沼津退団のDF市川侑麻がJFL昇格目指す福井ユナイテッドFCに加入「絶対にJFLに昇格しましょう!」

2024.02.29 15:26 Thu
福井ユナイテッドでプレーする市川侑麻
©︎J.LEAGUE
福井ユナイテッドでプレーする市川侑麻
アスルクラロ沼津は29日、2023シーズンまで所属していたDF市川侑麻(25)が北信越1部リーグの福井ユナイテッドFCに加入することを発表した。

市川は流通経済大学付属柏高校から国士舘大学へと進学。卒業後は東京23FCでプレーしていた中、2023シーズンに沼津に加入した。
Jリーグ初挑戦だったが、明治安田生命J3リーグで1試合の出場に終わり、退団が発表されていた。

市川は福井を通じてコメントしている。

「福井ユナイテッドFCに関わる全ての皆さま、初めまして。市川侑麻です。まず自分を受け入れてくださった福井ユナイテッドFCさんには本当に感謝しています。ありがとうございます」
「この時期の加入ということで他の人よりも一歩も二歩も出遅れてしまいましたが、一日でも早くこのチームの為になりたいと思っています。常に自分の最高を見せられるように毎日のトレーニングから全力で取り組み続けます」

「このチームでJFL昇格を果たし、その中で自分自身が成長出来ていると感じられることが今年の目標です。ファン・サポーターの皆様と一丸となり、熱く闘い絶対にJFLに昇格しましょう!宜しくお願いします!」
関連ニュース

FC大阪がDF伊東稜晟を獲得!昨季まで北信越1部の福井に所属「絶対にJ2昇格しましょう!」

FC大阪は7日、福井ユナイテッドFCに所属していたDF伊東稜晟(22)が完全移籍で加入すると発表した。 三重県出身の伊東は、レノファ山口FCの下部組織出身。2020年にトップチーム昇格を果たすも出場機会はなく、松江シティFC、福井への期限付き移籍を経て2023シーズンから福井に完全移籍した。 2023シーズンは北信越1部リーグで3試合出場にとどまるなど、出場機会を得られず。シーズン終了後に退団が発表されていた。 FC大阪への加入が決まった伊東は、クラブを通じて意気込みを述べている。 「FC大阪に関わる全ての皆様、はじめまして、伊東稜晟です。FC大阪という素晴らしいクラブの一員として戦えることを心から嬉しく思います。常に感謝の気持ちを持ちながら、クラブ目標である『J2昇格』のために日々精進します。クラブと地域が一つになり絶対にJ2昇格しましょう!FC大阪の関係者の皆様、ファン・サポーターの皆様、応援のほどよろしくお願いします」 2024.02.07 11:50 Wed

J3福島にルーキーGK安西駿が復帰! 今季は福井ユナイテッドに期限付き移籍…全治8カ月の重傷も発表

福島ユナイテッドFCは3日、GK安西駿(23)が福井ユナイテッドFCへの育成型期限付き移籍から復帰することおよび重傷を負っていることを発表した。 安西は群馬県出身。平成国際大学から今季の大卒ルーキーとして加入し、すぐさま北信越フットボールリーグ1部の福井へと育成型期限付き移籍も、出番を得られるままシーズン中盤戦の夏場を迎える。 福島の発表によると、安西は8月22日に福井での練習中に負傷。右ヒザ前十字じん帯損傷、右ヒザ内側側副じん帯損傷、右ヒザ内側半月板損傷と診断され、全治は8カ月の見込みだという。なお、9月1日には福島市内にて手術を実施したとのことだ。 また、安西は福島復帰にあたり、両クラブからコメントを発表。福井での苦い経験も今後のキャリアに活かしたいと意気込んだ。 ◆福井ユナイテッドFC 「このたび福島ユナイテッドFCに戻る事になりました。自分はこの1年間、JFLに昇格する事を目標に日々の練習に取り組んでいましたが、なかなかチームに貢献する事が出来ないまま戻る事になってしまいました」 「しかし、チームメイト、スタッフ、応援していただいているサポーターの皆様が支えてくれたおかげで成長できたと思います。少しでも恩返しができるようにこの福井での経験を活かして、福島でも頑張りたいと思います」 「短い期間ではありましたが福井ユナイテッドファミリーの皆様、本当にありがとうございました」 ◆福井ユナイテッドFC 「このたび、福島ユナイテッドFCに復帰することになりました。今年の8月にサッカー人生で初めての大怪我を負ってしまい、リハビリからのスタートにはなりますが、一日でも早く、福井ユナイテッドFCで積み上げてきた成果と成長した姿を見せられるように全力でがんばります。応援よろしくお願いします」 2023.12.03 17:40 Sun

