ヒザの問題発覚でドルトムント行きが暗礁に乗り上げたギラシー、自ら専門医の診察を受け重傷ではないと診断…再びクラブのチェックへ

2024.07.14 23:30 Sun
ヒザの問題が発覚したギラシー
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ヒザの問題が発覚したギラシー
今夏の移籍市場でドルトムントへの移籍が噂されているシュツットガルトのギニア代表FWセール・ギラシー(28)。メディカルチェックの問題で破談になる可能性が報じられていた。

2023年7月にスタッド・レンヌからシュツットガルトに完全移籍で加入したギラシーは、2023-24シーズンのブンデスリーガで28試合に出場し28ゴールを記録した。
その活躍もあり、ドルトムントが獲得を目指したが、ヒザに問題が発覚。移籍間近と見られた中で、外側じん帯損傷という問題が発生していた。しかし、ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、問題は解消される可能性があるようだ。

『スカイ・スポーツ』によると、ギラシーはフランスにてヒザの専門医の診察を受けたとのこと。結果は良好であり、深刻な状態ではないという。

ドクターによると、ギラシーは手術の必要はないとのこと。2週間以内にトレーニングに戻れるという。4週間もあれば、ピッチでプレーも可能なようだ。
ただ、ギラシーはこの診察を非公開で行ったとのこと。ドルトムントへの移籍に関しては、メディカルチェックは再度行われるとのことだ。

専門医の診察結果もありながら、クラブが問題ないと判断すればギラシーの移籍は成立する状況。4年契約を結び、移籍金は1800万ユーロ(約31億円)程度が支払われることになるという。

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「別人になってる」「誰かと思った」原口元気のワイルドなイメチェン姿にファンも驚き!伊藤洋輝、チェイス・アンリとの3ショットに反響

シュツットガルトの日本人トリオが笑顔を見せた。 ファーストチームに日本代表DF伊藤洋輝、MF原口元気が所属しているシュツットガルト。U-21チームには、DFチェイス・アンリとMF花城琳斗が所属している。 また、チェイス・アンリは2月以降ファーストチームの4試合でベンチ入りしており、デビューの可能性も感じさせている状況だ。 その中、シュツットガルトが公式X(旧ツイッター)の日本語版アカウントで伊藤、原口、チェイス・アンリの3ショットを公開。原口の変化に注目が集まっている。 ヘアバンド姿で、口元には薄っすらと口ひげが蓄えている原口。その姿にはファンも「原口別人になってるやん」、「誰かと思ったら、元気ヒゲ生やしとるやん」、「元気はアンリにとっていい先輩になってそうやな!」、「原口元気が“ワイルドだろぅ~”っぽくなってて素敵です」と反応している。 昨シーズン途中にシュツットガルトに加入した原口だが、監督交代後はポジションを失い、今シーズンもここまでブンデスリーガで1試合、DFBポカールで1試合の出場に終わり、21分しかピッチに立っていないという状況。それでも、日本人選手の良き先輩として練習で汗を流し続けているようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】原口元気がワイルドな風貌に!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">日本人トリオ <a href="https://twitter.com/hashtag/VfB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#VfB</a> <a href="https://t.co/xUsZ9ueWCi">pic.twitter.com/xUsZ9ueWCi</a></p>&mdash; VfB Stuttgart_JP (@VfB_JP) <a href="https://twitter.com/VfB_JP/status/1767523177142325279?ref_src=twsrc%5Etfw">March 12, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.13 15:20 Wed
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シュツットガルト、ドイツ代表FWウンダブがブライトンから完全移籍で帰還…昨季は18ゴール10アシストの大暴れ

シュツットガルトは9日、ブライトンからドイツ代表FWデニス・ウンダブ(28)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2027年6月30日までの3年となる。 なお、ドイツ『スカイ』によると、移籍金は3000万ユーロ(約48億円)になったという。 クラブ間での粘り強い交渉の末に再びVfBでのキャリア継続が決定した28歳FWは「VfBに残ることはずっと僕の願いでだった。待ち時間が終わり、ここに戻ってこられてとても嬉しい。チーム、クラブ、そしてファンとの再開を楽しみにしているよ」と、母国帰還への喜びを露わにした。 ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ、そしてブライトンと日本代表MF三笘薫のチームメイトとしてプレーしてきたウンダブ。2021-22シーズンはジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)で25ゴールを記録して得点王になるなど、結果を残してきた。 しかし、ブライトンではチームにフィットできず、30試合で8ゴール1アシストに終わると、2023年夏にシュツットガルトへレンタル移籍。昨シーズンはブンデスリーガで30試合に出場し18ゴール10アシストを記録。ドルトムントへ旅立ったギニア代表FWセール・ギラシーとのコンビで総得点数の大半に関与し、チームの2位躍進に大きく貢献。 この活躍によってドイツ代表デビューも果たすと、先のユーロ2024のメンバー入りも果たしていた。 2024.08.09 20:49 Fri

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