【ELプレーオフ プレビュー】上田&堂安は突破へ勝利必須! 日本人4選手参戦のPO第2戦

2024.02.22 18:00 Thu
日本人4選手参戦のPO第2戦
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日本人4選手参戦のPO第2戦
ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントのプレーオフ2ndレグが22日に開催される。ELグループステージ2位通過8チームと、チャンピオンズリーグ(CL)の3位敗退8チームで争われるプレーオフ第2戦の展望を、注目カードを中心に紹介。
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◆ELプレーオフ2ndレグ
▽2/22(木)
《26:45》
スタッド・レンヌ vs(AGG:0-3) ミラン
フライブルク vs(AGG:0-0) RCランス
トゥールーズ vs(AGG:1-2) ベンフィカ
カラバフ vs(AGG:4-2) ブラガ
《29:00》
ローマ vs(AGG:1-1) フェイエノールト
スポルティングCP vs(AGG:3-1) ヤング・ボーイズ
スパルタ・プラハ vs(AGG:2-3) ガラタサライ
マルセイユ vs(AGG:2-2) シャフタール
◆上田&堂安は大一番に挑む
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今回のプレーオフにはFW上田綺世、MF守田英正、MF堂安律、GK小久保玲央ブライアンの日本人4選手が参戦している。

フェイエノールトの上田は難所スタディオ・オリンピコで行われる2ndレグでベスト16進出を目指す。

デ・カイプでの1stレグは1-1のドロー決着。3シーズン連続の対戦となったなか、ホームのフェイエノールトがやや優勢に進めて前半終了間際の最高の時間帯にFWパイシャオンのヘディングシュートで先制に成功。後半も入りは悪くなかったものの、“EL男”の異名を持つFWルカクに一瞬の隙を突かれて失点。その後、一進一退の攻防となったが、より多くの決定機を作り出したホームチームは最後で仕留め切れなかった。なお、同試合でスタメンのチャンスを与えられた上田だったが、なかなか効果的にボールに絡めず、後半序盤でピッチを退いた。
難所攻略を目指すスロットのチームは直近のRKCヴァールヴァイクに1-0の勝利。前半に退場者を出した格下に苦戦を強いられたが、主砲ヒメネスに加え、1stレグを欠場したDFヘールトライダ、MFティンバーの主力が復帰しており、その点はローマ戦に向けてプラス材料だ。ただ、同試合で途中出場の上田に関してはベンチスタートが濃厚だ。

対するローマは直近のフロジノーネ戦を3-0で勝利し、3戦ぶりの白星を奪取。[4-2-3-1]への布陣変更は嵌らず、前半は低調なパフォーマンスに終始したが、本来の[4-3-3]に戻した後半は安定。FWディバラを完全休養させるなど主力のプレータイムをコントロールしつつ、デ・ロッシ監督が正GKに任命したスヴィラールの状態もさらに上がってきており、熱狂的なロマニスタが集うオリンピコでの一戦に良い形で臨めるはずだ。

堂安のフライブルクはイーブンの状況でRCランスとのホームゲームに臨む。堂安もスタメン出場した敵地での1stレグは、右ウイングに入った日本代表MFが幾つか決定機を演出したものの、チーム全体で最後の精度を欠いて0-0のドローに終わった。

直近のブンデスリーガではフランクフルト相手に[3-5-2]の布陣で臨み、3-3のドロー。右ウイングバックでの起用となった堂安は、味方のミドルシュートを抜け目なく押し込んで今季2点目を記録するなど好調を維持。チームとして勝ち切れなかった部分は痛かったものの、勝ち抜けへゴールが必要な2ndレグに向けて3ゴールを奪えたことはポジティブな要素だ。

上田、堂安と異なり守田のスポルティングCPは初戦の3-1の勝利によって余裕を持ってヤング・ボーイズとのホームゲームを戦える。守田が60分から途中出場となった1stレグはエースFWギョケレシュのPK弾など効率よくゴールを奪い、後半最終盤に退場者を出した相手に危なげなく勝ち切った。

また、直近のモレイレンセ戦ではスタメン起用の守田がセットプレーの流れから今季2点目を記録するなど2-0の快勝。チーム、守田ともに良い形で今回のリターンレグに臨めるはずだ。

◆ミランは逃げ切り図る、マルセイユは新体制初陣
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優勝候補の一角を担うミランはその下馬評通り、スタッド・レンヌとのホーム初戦で3-0の完勝。敵地での2ndレグでは余裕を持って逃げ切りを図る。

戦前は復調レンヌ相手に苦戦も予想されたが、蓋を開けてみれば、MFロフタス=チークのドッピエッタに、FWレオンにもゴールが生まれる好内容で完勝を収めた。1stレグでのパフォーマンスの差を鑑みれば、敵地と言えども問題なく逃げ切れるかに思われる。ただ、直近のモンツァ戦では幾つかのポジションでターンオーバーを行った結果、格下にまさかの2-4の敗戦。公式戦7試合ぶりの黒星を喫した。また、今週末にアタランタとの上位対決を控えており、その一戦に気を取られるようなことがあれば、再び痛い目をみる可能性も十分にあり、気を引き締めて臨みたいところだ。

イーブンの状況でシャフタール・ドネツクとのホームでの2ndレグに臨むマルセイユは、ジャン=ルイ・ガセ新体制での初陣となる。敵地での1stレグでは2度のリードを追いつかれる拙い試合運びによって2-2のドロー。さらに、直近のスタッド・ブレスト戦で0-1の敗戦を喫した結果、今季途中就任のガットゥーゾ監督が解任。開幕から不甲斐ない戦いが続きフラストレーションを募らすホームサポーターの前で戦う今回の一戦はより重圧を感じるなかでの難しい戦いとなる。

また、初戦で思わぬ苦戦を強いられながらも後半アディショナルタイムにMFディ・マリア、FWイカルディと百戦錬磨のアルゼンチン人アタッカーの決勝点で勝ち切ったベンフィカ、ガラタサライはいずれもタフなアウェイゲームで逃げ切り突破を図る。

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ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準決勝の1stレグが2日に開催される。ファイナル進出を懸けた初戦の展望を紹介していく。 ◆準決勝1stレグ ▽5/2(木) 《28:00》 アストン・ビラ vs オリンピアコス フィオレンティーナ vs クラブ・ブルージュ ◆EL優勝経験のある同胞指揮官対決 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240501_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ★予想スタメン ◆アストン・ビラ◆ 【4-2-3-1】 GK:オルセン DF:キャッシュ、コンサ、パウ・トーレス、ディーニュ MF:ドウグラス・ルイス、マッギン MF:ベイリー、ディアビ、ロジャーズ FW:ワトキンス 出場停止:GKマルティネス ◆オリンピアコス◆ 【4-2-3-1】 GK:ツォラキス DF:ロジネイ、レトソス、カルモ、オルテガ MF:シキーニョ、エッセ MF:フォルトゥニス、オルタ、ポデンセ FW:エル・カービ 出場停止:MFノトイ、ヨルゴス・マスラス 共に初の決勝進出を懸けた一戦は、共にセビージャでヨーロッパリーグ(EL)制覇の経験があるウナイ・エメリ、メンディリバルのスペイン人指揮官対決となる。 セビージャ、ビジャレアルで通算4度EL制覇を成し遂げたエメリ率いるアストン・ビラは、優勝候補として臨んだ今大会でも安定したパフォーマンスを披露。準々決勝ではリール相手に2戦合計4-4のイーブンに持ち込まれたが、PK戦ではホームのリールサポーターへの煽りで2枚目のカードをもらって今回の一戦の不在が決定したものの、カタールW杯でアルゼンチン代表を優勝に導いた守護神マルティネスの活躍で勝ち抜け。順当に4強入りを決めた。 また、国内リーグではトッテナムとの熾烈なトップ4争いが続く中、直近4戦無敗と好調を維持しており、得失点差やトッテナムの今後の対戦カードを鑑みればクラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の可能性は高い。その素晴らしいシーズンに花を添えるためにも、ECLのタイトルを獲得したい。直近のチェルシー戦は2点リードの余裕の展開からあわや逆転負けという難しい戦いを強いられたが、攻撃陣は好調を継続しており、ホーム開催のこの一戦ではワトキンスや絶好調のロジャーズを中心に自慢の攻撃で押し切りたい。 対するオリンピアコスは準々決勝で今大会出場チーム屈指のタレントを擁するフェネルバフチェと対戦。ホームでの1stレグを3-2で競り勝ったが、難所イスタンブールでの2ndレグに0-1で敗れて2戦合計3-3で延長戦に持ち込まれた。その相手の守護神はカタールW杯でも圧倒的なPKストップの能力を示したリヴァコビッチだったが、U-21ギリシャ代表GKツォラキスがクロアチア代表GKを上回る圧巻のパフォーマンスを披露し、チームを準決勝の舞台に導いた。 ディエゴ・マルティネス、カルバリャルの解任を経て今季3人目の指揮官として招へいされたメンディリバル新監督の下で復調し、首位と3ポイント差の3位まで盛り返したチームだが、逆転優勝は他力本願の面もあり、自力で獲得可能なこのタイトルは是が非でもほしい。タレントの質を鑑みると劣勢は必至となるが、昨季セビージャをEL優勝に導いたメンディリバル監督の手腕に期待だ。 ◆昨季準優勝チームvs本間在籍のベルギー強豪 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240501_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ★予想スタメン ◆フィオレンティーナ◆ 【4-2-3-1】 GK:テラッチアーノ DF:ドゥドゥ、ミレンコビッチ、ラニエリ、ビラーギ MF:ボナヴェントゥーラ、マンドラゴラ MF:ニコラス・ゴンサレス、ベルトラン、クアメ FW:ベロッティ ◆クラブ・ブルージュ◆ 【3-5-2】 GK:ジャッカーズ DF:サビー、オルドニェス、メシェレ MF:マイヤー、オニェディカ、ヴェトレセン、ヴァナケン、スクラシ FW:ジュグラ、イゴール・チアゴ 共に初優勝を目指すフィオレンティーナとクラブ・ブルージュは、今回が初対戦となる。 昨季決勝でウェストハムに屈したフィオレンティーナは、その悔しさを晴らすべくグループステージから安定した戦いをみせ、2シーズン連続のベスト4進出。準々決勝ではビクトリア・プルゼニの堅守に手を焼き、2戦共に90分間ではゴールをこじ開けられず。それでも、延長戦をFWニコラス・ゴンサレス、DFビラーギの2ゴールで制した。 国内の戦いではコッパ・イタリア準決勝でアタランタ相手に無念の敗退となったが、直近のセリエAではサッスオーロ相手に大量5ゴールを挙げて5-1の圧勝。現在、8位と逆転でのヨーロッパ出場権確保は微妙なところだが、今回の一戦にしっかりと弾みを付けた。 一方、クラブ・ブルージュは準々決勝でPAOKを相手に初戦を1-0、第2戦を2-0といずれも快勝し、ベルギー勢史上初となるベスト4進出を成し遂げた。 国内リーグではレギュラーシーズンを4位で終えたものの、プレーオフ1では5勝1分けの無敗で2位と好位置に付ける。直近は公式戦7連勝中とフィオレンティーナとの地力の差はあるものの、コンディションやチーム状態を鑑みれば十分に戦えるはずだ。MF本間至恩の出場は難しいものの、MFヴァナケンやFWジュグラとFWイゴール・チアゴの強力2トップらの活躍に期待だ。 2024.05.02 20:30 Thu

【EL準決勝プレビュー】因縁深い2季連続対戦に、本命撃破の両雄の初対決

ヨーロッパリーグ(EL)準決勝の1stレグが2日に開催される。ファイナル進出を懸けた初戦の展望を紹介していく。 ◆準決勝1stレグ ▽5/2(木) 《28:00》 ローマ vs レバークーゼン マルセイユ vs アタランタ ◆2季連続対戦は青年指揮官対決に <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240501_100_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ★予想スタメン ◆ローマ◆ 【4-3-3】 GK:スヴィラール DF:カルスドルプ、マンチーニ、エンディカ、スピナッツォーラ MF:クリスタンテ、パレデス、ペッレグリーニ FW:ディバラ、ルカク、エル・シャーラウィ 出場停止:DFチェリク ◆レバークーゼン◆ 【3-5-2】 GK:コヴァル DF:コスヌ、ター、インカピエ MF:フリンポン、パラシオス、ヴィルツ、ジャカ、グリマルド FW:アドリ、シック ローマとレバークーゼンはモウリーニョvsシャビ・アロンソの師弟対決となった昨シーズンに続き、このセミファイナルで2シーズン連続の対戦となった。ただ、昨季準優勝に導いたモウリーニョの解任に伴い、今回はデ・ロッシvsシャビ・アロンソの青年指揮官対決となる。 ローマは準々決勝でミランとの同国対決に挑んだ。今季セリエAでの2戦2敗という戦績もあって下馬評では劣勢必至かに思われたが、敵地での1stレグでは公式戦7連勝中だった絶好調の相手に前体制彷彿の堅守が見事に機能し、DFマンチーニがセットプレーで奪った虎の子の1点を守り抜いてウノゼロ勝利。さらに、ホームでの2ndレグではマンチーニの2戦連発にFWディバラのゴールで2点を先行すると、DFチェリクの前半の一発退場、FWルカクの負傷交代というアクシデントに見舞われながらも2-1で勝ち切り、2戦合計3-1で下馬評を覆す準決勝進出となった。 新フォーマット移行のチャンピオンズリーグ(CL)出場を目指すセリエAの戦いではイタリアの来季5枠の出場枠が確定した中、現在はそのギリギリの5位に位置。ただ、1試合未消化で2ポイント差の6位アタランタ、3連勝の7位ラツィオとは4ポイント差で、今回のELと並行してユベントス、アタランタとの連戦を控える過酷な日程となっており、デ・ロッシ監督は難しいやり繰りを強いられている。直近のナポリ戦では数人の主力を欠く中で厳しい戦いを強いられたが、守護神スヴィラールの再三のビッグセーブとセットプレー2発で2-2のドローに持ち込んでしぶとく勝ち点1を持ち帰るなど、新体制で一体感と勝負強さを強めており、前ラウンドのミラン戦に続き下馬評では劣勢必至も昨季の再現を果たしたい。 対するレバークーゼンは前ラウンドでウェストハムと対戦。昨季カンファレンスリーグ(ECL)王者とのホームでの1stレグは後半終盤まで0-0の拮抗した展開が続いたが、途中出場のMFホフマン、FWボニフェイスがいずれもゴールを挙げるスペイン人指揮官の見事な采配によって2-0のスコアで先勝。アウェイでの2ndレグは前半序盤に先制点を奪われるなど、ハマーズの攻勢に晒されたが、後半終盤にDFフリンポンが決めた同点ゴールによって1-1のドローに持ち込み、2戦合計3-1で4強進出を決めると共に、ユベントスと並んでいた欧州5大リーグの公式戦無敗記録を「44」に更新した。 その無敗記録が示すように国内ではブンデスリーガ初優勝にDFBポカール決勝進出とシーズン3冠の可能性を残すチームは、リーグ優勝後も無敗優勝を達成すべくしっかりとした戦いを継続しており、直近のドルトムント(1-1)、シュツットガルト(2-2)との上位対決ではメンバーこそやや入れ替えながらも、いずれも後半ラストプレーで奪ったDFスタニシッチ、MFアンドリッヒの劇的同点ゴールによって無敗を継続。