もはや日本は警戒すべき相手ではない?…元浦和の豪州代表DF「かなり自信ある」

2016.10.10 09:30 Mon
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▽アジア諸国にとって、もはや日本代表は警戒すべき相手ではないのかもしれない。中国スーパーリーグの杭州緑城に所属するオーストラリア代表DFマシュー・スピラノビッチが、11日に行われるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第4戦で対戦する日本代表戦に自信をのぞかせた。

▽オーストラリアは現在、2勝1分けで首位に位置。11日には、大会開幕当初よりグループ最大のライバルと目されてきた日本をホームで迎え撃つ。しかし、かつて浦和レッズでプレーしたオーストラリア人センターバックは、日本を強敵とみなしていないようだ。イギリス『ガーディアン』が伝えた。
「彼らはクオリティのあるチームだけど、僕らだってそうだ。僕らは、かなりの自信をもって試合に臨むし、そうでなければ。競争力の高い試合になるだろう」

▽ホームで行われた初戦のUAE代表戦を落としたことにより、2勝1敗で上位を追いかける立場の日本にとって、今回の敵地でのオーストラリア戦は引き分けでも不十分。果たして、ハリルジャパンは強敵オーストラリアを下して、周囲からのリスペクトされる立場に返り咲くことができるのだろうか。
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