メッシ躍動のバルサが3年連続史上最多29度目の優勝! L・エンリケ最終戦で今季唯一のタイトル獲得!《コパ・デル・レイ》
2017.05.28 06:28 Sun
▽バルセロナは27日、ビセンテ・カルデロンで行われたコパ・デル・レイ決勝でアラベスと対戦し、3-1で勝利した。この結果、3年連続史上最多29度目の優勝を飾った。
▽一方、準決勝でセルタとの熱戦を制したアラベスはクラブ創設96年で初の決勝進出。今季リーグ戦のカンプ・ノウでの大金星の再現を狙うチームは、マルコス・ジョレンテやテオ・エルナンデスなど、今季飛躍を遂げた若手ら主力をピッチに送り出した。
▽ビセンテ・カルデロンでのラストゲームとなったこの試合。戦前の予想通り、圧倒的なボールポゼッションで地力に勝るバルセロナが、アラベスを押し込んでいく。だが、[5-4-1]の守備的な布陣で徹底的に中央を締める相手を前になかなかフィニッシュの場面を作れない。
▽すると、10分過ぎにアクシデントが発生。空中戦の競り合いでジョレンテと交錯したマスチェラーノが頭部に打撃を食らい、流血すると共に脳震とうを起こしてプレー続行不可能に。この緊急事態を受けて、アンドレ・ゴメスが右サイドバックの位置に投入された。
▽だが、頼れる世界屈指のアタッカーコンビが個人技でゴールをこじ開ける。30分、中央をドリブルで持ち上がったメッシがDFを引き付けてボックス左手前のネイマールにパス。そして、ペナルティアーク付近でリターンパスを受けたメッシがゴール左隅へ絶妙な左足のダイレクトシュートを流し込んだ。
▽幸先良く先制に成功したバルセロナだったが、今度は相手の圧巻の個人技にやられてしまう。33分、ボックス手前やや右の位置で与えたFKの場面でテオ・エルナンデスに左足で直接狙われると、ゴール左上隅の絶妙なコースに決められ、瞬く間に試合を振り出しに戻された。
▽嫌な形で追いつかれたバルセロナは、すぐさま反撃を開始。ファジーなポジショニングでボールを引き出すメッシや、ジョルディ・アルバの攻め上がりを起点に攻勢を見せると、前半終了間際に突き放す。45分、ボックス手前でタメを作ったメッシがボックス右に走り込むアンドレ・ゴメスにパスを通すと、ポルトガル代表MFが右足で折り返したボールをファーに走り込んだネイマールがワンタッチで流し込み、勝ち越しに成功。さらに前半アディショナルタイム3分には、右サイドからカットインしたメッシがDFの視線を釘付けにして中央からニアサイドに走り込むアルカセルにスルーパスを通すと、これをアルカセルが冷静に右足でゴール左隅に決めた。
▽一度は追いつかれるも前半のうちに2点のリードを手にしたバルセロナは、やや前がかりとなったアラベス相手に後半も決定機を創出。50分には左サイドに流れたメッシからのクロスをファーに飛び込んだアルカセルが足裏で合わせるが、これはGKパチェコの好守に遭い、試合を決定付ける4点目とはならず。
▽攻め気はあるものの、なかなかバルセロナからボールを奪えないアラベスは60分、イバイ・ゴメスとメンデスの両サイドハーフを下げて、ソブリーノとカマラサを同時投入する2枚替えを敢行。70分過ぎにはゴール前の混戦からエリー、直後の71分にはボックス中央でソブリーノから短いパスを受けたデイベルソンに決定機も、ここはGKシレッセンの好守とオフサイドの判定でチャンスを生かせない。
▽2点リードで余裕の試合運びを見せるバルセロナは、大会単独得点王がかかるメッシやイニエスタが幾度となくゴールに迫るが、いずれのフィニッシュも精度を欠き、試合を決定付ける4点目とはならない。その後、78分には今年2月のリーグ戦の前回対戦で足首を骨折する重傷を負ったアレイシ・ビダルがラキティッチとの交代でピッチに入るなど、試合を締めにかかる。
▽結局、試合はこのままタイムアップを迎え、初のファイナルとなったアラベスに地力の差を見せ付けたバルセロナが、コパ・デル・レイ3連覇を達成。今季唯一のタイトルを獲得すると共に、ルイス・エンリケ監督のラストゲームを勝利で飾った。
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▽アトレティコ・マドリーとの準決勝を制し、コパ3連覇に王手を懸けたバルセロナ。今季限りでの退任を発表したルイス・エンリケ監督にとってラストマッチとなるこの一戦では、今季唯一残されたタイトル獲得で有終の美を飾りたいところ。注目の先発メンバーではいずれも出場停止のスアレス、セルジ・ロベルトに代わって、パコ・アルカセル、マスチェラーノを起用し、GKにはテア・シュテーゲンではなくシレッセンが入った。▽ビセンテ・カルデロンでのラストゲームとなったこの試合。戦前の予想通り、圧倒的なボールポゼッションで地力に勝るバルセロナが、アラベスを押し込んでいく。だが、[5-4-1]の守備的な布陣で徹底的に中央を締める相手を前になかなかフィニッシュの場面を作れない。
▽すると、10分過ぎにアクシデントが発生。空中戦の競り合いでジョレンテと交錯したマスチェラーノが頭部に打撃を食らい、流血すると共に脳震とうを起こしてプレー続行不可能に。この緊急事態を受けて、アンドレ・ゴメスが右サイドバックの位置に投入された。
▽相手陣内でのプレーが続くものの、ブロックの間に入っていけないバルセロナは、27分に相手のカウンターからボックス内のイバイ・ゴメスに左ポスト直撃のシュートを許すなど、徐々に相手に攻め込まれる場面も目立つようになる。
▽だが、頼れる世界屈指のアタッカーコンビが個人技でゴールをこじ開ける。30分、中央をドリブルで持ち上がったメッシがDFを引き付けてボックス左手前のネイマールにパス。そして、ペナルティアーク付近でリターンパスを受けたメッシがゴール左隅へ絶妙な左足のダイレクトシュートを流し込んだ。
▽幸先良く先制に成功したバルセロナだったが、今度は相手の圧巻の個人技にやられてしまう。33分、ボックス手前やや右の位置で与えたFKの場面でテオ・エルナンデスに左足で直接狙われると、ゴール左上隅の絶妙なコースに決められ、瞬く間に試合を振り出しに戻された。
▽嫌な形で追いつかれたバルセロナは、すぐさま反撃を開始。ファジーなポジショニングでボールを引き出すメッシや、ジョルディ・アルバの攻め上がりを起点に攻勢を見せると、前半終了間際に突き放す。45分、ボックス手前でタメを作ったメッシがボックス右に走り込むアンドレ・ゴメスにパスを通すと、ポルトガル代表MFが右足で折り返したボールをファーに走り込んだネイマールがワンタッチで流し込み、勝ち越しに成功。さらに前半アディショナルタイム3分には、右サイドからカットインしたメッシがDFの視線を釘付けにして中央からニアサイドに走り込むアルカセルにスルーパスを通すと、これをアルカセルが冷静に右足でゴール左隅に決めた。
▽一度は追いつかれるも前半のうちに2点のリードを手にしたバルセロナは、やや前がかりとなったアラベス相手に後半も決定機を創出。50分には左サイドに流れたメッシからのクロスをファーに飛び込んだアルカセルが足裏で合わせるが、これはGKパチェコの好守に遭い、試合を決定付ける4点目とはならず。
▽攻め気はあるものの、なかなかバルセロナからボールを奪えないアラベスは60分、イバイ・ゴメスとメンデスの両サイドハーフを下げて、ソブリーノとカマラサを同時投入する2枚替えを敢行。70分過ぎにはゴール前の混戦からエリー、直後の71分にはボックス中央でソブリーノから短いパスを受けたデイベルソンに決定機も、ここはGKシレッセンの好守とオフサイドの判定でチャンスを生かせない。
▽2点リードで余裕の試合運びを見せるバルセロナは、大会単独得点王がかかるメッシやイニエスタが幾度となくゴールに迫るが、いずれのフィニッシュも精度を欠き、試合を決定付ける4点目とはならない。その後、78分には今年2月のリーグ戦の前回対戦で足首を骨折する重傷を負ったアレイシ・ビダルがラキティッチとの交代でピッチに入るなど、試合を締めにかかる。
▽結局、試合はこのままタイムアップを迎え、初のファイナルとなったアラベスに地力の差を見せ付けたバルセロナが、コパ・デル・レイ3連覇を達成。今季唯一のタイトルを獲得すると共に、ルイス・エンリケ監督のラストゲームを勝利で飾った。
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