ルーキー・原康介が札幌の今季初ゴールを記録も初勝利ならず、町田は藤尾翔太&ドレシェヴィッチの2発で3連勝で暫定首位に【明治安田J1】

2024.03.16 15:59 Sat
Jリーグ初ゴールを記録したドレシェヴィッチ
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Jリーグ初ゴールを記録したドレシェヴィッチ
16日、明治安田J1リーグ第4節の北海道コンサドーレ札幌vs FC町田ゼルビアが札幌ドームで行われ、1-2で町田が勝利した。札幌はここまで3戦未勝利。現在連敗中と苦しい状況。前節は共に未勝利だった浦和レッズとのホーム開幕戦を迎えたが、0-1で敗れていた。
その浦和戦からは、2名を変更。小林祐希、青木亮太が外れ、田中宏武、中村桐耶が入った。

対する町田は初のJ1ながら、ここまで2勝1分けと無敗。現在2連勝中と、札幌とは真逆の結果となっている。

前節はホームで鹿島アントラーズに1-0で勝利。その鹿島戦からはバスケス・バイロンが外れ、藤本一輝を起用した。
立ち上がりから積極性を見せたのはホームの札幌。町田を押し込み、ゴールに迫るが得点は奪えない。徐々に町田が盛り返し、札幌はゴールに向かうもシュートまでいけない展開が続いていく。

町田は29分にビッグチャンス。右サイドを平河が仕掛けると、ボックス内右からクロス。中央で藤本がヘッドも合わないが、ボックス内左で拾ったオ・セフンが左足で狙うも、サイドネットを揺らしてしまう。

時間の経過とともに町田のチャンスが増えていくが、ゴールは生まれず。右サイドのU-23日本代表FW平河悠が積極的に仕掛けてフィニッシュに行くが札幌に守り切られてしまう。

町https://news-admin.ultra-soccer.jp/articles/461680/edit田が勢いを持っていた前半はゴールレスで終了。共に交代はないまま後半を迎えると48分にアクシデント。競り合いで荒野拓馬とオ・セフンが激突。ただ、共にプレーを再開している。

すると53分、前半から押していた町田が先制。右サイドで8がキープすると、インサイドを上がった平河にパス。平川がクロスを送ると、ファーサイドでオ・セフンが折り返し、最後はボックス内中央で藤尾翔太がトラップからハーフボレーを決めて町田が先制する。

さらに66分、右CKを町田が獲得すると鈴木準弥の鋭いクロスをボックス中央でチャン・ミンギュがヘッド。ファーに流れたボールをドレシェヴィッチが頭で合わせてゴール。加入後初ゴールで町田が追加点。J1で初の複数得点となった。

リードを2点とされた札幌は失点直後に浅野雄也を下げて、原康介を起用する。

すると72分に札幌がビッグチャンス。ボックス内左を駒井善成が仕掛けると、走り込んだ原がダイレクトで折り返し、最後はボックス内中央で小林がシュートもわずかに右に外れる。

苦しい展開の中、徐々に札幌が盛り返し始めると84分についにゴール。中村が持ち出すと右に展開。相手にブロックされるも、こぼれ球を拾った馬場が持ち出しスルーパス。これをボックス内右で原が右足を振り抜くと、これが決まりゴール。今シーズンのチーム初ゴールが決まり、1点差とする。

勢いに乗りたい札幌だったが、町田は試合をクローズしに行くことに。結局その後はゴールは生まれず、町田は3連勝で勝ち点10を伸ばし、暫定首位に浮上。札幌は初ゴールこそ生まれたが、今シーズンの初勝利はまたもお預けとなった。

北海道コンサドーレ札幌 1-2 FC町田ゼルビア
【札幌】
原康介(後39)
【町田】
藤尾翔太(後8)
ドレシェヴィッチ(後21)

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