2人の“日本代表”がゴール共演! 1G1Aで勝利に貢献した田中碧「アシストは狙い通り」、初ゴールの内野貴史は「思い切って振ったら入っちゃった」

2024.03.17 22:25 Sun
日本代表MF田中碧とU-23日本代表DF内野貴史がゴールで共演した
Getty Images
日本代表MF田中碧とU-23日本代表DF内野貴史がゴールで共演した
フォルトゥナ・デュッセルドルフの日本代表MF田中碧が圧巻のパフォーマンスを振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
PR
15日、2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第26節でデュッセルドルフはアウェイでオスナブリュックと対戦した。
1部昇格の可能性があるデュッセルドルフ。この試合で田中は先発出場を果たすと、大きな仕事を果たす。

まずは35分、敵陣でこぼれ球を拾った田中がボックス手前からミドルシュート。これはGKにセーブされるも、こぼれ球を拾って繋ぐと、田中のクロスをファーサイドで待っていたクリストス・ツォリスが押し込み、デュッセルドルフが先制する。

リードして後半を迎えると、U-23日本代表DF内野貴史が負傷した選手と交代してピッチへ。すると60分、ツォリスのパスを受けた内野がボックス内左から右足一閃。ニアサイドを鋭く抜く強烈なシュートを叩き込み、初ゴールを記録。リードを2点に広げた。
その後1点を追加したデュッセルドルフは、88分にも追加点。細かくつなぐと、マティアス・ツィンマーマンがボックス手前からミドルシュート。これを走り込んだ田中がコースを変えてゴールへ。今シーズン6ゴール目を奪い、0-4で勝利を収めた。

1ゴール1アシストを記録した田中は「でかいです!」とこの勝利を喜び、「前半の立ち上がりは正直結構苦しかったですけど、1点目取れたのが大きかったです」と、自身のアシストから生まれた先制点が大きかったと振り返った。

インターナショナル・マッチウィークで中断する前に勝利で終えられたことについては「代表ウィークでリーグ中断期間前のこの勝ち点3は大きいですね」とコメント。味方のシュートのコースを変えたゴールについては「自分自身の得点はラッキーでしたけど、アシストは狙い通りだったので良かったと思います。まぁ、切り替えて次ですね!」と、昇格へ向けて意気込みを語った。

また、強烈なシュートで途中出場ながら初ゴールを決めた内野は「この勝ち点3はチームにとって絶対に大きいと思います。僕たちは昇格を目指しているチームなので」と勝利を喜んだ。

ゴールについては「勝ってたのでしっかりディフェンスして、0に抑えるのが最低条件だと思いながら入って、その中でも前へという意識は持っていました。(自身の得点シーンは)クリスからパスをもらった時、あの位置で逆に自分がやられて嫌なことをしようと思いました。1対1で仕掛けて中に切れ込んだ時にゴールが少し見えたので、思い切って振ったら入っちゃったって感じです」と振り返り、自分でも驚いたゴールだったとした。



PR
関連ニュース

【パリ行きの命運を託された23選手】アマチュアから代表へ這い上がった不屈のメンタル、左右で輝くサイドバック・内野貴史

パリ・オリンピックのアジア最終予選を兼ねるAFC U23アジアカップが15日に開幕する。出場16カ国が4組に分かれてのグループステージから始まる五輪出場もかけた戦いは約2週間ちょっとのスケジュール的にも勝ち上がれば勝ち上がるほど総力戦が必至。ここではパリ行きの命運が託されたU-23日本代表の23選手を紹介し、内野貴史にフォーカスする。 ■内野貴史(DF/デュッセルドルフ) 柏レイソルの下部組織で育った内野は、U-15からはジェフユナイテッド市原・千葉の下部組織に加入。U-15、U-18と所属した。 しかし、高校卒業後にドイツへと渡ると、1.FCデューレンの下部組織に加入。1年で、アレマニア・アーヘンの下部組織に移籍。2020-21シーズンにファーストチームに昇格した。 公式戦41試合に出場するなどドイツ4部で活躍すると、デュッセルドルフの目に留まりセカンドチームに所属。主力としてプレーすると、2022年3月にファーストチームデビュー。2022年10月にプロ契約を結んだ。 両足を支えるサイドバックとしてプレーする内野。右サイドバックを本職としながらも、左サイドバックとしてもプレーが可能で、サイドハーフでもプレーができる万能型。一対一の強さもあり、攻撃的なプレーも得意。運動量も豊富だ。 千葉ではトップチームに昇格できなかったが、ドイツのアマチュアクラブからスタート。そこから現在はドイツ2部で戦うプロ選手となり、オリンピックを目指す代表チームにまで成り上がった異色の経歴だ。 世代別代表は、その多くが若くして才能を見出され、世代を代表するエリート選手が揃っているが、内野は決して輝かしいキャリアではなかった。ただ、実力で掴み取った代表。そのメンタリティは重要な試合で非常に役立つはずだ。 また、2022年のU23アジアカップも経験し、アシストで貢献。パリ五輪世代でもコンスタントに招集を受けており、ユーティリティ性も含めて期待がかかる。 クラブではレギュラーポジションは掴めていないが、3月には初ゴールも記録。1部昇格を争うクラブでの活躍も期待されるが、日本をパリ五輪に導けるのか。登録人数が制限される中で、内野のユーティリティ性は欠かせない。 <span class="paragraph-title">【動画】内野貴史が決めた初ゴール!カットインから豪快に振り抜く</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="8cI9iCkyPRY";var video_start = 137;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.14 21:00 Sun

田中碧はデュッセルドルフ残留へ? 1部昇格なら契約延長か…2部残留なら売却へ

フォルトゥナ・デュッセルドルフの日本代表MF田中碧(25)が、デュッセルドルフと契約を延長する可能性があるようだ。ドイツ『ビルト』が伝えた。 川崎フロンターレから2021年7月にレンタル移籍で加入したデュッセルドルフでポジションを掴むと、2022年7月に完全移籍に切り替え。チームの中心としてプレーしていた。 しかし、2023年夏にはステップアップを希望。いくつかのクラブが関心を寄せた中、移籍金の高さや、シーズン終盤に負傷したことも影響して残留となった。 その中で迎えた今シーズン、シーズン序盤はパフォーマンスが上がらず、移籍問題が原因だと大きな批判の的になっていた中。それでも10月以降はコンディションを上げてパフォーマンスも上昇。チームの中心選手に再び君臨し、ファンからの信頼も得ることとなった。 今シーズンは2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)で26試合に出場し6ゴール4アシストを記録。チームも3位に浮上しており、1部に昇格する可能性が現実味を帯びてきている。 『ビルト』は今夏の移籍市場について特集。予選は約2300万ユーロ(約38億円)あるとしながら、チームの中心選手の契約延長で資金を使うことになるとし、その1人が田中だと特集。現在の状況を伝えている。 「ここ数カ月で、この日本のスターはついにデュッセルドルフでも大きな存在になった」 「『ビルト』の情報によると、昇格した場合は2025年に期限が切れる田中との契約を延長するのが現在有力なプランだという」 「それが上手くいかない場合は、売らなければならない。フォルトゥナが2部のままだった場合も同様だろう」 「しかし、首脳陣は理想的には田中と一緒にブンデスリーガに行きたいと考えている。例え、彼との契約延長に多額の費用がかかるとしてもだ」 見事に昇格すれば田中もそのまま一緒に昇格となりそうだが、果たしてどうなるのか注目だ。 2024.04.10 15:33 Wed

「良かった」「回復を願います」田中碧の手術が無事に成功、クラブがベッドの上で笑顔の写真を投稿しファンも歓喜「健康になってもらわないと困る」

デュッセルドルフは4日、日本代表MF田中碧の手術成功を報告した。 日本代表としても2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮代表戦を戦った田中。デュッセルドルフはDFBポカール準決勝に臨み、ブンデスリーガで無敗を維持して首位に立つレバークーゼンと決勝進出を懸けて戦った。 レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督も名指しで田中を警戒するなど、対戦が楽しみにされていた中、試合前日に突然の発表。田中が急性虫垂炎になったと報告し、試合の欠場が決定となっていた。 そのデュッセルドルフはレバークーゼンの前に敗れてしまったが、クラブは公式X(旧ツイッター/@f95)を更新。田中の写真と共に手術成功を伝えた。 デュッセルドルフは「田中碧は手術を無事に乗り越え、今晩病院のベッドからチームメイトのために頑張ります。全てを捧げます。アオ」と報告。病院のベッドで笑顔でサムズアップしている田中の写真をアップした。 また、試合中にはベッドからテレビでDFPポカールを見守る田中の横顔もアップ。ブンデスリーガ昇格に向けた最終盤の戦いに向けて復活が待たれる。 ファンはこの投稿に「良かった」、「早い回復を求める」、「健康になってもらわないと困る」、「回復を願います」、「頑張れ、アオ」とエールを送っている。 <span class="paragraph-title">【写真】手術を終えた田中碧がベッドから笑顔でサムズアップ&テレビで試合観戦する姿も</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="de" dir="ltr">Ao <a href="https://twitter.com/hashtag/Tanaka?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Tanaka</a> hat seine Operation gut überstanden und drückt seinen Kollegen heute Abend aus dem Krankenbett die Daumen | <a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E7%A2%A7?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#田中碧</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/DFBPokal?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DFBPokal</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/B04F95?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#B04F95</a> <a href="https://t.co/hoOg1p75mT">pic.twitter.com/hoOg1p75mT</a></p>&mdash; Fortuna Düsseldorf (@f95) <a href="https://twitter.com/f95/status/1775547053462188309?ref_src=twsrc%5Etfw">April 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="und" dir="ltr"> | <a href="https://twitter.com/hashtag/DFBPokal?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DFBPokal</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E7%A2%A7?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#田中碧</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/B04F95?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#B04F95</a> <a href="https://t.co/mwBQBvp2Nt">pic.twitter.com/mwBQBvp2Nt</a></p>&mdash; Fortuna Düsseldorf (@f95) <a href="https://twitter.com/f95/status/1775609738929033556?ref_src=twsrc%5Etfw">April 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.05 16:15 Fri

レバークーゼンが田中碧欠場のデュッセルドルフに快勝、国内2冠に迫る【DFBポカール】

DFBポカール準決勝、レバークーゼンvsデュッセルドルフが3日に行われ、4-0でレバークーゼンが快勝した。デュッセルドルフのMF田中碧とDF内野貴史は欠場している。 準々決勝でシュツットガルトを下したレバークーゼンと、ザンクト・パウリをPK戦の末に下した2部デュッセルドルフによる決勝進出を懸けた一戦。 田中が急性虫垂炎で欠場となったデュッセルドルフに対し、シック、ヴィルツ、アドリの1トップ2シャドーで臨んだレバークーゼンが立ち上がりから押し込むと7分に先制する。ジャカのパスが流れ、ボックス右のフリンポンがダイレクトで蹴り込んだ。 さらに20分、ロングカウンターに転じたレバークーゼンはヴィルツのパスを受けたアドリがボックス左まで持ち上がってシュートを決めきり追加点。 そして36分には3点目。相手GKのパスをアンドリッヒがカットした流れから、アドリのラストパスを受けたヴィルツがシュートを蹴り込んだ。 前半で勝負を決めたレバークーゼンが迎えた後半も押し込む流れとした中、54分にツォリスに枠内シュートを打たれたもののGKコヴァルがセーブ。 すると57分、シックのヘディングシュートが相手DFの手に当たってVARの末にPK判定に。これをヴィルツが決めて4-0とした。 余裕のレバークーゼンは65分にヴィルツやシックをお役御免とし、負傷明けのボニフェイスを投入。終盤にかけても危なげなく試合を締め、4-0で快勝。 カイザースラウテルンの待つ決勝に進出し、国内2冠に迫っている。 2024.04.04 05:43 Thu

デュッセルドルフ田中碧、虫垂炎手術でレバークーゼンとのポカール準決勝欠場に…

フォルトゥナ・デュッセルドルフは3日、日本代表MF田中碧が、3日夜に行われるレバークーゼンとのDFBポカール準決勝を欠場すると発表した。 クラブの各公式SNSによると、田中は急性虫垂炎のため、2日に盲腸の手術を受けたとのこと。 対戦相手の指揮官、シャビ・アロンソ監督も名指しで警戒するほどの主軸。デュッセルドルフにとっては手痛い離脱となる。 知らせを受けたファンは残念に思いながらも、「お大事に」、「早い回復を願っております」、「ゆっくり休んで、またピッチでの活躍を楽しみにしています」と、気遣う声や早期の回復を願うコメントを寄せた。 2024.04.03 17:20 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly