昨季限りで引退した長谷部誠がフランクフルトU-21のコーチに就任!

2024.07.12 07:00 Fri
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フランクフルトは11日、元日本代表MF長谷部誠(40)がU-21フランクフルトのコーチに就任したことを発表した。

2002年に浦和レッズでプロデビューした長谷部は、2008年1月にヴォルフスブルクに移籍し、ドイツでのキャリアをスタート。2008-09シーズンのブンデスリーガでは初優勝メンバーとしてヴォルフスブルクに名を刻むと、そこからニュルンベルクでのプレーを挟み、2014年夏からフランクフルトに移籍した。
10年間在籍したフランクフルトでは、公式戦304試合の出場数を誇り、2021-22シーズンにはヨーロッパリーグ(EL)制覇を成し遂げた。2022年2月に引退後の指導者転身も含め、5年契約を結び、2023年3月に今夏までの現役続行を表明。

2023-24シーズンは公式戦14試合でプレー。アジア人選手の歴代最多試合出場となるブンデスリーガ通算384試合を果たした長谷部誠は、4月17日に引退会見を実施していた。

フランクフルトU-21はレギオナルリーガ(ドイツ4部)に所属するフランクフルトのセカンドチーム。2024-25シーズンからはデニス・シュミット氏(31)を新監督に迎えた新体制が発足。長谷部はアシスタントコーチを務めるアルベル・ムスタファ氏(27)を中心としたコーチングスタッフに加わることになる。

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ブライトンMFダフードがフランクフルトに完全移籍…シュツットガルトへの半年ローンを経て

フランクフルトは30日、ブライトン&ホーヴ・アルビオンからシリア代表MFマハムド・ダフード(28)の獲得を発表した。契約は2026年夏までの2年。背番号「18」をつける。 かつてはボルシアMGやドルトムントでもプレーしたダフート。2020年10月にドイツ代表デビューも果たし、2023年夏のブライトン入りでイングランドに渡ったが、思うようにいかず、昨季後半戦からシュツットガルトにレンタル移籍した。 その後に代表キャリアでシリアの招集に応じる決断を下したなか、シュツットガルトで公式戦14試合1ゴールの数字を残したが、ブライトンにレンタルバック。オスカー・ホイルンドの負傷で新たな中盤を探るフランクフルトが獲得に漕ぎつけた。 28歳は「無事に到着し、すごく温かい歓迎を受け、こうしてアイントラハトに来られて幸せだ。僕は熱意とチームスピリット、そして情熱を示していくつもり。常に勝ちたい」と意気込んだ。 2024.08.31 13:40 Sat
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「町田もすぐに離れる可能性」日本代表DF町田浩樹の移籍が接近か? 有力候補はブンデスリーガのクラブ

ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズの日本代表DF町田浩樹(26)のブンデスリーガ移籍が接近しているという。 鹿島アントラーズで育った町田は、2022年1月にレンタル移籍でサン=ジロワーズに加入。2023年7月に完全移籍に切り替わると、2023-24シーズンは主力としてチームを支えた。 ジュピラー・プロ・リーグではプレーオフを含めて31試合に出場し1ゴール1アシスト。ヨーロッパリーグやヨーロッパ・カンファレンスリーグも経験すると、クロッキーカップでは決勝でゴールを記録し、110年ぶりのカップ優勝をチームにもたらせる活躍を見せていた。 今シーズンも守備を支え、ジュピラー・プロ・リーグで4試合に出場するなど既に7試合プレー。公式戦通算でも73試合に出場し3ゴール2アシストを記録している。 長身で左利きの町田には今夏多くのクラブが関心を寄せており、プレミアリーグやブンデスリーガのクラブへの移籍の話が浮上していた。 そんな中、ベルギー『Voetbal Primeur』は「プエルタスに加えて、町田もすぐにユニオンを離れる可能性がある」と見出しを打って報道。プレミアリーグのクラブへ移籍することが濃厚とされているスイス代表MFキャメロン・プエルタスに続いて、町田の退団も近づいていると伝えた。 具体的なオファーはまだ出ていないとされているが、最有力なのはフランクフルト。約800万ユーロ(約13億円)の移籍金を用意しており、パリ・サンジェルマン(PSG)に完全移籍したエクアドル代表DFウィリアン・パチョ(22)の後釜として考えているようだ。 2024.08.20 19:01 Tue
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フランクフルトがCBのターゲットを変更? 日本代表DFに13億円を支払って獲得か

センターバックの補強を目指しているフランクフルト。ギリシャ代表DFコンスタンティノス・コウリエラキス(20)の獲得に失敗した中、日本代表CBの獲得を目指しているという。 ドイツ『FUSSBALL.NEWS』によると、新たなターゲットはロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズの日本代表DF町田浩樹(26)とのことだ。 鹿島アントラーズで育った町田は、2022年1月にレンタル移籍でサン=ジロワーズに加入。2023年7月に完全移籍に切り替わると、2023-24シーズンは主力としてチームを支えた。 ジュピラー・プロ・リーグではプレーオフを含めて31試合に出場し1ゴール1アシスト。ヨーロッパリーグやヨーロッパ・カンファレンスリーグも経験すると、クロッキーカップでは決勝でゴールを記録し、110年ぶりのカップ優勝をチームにもたらせる活躍を見せていた。 今シーズンもチームの守備を支える中、フランクフルトは関心を寄せており、左利き、空中戦の強さ、190cmの長身とその素質を評価。約800万ユーロ(約13億円)の移籍金を支払う可能性があるという。 今夏はクリスタル・パレスも関心を寄せていた町田。フランクフルトは、エクアドル代表DFウィリアン・パチョ(22)をパリ・サンジェルマン(PSG)に完全移籍させており、守備の補強に動いていたが、シーズン開幕前に成立するだろうか。 2024.08.17 11:10 Sat

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