ハリルホジッチ監督「このようなハイレベルな試合を見られるのは稀」

2016.06.04 06:22 Sat
Getty Images
▽キリンカップサッカー2016の日本代表vsブルガリア代表が3日に豊田スタジアムで行われ、日本が7-2で勝利した。

▽この試合を振り返った日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督の記者会見でのコメントは以下の通り。
ハリルホジッチ監督(日本)
「大したことを言うことはないが、素晴らしい試合だったと思う。特にオフェンス面。かなり高いレベルでプレーしたと思う。ブルガリアに対してグラウンダーで速いプレーをしろと言った。特に背後を見つけて、ワンタッチかツータッチを指示した。ゴールを仕留めるところも今日はファンタスティックだった。このようにハイレベルな試合を見られるのは稀だと思う」

「選手にはブラボーと言った。2失点したのはガッカリしたが、ちょっとしたリラックスがあったのか、厳しさがなくなったのか。いつも理想的に終わるわけではない。チームは良い道を歩いているのかなと思う。この道を歩けば、最終予選に向けて良い準備ができると思う」

──香川と清武を同時に起用した感想は
「これは一つのチャレンジでもあった。トレーニングもして、左サイドの動きについてキヨ(清武)とディスカッションもした。テクニックのある選手で、パスのクオリティも良い。ただ、時々やりすぎるところがあった。彼には指示したのは『もっとシンプルにやってくれ』ということだった。多くのことにトライした」
「途中で入った選手もクオリティを見せてくれた。恥ずかしさは少し見えたが、日本代表としてトレーニングを続ければ、もっと伸びる可能性も見えた。各ポジションに競争を与えている。それによって日本代表はアドバンテージを取れている。今日は本田はプレーしなかった。本田がいなくても、彼に代わってプレーができる。しかし、私はまだまだ本田のことを信頼している」

──後半途中から起用した浅野の評価は? PKは監督の指示か
「途中から入ったにもかかわらず、彼がパトロンとなって、全部やろうとした。本当に勇気のある人間だと思う。浅野は1年以上追跡している。広島ではなかなか先発を取れなかったが、背後に行くところ、パワーで興味深い選手だった。途中から起用したが、彼の働きには満足している。ゴールの可能性も見せてくれた。PKについては、最初は宇佐美に蹴らせようと思ったが、ベンチの人間が全員声を荒げて『浅野、浅野』と。試合も試合だったので、浅野に報酬をあげようかなと。浅野に機会を与えて、みんなを喜ばせたいなと思った」

「スタッフも選手も含めて、良い雰囲気をつくってくれている。ただ、まだ修正しなければならないところもある。疲労もかなり来ている。(香川)真司はかなり大きな打撲をしたので、それもちょっと心配だ。本田に関しても次の試合どうなるか分からない。ファイナルではボスニア・ヘルツェゴビナに是非とも勝利したいと思っているが、これもハイレベルな戦いになると思う。決勝でも勝利を追求しなければいけないし、それができれば本当に素晴らしいことだと思う」

──失点を除いて不満な点があるとすれば
「我々は体力をまだまだうまくコントロールしていない。毎回ハイプレスをかけることはできない。ブロックをもうちょっと管理したほうがいいかなと思う。相手がさらに高いレベルになると、今日のようなブロックでは問題が起きる。今日は『まずしっかりブロックを形成してくれ』とずっと叫んでいた。ブロックをしっかり作ってから行かせたかった。特に真ん中ではなく、サイドでプレスをかけたかった。相手をサイドに誘った上で、そこからプレスをかけたかった。トレーニングでやっていたが、まだまだオートマティックにやるには時間がかかる。この合宿中、何人かの選手をかなり怒った。なぜならまったくしゃべらない人間がいたからだ。もっとコミュニケーションを取って、お互いを励まし合う必要がある。トレーニングではそういうことをかなり強調してやってきた」

「今日はいろいろ試した中で、いろんなミスも起こった。2失点は少し残念かなと思う。(川島)永嗣もよくやってくれた。2、3回、素晴らしいセーブを見せてくれた。特にPKだ。永嗣もかなりトレーニングをしてきて、疲労が溜まっている。何人かの選手は疲労が溜まっている。選手を祝福したいが、まだまだ理想のレベルにはない。世界有数の国になったわけではないので、まだまだトレーニングを続けないといけない。冷静な状態でいないといけない。ただ、日本代表は高いレベルで試合ができるということを見せた。ブルガリアがこんなに失点した試合を私は知らない。いくつかのアクションは素晴らしかった。クラブと違って、代表でオートマティックを見せるのは難しい。そういったことも含めて選手を祝福したい」

――特に前半は攻撃の効率が良かったが原因は
「美しいアクションがあった。それは我々がゴール前の連続プレーをとにかくトレーニングしてきたからだ。ただし、ラッキーな面もあった。昨年は決定機をつくりながらも得点率が低かった。(吉田)麻也は2点取った。素晴らしいアクションで点を取った。現代フットボールを我々は見せたと思う。いろんな点の取り方があった。真司はヘディングだった。彼に強調したのは『ニア、ファーに走り込みなさい』ということだった。ヘディングはそんなに得意な選手ではないが、点を取った。私は『キミたちは得点できるんだよ』と言い続けた。清武、真司、(長友)佑都に関しても、シュートを打てる場面があったのに、まだまだ無駄なプレーが多かった。このように向上してきたことに関して選手を褒めたいし、こんなに点を取って批判することができるだろうか。スピードも良かった。ただ、まだまだ得点率を上げることは可能だ」
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