【J1チーム別総括】残留争いの1stステージが一転、スタイルがハマった2ndステージ《サガン鳥栖》
2016.11.11 22:00 Fri
▽明治安田生命J1リーグの全日程が11月3日に終了した。2016シーズンのJ1を振り返り、超ワールドサッカー編集部が各チームを採点。シーズンを振り返るとともに、チーム内の最優秀選手賞、敢闘賞、ブレイクスルー賞を決定した。第8回目は、2ndステージで巻き返しを見せた11位のサガン鳥栖編をお届けする。
◆チーム採点
50点(100点満点)
◆チーム成績
◆シーズン総括
▽1stステージ終了時点では残留争いに飲み込まれるだろうと考えられていた。マッシモ・フィッカデンティ監督が用いる[4-4-2]のフォーメーションは、守備面で成果を上げるも攻撃面ではハマっていない印象が強く、1stステージ総括では[4-2-3-1]に戻すことで即効性があるのではと記した。しかし、指揮官は自身の戦術をチームに落とし込み、2ndステージで見事に復活を遂げた。
▽1stステージで課題とした得点力に関しては、FW豊田陽平が5シーズン連続の15ゴール達成とはならなかったものの13ゴールをマーク。さらに、2ndステージに入ってからは新加入のFW富山貴光が5ゴール(1stステージは0ゴール)、MF鎌田大地が5ゴール(1stステージ2ゴール)とチームだけでなく個人でも調子を上げた選手が現れた。シーズンを通して考えると満足できる結果ではないが、指揮官の戦術が浸透してきた後半の戦いは来季に希望が持てるものとなった。
30試合出場(先発30試合)/5得点
▽走れる、運べる、捌ける、戦えると改めて鳥栖に欠かせない存在であることを示した。今シーズンはフィッカデンティ監督の下、サイドハーフではなくインサイドハーフとして起用された。今までよりも低い位置でのプレーとなったが、攻守に全力のプレーを見せた。監督からの信頼も厚く今季はキャプテンも務めたが、兵役の関係で今シーズン限りで7年間を過ごした鳥栖を退団することは残念でならない。
◆敢闘賞
28試合出場(先発28試合)/7得点
▽シーズン序盤には左肘関節後方脱臼のケガもあり、1stステージは本調子とは程遠いパフォーマンスだった。リオ五輪の代表メンバーからも漏れたが、2ndステージは奮起。全試合にスタメン出場を果たすと、5ゴールを奪う活躍を見せチームを牽引。シーズンを通しても自身最多となる7ゴールを奪うなど、チームの主力として好パフォーマンスを見せた。
◆ブレイクスルー賞
25試合出場(先発11試合)/5得点
▽大宮アルディージャから今シーズン鳥栖へと加入したが、1stステージは出場機会を得るも結果を残せずノーゴールに終わった。しかし、2ndステージでは第1節のFC東京戦で移籍後初ゴールをマーク。その後もコンスタントにゴールを奪い、キャリアハイとなるシーズン5ゴールを奪った。もともと得意とするハードワークの部分はチームスタイルにも合致。フィッカデンティ監督のサッカーに順応できたシーズンだけに、来シーズンの更なる飛躍に期待がかかる。
◆チーム採点
50点(100点満点)
◆シーズン総括
▽1stステージ終了時点では残留争いに飲み込まれるだろうと考えられていた。マッシモ・フィッカデンティ監督が用いる[4-4-2]のフォーメーションは、守備面で成果を上げるも攻撃面ではハマっていない印象が強く、1stステージ総括では[4-2-3-1]に戻すことで即効性があるのではと記した。しかし、指揮官は自身の戦術をチームに落とし込み、2ndステージで見事に復活を遂げた。
▽1stステージで課題とした得点力に関しては、FW豊田陽平が5シーズン連続の15ゴール達成とはならなかったものの13ゴールをマーク。さらに、2ndステージに入ってからは新加入のFW富山貴光が5ゴール(1stステージは0ゴール)、MF鎌田大地が5ゴール(1stステージ2ゴール)とチームだけでなく個人でも調子を上げた選手が現れた。シーズンを通して考えると満足できる結果ではないが、指揮官の戦術が浸透してきた後半の戦いは来季に希望が持てるものとなった。
◆最優秀選手賞
Getty Images
MF金民友(26)30試合出場(先発30試合)/5得点
▽走れる、運べる、捌ける、戦えると改めて鳥栖に欠かせない存在であることを示した。今シーズンはフィッカデンティ監督の下、サイドハーフではなくインサイドハーフとして起用された。今までよりも低い位置でのプレーとなったが、攻守に全力のプレーを見せた。監督からの信頼も厚く今季はキャプテンも務めたが、兵役の関係で今シーズン限りで7年間を過ごした鳥栖を退団することは残念でならない。
◆敢闘賞
Getty Images
MF鎌田大地(20)28試合出場(先発28試合)/7得点
▽シーズン序盤には左肘関節後方脱臼のケガもあり、1stステージは本調子とは程遠いパフォーマンスだった。リオ五輪の代表メンバーからも漏れたが、2ndステージは奮起。全試合にスタメン出場を果たすと、5ゴールを奪う活躍を見せチームを牽引。シーズンを通しても自身最多となる7ゴールを奪うなど、チームの主力として好パフォーマンスを見せた。
◆ブレイクスルー賞
Getty Images
FW富山貴光(25)25試合出場(先発11試合)/5得点
▽大宮アルディージャから今シーズン鳥栖へと加入したが、1stステージは出場機会を得るも結果を残せずノーゴールに終わった。しかし、2ndステージでは第1節のFC東京戦で移籍後初ゴールをマーク。その後もコンスタントにゴールを奪い、キャリアハイとなるシーズン5ゴールを奪った。もともと得意とするハードワークの部分はチームスタイルにも合致。フィッカデンティ監督のサッカーに順応できたシーズンだけに、来シーズンの更なる飛躍に期待がかかる。
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