【ブンデス第31節プレビュー】CL準決勝控えるドルトムント、4位ライプツィヒとのシックスポインター

2024.04.26 18:00 Fri
Getty Images
前節は初優勝を飾ったレバークーゼンがチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4入りを果たしたドルトムントと対戦し、試合終了間際での同点弾で無敗記録を維持した。迎える第31節、CL準決勝パリ・サンジェルマン戦を翌水曜に控える5位ドルトムント(勝ち点57)が、4位ライプツィヒ(勝ち点59)との来季CL出場権を懸けたシックスポインターに臨む。
PR
ドルトムントは前節レバークーゼン戦、後半終盤のFWフュルクルク弾でワンチャンスを生かして先制しそのまま逃げ切るかに思われたが、レバークーゼンの驚異的な粘りの前にドローに持ち込まれた。惜しい試合にはなってしまったものの、CL4強入りの好調さは示せておりライプツィヒ戦に向けてチーム状態は良好。レバークーゼン戦でもアシストを記録した絶好調のMFザビッツァーの活躍に引き続き期待が懸かる。
対するライプツィヒは前節、難敵ハイデンハイムとのアウェイ戦をFWオペンダの終盤勝ち越し弾で競り勝った。7戦負けなしで3連勝と好調を維持する中、ベストメンバーで臨めるドルトムントとのシックスポインターを制し、来季のCL出場に大きく近づきたい。

翌火曜にCL準決勝レアル・マドリー戦を控える2位バイエルン(勝ち点66)は6位フランクフルト(勝ち点45)と対戦。バイエルンは前節ウニオン・ベルリン戦、CL4強入りの勢いを持続するように5発圧勝とした。公式戦3連勝でチーム状態が上向きの中、今季の1stマッチで5失点大敗を喫したフランクフルトにリベンジとし、マドリー戦に向かいたい。なお、フランクフルトのDF長谷部はベンチスタート予想となっている。

CL出場まであと一歩に迫っている3位シュツットガルト(勝ち点63)はレバークーゼン(勝ち点80)と対戦。シュツットガルトは前節ブレーメン戦、押し込む流れとしながらも2点を先行される展開からFWウンダブ弾で1点差としたが、反撃実らず12試合ぶりの黒星を喫した。今節はライプツィヒとドルトムントが潰し合うため、シュツットガルトとしては好機だが、公式戦無敗記録を45試合に伸ばしたレバークーゼンを撃破できるか。DF伊藤は引き続き先発予想となっている。
EL出場権を争う7位フライブルク(勝ち点40)は13位ヴォルフスブルク(勝ち点31)と対戦。フライブルクは前節マインツ戦、MF堂安が先制弾をアシストしたものの、残留争いに巻き込まれているマインツに追いつかれドローに終わった。DFBポカールをレバークーゼンが制する可能性が高いため7位をキープすればEL出場権確保となる可能性が高いが、前節ボーフムとの残留争いを制して一歩残留に近づいたヴォルフスブルクを下して7位死守となるか。

ヴォルフスブルクに敗れて8試合勝ちなしとなり、残留プレーオフに回らなければならない16位に後退したボーフム(勝ち点27)は金曜に9位ホッフェンハイム(勝ち点39)と対戦。浅野が先発した前節ヴォルフスブルク戦、互角の攻防が続いていたものの、0-1で競り負けたボーフム。浅野には一つ決定機があったが決めきれず、悔しいハーフタイムでの交代となった。ただ、後半の内容を考えれば浅野が先発に戻ることは確実。ドイツ『キッカー』の予想スタメンにも入っており、浅野のゴールに期待したい。

ボランチでの出場が続くMF板倉の12位ボルシアMG(勝ち点31)は14位ウニオン・ベルリン(勝ち点29)とのボトムハーフ対決に臨む。

◆ブンデスリーガ第31節
▽4/26(金)
《27:30》
ボーフムvsホッフェンハイム

▽4/27(土)
《22:30》
バイエルンvsフランクフルト
ライプツィヒvsドルトムント
フライブルクvsヴォルフスブルク
アウグスブルクvsブレーメン
《25:30》
レバークーゼンvsシュツットガルト

