽来シーズンは連覇、そして3冠を目指す川崎F。スタジアムに行けない時や、アウェイゲームを楽しみたい方は、ぜひHUB川崎店で観戦しましょう! 【HUB川崎店 イベント情報】 ◆12月23日(土) 21:00〜 レアル・マドリー vs バルセロナ ◆12月31日(日) 2017⇛2018 COUNT DOWN! <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://goo.gl/oQqDBp" target="_blank">HUB川崎店の情報はコチラ!</a><hr></div> 2017.12.18 20:15 Mon
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