都倉&ジェイ弾で札幌が勝利! 槙野退場、HT明け3枚替え、那須負傷退場…9人の浦和は2連敗《J1》

2017.07.29 16:21 Sat
©超ワールドサッカー
▽29日に明治安田生命J1リーグ第19節の北海道コンサドーレ札幌vs浦和レッズが札幌ドームで行われ、2-0で札幌が勝利した。

▽ホームの札幌(勝ち点16)は4勝4分け10敗で15位と、降格ラインの16位・大宮アルディージャ(勝ち点15)との勝ち点差がわずか「1」という状況だ。それでも、直近のリーグ戦2試合で1勝1分けと勝ち点を積み上げている。先発は、前節の大宮戦から3名変更。出場停止が解けて1日の第17節清水エスパルス戦以来の出場となるエースの都倉、“タイのメッシ”と称されるチャナティップがリーグ戦初の先発に名を連ねた。
▽9勝2分け8敗で暫定8位に沈んでいる浦和(勝ち点29)は、22日に前倒しで行われた第22節のセレッソ大阪戦からスタメンを3名変更。今節ラファエル・シルバを出場停止で欠いたほか、ズラタン、宇賀神をベンチに置き、武藤、李、駒井を起用した。C大阪戦に2-4で敗北しリーグ中断明けの試合で出鼻をくじかれているため、残留争いに巻き込まれている下位の札幌に対し、確実に勝利を収めることが求められている。

▽リーグ戦デビューを飾ったチャナティップが開始2分で早々に初シュートを放った。ボックス手前でボールを受けると、ドリブルを開始。独力で前を向き、右足で放ったミドルシュートはゴール右に外れた。

▽柏木や阿部を起点に浦和がボールを保持する展開が続くと、10分に関根が左サイドからクロスを供給。ボックス内で反応した武藤が頭で合わせたが、枠を外れた。19分にも関根が左サイドからクロスを上げたが、李が左足で放ったシュートはゴール上方に打ち上がった。
▽32分、札幌のエースが貴重な先制点を決めた。左CKのキッカーを大宮戦でFKから2得点を決めた福森が務めると、左足から放たれた質の高いボールがボックス内で待つ都倉へ。槙野との競り合いを制した都倉が頭でゴール左に叩き込んだ。さらに39分、ビハインドを追う浦和に更なる不運が訪れた。都倉と接触した槙野にレッドカードが提示され、退場に。前半の内に守備の要を欠き10人で戦うこととなった。

▽折り返しを迎える前に追いつきたい浦和は、鋭い縦パスを多用した攻めを繰り返すも、チャンスを作るには至らず。浦和はハーフタイム中に大胆な3枚替えを敢行。李、武藤、森脇に代えてズラタン、宇賀神、那須を投入して後半に臨んだ。

▽流れを引き寄せたい浦和だったが、後半のファーストシュートを放ったのは札幌だった。47分にボックス内で都倉がDFを背負いながらも振り向いて右足を振り抜く。得点とはならなかったが、枠を捉えたシュートが浦和ゴールを脅かした。悪い雰囲気を振り払えない浦和に、再びアクシデントが発生。49分に、相手と競り合った那須が負傷し、担架でピッチの外へ。プレーを再開することはできず、交代枠3名を使い切っている浦和は9人での戦いを強いられることとなった。

▽それでも、勝利を諦めない浦和がチャンスを重ねていく。54分に宇賀神のクロスに合せたズラタンのヘディングがポストを叩くと、56分にはCKから遠藤が頭で合わせゴールマウスを襲った。得点には至らなかったが、怖さを見せていく。

▽63分、チャナティップが再び存在感を示した。ボックス手前左でボールを受けると、ボックス内へ侵攻し細かいドリブルで浦和DFを翻弄。時間を作ると、ボックス手前でフリーとなっていた都倉へパスを送る。都倉が放ったダイレクトシュートは枠を外れたが、“タイのメッシ”がチャンスを演出した。リードしている札幌は直後の64分に、そのチャナティップを下げて新加入ジェイを投入し、ロングボールを多用する戦い方にシフトした。