▽4/28(日)
《22:30》
ボルシアMGvsウニオン・ベルリン
《24:30》
マインツvsケルン
《26:30》
ダルムシュタットvsハイデンハイム

PR
関連ニュース

去就揺れるサンチョにドルトムント指揮官「この時間をできるだけ特別なものに」

ドルトムントを率いるエディン・テルジッチ監督がイングランド代表MFジェイドン・サンチョ(24)の去就に口を閉ざした。 2021年夏のマンチェスター・ユナイテッド入りで母国復帰を果たしたサンチョだが、期待どおりの働きができずにいるなか、今季に入ってエリク・テン・ハグ監督との確執が表沙汰に。今年1月から買取オプションなしの半年ローンでドルトムントに復帰した。 ドルトムント復帰後は徐々に調子を取り戻していき、ここまで公式戦17試合で3得点2アシスト。パリ・サンジェルマン(PSG)とのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグでは果敢な仕掛けで輝き、ユナイテッドが手放したのは失策ではとの意見も聞こえてくる。 ひとまずのユナイテッド復帰が既定路線の去就を巡ってはドルトムントのスポーツディレクター(SD)を務めるセバスティアン・ケール氏から来季のチームにも残せるよう「あらゆるトライをする」との発言がなされるが、指揮官は多くを語らずだ。 イギリス『スカイ・スポーツ』によると、テルジッチ監督はサンチョの残留可能性に「短期的な未来に巡っては話をしたよ」と話すにとどめ、「この時間をできるだけ特別なものに」との思いから、7日に敵地で行われるPSGとのリターンレグでの活躍を期待した。 「明日は非常に重要な試合で、ひょっとしたら、彼のキャリアで最も大きな試合になるかもしれない。我々は彼に心から満足だ。彼がチームにいてくれるのをあらゆる方向からハッピーに思っている。彼からも我々といるのを喜んでいるのが伝わってくると思う」 「この話がいつまで続くかわからない。7月1日からは我々の選手ではないという契約だが、それまでは我々が持つこの時間をできるだけ特別なものにしていくつもり。我々は彼が良い状態なのを実感している。大きな試合は大きな選手が決めるものだと思う」 「明日は彼にも決めるチャンスがあることだろうね」 2024.05.07 15:10 Tue

ストライカー探すドルトムント、今季ブンデスリーガで大暴れのギニア代表FWに関心

ドルトムントは来シーズンに向け、ストライカーの補強に動き出しているようだ。 今シーズン、チャンピオンズリーグ(CL)で準決勝進出を果たしており、1stレグではパリ・サンジェルマン(PSG)相手にホームで白星を挙げたドルトムント。一方で、ブンデスリーガでは首位レバークーゼンに24ポイント差をつけられての5位となっており、昨シーズンは獲得寸前にまで迫っていたマイスターシャーレが遠のく結果となっている。 ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、クラブは新シーズンに向けたスカッド強化を計画しており、特にストライカー獲得を優先したい模様。今シーズンいまだブンデスリーガで得点のないセバスティアン・アラーやベンチスタートの多いユスファ・ムココの去就は不透明となっており、即戦力の確保を望んでいるようだ。 そんなドルトムントが作成したリストの中でも、上位に位置しているのがシュツットガルトのギニア代表FWセール・ギラシー(28)。今シーズンは開幕5試合で10ゴールと大暴れの活躍を見せてその名を轟かせると、その後もコンスタントに得点を重ねブンデスリーガ26試合25ゴール2アシストと並外れた成績を残している。 現在3位につけるチームの得点源であるギラシーとシュツットガルトの契約は2026年夏まで残るが、今夏に移籍する可能性は否定できず。ギラシー自身もステップアップを希望とも報じられており、ドルトムントのほかアトレティコ・マドリーやプレミアリーグのクラブが獲得に動くと見られている。 2024.05.07 11:50 Tue

退団発表のロイスが1G1A、ドルトムントが5発圧勝でPSGとの2ndレグへ弾み【ブンデスリーガ】

ドルトムントは4日、ブンデスリーガ第32節でアウグスブルクをホームに迎え、5-1で圧勝した。 前節ライプツィヒとのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を懸けたシックスポインターに敗れた5位ドルトムント(勝ち点57)。しかし、3日前のCL準決勝でPSGに先勝したことを受けてUEFAのクラブランキングでドイツの2位以上が確定し、ブンデスリーガから来季5チームがCLに出場できることになり、ドルトムントのCL出場権獲得が決まった。そのドルトムントは3日後にPSGとのリターンマッチを控える中、守護神コベル以外の10選手を変更。今季限りでの退団が発表されたロイスがスタメンとなった。 8位アウグスブルク(勝ち点39)に対し、ドルトムントは開始4分に先制する。ゴール前でルーズボールに反応したムココがヒールで流し込んだ。先制後、押し込む展開としたドルトムントは20分にリードを広げる。バイノー=ギテンスの左サイドからの鋭いクロスをマレンがダイビングヘッドで押し込んだ。 止まらないドルトムントは29分、CKでクロスボールが流れたところ、ムココの身体に当たって3点目。幸運な形でムココがドッペルパックとしたドルトムントは32分にバルガスに1点を返されるも、34分にロイスが4点目を挙げる。 ヴェッチェンのフィードでディフェンスライン裏を取ったロイスがGKとの一対一を制した。 迎えた後半、64分にロイスのアシストからエンメチャが5点目を挙げたドルトムントは、そのロイスを直後にお役御免とした中、終盤にかけては余裕の展開に。 PSG戦に向けて余力ある戦いを見せつつ5-1で圧勝としている。 2024.05.05 00:36 Sun

マルコ・ロイスがドルトムントを退団…今夏の来日もなし、12シーズンで公式戦424試合168ゴール「人生の半分以上を過ごした」

元ドイツ代表MFマルコ・ロイス(34)が、今シーズン限りでドルトムントを退団することが決定した。クラブ公式サイトが伝えた。 ドルトムントの下部組織で育ったロイスは、ロート・ヴァイス・アーレンの下部組織へと移籍。そのままファーストチームに昇格した。 2009年7月にはボルシアMGに完全移籍すると、2012年7月に古巣であるドルトムントへと完全移籍で復帰。そこから12シーズンにわたってチームを支えてきた。 アカデミー時代を含めれば21年間プレーしたロイスは、2013年にはチャンピオンズリーグ(CL)決勝を経験。ブンデスリーガで優勝はできなかったが、DFBポカールでは2度優勝。2018年から2023年まではキャプテンを務めるなどし、公式戦通算424試合で168ゴール128アシストを記録している。 今シーズンは出場時間こそ短くなったが、ブンデスリーガで23試合4ゴール5アシスト、チャンピオンズリーグ(CL)でも11試合に出場し2ゴール1アシストを記録。チームは決勝進出にあと1つと迫っている状況だ。 今夏には来日することが決定しており、かつてチームメイトだった元日本代表MF香川真司との再会を願っていたが、この決断によりロイスの来日はなしとなってしまった。 ロイスは今シーズン限りとなっていたクラブとの契約に関して延長しないことで合意したとのこと。今回の決断についてクラブを通じてコメントしている。 「僕のクラブ、ボルシア・ドルトムントでこの特別な時間を過ごせたことに非常に感謝しており、誇りに思っている」 「僕の人生の半分以上をこのクラブで過ごし、もちろん大変なこともあったが、毎日を楽しく過ごしていた」 「シーズンの終わりに別れを告げるのが難しいことは既にわかっている。それでも、今では状況が明確になり、まだ結果がわからない重要な最終戦に完全に集中できることを嬉しく思う」 「僕たちは大きな目標を念頭に置いており、全員でそれを達成したいと考えている。そのためには、僕たちの素晴らしいファン1人1人が必要であり、長年にわたる素晴らしいサポートに心から感謝したいと思っている」 2024.05.03 22:12 Fri

CL途中交代のリュカがACL断裂で数カ月の離脱へ…ユーロ出場は不可能に

パリ・サンジェルマン(PSG)は2日、フランス代表DFリュカ・エルナンデスが近日中に手術を受けることを明かした。 リュカは1日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのドルトムント戦に先発出場。しかし、35分にロングパスに抜け出したフュルクルクのシュートをブロックしようとした際に左足を負傷。治療を受けて一度はピッチに戻ったが、再びピッチに座り込むと、42分にDFルーカス・ベラウドと交代した。 クラブの発表によれば、2日にMRI検査を受けたリュカは左ヒザ前十字靭帯断裂と診断され、近日中に手術を受けるとのことだ。 なお、離脱期間については明かされていないが、イタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏は6~7カ月の離脱になると伝えており、6月から7月にかけて行われるユーロ2024の出場は不可能となった。 今夏に行われるユーロ2024においてフランス代表は、6月18日のオーストリア代表戦を皮切りに、22日にオランダ代表戦、26日にポーランド代表戦が予定されている。 2024.05.03 08:00 Fri
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly