【CLプレビュー】アトレティコ圧倒的優位も新指揮官コルクトに逆転の秘策は?《アトレティコ・マドリーvsレバークーゼン》
2017.03.15 07:16 Wed
▽チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦2ndレグ、アトレティコ・マドリーvsレバークーゼンが、日本時間15日28:45からビセンテ・カルデロンで開催される。前回対戦では予想外の打ち合いを演じた両者だが、要塞ビセンテ・カルデロンで迎える第2戦ではアトレティコの堅守、レバークーゼンの爆発力のどちらが発揮されるのか。
▽らしくない2失点を喫したものの、敵地でアウェイゴール4点を奪って先勝したアトレティコは、その後のリーグ戦2試合で1敗1分けと取りこぼしが続いた。それでも、前々節のバレンシア戦で3-0の大勝を収めたチョロ・シメオネ率いるチームは、直近のグラナダ戦もグリーズマンのリーグ戦3試合連続弾で競り勝ち、2連勝で今回の2ndレグを迎えることになった。
▽一方、DFドラゴビッチらの個人的なミスが響き、ホームでの1stレグで厳しい敗戦を喫したレバークーゼンは、その後のリーグ戦2試合でマインツ、ドルトムントに連敗。すると、2-6の屈辱的な大敗を喫したドルトムント戦後にロジャー・シュミット前監督が解任される、大きな事件が起こった。クラブはその後任にコルクト新監督を招へいしたが、直近のブレーメン戦では試合終了間際のDFトプラクのPK失敗が響き、格下相手にドロー。公式戦4戦未勝利で今回の一戦に臨むことになった。
▽両者の勝ち抜け条件は、敵地での1stレグを4-2で制したアトレティコが引き分け以上の結果で文句なし。また、1点差以内の敗戦か、3失点以内での2点差の敗戦でも突破が決まる。一方、レバークーゼンは3点差以上の勝利か、アウェイゴール5点以上奪っての2点差勝利で逆転突破が決まる。なお、レバークーゼンが4-2で勝利した場合のみ、延長戦に突入する。(延長戦でもアウェイゴールが適用)
▽アトレティコ・マドリー予想スタメン
DF:ヴルサリコ、サビッチ、ゴディン、リュカ
MF:ガイタン、サウール・ニゲス、コケ、カラスコ
FW:グリーズマン、コレア
負傷者:DFサビッチ、MFチアゴ、アウグスト・フェルナンデス、FWガメイロ、トーレス
出場停止者:DFフィリペ・ルイス、MFガビ
▽1stレグで警告を受けたガビとフィリペ・ルイスの2選手が出場停止となる。負傷者に関しては、チアゴとアウグスト・フェルナンデスが引き続き欠場。また、脳震とうからの復帰を目指すトーレス、鼻骨骨折で保護マスク着用でのプレーを強いられるサビッチ、そ径部に問題を抱えるガメイロに欠場の可能性があるようだ。
▽スタメンに関しては、ケガ人たちの回復状況に左右されるが、前述の11人を予想スタメンに挙げた。
▽レバークーゼン予想スタメン
DF:ダ・コスタ、イェドバイ、ドラゴビッチ、ヴェンデウ
MF:バウムガルトリンガー、カンプル
MF:ベララビ、フォラント、ブラント
FW:エルナンデス
負傷者:GKレノ、DFトプラク、ター、MFベンダー、FWキースリンク
出場停止者:DFヘンリクス、MFチャルハノール
▽契約違反でFIFAから長期の出場停止を科されているチャルハノールに加え、1stレグで警告を受けたヘンリクスが出場停止となる。さらに、17歳の高校生MFハフェルツが高校の試験を受けるため、遠征メンバー外となった。負傷者に関しては、キャプテンのベンダー、トプラク、ター、キースリンクとセンターラインの主力が揃って欠場が確定。また、直近のブレーメン戦で鼻骨骨折のGKレノは保護マスク着用でプレーすることになるようだ。
▽多くの離脱者に加え、コルクト新監督2戦目となるため、スタメンの予想は困難だが、直近のブレーメン戦をベースに、前述の11人を予想した。
★注目選手
◆アトレティコ・マドリー:DFディエゴ・ゴディン
▽加えて、この試合では左サイドバックのレギュラーであるフィリペ・ルイス、中盤を締めるキャプテンのガビを出場停止で欠くため、守備面で少なからず問題が生じる可能性は十分にある。ゴディンには経験の少ない若手に対してきっちり声をかけながら、冷静なラインコントロール、身体を張ったブロックで守備を締める働きが求められる。また、こういったビッグマッチで鍵を握るセットプレーの場面では、攻守両面で重要な仕事を果たしたい。
◆レバークーゼン:MFユリアン・ブラント
▽アドバンテージを持つアトレティコが、ある程度引き気味に戦うことが予想される今回の一戦では、徹底的に中央のスペースを消してくる相手に対して、遅攻の精度がカギを握る。その中で質の高いフリーランでボールを引き出し、正確かつ創造性のあるラストパスを出せるブラントの存在は重要だ。ブラントには、密集地帯でも抜け目なくスペースを見つけるエルナンデスへのラストパスに加え、視野の広さを生かし、逆サイドでチャンスを窺うベララビへの局面を変えるパス、局面を打開する積極的な仕掛けというマルチタスクが期待される。
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▽世界屈指のプレッシングゲームが期待された、先月15日にバイ・アレーナで行われた1stレグでは、激しい球際での攻防が繰り広げられるも、守備の局面で互いにミスが目立つ、やや大味な試合となった。その流れの中でMFサウール・ニゲス、FWグリーズマン、FWガメイロ、FWトーレスと攻撃陣がきっちり仕事を果たしたアトレティコが、アウェイゴール4点を奪い、敵地で4-2の先勝を収めた。▽一方、DFドラゴビッチらの個人的なミスが響き、ホームでの1stレグで厳しい敗戦を喫したレバークーゼンは、その後のリーグ戦2試合でマインツ、ドルトムントに連敗。すると、2-6の屈辱的な大敗を喫したドルトムント戦後にロジャー・シュミット前監督が解任される、大きな事件が起こった。クラブはその後任にコルクト新監督を招へいしたが、直近のブレーメン戦では試合終了間際のDFトプラクのPK失敗が響き、格下相手にドロー。公式戦4戦未勝利で今回の一戦に臨むことになった。
▽両者の勝ち抜け条件は、敵地での1stレグを4-2で制したアトレティコが引き分け以上の結果で文句なし。また、1点差以内の敗戦か、3失点以内での2点差の敗戦でも突破が決まる。一方、レバークーゼンは3点差以上の勝利か、アウェイゴール5点以上奪っての2点差勝利で逆転突破が決まる。なお、レバークーゼンが4-2で勝利した場合のみ、延長戦に突入する。(延長戦でもアウェイゴールが適用)
◆アトレティコ・マドリー◆
【4-4-2】
【4-4-2】
▽アトレティコ・マドリー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:オブラクDF:ヴルサリコ、サビッチ、ゴディン、リュカ
MF:ガイタン、サウール・ニゲス、コケ、カラスコ
FW:グリーズマン、コレア
負傷者:DFサビッチ、MFチアゴ、アウグスト・フェルナンデス、FWガメイロ、トーレス
出場停止者:DFフィリペ・ルイス、MFガビ
▽1stレグで警告を受けたガビとフィリペ・ルイスの2選手が出場停止となる。負傷者に関しては、チアゴとアウグスト・フェルナンデスが引き続き欠場。また、脳震とうからの復帰を目指すトーレス、鼻骨骨折で保護マスク着用でのプレーを強いられるサビッチ、そ径部に問題を抱えるガメイロに欠場の可能性があるようだ。
▽スタメンに関しては、ケガ人たちの回復状況に左右されるが、前述の11人を予想スタメンに挙げた。
◆レバークーゼン◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽レバークーゼン予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:レノDF:ダ・コスタ、イェドバイ、ドラゴビッチ、ヴェンデウ
MF:バウムガルトリンガー、カンプル
MF:ベララビ、フォラント、ブラント
FW:エルナンデス
負傷者:GKレノ、DFトプラク、ター、MFベンダー、FWキースリンク
出場停止者:DFヘンリクス、MFチャルハノール
▽契約違反でFIFAから長期の出場停止を科されているチャルハノールに加え、1stレグで警告を受けたヘンリクスが出場停止となる。さらに、17歳の高校生MFハフェルツが高校の試験を受けるため、遠征メンバー外となった。負傷者に関しては、キャプテンのベンダー、トプラク、ター、キースリンクとセンターラインの主力が揃って欠場が確定。また、直近のブレーメン戦で鼻骨骨折のGKレノは保護マスク着用でプレーすることになるようだ。
▽多くの離脱者に加え、コルクト新監督2戦目となるため、スタメンの予想は困難だが、直近のブレーメン戦をベースに、前述の11人を予想した。
★注目選手
◆アトレティコ・マドリー:DFディエゴ・ゴディン
Getty Images
▽アトレティコの注目プレーヤーは、ディフェンスリーダーのゴディンだ。1stレグで2点のアドバンテージを得たアトレティコだが、今季のリーグ戦ではレアル・マドリー、ビジャレアル相手に2度の0-3の敗戦を喫しており、油断は全くできない。▽加えて、この試合では左サイドバックのレギュラーであるフィリペ・ルイス、中盤を締めるキャプテンのガビを出場停止で欠くため、守備面で少なからず問題が生じる可能性は十分にある。ゴディンには経験の少ない若手に対してきっちり声をかけながら、冷静なラインコントロール、身体を張ったブロックで守備を締める働きが求められる。また、こういったビッグマッチで鍵を握るセットプレーの場面では、攻守両面で重要な仕事を果たしたい。
◆レバークーゼン:MFユリアン・ブラント
Getty Images
▽一方、堅守アトレティコを相手に大量ゴールが求められるレバークーゼンの注目プレーヤーは、武骨なチームで最も創造性を発揮できるブラントだ。1stレグでは、逆サイドのベララビと共に攻め手となり、サビッチのオウンゴールを誘発する重要な働きも見せていた。▽アドバンテージを持つアトレティコが、ある程度引き気味に戦うことが予想される今回の一戦では、徹底的に中央のスペースを消してくる相手に対して、遅攻の精度がカギを握る。その中で質の高いフリーランでボールを引き出し、正確かつ創造性のあるラストパスを出せるブラントの存在は重要だ。ブラントには、密集地帯でも抜け目なくスペースを見つけるエルナンデスへのラストパスに加え、視野の広さを生かし、逆サイドでチャンスを窺うベララビへの局面を変えるパス、局面を打開する積極的な仕掛けというマルチタスクが期待される。
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