▽さらに、75分には4月30日の磐田戦以来、約3ヵ月ぶりの得点をマークした都倉を下げ、小野を投入。すると試合終了間際の88分、小野がジェイの加入後初得点を演出し、浦和を突き放した。右サイド深い位置でボールを受けた小野が、質の高いクロスを供給。ボックス内で反応したジェイが頭で合わせて、ネットを揺らした。

▽浦和の奮闘も空しく試合は2点差で終了。札幌は新加入のチャナティップ、ジェイの躍動や、都倉の10試合ぶりの得点、ベテランの小野のアシストと、多くの良い材料をホームで披露し、リーグ後半戦の巻き返しに向けて貴重な勝ち点「3」を積み上げた。対する浦和は中断明け2連敗となり、ペトロヴィッチ監督解任も囁かれる中、悪い雰囲気を断ち切ることはできなかった。
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「もう少しシャープにプレーしていれば」押し込みながらも一撃に敗れた浦和・ヘグモ監督は一定の評価、負傷者も復帰近づく「トンネルの奥から光が射して来た」

浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督がガンバ大阪戦の敗戦を振り返った。 20日、明治安田J1リーグ第9節で浦和はホームにG大阪を迎えた。 この試合では負傷離脱していたDFアレクサンダー・ショルツが6試合ぶりに復帰。試合はホームの浦和がペースを握っていく展開となるが、ゴールが遠い。21分には相手のキックが中島翔哉の足に当たってあわやゴールという展開も。G大阪の攻撃も防いで後半にゴールレスで向かうと、ギアを上げてゴールに迫る回数を増やしていく。 しかし、浦和は決定力を欠いてしまい、数多くあるチャンスも活かすことができない。サミュエル・グスタフソンの決定機者がし、55分には左からのクロスに伊藤敦樹がファーでヘッドもポスト直撃。 渡邊凌磨の枠内シュートもGK一森純のワンハンドセーブに防がれる。 すると78分に一瞬の隙を突かれて失点。この1点が決勝点となり、0-1で敗れることとなり、今シーズン初の連敗となった。 試合後、記者会見に出席したヘグモ監督は、チームのプレー、特に後半押し込んでいたことを評価も、ゴール前のクオリティを欠いたことなど試合を総括した。 「前半は大きなチャンスは作れなかったものの、ゲームはコントロールできていた。ハーフタイムでは後半に入ればよりスペースが生まれてくるので、焦れずにプレーし続けようと話した」 「後半も引き続きゲームコントロールができていたと思う。駆け上がってきた(渡邊)凌磨のチャンスや(伊藤)敦樹のヘディングなど、大きなチャンスも生まれた。右サイドで5本、6本とパスを繋いだ後、サミュエル(・グスタフソン)が良いシュートを打つ場面もあった。その数分後、チアゴ(・サンタナ)がターンしてフリーでシュートを打つという場面もあった。凌磨のところはGKの良いセーブがあった」 「そして、引かないで前から守って、ボールを奪い返すこともやっていた。選手たちには良い仕事をしたと声を掛けた。8回から10回ぐらい決定機があった。相手は1回ぐらいだっと思う。失点の場面は、今回の人数は十分いたのに、シュートを止めるというクオリティが足りなかった」 「ただ、攻撃的な我々がやろうとしているサッカーもできた試合だった。そして、さらに多くのチャンスを作る潜在的なチャンスはあったと思う。もう少しシャープにプレーしていれば、さらに多くのチャンスを作れていた」 「パフォーマンス、姿勢、彼らの我々のサッカーに忠実な姿勢に感謝した。今後、まだまだたくさんの試合があるので、良いところは次の試合に持ち込まないといけない。(アレクサンダー・)ショルツやトモ(大久保智明)がゲームに戻ってこられたことは非常に良いことだ。彼らは良い仕事をしてくれた。だが、色々なリスクは犯したくなかったので、2人とも最後には交代した」 前半は決定機までは多く作れなかったが、後半は確実にゴールに接近していた。しかし結果は無得点。2試合連続で0-1の敗戦となった。 ヘグモ監督は「前回のホームゲームでは3つの非常に良いゴールが決まった。そして今日も勝利に繋げられる十分な数のチャンスを作っていたと思う。CKが11回あり、そこにもゴールの可能性がもちろんあった」と、チャンスメイクは多くできたという。また、「シュートのクオリティのところで改善できるところはあると思うが、今日のように8回から10回ほどチャンスを作っても、1-0で負けてしまうという試合はある。ただ、パフォーマンスのところで成長している姿を見られたので、そこを継続したいし、ケガ人も戻りつつあるので、そういった選手が揃ったところでさらに多くのチャンスメイクをしてプレーできればと思う」とコメント。結果はまだ出ていないが、ゴールに近づけたこと、そしてケガ人も戻り、選手が揃ってきたことをポジティブに捉えた。 前半については「相手はボックス内で非常に良い守備をしていたと思う。もしかしたら、我々ももっと枚数をかけなければいけなかったと思う」とコメント。「右サイドからの攻撃を考えると、そこでの可能性はあったが、あまり力を発揮できなかったと思う。右からのチャンスが生まれなかった」と、右サイドがあまり機能してなかったと振り返った。 また「試合によってはボールを動かし、相手を動かしてじっくり時間をかけて1点を目指すこともあると思うが、もう少しシャープにプレーしていれば、前半のうちに決められていたかもしれなかった」と語り、「ラストサードまで行くという意味では本日はそれができたので、そこは喜んで良いと思うが、そこからのディテールを高めて行って、より大きなチャンスにしていきたい」と、フィニッシュワークの課題が見えたとした。 それでも「ボールをよく動かしていたし、試合前にゴールの前での動きが必要だと言っていたが、それもあった。良いコンビネーションや裏への動きもあった。ボールを奪いに行くアグレッシブさもあった。我々の基礎の部分となるところはあったので、その上に積み上げていきたい」と、手応えを感じる部分もあったとし、まだまだ発展途上だとした。 ケガから復帰のショルツは76分で交代。奇しくもその直後に失点を喫して破れていた。交代については「交代の5分前にショルツが近寄ってきて、交代した方が良いと言ってきた。選手たちの健康も非常に大事で、次に向けてフレッシュでいることが大事だ。今日はショルツもトモもケガなく素晴らしい仕事をしてくれたと思っている」とコメント。「来週はケン(岩尾憲)、タカ(関根貴大)、ヒロキ(酒井宏樹)あたりが練習に復帰できればと思っている。オラ・ソルバッケンもジョギングも始めたので、トンネルの奥から光が射して来たと思う」とコメント。チームも改善していきながら、ケガ人が戻ってくることで、よりクオリティは上がるだろうとした。 2024.04.20 22:05 Sat