“全社王者”FC刈谷ら5チームの敗退が決定…関東1部から全3チームが決勝R進出も?【Road to JFL/地域CL1次ラウンド第2節】

11日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023(地域CL)1次ラウンドの第2節が各会場で行われた。 日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指す12チームが4チームずつの3会場(宮崎/A組・宮城/B組・滋賀/C組)に分かれて戦う1次ラウンド。各組1位の3チーム、各組2位の中で成績上位の1チーム、計4チームが決勝ラウンドへ進む。 ◆Aグループ ヴェロスクロノス都農(宮崎県/九州1位) VONDS市原FC(千葉県/関東1部1位) 栃木シティFC(栃木県/関東1部2位/百年構想枠) FC徳島(徳島県/四国1位) ▽都農 1-3 栃木シティ 昨日の初戦でVONDSに敗れて勝ち点「0」の都農と、4-1とFC徳島を撃破し「3」の栃木。都農は22分、FW鈴木将馬がロングボールに抜け出して先制点も、栃木は38分、カウンターからFW戸島章のゴールで同点とする。 迎えた60分、栃木は右CKの流れで前線に残っていたDF増田修斗が二次攻撃からヘディング弾。さらに88分、FW田中パウロ淳一のPK弾で追加点。3-1と逆転勝利の栃木は勝ち点「6」とした。 ▽VONDS 2-0 FC徳島 勝ち点「3」VONDSと「0」FC徳島。VONDSは30分にMF川田拳登の右足ミドルで先制し、54分には左CKからDF渡辺広大がヘディング弾で追加点。2-0と勝利し、勝ち点は「6」に。まずは栃木とともにグループ2位以上を確定させた。 この結果、都農とFC徳島は1次ラウンド敗退が決定している。 ▽順位表(第2節まで) 1.栃木シティ「勝ち点6」+5「総得点7」 2.VONDS市原「勝ち点6」+3「総得点3」 2.都農「勝ち点0」-3「総得点1」(敗退決定) 4.FC徳島「勝ち点0」-5「総得点1」(敗退決定) ◆Bグループ FC刈谷(愛知県/東海1部2位/全社枠1) ブランデュー弘前FC(青森県/東北1部1位) 福山シティFC(広島県/中国1位) wyvern(愛知県/東海1部1位) ▽刈谷 2-3 福山 弘前とドローで勝ち点「1」発進の刈谷、wyvernに5発大勝で「3」とする福山。1-1で迎えた61分、福山はFW高橋佳のヘディング弾で勝ち越すも、直後の64分、刈谷もMF大友千裕のゴールで同点とする。 決勝点は80分。福山は途中出場MF角田薫平がゴール前での混戦からこぼれ球に反応し、右足ダイレクトで豪快に蹴り込んだ。この結果、福山が勝ち点「6」とした一方、全社王者・刈谷は「1」から積み上げれず、1次ラウンド敗退が決まった。 ▽弘前 0-1 wyvern 勝ち点「1」弘前と「0」wyvern。地域CL初出場のwyvernは59分、敵陣深くで弘前DFからボールをかっさらい、最後はゴール前でDF谷口祐亮がシュート。これが決まって決勝点となった。記念すべき地域CL初白星を挙げ、勝ち点「3」として決勝ラウンド進出へ希望を繋いでいる。 この結果、敗れた弘前は刈谷とともに1次ラウンド敗退が決まった。 ▽順位表 1.福山「勝ち点6」+4「総得点8」 2.wyvern「勝ち点3」-2「総得点3」 3.刈谷「勝ち点1」-1「総得点4」(敗退決定) 4.弘前「勝ち点1」-1「総得点2」(敗退決定) ◆Cグループ アルテリーヴォ和歌山(和歌山県/関西1部1位) 福井ユナイテッドFC(福井県/北信越1部1位) ジョイフル本田つくばFC(茨城県/関東1部5位/全社枠2) BTOP北海道(北海道/北海道1位) ▽和歌山 0-0 つくば 福井とドローで勝ち点「1」の和歌山と、10年ぶりの地域CL初戦でBTOPに勝利し「3」とするつくば。つくばは勝てば決勝ラウンド進出に大きく前進する一戦だったが、0-0で決着。和歌山は2試合連続のゴールレスドローとなった。 ▽福井 2-1 BTOP 勝ち点「1」発進の福井と「0」BTOP。福井は49分、MF阿部真拓がボックス手前から豪快な左足スーパーショットを叩き込み先制。さらに71分、右CKの流れから二次攻撃を展開し、最後はMF北川滉平のヘディング弾で追加点を決める。 BTOPも試合終盤の89分、福井を右サイドから崩して最後はDF文炯晶の右足弾で一点差に。しかし、これ以上の反撃は叶わず、福井が2-1で勝利。2年連続2回目の地域CL出場となったBTOPだが、昨年同様、1試合を残して1次ラウンド敗退が決まった。 ▽順位表 1.つくば「勝ち点4」+1「総得点3」 2.福井「勝ち点4」+1「総得点2」 2.和歌山「勝ち点2」±0「総得点0」 4.BTOP「勝ち点0」-2「総得点3」(敗退決定) 2023.11.11 16:10 Sat

