古巣対決敗戦のバルサ指揮官、教え子アドゥリスの豪快弾に「全く驚きはない」

2019.08.17 14:10 Sat
Getty Images
バルセロナを率いるエルネスト・バルベルデ監督が、教え子のアスレティック・ビルバオに所属する元スペイン代表FWアリツ・アドゥリスについて言及した。イギリス『ガーディアン』が伝えている。

バルセロナは16日、リーガエスパニョーラ開幕節でビルバオと対戦。この日、指揮官にとって古巣戦となった一戦だが、絶対的なエースであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが欠場したチームは、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスが負傷するアクシデントも重なり、決定力を欠いた。すると、89分に途中投入でピッチに立ったばかりのアドゥリスにオーバーヘッドを決められてしまい、0-1で敗戦。黒星スタートとなった。
試合後、バルベルデ監督は、ビルバオ指揮官時代に共闘し、決勝ゴールを許したアドゥリスについてコメント。見事な一撃も同選手を知るバルベルデ監督にとっては、特別驚くことではなかったようだ。

「ボールが空中に上がった時、彼のポジショニングからオーバーヘッドの準備ができているのが見えた」

「ボールがボックス内に飛んでくる度、彼は危険な存在になっていた。そして彼はゴールを決めた。全く驚きはないよ」

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アドゥリスがSDのアシスタントとして古巣マジョルカに帰還

元スペイン代表FWのアリツ・アドゥリス氏(41)が、クラブスタッフとして古巣のマジョルカに復帰することになった。 マジョルカは5日、アドゥリス氏がスポーツディレクターのパブロ・オルテルス氏のアシスタントに就任したことを発表した。 サン・セバスティアン生まれでアウレラ・デ・ビトリアでキャリアをスタートしたアドゥリス氏は、2002年にアスレティック・ビルバオのトップチームに昇格。以降はバジャドリー、マジョルカ、バレンシアなどへの移籍も経験し、2012年にアスレティックへ帰還。 その後は多彩なフィニッシュワークと圧倒的な決定力、ポジショニングセンスを武器に、長らくリーグ屈指のストライカーとして活躍。スペイン代表として13試合2ゴールという数字も残した。 2020年5月に現役を引退して以降、フットボールの世界から離れていたアドゥリス氏だったが、2008年から2010年までの2年間在籍し、78試合24ゴールの記録を残した古巣マジョルカで新たなキャリアを歩むことになった。 2022.12.07 05:30 Wed

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PKと言えば決めるのが当たり前とされており、PK失敗シーンの方が珍しいが、「決めて当たり前」というプレッシャーが逆に足かせとなり、メンタルの強さが試されるプレーだ。 また、その独特のプレッシャーを再現することは試合本番でしかできず、練習できないプレーだとも言われている。 <div id="cws_ad">◆ミス数1位も外した分だけ決めている!<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJpOXAybUtTUSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> PKが得意、不得意な選手がいる中、『Transfer Markt』が21世紀に入ってから、最もPKをミスした選手たちを紹介している。 21世紀で最もPKを外した選手は、史上最高の選手と名高いバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの2人となっており、それぞれ27度のPK失敗を記録している。 しかし、PKを蹴った母数ではC・ロナウドの162回に対し、メッシは126回であることから、成功率はC・ロナウドの方が高いことが分かった。 また、3位には99回のPKを蹴り、19回外している元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティと、4位に92回のPKで16回の失敗を経験している元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチがランクイン。 しかし、メッシ、C・ロナウド、トッティ、イブラヒモビッチの4人は、同時に21世紀で最も多くPKを決めている選手の上位4人にもなっており(1位:C・ロナウド、2位:トッティ、3位:メッシ、4位:イブラヒモビッチ)、成功も多い分、失敗も多いという結果となった。 1994年のアメリカワールドカップ(W杯)決勝でPKを外した元イタリア代表FWロベルト・バッジョ氏は「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持つ者だけだ」という名言を残しているが、まさにその言葉通りの結果となっている。 ◆21世紀のPK失敗回数(括弧内は失敗率) 1.リオネル・メッシ:126回中27回失敗(21.4%) 2.クリスティアーノ・ロナウド:162回中27回失敗(16.7%) 3.フランチェスコ・トッティ:99回中19回失敗(19.2%) 4.ズラタン・イブラヒモビッチ:92回中16回失敗(17.4%) 5.アントニオ・ディ・ナターレ:58回中15回失敗(25.9%) 6.エディンソン・カバーニ:73回中14回失敗(19.2%) 7.ウェイン・ルーニー:53回中13回失敗(24.5%) 8.ロナウジーニョ:68回中13回失敗(19.1%) 9.フランク・ランパード:80回中13回失敗(16.3%) 10.セルヒオ・アグエロ:61回中12回失敗(19.7%) <div style="text-align:left;" id="cws_ad">11.ルート・ファン・ニステルローイ:53回中11回失敗(20.8%)<br/>12.マルコ・ディ・バイオ:23回中10回失敗(43.5%)<br/>13.アントニオ・グリーズマン:30回中10失敗(33.3%)<br/>14.アンドレア・ピルロ:34回中10回失敗(29.4%)<br/>15.アリツ・アドゥリス:45回中10回失敗(22.2%)<br/>16.ピエール=エメリク・オーバメヤン:46回中10回失敗(21.7%)<br/>17.ネイマール:56回中10回失敗(17.9%)<br/>18.マレク・ハムシク:24回中9回失敗(37.5%)<br/>19.ルカ・トーニ:28回中9回(32.1%)<br/>20.ゴンサロ・イグアイン:32回中9回失敗(28.1%)<br/>21.ダニ・パレホ:41回中9回失敗(22%)<br/>22.ダビド・ビジャ:56回中9回失敗(16.1%)<br/>23.スティーブン・ジェラード:59回中9回失敗(15.3%)<br/>24.アントニオ・カッサーノ:20回中8回失敗(40%)<br/>25.クラース・ヤン・フンテラール:24回中8回失敗(33.3%)</div> 2020.11.15 20:30 Sun

ジョレンテに再びビルバオ復帰の可能性! 費用約3億円で獲得可能か

元スペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテ(35)に対して、アスレティック・ビルバオ復帰の可能性が浮上した。スペイン『マルカ』が報じている。 今季からナポリでプレーするジョレンテはビルバオの下部組織で、9シーズンにわたってトップチームで活躍。身長190cm超えの長身ストライカーとして、公式戦通算327試合に出場して111得点の数字を残した。 <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJmcVF4UldvSCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 以前にもビルバオ復帰の憶測が流れ、2017〜2019年まで在籍したトッテナム時代に「アスレティックは僕の家。オファーがあるなら検討する」と話したジョレンテだが、実際に打診がなく、最終的にナポリ移籍した。 しかし、まだビルバオ復帰のチャンスがあるようだ。2年契約でナポリ入りしたジョレンテだが、クラブはレンタルでの放出を視野。獲得希望クラブに対する条件は年俸250万ユーロ(約2億9000万円)の負担だという。 対して、ビルバオは引退した元スペイン代表FWアリツ・アドゥリスに代わるストライカーの獲得に乗り出す可能性を排除していない様子。ただ、現時点でジョレンテの連れ戻しに動いていないようだ。 2020.05.26 09:30 Tue

ビルバオの主砲アドゥリスが今季終了を待たず現役引退を発表…「僕の体は“もう十分だ"と言っている」

アスレティック・ビルバオに所属する元スペイン代表FWアリツ・アドゥリス(39)が20日、今シーズンの終了を待たずに現役を引退することを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。 サン・セバスティアン生まれでアウレラ・デ・ビトリアでキャリアをスタートしたアドゥリスは、2000年にビルバオのリザーブチームのビルバオ・アスレティックに加入。その後、2002年にトップチーム昇格を果たすと、以降はバジャドリー、マジョルカ、バレンシアなどへの移籍も経験し、2012年にビルバオへ帰還。 以降は多彩なフィニッシュワークと圧倒的な決定力、ポジショニングセンスを武器に、2015-16シーズンにキャリアハイのリーグ戦20ゴールを記録するなど、アスレティックの絶対的なエースストライカーに君臨。その一方で、近年はヒザや腰のケガに悩まされ、出場機会が減少していた。 2019年5月にビルバオとの契約を1年更新していたアドゥリスだが、2019-20シーズンの開幕前に今季限りでの現役引退の意向を発表。しかし20日、アドゥリスは自身のSNSで人工股関節の手術に踏み切ることを理由に、シーズン終了を待たずして引退することを明かした。 「私は以前からフットボールから引退することを何度も言ってきた。そして時は来た。ちょうど昨日、医師から日常生活を送るために、できるだけ早く人工股関節の置換手術を受けることを勧められた。残念ながら、僕の体は“もう十分だ"と言っている。きっと今の僕では、仲間が期待している形でチームメイトを助けることができない。これがプロアスリートのキャリアというものだ。シンプルなことさ」 「残念ながら、僕たちは今、(引退よりも)はるかに深刻で痛みを伴う問題に直面している。僕たちがまだ苦しんでいるパンデミックは、取り返しのつかない被害を残しており、僕たちは皆でそれと闘い続ける必要があるんだ。だから、僕の事は心配しないでほしい」 「さようならを言う時間があるし、夢のようなエンディングのことは忘れよう。さようならを言う時が来たんだ。この素晴らしい旅は最初から最後まで忘れられないものだった。ほんとにありがとう」 2020.05.21 06:00 Thu

アドゥリス、スーペルゴラッソ決めたバルサ戦で着用のユニフォームを寄付

アスレティック・ビルバオに所属する元スペイン代表FWアリツ・アドゥリスが、今季のラ・リーガ開幕戦となったバルセロナ戦で着用したユニフォームを小児がんの研究を行う『EITB Maratoia』に寄付した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。 今シーズンの開幕前に今季限りでの現役引退を表明したアドゥリスは、その発表後の初陣となった8月16日のラ・リーガ開幕節バルセロナ戦に88分から途中出場。すると、その1分後に右サイドから上がったクロスに右足ジャンピングボレーで合わすと、名手テア・シュテーゲンも全く反応できない鋭いシュートが決まり、チームに1-0の勝利をもたらすスーペル・ゴラッソとなった。 アドゥリスが今季ここまでの出場10試合で決めたゴールは、このバルセロナ戦のゴールのみとなっており、自身の現役最後のゴールとなる可能性もある中、同選手はその記念すべきユニフォームを手元に残すことなく、チャリティーに寄付した。 そして、200ユーロ(約2万4000円)からスタートした『EITB Maratoia』のオークションでは、最終的に熱狂的なビルバオファンのエドゥアルド・アルバレスさんが1200ユーロ(約14万4000円)で落札。この1200ユーロは全額『EITB Maratoia』の研究費用に充てられることになる。 なお、アドゥリス本人は同ユニフォームを寄付する際に、「心から大きな抱擁を。これは僕がバルサ戦で着用したユニフォームです。これが助けを必要とする子供たちのために役立つことを願っています」というメッセージを添えていた。 2019.11.13 16:45 Wed

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メンディリバルの言葉に滲む“監督業の苦悩”…スター選手の扱いに苦心したセビージャ時代「私では駄目なんだな…と」

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年俸が9億→33億円に…ナチョがサウジ行き濃厚か、実現ならベンゼマと再会

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