坂本一彩2戦連発のG大阪が2連敗からの2連勝! ショルツ復帰の浦和は今季初の連敗に【明治安田J1第9節】

明治安田J1リーグ第9節の1試合が20日に埼玉スタジアム2002で行われ、アウェイのガンバ大阪が浦和レッズを1-0で下した。 2連勝中のホームで仕切り直しを期す11位浦和は古巣戦の佐藤瑶大に代わって先発のアレクサンダー・ショルツがマリウス・ホイブラーテンとの鉄板センターバックコンビとして6試合ぶり復帰。そのほか、中島翔哉が左ウィングで今季初先発した。 5試合ぶり白星の勢いをもって敵地戦の10位G大阪はネタ・ラヴィがメンバー外となるなか、出ればデビューとなる新戦力の山下諒也がベンチ入り。先発陣では倉田秋に代わり、唐山翔自が右サイドハーフとして2試合ぶりにスタートから出場した。 1ポイントでひしめく両雄の一戦は昨季4戦全勝の浦和が仕掛け、G大阪がそれを受けて立つ入りに。ボール保持率やCK数などを見ると、浦和ペースの序盤だが、G大阪もブロック崩れずの守りから速攻ベースの戦いに転じて対抗していく。 ボールを持つわりに崩しからのフィニッシュが乏しい浦和に対して、G大阪は12分に右サイドのウェルトンが坂本一彩のポストプレーから右足の枠内シュート。22分には宇佐美貴史が右足ミドルに持ち込み、単発ながら鋭い攻めを繰り出す。 ここまで攻めあぐねる浦和は39分に左サイドからチアゴ・サンタナが強引に左足を振るが、GK一森純が処理。G大阪も42分にダワン起点のカウンターからボックス左に持ち込んだウェルトンが右足で狙うが、精度が伴わず、0-0で折り返す。 なかなかチャンスらしいチャンスを作れず、後半に入った浦和だが、48分に左サイドからのサイドチェンジからボックス右で伊藤敦樹の折り返しに反応したサミュエル・グスタフソンが右足シュート。可能性を感じたが、惜しくも枠を外れる。 52分にも敵陣中央で鈴木徳真から伊藤がボールを奪った流れから、チアゴ・サンタナが左足を振り抜いたが、GK一森の守備範囲。55分にはボックス左から渡邊凌磨が左足クロスを上げ、大外の伊藤が頭で合わせるが、左ポストを叩く。 リズムが悪いと見るや、58分に岸本武流を送り出したG大阪だが、攻め返せず。宇佐美を組み立て役に押し返す時間も作るなか、65分に右サイド深くで渡邊と入れ替わった岸本がボックス右で倒されるが、ファウルは認められない。 66分に安居海渡と松尾佑介を投入した浦和は68分に右サイドからの繋ぎをバイタルエリア左で受けた渡邊が右足ミドル。G大阪ゴールの右隅を突くシュートだったが、ここでGK一森のビッグセーブが飛び出し、得点チャンスを逸する。 そんな浦和は76分に古巣戦の佐藤と小泉を一挙に送り込み、勝負に出るが、G大阪のカウンターが炸裂。78分、ボックス右に仕掛けたウェルトンの横パスを中央で受けた坂本が反転からの右足フィニッシュをゴール左に突き刺した。 G大阪が坂本の2戦連発となる今季2ゴール目で均衡を破ったなか、浦和は反撃に出るが、80分にボックス中央からチアゴ・サンタナが放った右足フィニッシュもGK一森の正面。84分に興梠慎三の交代カードも切るが、ゴールを割れず。 後半アディショナルタイムにかけても前がかりの展開を続けた浦和だが、デビューの山下や倉田も送り込み、締めにかかったG大阪が逃げ切り、2連敗からの2連勝。浦和は今季のホーム4試合目にして初黒星となり、初の連敗となった。 浦和レッズ 0-1 ガンバ大阪 【G大阪】 坂本一彩(後33) <span class="paragraph-title">【動画】G大阪の若きFW坂本一彩が2試合連続ゴールで連勝に導く</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>とうとう均衡破れる!<br>\<br><br>カウンターで一気に敵陣に攻め込み<br>ウェルトンがマイナスに折り返し<br>最後は坂本が素早い振りで決めた!<br><br>新エース候補の坂本のゴールで<br>アウェイのガンバが先制!<br><br>明治安田J1第9節<br>浦和×G大阪<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%B5%A6%E5%92%8CG%E5%A4%A7%E9%98%AA?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#浦和G大阪</a> <a href="https://t.co/V0CwmlRGZF">pic.twitter.com/V0CwmlRGZF</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1781606356992053409?ref_src=twsrc%5Etfw">April 20, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.20 17:58 Sat
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