栃木シティ、福山シティ、つくばFCが各組首位に!【Road to JFL/地域CL1次ラウンド第1節】

10日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023(地域CL)1次ラウンドの第1節が各会場で行われた。 日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指す12チームが4チームずつの3会場(宮崎/A組・宮城/B組・滋賀/C組)に分かれて戦う1次ラウンド。各組1位の3チーム、各組2位の中で成績上位の1チーム、計4チームが決勝ラウンドへ進む。 ◆Aグループ ヴェロスクロノス都農(宮崎県/九州1位) VONDS市原FC(千葉県/関東1部1位) 栃木シティFC(栃木県/関東1部2位/百年構想枠) FC徳島(徳島県/四国1位) ▽都農 0-1 VONDS A組会場の宮崎に本拠地を置く都農と、全社1回戦で宮崎のFC延岡AGATAに敗れているVONDS。“ホーム”都農は関東1部18試合8失点の堅守軍団VONDSを攻め込み、30分過ぎから相次いで決定機を迎えるも、肝心のゴールが遠い。 試合は0-0のまま進み、後半ATにとうとうスコアが動く。90+2分、VONDSはMF加藤勇司が左CKに頭で合わせて決勝点。伝統的に手堅いサッカーのVONDSは、セットプレー1発により、超重要局面の初戦で勝ち点3をゲットした。 ▽栃木シティ 4-1 FC徳島 百年構想枠で地域CLに滑り込んだ栃木と、四国リーグで4シーズン無敗のFC徳島。21分にFC徳島が先制して迎えた67分、栃木は敵陣でのボール奪取からカウンターを仕掛け、最後はFW田中パウロ淳一が仕留めて同点とする。 71分にはオウンゴールで逆転し、78分には敵陣深くでのインターセプトから途中出場FW平岡将豪が仕留めて追加点。栃木はさらに1点を追加し4-1と快勝…“12番目”で地域CLに滑り込んだ強豪が明日へ弾みをつける逆転勝利だ。 ▽順位表(第1節まで) 1.栃木シティ「勝ち点3」+3「総得点4」 2.VONDS「勝ち点3」+1「総得点1」 2.都農「勝ち点0」-1「総得点0」 4.FC徳島「勝ち点0」-3「総得点1」 ◆Bグループ FC刈谷(愛知県/東海1部2位/全社枠1) ブランデュー弘前FC(青森県/東北1部1位) 福山シティFC(広島県/中国1位) wyvern(愛知県/東海1部1位) ▽刈谷 2-2 弘前 3度目のJFL昇格を目指す全社王者・刈谷と、東北1部18試合で92得点の弘前。序盤からハイテンポな展開が続いたなか、13分、弘前はスルーパスに抜け出したFW高木輝之がGKをかわして右足シュートを流し込み、先制に成功する。 刈谷は主力FW鈴木直人を欠くなか、程なくしてFW伊藤雄教が負傷交代。すると43分、弘前はMF八田壮一郎が小刻みなドリブルで1人、2人、3人とかわし、ゴール前でラストパス。これを高木が流し込んで追加点をゲットする。 49分、刈谷は相手DFのミスを見逃さなかったFW野村柾斗の右足弾で1点差に。さらに90+2分、右CKにDF井塚脩斗が頭で合わせて同点とし、白熱の好ゲームは2-2で決着。全社でも後半ATにミラクルを起こしていた刈谷が土壇場で勝ち点1を拾い、弘前は勝ち点2を失った。 ▽福山 5-2 wyvern 中国リーグ18戦全勝優勝の福山と、東海1部昇格即初優勝の新興勢力wyvern。14分、wyvernはFW西原樹がボックス外から地を這う右足ミドルを突き刺して先制。地域CL初出場のダークホースが一歩前に出る。 ところがどっこい、前半が終わると福山2点リードに。福山は30分にFW高橋佳が同点弾、35分にセットプレーからDF髙田健吾が逆転弾、45分にMF有田朱里がGKとの一対一を制して追加点。中国リーグ18試合69得点の攻撃力を見せつける。 福山は55分にもMF濱口草太の豪快ヘディング弾で4点目、74分には天皇杯得点王の実績を持つMF田口駿の弾丸ミドルで5点目。wyvernは試合終盤にJリーグ通算68得点のFW津田知宏がネットを揺らすも、時すでに遅し。福山が5-2と快勝をおさめている。 ▽順位表 1.福山「勝ち点3」+3「総得点5」 2.刈谷「勝ち点1」±0「総得点2」 2.弘前「勝ち点1」±0「総得点2」 4.wyvern「勝ち点0」-3「総得点2」 ◆Cグループ アルテリーヴォ和歌山(和歌山県/関西1部1位) 福井ユナイテッドFC(福井県/北信越1部1位) ジョイフル本田つくばFC(茨城県/関東1部5位/全社枠2) BTOP北海道(北海道/北海道1位) ▽和歌山 0-0 福井 全社準優勝の関西1部王者・和歌山と、12年間で10回の北信越1部優勝を誇る福井。押され気味の和歌山は29分、MF竜田柊士が倒されて獲得したPKをMF関知哉が失敗。和歌山はPK失敗を境目に少しずつ陣地を回復していったが、両チームとも最後までネットを揺らせず、0-0で試合終了。互いに勝ち点1を分け合うドロー発進となった。 ▽つくば 3-2 BTOP 全社枠で10年ぶりに地域CL参戦のつくばと、北海道リーグから2年連続で地域CL参戦のBTOP。11分、つくばはDF青木竣がボックス左から左足シュートを突き刺して先制。さらに35分、MF鈴木龍之介が追加点を叩き込む。 後半に入るとBTOPが反撃。67分、FW阿部遼海が倒されて得たPKをMF本塚聖也が沈めて1点差に。86分にはセットプレーの流れから、こぼれ球に反応した阿部がゴール正面から蹴り込んで同点に。北海道勢の意地が垣間見える。 それでもつくばは90+3分、BTOPのセットプレーを凌いでゴール前までボールを運ぶと、最後はFW恩塚幸之介がスコアラーとなって決勝点に。2013年に当時四国リーグのFC今治を下して以来となる地域CLでの勝利となった。 ▽順位表 1.つくば「勝ち点3」+1「総得点3」 2.和歌山「勝ち点1」±0「総得点0」 2.福井「勝ち点1」±0「総得点0」 4.BTOP「勝ち点0」-1「総得点2」 2023.11.10 16:36 Fri

アルテリーヴォ和歌山、福井ユナイテッド、つくばFC、BTOP北海道…地域CL1次ラウンドC組をざっくり展望【Road to JFL】

日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指す12チームが集う全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023(地域CL)。今年は11月10日に1次ラウンドが開幕する。 今年の地域CLは全国各地域(北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州)の最上位リーグで優勝した9チーム、第59回全国社会人サッカー選手権大会(全社)でベスト4以上の成績を収めて“全社枠”を勝ち取った2チーム、Jリーグ百年構想枠から1チームの計12チームが参加する。 12チームは4チームずつの3グループに分けられ、各組1位の3チーム、各組2位の中から成績最上位の1チーム、計4チームが決勝ラウンド(11月22・24・26日)へ進出。決勝ラウンド1位はJFLへの自動昇格となり、2位はJFL最下位(15位)との入替戦へ進むこととなる。 <span class="paragraph-subtitle">◆Cグループをざっくり展望!</span> ▽Cグループ4チーム アルテリーヴォ和歌山(和歌山県/関西1部1位) 福井ユナイテッドFC(福井県/北信越1部1位) ジョイフル本田つくばFC(茨城県/関東1部5位/全社枠2) BTOP北海道(北海道/北海道1位) ▽会場 平和堂HATOスタジアム(滋賀会場) ▽第1節 [11月10日10:45] 和歌山 vs 福井 [11月10日13:30] つくば vs BTOP ▽第2節 [11月11日10:45] 和歌山 vs つくば [11月11日13:30] 福井 vs BTOP ▽第3節 [11月12日10:45] 和歌山 vs BTOP [11月12日13:30] 福井 vs つくば 〜初戦から大一番〜 滋賀県は琵琶湖のほとりに位置する平和堂HATOスタジアムで開催されるCグループ。その初戦から、滋賀県の真北に位置する日本海沿岸・福井県から福井ユナイテッド、滋賀県の南方に位置する太平洋沿岸・和歌山県からアルテリーヴォ和歌山…いきなり激しいバトルが繰り広げられそうだ。 そう、両県とも今や数少ない“Jなし県”であり、JFLにもチームなし。前身のサウルコス福井(2018年解散)時代を含め、12年間(2012~23)で10回も北信越1部を制覇する福井だが、地域CLで涙をのんだ回数も11年で9回を数える。 関西1部を2連覇中の和歌山も、過去3回出場の地域CLは全て1次ラウンド敗退。昨年は優勝したブリオベッカ浦安に第2節で逆転負け(1●2)。セットプレーから2点を叩き込まれ、1試合を残して1次ラウンド敗退となった。 全社に予選敗退で出場できなかった福井。全社を地域CLの前哨戦として戦い、決勝まで全5試合を“テストマッチ”として消化できた和歌山(準優勝)。この違いは1次ラウンド初戦という超重要局面での激突にどう影響するのか。Cグループの行方を左右する一戦となりそうだ。 〜10年ぶりの地域CL〜 昨年の地域CLには、昨季の関東1部で6位(5勝6分け7敗)に沈んだ浦安が“全社枠”から出場し、まさかの1次ラウンド3連勝。決勝ラウンドも2勝1分けで1位となり、見事にJFLへの返り咲きを果たしている。 これに続きたいのが、今季の関東1部で5位(7勝4分け7敗)も、全社4位で“全社枠”を掴んだジョイフル本田つくば。茨城県リーグ時代の2013年以来10年ぶりとなる地域CL出場であり、JFL昇格を懸けて戦うのは今回が初めてだ。 関東1部における彼らの立場はお世辞にも強豪とは言えず、10チーム中5〜7位が定位置の中堅どころ。新型コロナ蔓延による特例措置で2部降格がなかった2020年(後期9試合のみ開催)には屈辱の最下位も経験している。 しかし、先月の全社では1回戦でトヨタ蹴球団(東海)、2回戦でコバルトーレ女川(東北)、準々決勝でジェイリースFC(九州)を撃破。栃木シティFCも同居したブロックから、大方の予想を覆して“全社枠”をゲットした。 また、“全社枠”ゲット後の準決勝・3位決定戦は地域CLに出場するFC刈谷、FC徳島との前哨戦となり、どちらも敗れはしたが、互角以上の戦いを披露。1次ラウンド初戦はBTOP北海道…ここで確実に勝ち点「3」が欲しい。 〜北海道と地域CL〜 北海道リーグ2連覇、2年連続2回目の地域CL出場となるBTOP。北海道十勝スカイアースの1強時代に終止符を打ち、名実ともにリーグの盟主となった彼らは、昨年の全社で準優勝し、ダークホースとして地域CL2022に挑んだ。 しかし、結果は1次ラウンド3戦全敗。1977年に第1回大会が開催された地域CL(当時:全国地域リーグ決勝大会)だが、昨年までの全47大会において、北海道勢が上位カテゴリ(現:JFL)への昇格を掴んだことは一度もない。 北海道リーグから初のJFL昇格(※1)を目指し、2度目の大舞台に挑むBTOP。だが、今回もダークホースという位置付けが妥当か。先月の全社1回戦では、関西1部6位のFC BASARA HYOGOに力負け(2●3)した印象が色濃く残る。 とはいえ、このCグループは実質的に4チームが横一線と言うべきか。昨年の地域CL出場は和歌山とBTOPのみ。BTOPとしてはまず、初戦のつくば戦で記念すべき地域CL初白星を掴みたいところだ。 (※1)北海道コンサドーレ札幌は、1995年まで神奈川県に本拠地を置いた旧JFLの「東芝サッカー部」を前身とし、同部が北海道へ移転して初年度の1996年から旧JFLに所属。その後、1998年にJリーグへ加盟している 2023.11.08 19:30 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly