【プレビュー】年内最後のプレミアを締めくくるビッグマッチ!《リバプールvsマンチェスター・シティ》
2016.12.31 07:00 Sat
▽プレミアリーグ第19節、リバプールvsマンチェスター・シティの上位対決が日本時間1月1日02:30にアンフィールドでキックオフされる。首位のチェルシー(勝ち点46)を追走する2位のリバプール(勝ち点40)と、3位のシティ(勝ち点39)が2016年最後のプレミアを締めくくる注目のビッグマッチだ。
▽前節、ストーク・シティ相手に鮮やかな逆転勝利を飾り、リーグ戦3連勝で2位キープに成功したリバプール。そのストーク戦から中3日での開催となる今節では、強豪シティを相手に4連勝での2016年締めを目指す。中4日のシティに対して、コンディション面での不利を指摘する声もあるが、今季はヨーロッパのコンペティションに参加していないため勤続疲労はほとんどなく、“走れる”クロップ監督のチームが遅れを取る可能性は低い。
▽一方、リバプールと同様にリーグ戦3連勝で年内最後の一戦を迎えたシティは、前節のハル・シティ戦で復帰したフェルナンジーニョに続き、サスペンション明けのエースFWアグエロがこのビッグマッチで復帰と、追い風が吹いている。ただ、対戦相手のリバプールは昨シーズン2度のリーグ戦の対戦で、1-4と0-3で惨敗した苦手な相手だけに、今季から招へいされたグアルディオラ監督の手腕が試される一戦となる。
▽なお、ドルトムントとバイエルンの指揮官として対峙したクロップ監督とグアルディオラ監督の通算対戦成績は、4勝4敗と全くの五分。ヨーロッパ屈指の戦術家がプレミアリーグに舞台を移して初めて対峙する今回の一戦では、果たしてどちらの指揮官に軍配が上がるのか。
▽リバプール予想スタメン
DF:クライン、ロブレン、クラバン、ミルナー
MF:ララナ、ヘンダーソン、ワイナルドゥム
FW:サディオ・マネ、オリジ、フィルミノ
負傷者:DFマティプ、ジョー・ゴメス、MFコウチーニョ、グルイッチ、FWイングス
出場停止者:なし
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
DF:サーニャ、オタメンディ、コラロフ、クリシ
MF:ヤヤ・トゥーレ、フェルナンジーニョ
MF:スターリング、シルバ、デ・ブライネ
FW:アグエロ
負傷者:DFコンパニ、ストーンズ、MFデルフ、ギュンドアン
出場停止者:なし
▽コンパニ、デルフ、ギュンドアンの長期離脱組に加え、直近のハル・シティ戦でヒザを負傷したストーンズの欠場が濃厚だ。その一方で、4試合の出場停止明けとなるエースのアグエロが休養十分で戻ってくることは、チームにとって心強い。
▽スタメンに関してはハル・シティ戦のメンバーを基本に、アグエロを1トップに復帰させた形を予想する。だが、連戦に加え、ハイインテンシティのゲームを苦手とするヤヤ・トゥーレを外すプランも考えられる。また、ストーク戦をスタジアムで偵察していたグアルディオラ監督の“閃き”にも注目が集まる。
★注目選手
◆リバプール:DFラグナル・クラバン
▽今回のビッグマッチでは、プレミア屈指の攻撃力を誇るシティ相手に守備陣の奮闘が不可欠だ。アグエロの復帰によって、2列目の流動性に加えて縦への推進力が増す相手の攻撃に対して、高い集中力を誇るクラバンの読みを利かせた守備が機能するか、否かが勝敗を分けるはずだ。また、カウンターに弱さを見せるシティに対して、高精度のフィードでチャンスを演出したい。
◆マンチェスター・シティ:GKクラウディオ・ブラーボ
▽今回のリバプール戦では、プレミア最多の45ゴールを誇る相手に対して、いつも以上にセービング機会が増えるため、ある意味名誉挽回のチャンスでもある。加えて、ストーンズ不在の中でハイプレスを特長とする相手との対戦となるだけに、自身の存在価値の1つでもあるビルドアップの貢献という部分で見せ場が訪れるはずだ。初のプレミアで苦戦を強いられるブラーボは、年内最終戦にして前半戦を締めくくるこのビッグマッチで自身の真価を発揮できるか。
▽前節、ストーク・シティ相手に鮮やかな逆転勝利を飾り、リーグ戦3連勝で2位キープに成功したリバプール。そのストーク戦から中3日での開催となる今節では、強豪シティを相手に4連勝での2016年締めを目指す。中4日のシティに対して、コンディション面での不利を指摘する声もあるが、今季はヨーロッパのコンペティションに参加していないため勤続疲労はほとんどなく、“走れる”クロップ監督のチームが遅れを取る可能性は低い。
▽一方、リバプールと同様にリーグ戦3連勝で年内最後の一戦を迎えたシティは、前節のハル・シティ戦で復帰したフェルナンジーニョに続き、サスペンション明けのエースFWアグエロがこのビッグマッチで復帰と、追い風が吹いている。ただ、対戦相手のリバプールは昨シーズン2度のリーグ戦の対戦で、1-4と0-3で惨敗した苦手な相手だけに、今季から招へいされたグアルディオラ監督の手腕が試される一戦となる。
◆リバプール◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽リバプール予想スタメン
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(C)CWS Brains,LTD.
GK:ミニョレDF:クライン、ロブレン、クラバン、ミルナー
MF:ララナ、ヘンダーソン、ワイナルドゥム
FW:サディオ・マネ、オリジ、フィルミノ
負傷者:DFマティプ、ジョー・ゴメス、MFコウチーニョ、グルイッチ、FWイングス
出場停止者:なし
▽共に足首を痛めているマティプとコウチーニョが欠場となる。4日前に行われたストーク・シティ戦と同じスタメンで臨む可能性が高いが、コンディション面や戦術面を考慮してワイナルドゥムに代わってMFカンを起用する可能性もある。また、守備的に戦うならば、同じくカンを中盤に入れ、ララナをフィルミノかオリジに代えて、3トップの一角で起用する策も考えられる。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
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(C)CWS Brains,LTD.
GK:ブラーボDF:サーニャ、オタメンディ、コラロフ、クリシ
MF:ヤヤ・トゥーレ、フェルナンジーニョ
MF:スターリング、シルバ、デ・ブライネ
FW:アグエロ
負傷者:DFコンパニ、ストーンズ、MFデルフ、ギュンドアン
出場停止者:なし
▽コンパニ、デルフ、ギュンドアンの長期離脱組に加え、直近のハル・シティ戦でヒザを負傷したストーンズの欠場が濃厚だ。その一方で、4試合の出場停止明けとなるエースのアグエロが休養十分で戻ってくることは、チームにとって心強い。
▽スタメンに関してはハル・シティ戦のメンバーを基本に、アグエロを1トップに復帰させた形を予想する。だが、連戦に加え、ハイインテンシティのゲームを苦手とするヤヤ・トゥーレを外すプランも考えられる。また、ストーク戦をスタジアムで偵察していたグアルディオラ監督の“閃き”にも注目が集まる。
★注目選手
◆リバプール:DFラグナル・クラバン
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Getty Images
▽注目のビッグマッチだけに好調のララナやマネ、ヘンダーソンあたりの華のあるプレーヤーにスポットを当てたいところだが、今回の注目選手は、いぶし銀のクラバンを挙げたい。マティプやロブレンの陰に隠れてここまで大きな評価を受けていないものの、先日の“マージーサイド・ダービー”など、出場した試合で印象的なパフォーマンスを披露している31歳のエストニア代表DF。定評のある安定したフィード能力に加え、先日のダービーでは、FWルカク相手にほぼパーフェクトな対人守備を見せるなど、守備面での活躍も顕著だ。▽今回のビッグマッチでは、プレミア屈指の攻撃力を誇るシティ相手に守備陣の奮闘が不可欠だ。アグエロの復帰によって、2列目の流動性に加えて縦への推進力が増す相手の攻撃に対して、高い集中力を誇るクラバンの読みを利かせた守備が機能するか、否かが勝敗を分けるはずだ。また、カウンターに弱さを見せるシティに対して、高精度のフィードでチャンスを演出したい。
◆マンチェスター・シティ:GKクラウディオ・ブラーボ
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Getty Images
▽一方、シティの注目選手には、ビッグマッチで真価を発揮したいチリ人守護神の名前を挙げたい。ここ数年の絶対的守護神だったGKハートを押し出してシティの新守護神に収まったブラーボだったが、ここまでは不安定なパフォーマンスに終始し、前守護神を愛する英国人サポーターから厳しい非難に晒されている。とりわけ、CLバルセロナ戦やチェルシー戦、レスター・シティ戦とビッグマッチでのミスが目立っている。▽今回のリバプール戦では、プレミア最多の45ゴールを誇る相手に対して、いつも以上にセービング機会が増えるため、ある意味名誉挽回のチャンスでもある。加えて、ストーンズ不在の中でハイプレスを特長とする相手との対戦となるだけに、自身の存在価値の1つでもあるビルドアップの貢献という部分で見せ場が訪れるはずだ。初のプレミアで苦戦を強いられるブラーボは、年内最終戦にして前半戦を締めくくるこのビッグマッチで自身の真価を発揮できるか。
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