中盤過多のマドリー、アンチェロッティはプレシーズンツアーでの新布陣テストを明言

2023.07.15 14:35 Sat
Getty Images
レアル・マドリーは、アメリカでのプレシーズンツアーを通じて新布陣を試すことになるようだ。『ESPN』が伝えている。

カルロ・アンチェロッティ体制2年目となった昨シーズンは、UEFAスーパーカップやFIFAクラブ・ワールドカップ、コパ・デル・レイを制覇したものの、ラ・リーガとチャンピオンズリーグ連覇を逃したマドリー。
捲土重来を期す新シーズンに向けては大幅なスカッド刷新を敢行。エースFWカリム・ベンゼマとFWマルコ・アセンシオという主力クラスに加え、余剰人員だったFWエデン・アザールとFWマリアーノ・ディアスらが退団。その一方で、目玉補強となったMFジュード・ベリンガムを筆頭に、MFアルダ・ギュレル、MFブラヒム・ディアス、FWホセル、DFフラン・ガルシアという新戦力を迎え入れた。

新スカッドでは前述の新戦力を含め、中盤に多士済々の面々が揃っており、MFエドアルド・カマヴィンガを左サイドバック、MFフェデリコ・バルベルデを右ウイングで起用するプランもあるが、[4-3-1-2]への布陣変更の可能性も指摘される。

そういった中、アメリカへのプレシーズンツアーを前に記者会見に出席したアンチェロッティ監督は、布陣変更の可能性を認めている。
「監督を始めたとき、私には明確な考えがあったが、自分が抱えるプレーヤーたちに適応できなかった」

「私はパルマで経験を積んだが、そこでは(ロベルト・)バッジョがプレーメーカーとしてプレーしたがったが、私はシステムを変更しなかった。そして、彼は別のチームに行ったが、あの判断は自分が間違っていた」

「ユベントスでは、(ジネディーヌ・)ジダンと一緒に、プレーヤーたちに適応することがより良いことを理解し始めた」

「プレーヤーたちは快適に感じなければならない。そういった部分で私は適応してきたし、今も適応し続けている」

「今年は違うシステムでプレーするかもしれない。これまで使ってきたシステム(4-3-3)は大成功を収めているが、新しいスタイルに挑戦できる。ツアーで試してみるつもりだ。そうするには良い時期だ」

なお、その布陣変更の中でカギを握る一人となるベリンガムに対しては、「彼は我々の他のMFとは違う。彼はレアル・マドリーのレベルを引き上げてくれるはずだ」と、大きな期待を口にしている。

なお、マドリーは今回のアメリカでのプレシーズンツアーで、パサデナでミラン戦(23日)、ヒューストンでマンチェスター・ユナイテッド戦(26日)、アーリントンでバルセロナ戦(29日)、オーランドでユベントス戦(8月2日)を戦う予定だ。

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レアルとアンチェロッティ監督、新CWC不参加を否定 「予定通り参加する」

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来夏の新CWCに「参加しない」…欧州王者レアルのアンチェロッティ監督が出場報酬に不服

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アンチェロッティ監督の副官務める息子・ダビデ氏、スタッド・ランス&レスターから関心もレアル残留が既定路線か

レアル・マドリーでアシスタントコーチを務めるダビデ・アンチェロッティ氏(34)は来シーズンも父親を支える意向のようだ。スペイン『Relevo』が報じた。 パリ・サンジェルマン(PSG)やマドリーでフィットネスコーチを務めた後、2016年7月からはカルロ・アンチェロッティ監督のアシスタントを務めているダビデ氏。偉大な父親と共にバイエルンやナポリ、エバートン、マドリーで苦楽をともにしてきた。 そんななか、日本代表MF伊東純也とFW中村敬斗も所属するスタッド・ランスが、退任決定済みのウィル・スティル監督の後任としてダビデ氏の招へいを検討。また、エンツォ・マレスカ監督がチェルシーへと向かったレスター・シティもアプローチをかけているという。 リーグ・アン、もしくはプレミアリーグで指揮するチャンスが訪れているダビデ氏だが、あと1年はマドリーに留まる意向とのこと。今夏も可能性はゼロではないが、父カルロと共にもう少しマドリーで過ごしてから、自らに合うクラブでの指揮官デビューを望んでいるようだ。 戦術面に大きな影響を及ぼしている上、監督と選手の橋渡し役としてもロッカールームで重要な役割を担っているダビデ氏。隣で見てきた父からの学びを活かす時はいつになるのだろうか。 2024.06.08 17:50 Sat

2年前に続きCL決勝でゴールのヴィニシウス、「クロースたちのように歴史を作り続けたい」とマドリーでの更なる成功に意欲

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アンチェロッティ監督通算5度目のCL制覇…「勝ち慣れるなんて絶対にない。今回は想像以上にずっと難しいものだった」

レアル・マドリーが2季ぶり15度目のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げた。 1日のウェンブリー・スタジアムでドルトムントとの決勝に臨んだレアル・マドリー。後半に入っても拮抗した展開が続いたが、74分にダニエル・カルバハルの均衡を破ると、83分にヴィニシウス・ジュニオールの追加点で突き放し、2-0で勝利した。 ミラン時代の2度を含め、指揮官として歴代最多優勝記録を更新する5度目の欧州王者に導いたカルロ・アンチェロッティ監督だが、スペイン『Movistar』で「勝ち慣れるなんて絶対にない。(今回は)想像以上にずっと難しいものだった」とし、結果を喜んだ。 「前半は苦しんだが、後半はボールを失う回数が減り、プレー自体も良くなった。だが、今となれば、それらのすべてが些細なこと。勝ったんだ。夢は続く」 64歳のイタリア人指揮官はまた、ラ・リーガとCLの2冠で飾った今季を「ケガのせいで多くの問題があった」と振り返ったが、そうした困難を経て、「チームの結束がさらに強くなった。結束力と質は大切。どちらかだけでは足りない」と話した。 そして、CLという大会にも「選手としても、監督としても喜びを与えてくれる。世界最高のクラブで日々働くのは幸運だ。これからも献身的に働き続ける。日々できる限りの努力をしたい。で、来季がどうなるかを見てみよう」と述べている。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】ドルトムントvsレアル・マドリー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="WjF2ncTDPqI";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.02 09:25 Sun

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