【プレビュー】上位進出を目指す両雄が激突《ユベントスvsミラン》
2015.11.21 12:00 Sat
▽セリエA第13節、ユベントスvsミランのビッグマッチが21日の日本時間28:45にユベントス・スタジアムで行われる。
▽対するミランは前節、アタランタを相手にゴールレスドローに終わって連勝が3でストップ。前々節のラツィオ戦(3-0)は今季ベストの内容だったが、アタランタ戦は攻守両面で相手に上回られており、パフォーマンスは安定していない。それでも、ユベントスと同じく上位進出を狙うミランとしては、最悪でも勝ち点1を持ち帰る必要がありそうだ。
◆2人のジャンルイジ
▽この試合における注目の1つが両チームの正守護神。ユベントスのGKブッフォンは、プロキャリア20年に達して初の試合が鮮烈なデビューを飾ったミラン戦となった。対するミランのGKドンナルンマは、同じファーストネームを持つ偉大な先輩の前で初めてプレーすることになる。ブッフォンがイタリア最高のGKとして威厳を示すのか、ドンナルンマが“ブッフォン2世”としてその評価に相応しいパフォーマンスを披露するのか。大ベテランと超新星の対決に注目だ。
◆ユベントス◆
【4-3-3】
▽ユベントス予想スタメン
負傷者:DFカレセス(太もも)、MFパドイン(太もも)、MFアサモア(太もも)、MFロベルト・ペレイラ(太もも)
▽出場停止者はいない。代表ウィーク中に負傷したGKブッフォン、DFリヒトシュタイナー、FWマンジュキッチだが、軽傷で済んでいるため起用できる模様。4日後に控えるCLマンチェスター・シティ戦を見据え、DFキエッリーニからDFバルザーリ、DFエブラからDFアレックス・サンドロ、MFケディラからMFストゥラーロ、FWディバラからFWマンジュキッチ(orFWザザ)といった変更も考えられる。
◆ミラン◆
【4-3-3】
▽ミラン予想スタメン
負傷者:GKディエゴ・ロペス(ヒザ)、MFデ・ヨング(太もも)、MFベルトラッチ(太もも)、FWメネーズ(腰)、FWバロテッリ(そけい部)
▽こちらも出場停止者はなし。手術を受けたFWバロテッリ、長期離脱中のFWメネーズ、出場機会を失いかつ負傷離脱となったGKディエゴ・ロペスとMFデ・ヨングが欠場する。出場停止明けのMFボナヴェントゥーラと負傷明けのDFアレックスが復帰。復帰する可能性もあったMFベルトラッチは欠場が決まった。右サイドバックは状態次第でDFデ・シリオが起用されるかもしれない。また、ボナヴェントゥーラをMFポーリに代えて中盤に下げ、FWニアングを3トップの左に置く布陣も考えられる。日本代表で活躍したMF本田はベンチスタートが濃厚だ。
◆タクティカル・プレビュー
▽試合展開としては、昨シーズンまでのようにユベントスがミランを圧倒する図式にはならないかもしれない。ミスや先制点、代表ウィーク明けの一戦といった要因が試合展開を左右するだろう。
◆チャンスの創出~ユベントス~
▽ユベントスの注目ポイントとしては、試合のペースを握って攻撃の機会をいかに多く作れるかどうか。今シーズンはテベスが去った影響により、何もないところから得点が生まれるケースが格段に減っており、ピルロの退団に伴いセットプレーからのゴールも前節のエブラのゴールのみ。現時点では、チームとして相手の守備を崩すやり方を続ける必要がある。
▽その中で攻撃のキーマンとなり得るのが、出場停止のためコロンビア代表に招集されなかったクアドラード。コンディションの良さを生かして右サイドで何度も仕掛けたいところだ。左センターバックのロマニョーリをサイドに釣り出すことができれば、今度は中央をディバラやポグバが効果的に使いたい。また、前方のスペースを突くケディラの縦へのランニングもミランの守備陣形を崩す点で有効といえる。
◆鍵はモントリーボの出来~ミラン~
▽対するミランは、前々節のラツィオ戦で見せたパフォーマンスを取り戻したい。その鍵を握るのは、今シーズンに入ってデ・ヨングからアンカーのポジションを奪い返したモントリーボだろう。リーグ公式のスタッツによると、モントリーボはここまで最多となる56回のボール奪取を記録(パスカットなども含む)。中盤での攻守にわたる奮闘ぶりがデータに出ている。
▽ただ、試合によってそのパフォーマンスに差があるのが現状だ。現に、ラツィオ戦では素晴らしいパフォーマンスを見せたが、前節のアタランタ戦ではそれを続けることができなかった。今節はポグバやケディラといった選手の飛び出しをケアしつつ、ライン間でボールに受けにくるディバラを自由にさせない必要がある。その中で試合を通して集中したプレーを続けられるか見ものだ。
PR
▽開幕から不振が続いたユベントスだが、前節のエンポリ戦を3-1で制して今季初のリーグ戦連勝。首位まで勝ち点9差の7位に浮上しており、3連勝を飾って上位進出を目指したいところ。来週のミッドウィークにはチャンピオンズリーグのグループステージ突破が懸かるマンチェスター・シティとのホームゲームが控えているため、アッレグリ監督にとっては重要な連戦の初戦となる。◆2人のジャンルイジ
▽この試合における注目の1つが両チームの正守護神。ユベントスのGKブッフォンは、プロキャリア20年に達して初の試合が鮮烈なデビューを飾ったミラン戦となった。対するミランのGKドンナルンマは、同じファーストネームを持つ偉大な先輩の前で初めてプレーすることになる。ブッフォンがイタリア最高のGKとして威厳を示すのか、ドンナルンマが“ブッフォン2世”としてその評価に相応しいパフォーマンスを披露するのか。大ベテランと超新星の対決に注目だ。
◆ユベントス◆
【4-3-3】
▽ユベントス予想スタメン
負傷者:DFカレセス(太もも)、MFパドイン(太もも)、MFアサモア(太もも)、MFロベルト・ペレイラ(太もも)
▽出場停止者はいない。代表ウィーク中に負傷したGKブッフォン、DFリヒトシュタイナー、FWマンジュキッチだが、軽傷で済んでいるため起用できる模様。4日後に控えるCLマンチェスター・シティ戦を見据え、DFキエッリーニからDFバルザーリ、DFエブラからDFアレックス・サンドロ、MFケディラからMFストゥラーロ、FWディバラからFWマンジュキッチ(orFWザザ)といった変更も考えられる。
◆ミラン◆
【4-3-3】
▽ミラン予想スタメン
負傷者:GKディエゴ・ロペス(ヒザ)、MFデ・ヨング(太もも)、MFベルトラッチ(太もも)、FWメネーズ(腰)、FWバロテッリ(そけい部)
▽こちらも出場停止者はなし。手術を受けたFWバロテッリ、長期離脱中のFWメネーズ、出場機会を失いかつ負傷離脱となったGKディエゴ・ロペスとMFデ・ヨングが欠場する。出場停止明けのMFボナヴェントゥーラと負傷明けのDFアレックスが復帰。復帰する可能性もあったMFベルトラッチは欠場が決まった。右サイドバックは状態次第でDFデ・シリオが起用されるかもしれない。また、ボナヴェントゥーラをMFポーリに代えて中盤に下げ、FWニアングを3トップの左に置く布陣も考えられる。日本代表で活躍したMF本田はベンチスタートが濃厚だ。
◆タクティカル・プレビュー
▽試合展開としては、昨シーズンまでのようにユベントスがミランを圧倒する図式にはならないかもしれない。ミスや先制点、代表ウィーク明けの一戦といった要因が試合展開を左右するだろう。
◆チャンスの創出~ユベントス~
▽ユベントスの注目ポイントとしては、試合のペースを握って攻撃の機会をいかに多く作れるかどうか。今シーズンはテベスが去った影響により、何もないところから得点が生まれるケースが格段に減っており、ピルロの退団に伴いセットプレーからのゴールも前節のエブラのゴールのみ。現時点では、チームとして相手の守備を崩すやり方を続ける必要がある。
▽その中で攻撃のキーマンとなり得るのが、出場停止のためコロンビア代表に招集されなかったクアドラード。コンディションの良さを生かして右サイドで何度も仕掛けたいところだ。左センターバックのロマニョーリをサイドに釣り出すことができれば、今度は中央をディバラやポグバが効果的に使いたい。また、前方のスペースを突くケディラの縦へのランニングもミランの守備陣形を崩す点で有効といえる。
◆鍵はモントリーボの出来~ミラン~
▽対するミランは、前々節のラツィオ戦で見せたパフォーマンスを取り戻したい。その鍵を握るのは、今シーズンに入ってデ・ヨングからアンカーのポジションを奪い返したモントリーボだろう。リーグ公式のスタッツによると、モントリーボはここまで最多となる56回のボール奪取を記録(パスカットなども含む)。中盤での攻守にわたる奮闘ぶりがデータに出ている。
▽ただ、試合によってそのパフォーマンスに差があるのが現状だ。現に、ラツィオ戦では素晴らしいパフォーマンスを見せたが、前節のアタランタ戦ではそれを続けることができなかった。今節はポグバやケディラといった選手の飛び出しをケアしつつ、ライン間でボールに受けにくるディバラを自由にさせない必要がある。その中で試合を通して集中したプレーを続けられるか見ものだ。
PR
|
関連ニュース