残留争いに巻き込まれるヘルタ・ベルリン、指揮官は問題点指摘 「ステップアップを急ぎ過ぎた」

2021.02.25 18:04 Thu
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ヘルタ・ベルリンパル・ダルダイ監督が1月に再任したクラブでの意気込みを語った。ドイツ『キッカー』が伝えている。

ヘルタ・ベルリンは昨年4月からブルーノ・ラッバディア前監督が指揮を執っていたが、今季は18試合4勝5分け9敗で14位に低迷。ブンデスリーガ第18節のブレーメン戦に大敗した後、成績不振を理由に解任された。
クラブは後任として、2018-19シーズンまで4年半にわたってヘルタ・ベルリンで指揮をとり、2020年夏からは同クラブのU-16で指揮官を務めていたダルダイ氏にオファー。トップチームの指揮官に再任したダルダイ監督だが、再任以降4試合未勝利となっており、順位は15位まで沈んでいる。

『キッカー』のインタビューに応じたダルダイ監督は、これが指導者キャリアでもっとも大きなチャレンジだと認めており、チームを残留させる目標に向けて意気込みを語った。

「私はプロの指揮官としてベンチに戻るつもりはなかったんだ。U-16で良い仕事ができていたと思うし、平和で静かな日々だったからね。引き受けた仕事は非常に困難なものだが、目標は達成できると思う。我々は機能し始めているんだ」
「主力選手の欠場、チームスピリットの欠如、ドレッシングルームでの多言語化…私が指揮官としてやって来た時の状況がそうだった。しかし、この4週間で多くのことが起こったんだ。我々は今、正しい方向に向かっているよ」

また、ダルダイ監督は近年大型投資を敢行しているにもかかわらず、結果が伴わないクラブの現状についても言及。同時に、この低迷を抜け出すため、1日に獲得を発表した経験豊富なベテランMFサミ・ケディラに期待を寄せている。

「ヘルタはステップアップを急ぎ過ぎているとは思っていた。0から100まで行くのは、簡単ではない。発展を続けていく必要があるんだ。結果として今シーズンは、危険な状況となっている」

「サミ(・ケディラ)はもう25歳の選手ではない、しかし、我々にとってチームを構成する上で非常に重要な要素となっている。彼は試合への理解が深く、あと2~3年は確実にこのレベルでプレーできるだろう」

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