【ACLプレビュー】ベスト4進出への第一歩…リーグ戦の再現か? 逆襲か?《川崎Fvs浦和》
2017.08.23 00:30 Wed
▽23日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準々決勝1stレグ、川崎フロンターレvs浦和レッズが行われる。
▽日本勢対決となるこの一戦、過去に4度日本勢の対戦があり、川崎Fにとっては3度目の日本勢対決。浦和は2度目の日本勢対決となる。
▽川崎Fは、2009年にガンバ大阪、名古屋グランパスと対戦。名古屋とは今回と同じ準々決勝で対戦し、敗退している。また、浦和は2008年の準決勝でG大阪と対戦。ACL連覇を目指したがG大阪の前に敗退。勝利したG大阪はそのまま優勝を果たした。
◆今季のリーグ戦は川崎Fが完勝
▽今シーズンの両チームは、7月5日の明治安田生命J1リーグ第13節で対戦。今回と同じ等々力陸上競技場で相見えたが、4-1で川崎Fが快勝した。
▽この試合では浦和は普段の[3-4-2-1]ではなく[4-4-2]を採用。川崎Fを圧倒したものの、小林悠のゴールで先制。その後は川崎Fの攻撃陣が躍動し、阿部浩之や小林に2点目、長谷川竜也にもゴールが生まれ、完勝を収めた。
▽川崎Fは現在リーグ戦で3連勝。ホームで首位の鹿島アントラーズ、北海道コンサドーレ札幌を相手に最少失点で勝利した。
▽攻撃が身上の川崎Fにとって、やはり課題は守備。いかに失点を少なく終えるかが、勝敗に影響する。今シーズンのリーグ戦で喫した4敗は全て複数失点。2-5で大敗した第19節のジュビロ磐田戦を除けば、無得点試合で敗れている。川崎Fらしさを出すことができれば、自ずと結果はついてくるだろう。
◆復調の気配を維持できるか〜浦和レッズ〜
▽ミハイロ・ペトロヴィッチ監督解任というビッグニュースに揺れた浦和だが、堀孝史監督就任後は3試合で2勝1分けと無敗。守備の安定感が徐々に取り戻され、前節のFC東京戦では攻撃の形も良い状態の浦和が戻りつつあった。
▽監督交代後に結果が出ることはよくあり、ここから先が重要になる。まずはペトロヴィッチ監督も切望していたACL。リーグタイトルの獲得が厳しい状況となっている浦和としては、2度目のアジア制覇という結果を残し、チームのベースを作ったペトロヴィッチ監督にタイトルを捧げたいところだ。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
DF:エウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:大島僚太、エドゥアルド・ネット
MF:家長昭博、中村憲剛、阿部浩之
FW:小林悠
監督:鬼木達
▽ベスト8突破に向けた初戦では、前節のリーグ戦と同じメンバーで臨むと考える。ここに来て実力を発揮しつつあるMF家長昭博も継続して先発。DF谷口彰悟とCBコンビを組むのはDFエドゥアルドの可能性もあるが、調子を上げているDF奈良竜樹と予想する。
◆浦和レッズ[3-4-2-1]
DF:遠藤航、マウリシオ、槙野智章
MF:駒井善成、柏木陽介、阿部勇樹、宇賀神友弥
MF:ラファエル・シウバ、李忠成
FW:興梠慎三
監督:堀孝史
▽前回対戦では[4-4-2]という奇策に出ていたが、堀監督は従来の[3-4-2-1]で臨んでくるだろう。メンバーとしては負傷のDF森脇良太の代わりに3バックの中央に今夏加入したDFマウリシオを起用すると見る。その他、右ウイングバックにはMF駒井善成が入り、左ウイングにはMF宇賀神友弥が復帰しそうだが、ケガの状態次第ではMF菊池大介が入るだろう。1トップにはFW興梠慎三、シャドーにはFWラファエル・シルバ、FW李忠成が入るとみる。いつも通りのやり方で、ホームゲームである2ndレグに繋げたい。
【注目選手】
◆MF家長昭博(川崎フロンターレ)
◆FW興梠慎三(浦和レッズ)
◆まずは前半戦、カギはアウェイゴールか
▽ホーム&アウェイ方式で勝ち上がりが決まる準々決勝、重要なポイントとして“アウェイゴール”がある。
▽勝敗が重要なのはもちろんだが、両チームにとって浦和のゴール数もポイントとなる。アウェイゴール方式が採用されるため、川崎Fとしては無失点で終えたいところ。一方の浦和は、アウェイゴールを持ち帰りたい。
▽攻撃的に出る川崎Fとしては、失点をあまり気にせずに得点で上回って勝利を奪いに行くリーグ戦とは違う戦い方になるだろう。守備も考えた時に、攻撃にどれだけ比重を置けるかがカギとなるだろう。
▽対する浦和は、得点を奪いに行き過ぎて大量失点を避けたいところ。先制されれば、前回対戦の悪夢が蘇る可能性はある。失点を喫したとしても、しっかりと落ち着いてプレーすることが大事だ。そして、両チーム共に180分間のマネジメントをする指揮官の手腕も試される。注目の日本勢対決は、23日の19時にキックオフを迎える。
▽日本勢対決となるこの一戦、過去に4度日本勢の対戦があり、川崎Fにとっては3度目の日本勢対決。浦和は2度目の日本勢対決となる。
◆今季のリーグ戦は川崎Fが完勝
▽今シーズンの両チームは、7月5日の明治安田生命J1リーグ第13節で対戦。今回と同じ等々力陸上競技場で相見えたが、4-1で川崎Fが快勝した。
▽この試合では浦和は普段の[3-4-2-1]ではなく[4-4-2]を採用。川崎Fを圧倒したものの、小林悠のゴールで先制。その後は川崎Fの攻撃陣が躍動し、阿部浩之や小林に2点目、長谷川竜也にもゴールが生まれ、完勝を収めた。
◆好調を継続し前回対戦の再現なるか〜川崎フロンターレ〜
▽川崎Fは現在リーグ戦で3連勝。ホームで首位の鹿島アントラーズ、北海道コンサドーレ札幌を相手に最少失点で勝利した。
▽攻撃が身上の川崎Fにとって、やはり課題は守備。いかに失点を少なく終えるかが、勝敗に影響する。今シーズンのリーグ戦で喫した4敗は全て複数失点。2-5で大敗した第19節のジュビロ磐田戦を除けば、無得点試合で敗れている。川崎Fらしさを出すことができれば、自ずと結果はついてくるだろう。
◆復調の気配を維持できるか〜浦和レッズ〜
▽ミハイロ・ペトロヴィッチ監督解任というビッグニュースに揺れた浦和だが、堀孝史監督就任後は3試合で2勝1分けと無敗。守備の安定感が徐々に取り戻され、前節のFC東京戦では攻撃の形も良い状態の浦和が戻りつつあった。
▽監督交代後に結果が出ることはよくあり、ここから先が重要になる。まずはペトロヴィッチ監督も切望していたACL。リーグタイトルの獲得が厳しい状況となっている浦和としては、2度目のアジア制覇という結果を残し、チームのベースを作ったペトロヴィッチ監督にタイトルを捧げたいところだ。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:チョン・ソンリョンDF:エウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:大島僚太、エドゥアルド・ネット
MF:家長昭博、中村憲剛、阿部浩之
FW:小林悠
監督:鬼木達
▽ベスト8突破に向けた初戦では、前節のリーグ戦と同じメンバーで臨むと考える。ここに来て実力を発揮しつつあるMF家長昭博も継続して先発。DF谷口彰悟とCBコンビを組むのはDFエドゥアルドの可能性もあるが、調子を上げているDF奈良竜樹と予想する。
◆浦和レッズ[3-4-2-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:西川周作DF:遠藤航、マウリシオ、槙野智章
MF:駒井善成、柏木陽介、阿部勇樹、宇賀神友弥
MF:ラファエル・シウバ、李忠成
FW:興梠慎三
監督:堀孝史
▽前回対戦では[4-4-2]という奇策に出ていたが、堀監督は従来の[3-4-2-1]で臨んでくるだろう。メンバーとしては負傷のDF森脇良太の代わりに3バックの中央に今夏加入したDFマウリシオを起用すると見る。その他、右ウイングバックにはMF駒井善成が入り、左ウイングにはMF宇賀神友弥が復帰しそうだが、ケガの状態次第ではMF菊池大介が入るだろう。1トップにはFW興梠慎三、シャドーにはFWラファエル・シルバ、FW李忠成が入るとみる。いつも通りのやり方で、ホームゲームである2ndレグに繋げたい。
【注目選手】
◆MF家長昭博(川崎フロンターレ)
Getty Images
▽川崎Fの注目選手は家長昭博だ。「攻撃的に」という鬼木監督の言葉を受ければ、右サイドで輝きを取り戻しつつある家長が先発すると予想する。昨シーズンまで所属していた大宮アルディージャでは、流動的なポジションを取りながらも、サイドや前線でJリーグ屈指の“タメ”を見せていた。さらに、周りとのコンビネーションが向上している今は、得点に絡むシーンが増えるはず。FW小林悠やMF中村憲剛、MF阿部浩之と連動できれば、チームの攻撃力が爆発するだろう。同じ街のライバルとしても戦っていた浦和戦で、完全復活が期待される。◆FW興梠慎三(浦和レッズ)
Getty Images
▽浦和の注目選手にはFW興梠慎三を挙げたい。リーグトップの得点数を挙げている興梠だけに、チームの成績に大きな影響をもたらしている。チームが勝てない時はゴールから遠ざかっていたが、ここ3試合で3得点。前節は絶妙なパスワークからもゴールを奪い、徐々に良い状態を取り戻している印象だ。チームの結果を左右するエース・興梠にゴールが生まれれば、2ndレグに良い形で臨める可能性は高い。◆まずは前半戦、カギはアウェイゴールか
▽ホーム&アウェイ方式で勝ち上がりが決まる準々決勝、重要なポイントとして“アウェイゴール”がある。
▽勝敗が重要なのはもちろんだが、両チームにとって浦和のゴール数もポイントとなる。アウェイゴール方式が採用されるため、川崎Fとしては無失点で終えたいところ。一方の浦和は、アウェイゴールを持ち帰りたい。
▽攻撃的に出る川崎Fとしては、失点をあまり気にせずに得点で上回って勝利を奪いに行くリーグ戦とは違う戦い方になるだろう。守備も考えた時に、攻撃にどれだけ比重を置けるかがカギとなるだろう。
▽対する浦和は、得点を奪いに行き過ぎて大量失点を避けたいところ。先制されれば、前回対戦の悪夢が蘇る可能性はある。失点を喫したとしても、しっかりと落ち着いてプレーすることが大事だ。そして、両チーム共に180分間のマネジメントをする指揮官の手腕も試される。注目の日本勢対決は、23日の19時にキックオフを迎える。
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