長期政権築く佐々木監督「何とかゴールドチャンピオンにという思い」《なでしこジャパン》
2015.10.14 18:16 Wed
▽日本サッカー協会(JFA)は、14日にJFAハウスで会見を開き、なでしこジャパンで指揮官を務める佐々木則夫氏(57)の続投を正式発表した。
▽会見に出席した佐々木監督は、契約更新の理由について「何とかゴールドチャンピオンにという思いが高ぶり」とコメント。さらに、リオ・デジャネイロ五輪を目指す中で、女子サッカーのさらなる発展と普及に努めたいと意気込んだ。
◆佐々木則夫監督(日本)
「この度、次のリオを目指して、契約更新をさせていただきました。ここ2大会にわたってシルバーチャンピオンで終わっているなでしこジャンを何とかゴールドチャンピオンに、という思いが高ぶり、契約を更新させていただきました。また、選手とともにリオ五輪を目指していきたいと思います」
「まずは来年2月29日から始まる予選。予選は非常に厳しいですが、日本全国の女子サッカーファン、サポーターの思いをくみ、リオ五輪に行ってゴールド(金メダル)を目指す。多くの方から意見をいただきましたが、女子サッカーの底辺をもっと広げるためには、我々の躍進が必要だと思います。我々の戦いを見てもらうことで、女子サッカーの普及に努めたいと思っております」
――カナダ大会から月日が経った現在、連覇へ何が足りなかったか
「選手、スタッフを含め、対戦国の現状を踏まえて戦ってきた中での結果だと思っています。ですから、カナダ大会にしても他国の成長が際立っていました。日本の現状から簡単には勝てないだろうということを頭に入れて、準備をし、試合の状況や戦況を見て戦ってきました」
――今後のメンバー選考のプロセスはあるか
「現段階では、なでしこリーグ、海外でプレーする選手を見ながら判断したいと思います。もちろん、カナダ大会や東アジアカップに参加した選手たちを踏まえ、総体的に見ながら、評価をしながら選んでいきたい。予選は2月。いますぐ決めつけるのではなく、少し静観したい。来月には遠征があります。そこで試すのか、そこで軸を固めるのか、次の発表までに決めていきたいと思います」
――アジア勢の成長は見張るものがある。現時点で考えるライバルはいるか
「アジアのチームは、我々を含めて互いの特徴をよく把握しています。相手の分析を必要ですが、重要なのは2月の末に合わせてどうコンディションを上げていくか。東アジアでは強豪国と対戦し、ワールドカップではオーストラリアと激闘を演じました」
「今、チームスタイルがわからないのは中国。監督が代わられたので、その辺のスタイルやメンバー編成は調べなければならないと思います。とにかく、2月末までに、なでしこジャパンというチームをどう作り上げるかが大切だと感じています」
――長期政権となるが、マンネリ化しない秘訣はあるか
「スタッフを含めて、選手間での意識というか、キャプテンを中心にチームとして意識合わせを心がけています。なでしこジャパンは、スタッフだけでなく、選手間でのリードオフがしっかりしています。次の大会に向けても、いかに結束できるかが大切。この8年間の中でも、意思統一がなされているチームだと思う」
「それができなければ、3大会連続のファイナル進出は不可能だと思っています。私中心になっているだろうが、私だけでやっているようにならないように、コンビネーションが必要になります。戦いが厳しければ厳しくなるほど、結束力が高まるのがなでしこジャパン。そういったところを、また意識できればと思います」
――ラグビーのワールドカップで日本代表は躍進したが、なでしこが初優勝を飾ったような状況にある。彼らから感じるものはあるか
「私も、彼らの戦いをテレビで拝見させていただきました。この4年間で素晴らしいチームをつくられたと思う。日本らしく戦った姿勢を見せていただいて、感動しました。私もなでしこの特徴を生かした戦いを大会で見せられればなと感じました」
「前にエディー監督と対談させていただいたときに、『佐々木はよく長くやれるな。プレッシャーはないのか。私は4年で辞める』と聞かれた(笑)。本当に彼は4年で辞めてしまったが、本当に惜しい人材を失ったと思う」
▽会見に出席した佐々木監督は、契約更新の理由について「何とかゴールドチャンピオンにという思いが高ぶり」とコメント。さらに、リオ・デジャネイロ五輪を目指す中で、女子サッカーのさらなる発展と普及に努めたいと意気込んだ。
「この度、次のリオを目指して、契約更新をさせていただきました。ここ2大会にわたってシルバーチャンピオンで終わっているなでしこジャンを何とかゴールドチャンピオンに、という思いが高ぶり、契約を更新させていただきました。また、選手とともにリオ五輪を目指していきたいと思います」
「まずは来年2月29日から始まる予選。予選は非常に厳しいですが、日本全国の女子サッカーファン、サポーターの思いをくみ、リオ五輪に行ってゴールド(金メダル)を目指す。多くの方から意見をいただきましたが、女子サッカーの底辺をもっと広げるためには、我々の躍進が必要だと思います。我々の戦いを見てもらうことで、女子サッカーの普及に努めたいと思っております」
――カナダ大会から月日が経った現在、連覇へ何が足りなかったか
「選手、スタッフを含め、対戦国の現状を踏まえて戦ってきた中での結果だと思っています。ですから、カナダ大会にしても他国の成長が際立っていました。日本の現状から簡単には勝てないだろうということを頭に入れて、準備をし、試合の状況や戦況を見て戦ってきました」
「我々なでしこジャパンは、常に足元をしっかり見ながら戦う。そこが、我々のアベレージの高い要素だと思っています。今回の予選についても、今できるサッカーを理解し、アジアの状況を踏まえて準備をします。それをしっかりしなければ、簡単な予選ではないことは間違いないので、選んだメンバーでできるサッカーを準備し、一試合一試合を戦っていきたいです」
――今後のメンバー選考のプロセスはあるか
「現段階では、なでしこリーグ、海外でプレーする選手を見ながら判断したいと思います。もちろん、カナダ大会や東アジアカップに参加した選手たちを踏まえ、総体的に見ながら、評価をしながら選んでいきたい。予選は2月。いますぐ決めつけるのではなく、少し静観したい。来月には遠征があります。そこで試すのか、そこで軸を固めるのか、次の発表までに決めていきたいと思います」
――アジア勢の成長は見張るものがある。現時点で考えるライバルはいるか
「アジアのチームは、我々を含めて互いの特徴をよく把握しています。相手の分析を必要ですが、重要なのは2月の末に合わせてどうコンディションを上げていくか。東アジアでは強豪国と対戦し、ワールドカップではオーストラリアと激闘を演じました」
「今、チームスタイルがわからないのは中国。監督が代わられたので、その辺のスタイルやメンバー編成は調べなければならないと思います。とにかく、2月末までに、なでしこジャパンというチームをどう作り上げるかが大切だと感じています」
――長期政権となるが、マンネリ化しない秘訣はあるか
「スタッフを含めて、選手間での意識というか、キャプテンを中心にチームとして意識合わせを心がけています。なでしこジャパンは、スタッフだけでなく、選手間でのリードオフがしっかりしています。次の大会に向けても、いかに結束できるかが大切。この8年間の中でも、意思統一がなされているチームだと思う」
「それができなければ、3大会連続のファイナル進出は不可能だと思っています。私中心になっているだろうが、私だけでやっているようにならないように、コンビネーションが必要になります。戦いが厳しければ厳しくなるほど、結束力が高まるのがなでしこジャパン。そういったところを、また意識できればと思います」
――ラグビーのワールドカップで日本代表は躍進したが、なでしこが初優勝を飾ったような状況にある。彼らから感じるものはあるか
「私も、彼らの戦いをテレビで拝見させていただきました。この4年間で素晴らしいチームをつくられたと思う。日本らしく戦った姿勢を見せていただいて、感動しました。私もなでしこの特徴を生かした戦いを大会で見せられればなと感じました」
「前にエディー監督と対談させていただいたときに、『佐々木はよく長くやれるな。プレッシャーはないのか。私は4年で辞める』と聞かれた(笑)。本当に彼は4年で辞めてしまったが、本当に惜しい人材を失ったと思う」
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