「選手たちは心と魂を捧げた」首位リバプールに勝利のアーセナル、アルテタ監督は選手とサポーターが作り出した雰囲気を称賛「雰囲気は今シーズン見た中で最高」

2024.02.05 09:50 Mon
勝利を喜ぶアルテタ監督
Getty Images
勝利を喜ぶアルテタ監督
アーセナルミケル・アルテタ監督が、リバプールとの大一番での勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えた。4日、プレミアリーグ第23節でアーセナルはホームにリバプールを迎えた。
3位のアーセナルと首位のリバプール。勝ち点差「5」で迎えたシックスポインターとなったが、アーセナルは負ければ優勝が遠ざかる一戦となった。

それでも試合は14分にカウンターから最後はブカヨ・サカのゴールで先制。リバプールを上回って試合を進めていくが追加点が奪えないと、前半アディショナルタイムに連携ミスからオウンゴールで失点し、前半をリードして終えられない。

イーブンで迎えた後半はリバプールも積極的に攻め込み、盛り返されるが、67分にはリバプールが連携ミス。飛び出たGKアリソン・ベッカーとDFヴィルヒル・ファン・ダイクがお見合いになるとガブリエウ・マルティネッリが流し込んでアーセナルが勝ち越し。さらにアディショナルタイムにはレアンドロ・トロサールが見事なソロゴールを決めてアーセナルが3-1で勝利を収めた。
試合後の記者会見でアルテタ監督は勝利を喜び、スタジアムのファン・サポーターの反応を含め素晴らしいものだったとした。

「並外れた試合だった。選手たちとチーム関係者の素晴らしいパフォーマンスだったと思う。スタジアムで生み出された雰囲気は、今シーズン見た中で最高だった」

「我々はそれを要求し、別のレベルに行き、このリーグが全ての試合で持っている要求に再び結びつける必要があった。それに彼らは信じられない方法で応えてくれた」

「私は選手たちが全てを出し切り、心と魂を捧げたと思う。このチームを相手に勝つことがどれほど難しいのか。どれほど苦しまなければならず、全ての準備、ピッチ上で見せたことをしようとするためにどれだけの努力をしなければならないのかを知っている」

「これ以上誇りに思うことなどできない。とても感謝している」

また、前半終了間際にミスから失点。それでもハーフタイムでの振る舞いが素晴らしかったとし、後半も苦しい時間を乗り越えて良いプレーを見せたと称えた。

「全てがトレーニングされたものだった。私は知らないと言ったが、こうしたことをトレーニングする方法を知っていた。当然のことだ」

「我々も本当にひどい失点をした。それが現実であり、それが我々に大きな影響を与えた。ハーフタイムのドレッシングルームは本当に感動的だった。そしてそれを感じた」

「なぜならば、我々は前半を終えた後はもっと良くになるに値するからだ。我々は苦しんだ10〜15分を経て、ゲームを掴み、コントロールし、いくつかの点を修正して試合に勝つ本当に良いチャンスを自分たちに与えることとなった」

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応じれば欧州でもトップクラスの高給監督! アーセナルがアルテタ監督との新契約交渉へ

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ユベントスがブラジル代表MFドウグラス・ルイス(26)の獲得に向け、アストン・ビラとの交渉を進めているようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が報じた。 監督就任発表が間近とみられるチアゴ・モッタ氏との来シーズンに向け、中盤の補強に動くユベントス。ドウグラス・ルイスの獲得を目指しており、アメリカ代表MFウェストン・マッケニー(25)が取引に含まれると報じられていた。 両クラブは移籍成立に向け、頻繁に連絡を取り合っているようで、交渉は順調に進んでいるとのこと。ビラは現在、マッケニーに加え、U-21イングランド代表MFサミュエル・イリング・ジュニア(20)も要求しているという。 また、この2選手に加え、約2000万ユーロ(約33億9000万円)の金銭も望んでいる模様。ユベントスはこの額の引き下げに取り組んでいるようだ。 ドウグラス・ルイスはプレミアリーグで4位フィニッシュし、チャンピオンズリーグ(CL)出場も決めたアストン・ビラの主力。しかし、前年度に多額の損失を計上しているクラブは、プレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)に抵触する恐れがあり、このブラジル人MFが売却候補の1人に挙がっていた。 一方、マッケニーはユベントスにレンタルバックして今シーズンに臨み、マッシミリアーノ・アッレグリ元監督に重宝されたものの、現行契約が残り1年。クラブは契約更新へ向かったものの、給与面で折り合いがつかず、延長交渉はストップしたとみられている。 また、途中出場をメインとしながら公式戦27試合に出場したイリング・ジュニアも、契約期間が残り1年を切ろうとしている状況。売却やむなしと考えられ、1月にも補強資金に繋げるための移籍の可能性があった。 2024.06.11 15:10 Tue

ユナイテッドが新契約打診も…アカデミー出身フォーソンがモンツァにフリー加入へ

マンチェスター・ユナイテッドのU-20イングランド代表FWオマリ・フォーソン(19)がイタリアに渡るようだ。 ユナイテッドアカデミー産のウインガーは今年1月のFAカップでシニアデビューしてから、2月のプレミアリーグでも初出場。その試合で決勝アシストをマークしたりと爪痕も残し、最終的にトータルで7試合に出場した。 ウィリー・カンブワラとともに今後が楽しみな才能の1人だが、今季が契約最終年。ユナイテッドからは先日に新契約を打診した旨が明らかにされ、動向が注目されたが、フリーでの新天地行きを決断した模様だ。 移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍先はモンツァで、2028年夏までの契約に合意。来季からセリエA挑戦を果たすという。 なお、アドリアーノ・ガッリアーニ氏が最高経営責任者(CEO)を務めるモンツァは今季のセリエAを12位でフィニッシュ。初昇格から2年連続の残留に成功している。 2024.06.11 10:15 Tue

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