【広島】連覇目指す王者、最大の課題はドウグラスの穴埋め《J1チーム診断》
2016.02.26 19:45 Fri
▽2015シーズンは1stステージで3位、2ndステージで優勝し、過去10年のJリーグで最多の勝ち点を獲得した。そして、チャンピオンシップでG大阪を退けてJリーグ王者となると、クラブ・ワールドカップでもオークランドとマゼンベを撃破。準決勝のリーベル・プレートには敗れたが、広州恒大との3位決定戦を制すなど、素晴らしい成績を残した。今シーズンはプレシーズンマッチで白星を重ね、20日に行われたFUJI XEROX SUPER CUP 2016でもG大阪を相手に完勝。開幕を前に好仕上がりをアピールしている。
◆2016シーズンのIN&OUT
【IN】
DF大谷尚輝←熊本※復帰
MFキム・ボムヨン←山形
MF長沼洋一←広島ユース
MF森島司←四日市中央工業高
FWピーター・ウタカ←清水※期限付き移籍
FW宮吉拓実←京都
【OUT】
DFビョン・ジュンボン→清水※期限付き移籍
DF石川大徳→群馬
DFパク・ヒョンジン→長崎
MF山岸智→大分
MFキム・ジョンソク→FC刈谷
MF鮫島晃太→藤枝MYFC
FWドウグラス→アル・アイン(UAE)※期限付き移籍満了
▽大きな戦力ダウンは、昨シーズンにリーグ戦33試合で21ゴールを挙げたFWドウグラスの退団のみ。一方で、そのドウグラスの穴埋めという形で、アンダー年代の各代表でプレーしてきた経験を有する23歳のFW宮吉拓実を京都から、そして清水からは元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカを補強した。また、大分に移籍したウイングバックのMF山岸智に代わる戦力として、運動量豊富な万能型MFキム・ボムヨンを山形から引き入れた。
◆期待の新戦力
1984年2月12日(32歳)
2015シーズン(J1):28試合9得点
▽最も期待される新戦力は、ドウグラス退団のダメージを最小限にとどめる働きが期待される31歳のFWピーター・ウタカだ。ベルギー、デンマーク、中国などで実績を挙げており、経験値は豊富。Jリーグ2年目であることも、順応性を考慮した場合に好材料と言える。ボックス付近でのポジション取りがうまく、パスセンスも優れているため、ドウグラスの後釜としてセカンドトップを務めるための資質は高い。FUJI XEROX SUPER CUP 2016では途中出場からゴールを記録する素晴らしいスタートを切っており、ドウグラス級の活躍を見せる可能性もある。
◆予想フォーメーション[3-4-2-1]
DF:塩谷司、千葉和彦、佐々木翔
MF:ミキッチ、青山敏弘、森崎和幸、柏好文
MF:ピーター・ウタカ、茶島雄介
FW:佐藤寿人
▽基本フォーメーションは、近年に継続的に使用してきた[3-4-2-1]だ。基本戦術に変更はなく、リトリートとポゼッションを併用する。守備時にはシャドーストライカーがサイドをケアし、ウイングバックが最終ラインに吸収される[5-4]のブロックを形成。攻撃ではセカンドトップの2人がアクセントを付けながらウイングバックが攻め上がり、FW佐藤寿人(FW浅野拓磨)の決定力を生かす。
▽メンバー変更がほとんどないことに加え、DF佐々木翔の成長が著しい守備の部分では、十分に計算が立つ。やはり焦点は、シャドーストライカーのポジションで、ドウグラスの穴を埋める存在が現れるかだ。FW浅野、MF柴崎晃誠、MF茶島雄介、MF森崎浩司に加え、新加入組のピーター・ウタカ、宮吉が2枠を争う形。開幕の時点では、レギュラー当確と言える選手がいないだけに、シーズン中にも熾烈なポジション争いが繰り広げられるはずだ。その中で大きく飛躍する選手が出るかどうかが、チームの浮沈を左右することになる。
◆2016シーズンのIN&OUT
【IN】
DF大谷尚輝←熊本※復帰
MFキム・ボムヨン←山形
MF長沼洋一←広島ユース
MF森島司←四日市中央工業高
FWピーター・ウタカ←清水※期限付き移籍
FW宮吉拓実←京都
【OUT】
DFビョン・ジュンボン→清水※期限付き移籍
DF石川大徳→群馬
DFパク・ヒョンジン→長崎
MF山岸智→大分
MFキム・ジョンソク→FC刈谷
MF鮫島晃太→藤枝MYFC
FWドウグラス→アル・アイン(UAE)※期限付き移籍満了
▽大きな戦力ダウンは、昨シーズンにリーグ戦33試合で21ゴールを挙げたFWドウグラスの退団のみ。一方で、そのドウグラスの穴埋めという形で、アンダー年代の各代表でプレーしてきた経験を有する23歳のFW宮吉拓実を京都から、そして清水からは元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカを補強した。また、大分に移籍したウイングバックのMF山岸智に代わる戦力として、運動量豊富な万能型MFキム・ボムヨンを山形から引き入れた。
Getty Images
FWピーター・ウタカ(ナイジェリア)1984年2月12日(32歳)
2015シーズン(J1):28試合9得点
▽最も期待される新戦力は、ドウグラス退団のダメージを最小限にとどめる働きが期待される31歳のFWピーター・ウタカだ。ベルギー、デンマーク、中国などで実績を挙げており、経験値は豊富。Jリーグ2年目であることも、順応性を考慮した場合に好材料と言える。ボックス付近でのポジション取りがうまく、パスセンスも優れているため、ドウグラスの後釜としてセカンドトップを務めるための資質は高い。FUJI XEROX SUPER CUP 2016では途中出場からゴールを記録する素晴らしいスタートを切っており、ドウグラス級の活躍を見せる可能性もある。
◆予想フォーメーション[3-4-2-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:林卓人DF:塩谷司、千葉和彦、佐々木翔
MF:ミキッチ、青山敏弘、森崎和幸、柏好文
MF:ピーター・ウタカ、茶島雄介
FW:佐藤寿人
▽基本フォーメーションは、近年に継続的に使用してきた[3-4-2-1]だ。基本戦術に変更はなく、リトリートとポゼッションを併用する。守備時にはシャドーストライカーがサイドをケアし、ウイングバックが最終ラインに吸収される[5-4]のブロックを形成。攻撃ではセカンドトップの2人がアクセントを付けながらウイングバックが攻め上がり、FW佐藤寿人(FW浅野拓磨)の決定力を生かす。
◆2016シーズンの注目ポイント
▽メンバー変更がほとんどないことに加え、DF佐々木翔の成長が著しい守備の部分では、十分に計算が立つ。やはり焦点は、シャドーストライカーのポジションで、ドウグラスの穴を埋める存在が現れるかだ。FW浅野、MF柴崎晃誠、MF茶島雄介、MF森崎浩司に加え、新加入組のピーター・ウタカ、宮吉が2枠を争う形。開幕の時点では、レギュラー当確と言える選手がいないだけに、シーズン中にも熾烈なポジション争いが繰り広げられるはずだ。その中で大きく飛躍する選手が出るかどうかが、チームの浮沈を左右することになる。
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