D・コスタが1G1Aのチェルシーがシティ撃破で8連勝! 愚行アグエロ&フェルナンジーニョ退場のシティは今季ホーム初黒星…《プレミアリーグ》
2016.12.03 23:41 Sat
▽プレミアリーグ第14節、マンチェスター・シティvsチェルシーの上位対決が3日にエティハド・スタジアムで行われ、アウェイのチェルシーが3-1で逆転勝利した。
▽一方、前節に今シーズン無敗のトッテナム相手に逆転勝利を収め、7連勝で首位を堅持したチェルシー(勝ち点31)。難敵シティ撃破を目指すコンテ監督は、負傷でベンチ外のマティッチに代えてセスクを起用。それ以外はアザールやジエゴ・コスタ、カンテなどベストメンバーがピッチに立った。
▽ペップの仕掛けたミラーゲームによって、立ち上がりから戦術的な要素が色濃い拮抗した展開が続く。時間の経過と共にシステムの熟成度で勝るチェルシーが、前からのプレスでハメてペースを掴む。4分と15分にはボックス付近でアザールが右足を振るが、相手のブロックなどに阻まれて先制点には繫がらない。
▽一方、距離感や立ち位置をうまく掴めず、やや劣勢が続くシティは、20分にコラロフからの斜めのクサビを受けたアグエロがボックス手前から枠を捉えたシュートを放ち、最初のチャンスを作る。続く24分には相手陣内右サイドで得たFKの場面でデ・ブライネのクロスにフェルナンジーニョが頭で合わせゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドの判定。すると、直後のプレーではセスクのロングフィードに反応したアザールにゴール前まで抜け出されるが、GKブラーボをかわして上げたクロスは、戻ったDFが何とか対応する。
▽その後は流動的な2シャドーとウイングバックの関係でサイドを攻略するシティが押し込む時間が続くと、前半終了間際の45分に先制点が生まれる。右サイドでヘスス・ナバスがゴール前に低くて速い好クロスを供給すると、ニアサイドでクリアを試みたケイヒルのクリアミスがゴール左上隅に突き刺さった。
▽前半終了間際に意外な形で拮抗が破れた試合は、後半も立ち上がりから攻め合う展開に。48分、味方とのワンツーから中央をドリブルで持ち上がったザネが右を併走するデ・ブライネにラストパス。デ・ブライネはボックス右からシュートを狙うが、これは同胞GKクルトワの好守に遭う。この直後にはモーゼスのスルーパスに抜け出したジエゴ・コスタに決定機も、ここはDFの寄せが気になったか、早めのタイミングでのシュートは枠の右に外れた。
▽流れを変えたいコンテ監督は50分、前半に足を痛めていたペドロを下げてウィリアンを投入。そのウィリアンは投入直後にいきなりフィニッシュに絡むも、シュートは枠の右に外れる。すると53分にはマルコス・アロンソのバックパスをDFケイヒルとGKクルトワがお見合いし、ボールをかっさらったアグエロに決定的なシュートを許すが、ここはケイヒルが何とかかき出して事なきを得た。
▽後半も優勢に試合を運ぶシティは57分に追加点のチャンス。ボックス右に抜け出したヘスス・ナバスのグラウンダーのクロスを、ファーサイドでフリーのデ・ブライネが無人のゴールへ流し込みにかかるが、シュートをふかしてしまい、ボールはクロスバーを叩く。
▽立て続けのピンチを辛くも凌いだチェルシーは、久々の先発で意気込むセスクが魅せる。60分、自陣中央から狙いすましたロングフィードを前線に送ると、ボックス内でDFオタメンディを振り切ったジエゴ・コスタが冷静に流し込んだ。
▽追いつかれたものの、試合の主導権を握るシティは、失点から2分後にカンテのボールロストを誘ったショートカウンターからデ・ブライネのラストパスに抜け出したアグエロに絶好機もGKクルトワのビッグセーブに阻まれる。その後もサイドを起点にチャンスを作るものの、最後のところでうまくいかない。すると、再三のチャンスを逸したツケを払うことになる。
▽粘り強い守備でイーブンの状況を保つチェルシーは70分、自陣深くからのロングカウンターでハーフウェイライン付近でオタメンディと入れ替わったジエゴ・コスタが右サイドに走り込むウィリアンに丁寧なラストパス。このままボックス内に持ち込んだウィリアンがゴール左隅へ冷静に流し込み、逆転に成功した。
▽まずい試合運びで逆転を許したシティは、75分過ぎにギュンドアン、ストーンズを下げてヤヤ・トゥーレ、イヘアナチョを投入。より攻撃的な陣容で同点ゴールを目指す。だが、重心を下げて5バックに近い布陣で守るチェルシーの堅守を崩し切れない。
▽試合終盤にかけてもシティが押し込む展開が続く中、試合巧者のチェルシーがカウンターから3点目を奪う。90分、自陣深くからセスクの落としを受けたマルコス・アロンソのロングフィードに抜け出したアザールが冷静にGKとの一対一を制した。これで試合の決着が付いたものの、後半アディショナルタイムにフラストレーションを溜めていたアグエロがダビド・ルイスに危険な両足タックルを見舞い、一発レッドで退場に。さらにこのプレーをキッカケに両軍が小競り合いを起こした中で暴力行為を働いたフェルナンジーニョにもレッドカードが掲示され、後味の悪いまま試合は終戦した。
▽前節に続き見事な勝負強さを発揮し、逆転勝利を収めたチェルシーが、破竹の8連勝で首位の座を堅持。一方、ホームで今季初黒星を喫したシティは、エースのアグエロとフェルナンジーニョに数試合の出場停止の可能性と痛恨の敗戦となった。
PR
▽前節、堅守バーンリー相手に苦戦もエースのFWアグエロの2ゴールで勝ちきったシティ(勝ち点30)は、来週ミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)のセルティック戦を控えるものの、既に2位通過が確定しているため、今回の一戦に全力を注ぐ。前節からのメンバー変更は6人。負傷を抱えるノリートとスターリングの両翼に代えて、ヘスス・ナバスとリロイ・ザネをウイングバックで起用。相手の [3-4-3]にシステムを合わせ、最前線のアグエロの下にデ・ブライネとシルバが2シャドーに入った。▽ペップの仕掛けたミラーゲームによって、立ち上がりから戦術的な要素が色濃い拮抗した展開が続く。時間の経過と共にシステムの熟成度で勝るチェルシーが、前からのプレスでハメてペースを掴む。4分と15分にはボックス付近でアザールが右足を振るが、相手のブロックなどに阻まれて先制点には繫がらない。
▽一方、距離感や立ち位置をうまく掴めず、やや劣勢が続くシティは、20分にコラロフからの斜めのクサビを受けたアグエロがボックス手前から枠を捉えたシュートを放ち、最初のチャンスを作る。続く24分には相手陣内右サイドで得たFKの場面でデ・ブライネのクロスにフェルナンジーニョが頭で合わせゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドの判定。すると、直後のプレーではセスクのロングフィードに反応したアザールにゴール前まで抜け出されるが、GKブラーボをかわして上げたクロスは、戻ったDFが何とか対応する。
▽前半半ばを過ぎて徐々に試合がオープンになっていく中、シティに絶好機。34分、右サイドから中に切り込んだシルバからボックス左に走り込むザネに絶妙なクロスが通る。そして、ザネがワンタッチで折り返したボールをゴール前のアグエロがボレーで合わすが、これはDFの身体を張ったブロックに阻まれた。
▽その後は流動的な2シャドーとウイングバックの関係でサイドを攻略するシティが押し込む時間が続くと、前半終了間際の45分に先制点が生まれる。右サイドでヘスス・ナバスがゴール前に低くて速い好クロスを供給すると、ニアサイドでクリアを試みたケイヒルのクリアミスがゴール左上隅に突き刺さった。
▽前半終了間際に意外な形で拮抗が破れた試合は、後半も立ち上がりから攻め合う展開に。48分、味方とのワンツーから中央をドリブルで持ち上がったザネが右を併走するデ・ブライネにラストパス。デ・ブライネはボックス右からシュートを狙うが、これは同胞GKクルトワの好守に遭う。この直後にはモーゼスのスルーパスに抜け出したジエゴ・コスタに決定機も、ここはDFの寄せが気になったか、早めのタイミングでのシュートは枠の右に外れた。
▽流れを変えたいコンテ監督は50分、前半に足を痛めていたペドロを下げてウィリアンを投入。そのウィリアンは投入直後にいきなりフィニッシュに絡むも、シュートは枠の右に外れる。すると53分にはマルコス・アロンソのバックパスをDFケイヒルとGKクルトワがお見合いし、ボールをかっさらったアグエロに決定的なシュートを許すが、ここはケイヒルが何とかかき出して事なきを得た。
▽後半も優勢に試合を運ぶシティは57分に追加点のチャンス。ボックス右に抜け出したヘスス・ナバスのグラウンダーのクロスを、ファーサイドでフリーのデ・ブライネが無人のゴールへ流し込みにかかるが、シュートをふかしてしまい、ボールはクロスバーを叩く。
▽立て続けのピンチを辛くも凌いだチェルシーは、久々の先発で意気込むセスクが魅せる。60分、自陣中央から狙いすましたロングフィードを前線に送ると、ボックス内でDFオタメンディを振り切ったジエゴ・コスタが冷静に流し込んだ。
▽追いつかれたものの、試合の主導権を握るシティは、失点から2分後にカンテのボールロストを誘ったショートカウンターからデ・ブライネのラストパスに抜け出したアグエロに絶好機もGKクルトワのビッグセーブに阻まれる。その後もサイドを起点にチャンスを作るものの、最後のところでうまくいかない。すると、再三のチャンスを逸したツケを払うことになる。
▽粘り強い守備でイーブンの状況を保つチェルシーは70分、自陣深くからのロングカウンターでハーフウェイライン付近でオタメンディと入れ替わったジエゴ・コスタが右サイドに走り込むウィリアンに丁寧なラストパス。このままボックス内に持ち込んだウィリアンがゴール左隅へ冷静に流し込み、逆転に成功した。
▽まずい試合運びで逆転を許したシティは、75分過ぎにギュンドアン、ストーンズを下げてヤヤ・トゥーレ、イヘアナチョを投入。より攻撃的な陣容で同点ゴールを目指す。だが、重心を下げて5バックに近い布陣で守るチェルシーの堅守を崩し切れない。
▽試合終盤にかけてもシティが押し込む展開が続く中、試合巧者のチェルシーがカウンターから3点目を奪う。90分、自陣深くからセスクの落としを受けたマルコス・アロンソのロングフィードに抜け出したアザールが冷静にGKとの一対一を制した。これで試合の決着が付いたものの、後半アディショナルタイムにフラストレーションを溜めていたアグエロがダビド・ルイスに危険な両足タックルを見舞い、一発レッドで退場に。さらにこのプレーをキッカケに両軍が小競り合いを起こした中で暴力行為を働いたフェルナンジーニョにもレッドカードが掲示され、後味の悪いまま試合は終戦した。
▽前節に続き見事な勝負強さを発揮し、逆転勝利を収めたチェルシーが、破竹の8連勝で首位の座を堅持。一方、ホームで今季初黒星を喫したシティは、エースのアグエロとフェルナンジーニョに数試合の出場停止の可能性と痛恨の敗戦となった。
PR
|
関連ニュース