競り勝って公式戦6連勝のミラン、指揮官は満足感語る「代表ウィーク後にリズムを掴むのは簡単ではない」

2024.03.31 14:42 Sun
満足感を示したピオリ監督
Getty Images
満足感を示したピオリ監督
ミランのステファノ・ピオリ監督が勝利を振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。
PR
代表ウィーク前は公式戦5連勝と波に乗っていたミラン。リーグ戦再開となる30日には、セリエA第30節でフィオレンティーナとのアウェイゲームに臨んだ。
フランス代表DFテオ・エルナンデスが出場停止となった中、ゴールレスで試合を折り返すと、47分にミランが先制。ポルトガル代表FWラファエル・レオンのヒールパスを元イングランド代表MFルベン・ロフタス=チークが押し込んだ。

その後、すぐさま追いつかれたミランだったが、オランダ代表MFタイアニ・ラインデルスのスルーパスを受けたレオンがGKをかわして流し込み、再び勝ち越し。以降はGKマイク・メニャンの好セーブも光り、2-1で逃げ切りに成功した。

公式戦6連勝としたピオリ監督は、選手としても監督としても戦ったフィレンツェでの試合について「この場所に戻るのはいつだってエキサイティングなこと」とコメント。その一方、チームのパフォーマンスを高く評価している。
「我々は良いアプローチをし、適度な苦しみに耐え、自信や積極性、優れた支配力と共に真の戦いを見せることで勝利した。代表ウィーク後にリズムを掴むのは決して簡単ではないから、とても満足している」

また、好調を維持しているにもかかわらず、首位・インテルとの勝ち点差をなかなか縮められない難しさにも言及した。

「この状況が1週間ではなく、数カ月続いている。良い守備ができれば、どんなチームも苦しめられるだけのクオリティが我々にはあるが、勝ち点14差は大きい。これほどの差があるとは思わないが、インテルは我々の低迷期をうまく利用した。そこで我々との差を広げ、ここのところは我々が好調だったにも関わらず、その差を維持することに成功した」

1ゴール1アシストで勝利の立役者となったレオンについてもコメント。期待に応え、成長したエースに大きな信頼を寄せているようだ。

「我々は彼に付き添ってきたが、彼もずっとそうしてきた。今、彼は私がずっと思ってきたような勝者になるまであと少しの状況にある」

「PSGがムバッペに、シティがハーランドのゴールに依存しているのと同じくらい、我々は彼を信頼している。ラファはトッププレーヤーであり、ディフェンダーが彼を抑えるのは困難だ」

PR
関連ニュース

「我々が悪かったわけではないが…」敗戦に落胆のピオリ監督…ミラン解任の噂には「今シーズンを終えることに集中」

ミランのステファノ・ピオリ監督は、セリエAでの完敗を嘆いた。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。 18日、トリノとのセリエA第37節に挑んだミランは、前半にチャンスを作りながらも2失点を許してハーフタイムへ。後半も開始早々に失点する厳しい展開となると、55分にイスマエル・ベナセルがPKを決めて1点を返すもさらなる反撃とはならず、1-3で試合を終えた。 すでにセリエAでは2位が確定している中での敗戦について、ピオリ監督はメンタル面で相手に劣っていたことを嘆いている。 「枠内シュートを4本しか打てず、厳しい結果ではあったと思う。前半はクロスに対して、十分な集中ができていなかった。個人の戦いは多くの場面で負けており、それが試合の方向性を決定づけただろう。我々のプレーが悪かったわけではないが、相手はより集中力と決意を持っていた」 「今シーズン、我々は普通のチームの中では最高だっただろう。並外れたことを成し遂げたチーム(インテル)は1つあったが、他のチームより我々は優れた成績を収めていたと思う」 また、ピオリ監督はミランの指揮官解任やナポリ行きの可能性などが取り沙汰される自身の去就に言及。まだ決まったことは何もないと強調しており、残るシーズンに集中したいと語った。 「人々は私の去就について何カ月も話し続けてきたが、チームは非常に機能していたと思う。このような状況に陥っていた監督をフォローするのは簡単ではなかっただろう。だから、選手たちを称賛したい」 「シーズンはまだ1週間残っている。その週を経てから、様子を見てみよう。他のクラブとは何も話していない。ミランとの関係がいつ終わったとしても、私はこのクラブとそのファンに大きな敬意を抱いている」 「契約はまだあと1年残っており、私はこのクラブで素晴らしく濃密な5年間を過ごしてきた。だから、今シーズンを終えることに集中しているし、何かあればその時に判断するつもりだ」 2024.05.19 11:20 Sun

2位確定済みのミラン、トリノに3失点完敗【セリエA】

ミランは18日、セリエA第37節でトリノとのアウェイ戦に臨み、1-3で敗れた。 前節カリアリに5発圧勝として2位を確定させたミラン(勝ち点74)は、レオンやジルー、GKメニャンらをベンチスタートとした。 10位トリノ(勝ち点50)に対し、最前線にヨビッチ、右にプリシック、左にオカフォーとする[4-3-3]で臨んだミランは慎重な入りとした中、25分に好機。しかし、ボックス左から放ったオカフォーのコントロールシュートはわずかに枠を外れた。 すると1分後に失点。リカルド・ロドリゲスの左クロスからサパタにヘディングシュートを決められた。 さらに40分、今度はベッラノーバの右クロスからイリッチにヘディングシュートを決められ、2点のビハインドで前半を終えた。 そして迎えた後半、開始1分に3失点目。リカルド・ロドリゲスに強烈なミドルシュートを叩き込まれた。 3点を追うミランは2分後、プリシックのミドルがバーに直撃した中、53分にPKを獲得。これをベナセルが決めて1点を返した。 その後、レオンを投入したミランだったが、2点目に迫るような好機を作るには至らない。終盤にはジルーも投入したものの、1-3のまま敗戦している。 2024.05.19 05:44 Sun

LAFC加入決定のジルー、「いつもMLSでキャリアを終えたいと思っていた」…再会ロリスにも言及

ロサンゼルスFC(LAFC)への加入が決定したフランス代表FWオリヴィエ・ジルー(37)は、以前からキャリア最後の場所としてメジャーリーグ・サッカー(MLS)でのプレーを計画していたことを明かした。 母国のモンペリエで台頭したジルーは、アーセナル、チェルシーというプレミアリーグ屈指の強豪、2021年から今シーズン終了まではミランでプレー。 完全にベテランの域に入っているものの、今シーズンもセリエAで33試合14ゴール8アシストを記録するなど、衰えを知らない得点力を発揮していた。 まだまだ第一線での活躍が期待されていたが、今月14日にかねてより加入が報じられていたLAFCへの移籍が正式に発表された。 その移籍発表から数日後、ジルーはフランス『Canal Plus』のインタビューで今回の移籍の経緯を説明。以前から1人のプレーヤー、1人の父親としてMLSでキャリアを終えることを検討していたと語った。 「僕はいつもMLSでキャリアを終えたいと思っていたし、家族の観点からも、ライフスタイルや、遠い国、別の文化、別の英語圏の国に移住するチャンスを考慮していたんだ。それはロンドンで生まれた子供たちのためにも有益だと思っていた」 また、フランス代表の歴代最多得点者は、自身に先駆けて今年1月に同クラブに加入していた同国代表歴代最多出場記録者のGKウーゴ・ロリスの存在が加入を決断する上で大きかったことも認めている。 「ウーゴ、相棒、ここで彼と再会できたのは素晴らしいストーリーだ。彼は僕にロサンゼルスでの生活や、クラブとそのファンについても話してくれたんだ」 なお、ジルーとクラブの現行契約は2025年末までの1年半となるが、翌シーズンの延長オプションも付帯しており、現状のパフォーマンスを鑑みれば、あと2年は間違いなくトップレベルで活躍できるはずだ。 2024.05.17 17:21 Fri

ミランの後任最有力候補はフォンセカ監督? クラブはプロジェクトの継続路線を採用か

ミランは退任が噂されるステファノ・ピオリ監督(58)の後任として、リールのパウロ・フォンセカ監督(51)を最有力候補としたようだ。 今シーズン、5シーズン目を迎えたピオリ監督の下で思うようなシーズンを送れなかったミラン。セリエAでは2位につけるも宿敵インテルに大差をつけられ優勝を譲り、チャンピオンズリーグ(CL)はグループステージ3位で敗退となった。 ファンからの批判も強まりつつあるピオリ監督とミランの契約は2025年夏まで残るものの、クラブはシーズン終了後の解任を検討。新シーズンの指揮を執るのは誰になるか、後任候補に注目が集まっていた。 そんな中、イタリア『スカイ・スポーツ』ら複数メディアによると、ミランはフォンセカ監督を最優先ターゲットに設定した模様。ミランの選手に合致する [4-2-3-1]を基本布陣とするなど、ピオリ体制で続いたプロジェクトを継続しつつ、ブラッシュアップできる人材だと見込んでいるようだ。 フォンセカ監督はかつてローマでも指揮官を務め、2022年夏からリールの指揮官に就任。ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)ではアストン・ビラにPK戦の末に敗れてベスト8敗退となったが、リーグ・アンでは現在3位とCL出場権を争っている。 そんなフォンセカ監督とリールの契約は、今季まで。近日中にクラブ関係者との会談が予定されているとのことだが、新契約について合意しなかった場合はミランの動きがさらに加速していくことが予想される。 2024.05.16 13:10 Thu

CB補強に動くユナイテッド、今夏フリーのアダラバイヨ争奪戦に参戦?

マンチェスター・ユナイテッドは今夏の移籍市場で、フルアムのイングランド人DFトシン・アダラバイヨ(26)の獲得を検討しているようだ。 今シーズン、守備陣に負傷者が相次いだユナイテッド。ラファエル・ヴァラン、リサンドロ・マルティネス、ルーク・ショーは度重なるケガに悩まされ、タイレル・マラシアに至ってはここまで1試合も出場していない。 守備陣が整わなかったことも災いして、今シーズンのプレミアリーグでは残り2試合の時点で8位に低迷。エリク・テン・ハグ監督の去就も不透明となる中で、クラブは来シーズンに向けた動きを進めている。 すでにヴァランの今シーズン限りでの退団が決定となり、ユナイテッドは夏の移籍市場でセンターバック探しが急務に。そんな中で、イギリス『スカイ・スポーツ』によるとクラブはアダラバイヨへの関心を深めているとのことだ。 196cmの長身を武器とするセンターバックのアダラバイヨは、下部組織時代から過ごしたマンチェスター・シティで主力に定着できずも、2020年に加入したフルアムで定位置を確保。今シーズンは序盤こそ負傷欠場が続いたものの、復帰してからは主軸としてここまで公式戦25試合に出場している。 アダラバイヨとフルアムの契約は今季までとなることもあり、フリーでの獲得も狙える状況。ニューカッスルやミランも獲得に動いているが、ユナイテッドも本格参戦となれば争奪戦への発展が予想される。 2024.05.15 18:10 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly