レーティング:ウェールズ 2-1 スロバキア《ユーロ2016》

2016.06.12 03:11 Sun
Getty Images
▽ユーロ2016グループB第1節のウェールズ代表vsスロバキア代表が11日、スタッド・ド・ボルドーで行われ、2-1でウェールズが勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。

(C)CWS Brains,LTD.
▽ウェールズ採点
GK
21 ウォード 5.5
ミドルシュートを的確にセーブ
DF
5 チェスター 6.0
安定した守備を続けた

6 ウィリアムズ 6.0
ジュリシュを試合から締め出した

4 B・デイビス 6.5
3分の大ピンチを決死のスライディングタックルで防ぐ
MF
2 ガンター 5.5
シュベントを押し込んだ

10 ラムジー 6.0
2トップにうまく絡んでいた。勝ち越しゴールを演出

(→A・リチャーズ -)

14 エドワーズ 6.0
ジョー・アレンと共に守備を締める

(→レドリー 5.5)
すんなりと試合に入った

7 ジョー・アレン 6.0
攻守に貢献。的確にボールを動かした

3 テイラー 5.5
ペカリークとの攻防で優位に立つ

FW
20 J・ウィリアムズ 6.0
よく動いてボールを引き出した。守備面でも貢献

(→カヌ 6.5)
値千金の決勝ゴールを奪う

11 ベイル 7.0
直接FKで先制弾を決め、カウンターから度々脅威となった

監督
クリス・コールマン 6.0
カヌの投入が当たって接戦を制す

(C)CWS Brains,LTD.
▽スロバキア採点
GK
23 コザチック 5.0
特別好守なし。ベイルの直接FKは何とか止めて欲しかった

DF
2 ペカリーク 5.0
守備重視のプレーぶり

3 シュクルテル 5.5
ベイルとのマッチアップが多かったが、やや後手に回った

4 ドゥリツァ 5.5
身体を張った対応を続けるもJ・ウィリアムズ に苦戦

18 シュベント 5.0
攻撃に絡むことはできなかった

MF
20 マク 6.0
後半に存在感を増して1アシスト

19 クツカ 6.0
ハードに動いて戦った

13 ホロソフスキ 5.5
ややラムジーにバイタルエリアを使われた

(→ドゥダ 6.5)
1stプレーでゴールを奪った

17 ハムシク 6.0
3分の決定機が決まっていれば違う展開だった。好機を幾つか演出

7 バイス 5.5
ドリブルで打開を図ったが突破しきれず

(→ストフ -)

FW
21 ジュリシュ 5.0
ウィリアムズに封じられた

(→ネメツ 5.5)
終盤にポスト直撃のシュートがあった

監督
コザク 5.5
ドゥダの投入が当たったが惜敗

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ベイル(ウェールズ)
▽役者の違いを見せ付けた。圧巻のFKで先制ゴールをもたらし、カウンターでスロバキアを揺さぶった。

ウェールズ 2-1 スロバキア
【ウェールズ】
ベイル(前10)
カヌ(後36)
【スロバキア】
ドゥダ(後16)
関連ニュース

ユーロで見せた監督・ロナウドについてモウリーニョ「何かをもたらすことはなかった」と一刀両断

▽マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督が、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユーロ2016決勝で見せた“監督姿”にもの申した。スペイン『アス』が報じている。 ▽ポルトガルは今夏に行われたユーロ2016決勝でフランス代表と対戦した。この試合に先発出場を果たしたC・ロナウドだったが、前半の立ち上がりに相手選手と交錯して左ヒザを負傷。治療を行い、一度はピッチに戻るも25分に自ら交代を申し出てピッチを後にした。 ▽涙を浮かべながらベンチへと下がったC・ロナウドだったが、試合終盤にはテクニカルエリアに飛び出し、フェルナンド・サントス監督を押しのけて味方に指示を送るなど、その姿は未来の監督そのものだった。 ▽しかしモウリーニョ監督にはその姿を好意的には捉えていないようだ。C・ロナウドの行為は感情をコントロールできなかったものであり、チームに何かをもたらしたわけではないと分析している。 「結論から言うと、C・ロナウドはユーロ決勝の最後の数分でチームに何かをもたらすことはなかった。全てにおいて大事なことは、ピッチ上の11人がどんなプレーをするかと、彼らに対して指揮官がどういう指示を出すか」 「彼はほんの少し感情をコントロールできなかった。当然、その行為のすべてが悪いわけではない。ただ、あの場面では指揮官が重要な決断を下すことがある。私の経験上、選手は目の前の出来事に夢中になっており、それをコントロールするのが指揮官務めだ」 2016.08.06 13:07 Sat

「C・ロナウド負傷のタックルに悪意はなかった」 UEFA審判部長がパイエに言及

UEFA審判部長のピエルルイジ・コッリーナ氏が、ユーロ2016決勝でポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを負傷させることになったフランス代表MFディミトリ・パイエのタックルに言及した。ファウルではあったが、パイエに悪意はなかったとの見解を示している。<br><br>ファイナルの序盤にパイエのタックルを受けてひざを負傷したC・ロナウドは、なんとかプレーを続けようとしたものの、最終的に涙を見せながら担架で運び出された。<br><br>パイエは試合後、「タックルに行っただけ」「意図的なことではなかった」と、C・ロナウドを負傷させるつもりはなかったと強調している。<br><br>コッリーナ氏も同じ見解のようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、次のように述べている。<br><br>「パイエのタックルは笛を吹くべきものだった。ファウルだった。イエローカードにも値したか? それは議論できるところだ。だが、ひざとひざの衝突であり、偶然のものだった」<br><br>「不運なエピソードだった。パイエはケガをさせたかったわけではない」<br><br>また、コッリーナ氏は大会全体を通じてのレフェリングに胸を張っている。<br><br>「我々は多くの賛辞を寄せてもらった。例えば(アレックス・)ファーガソンや(アーセン・)ヴェンゲルといった指導者からも大きな賛辞があった」<br><br>「ユーロ2012もうまくいき、それ以上にやるのは簡単なことじゃなかった。4年前の31試合から51試合となり、グループ3位チームでも決勝トーナメントに進めることで、すべての試合が決定的なものとなるなど、ずっと難しい大会だったが、我々はそれに成功したんだ」<br><br>さらに、抗議やシミュレーションによるイエローカードがほとんどなかったことも指摘している。<br><br>「205枚のイエローカードのうち、抗議によるものは9枚、シミュレーションによるものは1枚だけだった。一発レッドはフランス対アイルランド戦の1枚だけだ。決定機阻止でやむを得ないものだった。我々がプレーのことをよく考えていたということだ。それがスペクタクルにつながる。危険なタックルも最小限だった」<br><br><br>提供:goal.com 2016.07.18 08:26 Mon

ポルトガル優勝の立役者が明かす壮絶人生…「父は母を殺して投獄されている」

ユーロ2016でポルトガルの優勝を決める英雄となったFWエデルが、衝撃的な事実を明かした。同選手の父親は殺人の罪で投獄されており、16年間の刑期をまもなく終えるところだという。<br><br>10日に行われたユーロ決勝で開催国フランスと対戦したポルトガルは、エースFWクリスティアーノ・ロナウドを前半のうちに負傷で失うことになったが、勝負を決めたのは意外な男だった。交代出場のエデルが延長後半に決勝点を奪い、ポルトガルに悲願の初優勝をもたらした。<br><br>エデルは旧ポルトガル植民地であるギニアビサウで生まれ、2歳のときにポルトガルへ移った。だが8歳の頃には経済的事情により親元を離れ、施設で育ったという。<br><br>2012年にポルトガル代表デビューを飾ったとはいえ、国際レベルで大きな脚光を浴びることはなく、昨年夏に加入したスウォンジーでは無得点。シーズン後半はリールへレンタル(その後完全移籍)されて過ごすことになったが、そのフランスの地で大きな仕事を成し遂げ、28歳にして一躍注目を浴びることになった。<br><br>そのエデルが明かしたところによれば、父親は現在英国で刑に服しているという。ポルトガルのテレビに次のように語ったとして、イギリスなどのメディアが伝えている。<br><br>「父は僕が12歳の頃から投獄されている。継母が死んだあと、殺人の疑いをかけられたんだ。確か16年の判決だったと思う」<br><br>「(2008年に)アカデミカへ移籍して、稼げるようになってからは、父に面会するためイングランドへ行けるようになった。休暇のたびに会いに行っていたよ」<br><br>提供:goal.com 2016.07.15 21:00 Fri

カントナ氏、ユーロ制覇のポルトガルを痛烈批判 「間抜けなサッカー」

元フランス代表のエリック・カントナ氏が、ユーロ2016を制覇したポルトガル代表のサッカーを痛烈に批判した。<br><br>決勝でフランスを破り、悲願のユーロ初優勝を飾ったポルトガル。しかしながら3分けでのグループステージ突破をはじめ、準決勝ウェールズ戦を除いては90分で決着を着けた試合がなく、絶対的な王者の印象を与えることはなかった。<br><br>カントナ氏は『Eurosport』でポルトガルの戦いぶりを非難している。<br><br>「今回のユーロでは、歴史がつくられた。ポルトガルには、これまでエウゼビオ、ルイス・フィーゴ、クリスティアーノ・ロナウドといった選手がいた。まるで格別に美味しいケーキのように、初めての優勝を達成した」<br><br>「そのサッカーは間抜けで、見るに堪えない、コントロールの利かない類のものだった。だが、初めての優勝とはそういうものかもしれない」<br><br>またカントナ氏は、ポルトガル代表のエースにも厳しい言葉を向けている。<br><br>「決勝は最新の悲劇と言える要素に満ちていた。数千の蛾が飛び回り、自称世界一のサッカー選手が負傷で泣きながら交代せざるを得なかった」<br><br>「クリスティアーノの夢は砕けたかに見えた。だが、60分で息を吹き返し、最後は&ldquo;監督&rdquo;になっていた」<br><br><br>提供:goal.com 2016.07.14 18:29 Thu

【日本サッカー見聞録】EUROとJを見比べて感じた疑問

▽今週10日にポルトガルの初優勝で終わったEUROだが、ポゼッションサッカーで一時代を築いたスペインは、主力の高齢化もあり決勝トーナメント1回戦でイタリアに敗れた。W杯を制し、EUROでも連覇を果たした“無敵艦隊”も、一つの時代が終わったと言える。スペイン同様、準決勝ではポゼッションでフランスを圧倒したドイツも敗れ、決勝では終始試合を支配したフランスが延長戦でポルトガルに屈した。 ▽W杯やEUROのような長期間に渡る大会でジャイアントキリングを起こすには、アイスランドのような堅守速攻型しか方法がないことは、過去にもギリシャが証明している。世界のトレンドとして、このままポゼッションサッカーは衰退していくのだろうか。 ▽と言ったところでJリーグである。第2ステージの第3節を消化したばかりだが、3連勝を飾った川崎F、横浜FM、浦和、そして4位につけるG大阪にはいずれも共通点がある。それは中盤に違いを生み出せるパサーがいることだ。中村憲、中村俊、柏木、遠藤らベテランのプレーメーカーがチームを牽引し、横浜FM以外はポゼッションサッカーで優勝争いを演じている。第1ステージ覇者の鹿島にも小笠原と柴崎というプレーメーカーを擁している。 ▽ほんの10年くらい前の日本は、プレーメーカーの宝庫だった。小野、中田英、中村俊、稲本ら中盤にはきらめくようなタレントがいた。しかし現在は香川を筆頭に原口、宇佐美、南野らサイドアタッカーが海外移籍を果たし、リオ五輪日本代表にもプレーメーカーは見当たらない。これはこれでトレンドなのかもしれないが、日本のトップレベルであるJ1リーグで優勝争いを演じているのは、いずれもプレーメーカーを擁したポゼッションサッカーという点にギャップを感じてしまう。そしてACLでのJリーグ勢の凋落が追い打ちを掛ける。Jリーグは世界のトレンドと逆行しているのではないかという疑問である。 ▽ただし、やむを得ない事情もある。日本は欧州やアフリカ勢はもちろん、韓国や中国と比較しても190センチ台の巨漢CBやストライカーはいないし、今後も出て来る可能性は低い。このためアジリティとスキルで勝負するしかなく、必然的にポゼッションサッカーにならざるを得ない。そこで気になるのが、プレーメーカーの後継者だ。いまだ中村憲、中村俊が輝きを放っている一方、彼らの系譜を継ぐ選手がすぐに思い浮かばない。可能性を秘めているのは大島くらいだが、前任者に比べると“小粒感”は否めない。 ▽大型CBとストライカーの育成は日本サッカーの課題であるが、本田や柏木の後継者の発掘と育成も急務なのではないだろうか。1カ月近く、EUROとJリーグを交互に見比べて感じた素朴な疑問だった。<hr>【六川亨】1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた、博識ジャーナリストである。 2016.07.14 15:30 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly