東京Vの羽生社長がトッティ獲得報道に関して言及 「ローマと東京のクラブの懸け橋になりたいと言ってくれている」
2017.06.25 22:35 Sun
▽東京ヴェルディの羽生英之社長が25日、同日に報じられた元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ(40)の獲得報道に関してコメントした。
▽一部スポーツ紙は25日、東京Vが今季限りでローマを退団するトッティ獲得に関して代理人を務めるトッティの実兄に対して、既に条件掲示を行ったと報じていた。
▽同日に行われた明治安田生命J2リーグ第20節、FC町田ゼルビア戦前に囲み取材に応じた羽生社長は、スポーツ紙が報じた条件面などの一部事実を否定しながらも、獲得交渉を行っていることを認めた。
「本人がヴェルディに興味を持ってくれていると聞いています。また、たまたま私たちが懇意にしている方からその話を聞き、“それは興味深い”という形で話がスタートしました。ただ、お金があるクラブではなく、金額的に全然、私たちのもとに来て頂けるものではありません。それで“無理だな”と思っていたところ、私たちを支えてくれている人たちに相談したところ、考えてもいいのではないかとの返事を頂きました」
「そこに関してはトッティ選手の持っている肖像権なりを、何処までヴェルディが自由に使えるかという部分で可能性はあるのではないかという話になり、では交渉をしてみましょうという形になりました。こちらとしては金額的に彼らが指定した金額を下げてもらう交渉をしています。他のアメリカのチームなどは我々の倍以上の金額を掲示しています。ただ、本人はお金とかではなく、東京に対するシンパシーを持ってくれているようです。彼が幼少時代に『キャプテン翼』を好きでそれに絡んで興味を持ってくれているようです」
「ただ、夢のある話だし、Jリーグにとっても良い話だと思います。アウェイでもお客さんが入ってくれると思います」
▽また、羽生社長は現場サイドから獲得にゴーサインが出ていることも認めている。
「仮に来てもらう場合、使うのは監督なので監督には相談しています。監督からは“喜んで使いたい”、“逆に、獲ってください”と言われています。ロティーナ監督にとってそういった評価の選手だということです」
▽その一方で、100万ユーロ(約1億2400万円)と報じられたサラリーに関しては、「全然違います。紙面で報じられた額であれば、いますぐにでも獲得に動きます。あのぐらいの額であれば、誰の力も借りずに1年契約で入場料などで持てるリスクの範囲内です。そのぐらいのリスクを張っていいかは、うちの役員会だけで決められます」と、倍以上の金額であることを示唆した。
▽現役引退でローマのフロント入りの可能性や、アメリカ行きも噂されるトッティ獲得は、高額な年俸面を含め、東京Vにとって困難なオペレーションだ。それでも、羽生社長は同選手がローマと同様に、日本の首都である東京でのプレーに関心を持っていることを理由に、獲得の可能性を模索しているという。
「彼はローマでずっと育って、ローマでやってきた。そのローマを代表するプレーヤーとして、ローマと東京のクラブの懸け橋になりたいと言ってくれているという話です。だから、引退後もそういう立場になれれば、嬉しいと言ってくれているそうです。それは私たちにとってもウェルカムです」
▽なお、現在ギリシャでバカンス中のトッティは、今後オファーを吟味したうえ、近日中に去就を決める予定とのことだ。
▽1989年にローマの下部組織に加入して以降、ジャッロロッソのユニフォームに身を纏い、28年間で公式戦786試合に出場し、307ゴールを挙げたトッティ。ローマでのタイトルは2000-01シーズンのスクデットと、2度のコッパ・イタリアのみだが、2006年ドイツ・ワールドカップでイタリア代表の優勝に貢献するなど、サッカー界屈指のレジェンドとして知られる。“永遠の都”一筋のキャリアを築いてきたワンクラブマンは、“日本の首都”で新たな皇帝として君臨することになるのか。
▽一部スポーツ紙は25日、東京Vが今季限りでローマを退団するトッティ獲得に関して代理人を務めるトッティの実兄に対して、既に条件掲示を行ったと報じていた。
「本人がヴェルディに興味を持ってくれていると聞いています。また、たまたま私たちが懇意にしている方からその話を聞き、“それは興味深い”という形で話がスタートしました。ただ、お金があるクラブではなく、金額的に全然、私たちのもとに来て頂けるものではありません。それで“無理だな”と思っていたところ、私たちを支えてくれている人たちに相談したところ、考えてもいいのではないかとの返事を頂きました」
「そこに関してはトッティ選手の持っている肖像権なりを、何処までヴェルディが自由に使えるかという部分で可能性はあるのではないかという話になり、では交渉をしてみましょうという形になりました。こちらとしては金額的に彼らが指定した金額を下げてもらう交渉をしています。他のアメリカのチームなどは我々の倍以上の金額を掲示しています。ただ、本人はお金とかではなく、東京に対するシンパシーを持ってくれているようです。彼が幼少時代に『キャプテン翼』を好きでそれに絡んで興味を持ってくれているようです」
「可能性に関しては彼の年俸を準備できるかということ。また、我々がここまで下げてくださいといった条件をのんでくれるかという状況です。そういう意味ではまだ何も決まっていません」
「ただ、夢のある話だし、Jリーグにとっても良い話だと思います。アウェイでもお客さんが入ってくれると思います」
▽また、羽生社長は現場サイドから獲得にゴーサインが出ていることも認めている。
「仮に来てもらう場合、使うのは監督なので監督には相談しています。監督からは“喜んで使いたい”、“逆に、獲ってください”と言われています。ロティーナ監督にとってそういった評価の選手だということです」
▽その一方で、100万ユーロ(約1億2400万円)と報じられたサラリーに関しては、「全然違います。紙面で報じられた額であれば、いますぐにでも獲得に動きます。あのぐらいの額であれば、誰の力も借りずに1年契約で入場料などで持てるリスクの範囲内です。そのぐらいのリスクを張っていいかは、うちの役員会だけで決められます」と、倍以上の金額であることを示唆した。
▽現役引退でローマのフロント入りの可能性や、アメリカ行きも噂されるトッティ獲得は、高額な年俸面を含め、東京Vにとって困難なオペレーションだ。それでも、羽生社長は同選手がローマと同様に、日本の首都である東京でのプレーに関心を持っていることを理由に、獲得の可能性を模索しているという。
「彼はローマでずっと育って、ローマでやってきた。そのローマを代表するプレーヤーとして、ローマと東京のクラブの懸け橋になりたいと言ってくれているという話です。だから、引退後もそういう立場になれれば、嬉しいと言ってくれているそうです。それは私たちにとってもウェルカムです」
▽なお、現在ギリシャでバカンス中のトッティは、今後オファーを吟味したうえ、近日中に去就を決める予定とのことだ。
▽1989年にローマの下部組織に加入して以降、ジャッロロッソのユニフォームに身を纏い、28年間で公式戦786試合に出場し、307ゴールを挙げたトッティ。ローマでのタイトルは2000-01シーズンのスクデットと、2度のコッパ・イタリアのみだが、2006年ドイツ・ワールドカップでイタリア代表の優勝に貢献するなど、サッカー界屈指のレジェンドとして知られる。“永遠の都”一筋のキャリアを築いてきたワンクラブマンは、“日本の首都”で新たな皇帝として君臨することになるのか。
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