公式戦3戦連続ドローと勝ち切れない印象こそあるが、その強さは本物だ。 なお、レバークーゼンが最後に喫した黒星は、昨年5月11日にスタディオ・オリンピコで行われたローマとの準決勝1stレグでのものだ。同試合では63分にMFボーヴェが挙げたゴールを守り切ったホームチームがウノゼロ勝利を収めている。今回の一戦でローマが再び土を付けるのか、あるいはレバークーゼンがリベンジを果たして無敗記録を継続するのか…。 ◆本命撃破した両雄の初顔合わせ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240501_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ★予想スタメン ◆マルセイユ◆ 【3-5-2】 GK:パウ・ロぺス DF:ムリージョ、バレルディ、コンドグビア MF:クラウス、ウナイ、ヴェレトゥ、アリ、ルイス・エンヒキ FW:オーバメヤン、ムンバグナ 出場停止:DFジゴ ◆アタランタ◆ 【3-5-2】 GK:ムッソ DF:ディムスティ、スカルヴィーニ、コラシナツ MF:ザッパコスタ、デ・ローン、コープマイネルス、エデルソン、ルッジェーリ FW:デ・ケテラエル、スカマッカ 出場停止:DFヒエン 共に優勝候補を撃破したマルセイユとアタランタは、初顔合わせとなるセミファイナルの対戦でファイナル進出を目指す。 マルセイユは準々決勝でCL3位敗退組のベンフィカと対戦。昨季CLベスト8のポルトガル強豪との敵地での1stレグは2-1で敗れたものの、相手のミス絡みで奪ったFWオーバメヤンのゴールで1点差に詰め寄ったことが勝負の肝に。ホームでの2ndレグではなかなかゴールをこじ開けられずにいたが、FWムンバグナの後半終盤のゴールで先制し、2戦合計2-2で試合を終えることに。その後、守護神パウ・ロペスの活躍光ったPK戦を4-2で制し、見事に4強入りを決めた。 マルセリーノ、ガットゥーゾ、ガセと3人の指揮官の下で戦ったリーグ・アンでは7位と熾烈なヨーロッパ出場権争いに巻き込まれている状況だが、直近のRCランス戦の勝利によって残り3試合でのEL出場権獲得は十分に可能な位置にいる。その残り試合と共に苦しいシーズンを良い形で締めくくるためEL制覇を成し遂げたいところだ。地力では相手に分があるものの、「アンフィールドよりタフ」と前日会見でオーバメヤンが語ったヴェロドロームの一戦では圧倒的なホームアドバンテージを生かして先勝といきたい。 一方、アタランタは準々決勝で優勝候補筆頭のリバプールと対戦。難攻不落のアンフィールドで行われた1stレグをFWスカマッカの2ゴールの活躍によって3-0というクラブ史に残る会心の勝利を飾ると、ホーム開催の2ndレグは0-1で落としたものの、初戦のアドバンテージを念頭においた冷静な試合運びによって2戦合計3-1で本命撃破に成功した。 国内ではコッパ・イタリア決勝進出に加え、セリエAでは直近の連勝によって地力で5位に浮上できる好位置に付けており、チーム状態はすこぶる良好だ。ここにきてディフェンスラインに負傷者が続出しているが、逆に前線は負傷者の復帰で多士済々なタレントが揃っており、敵地と言えども打ち勝つ姿勢で臨みたいところだ。 2024.05.02 18:00 Thu

【CL準決勝プレビュー】GSで対戦したドルトムントとPSGが決勝進出を懸けて再戦

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、ドルトムントvsパリ・サンジェルマン(PSG)が日本時間1日28:00にキックオフされる。今季のグループステージで対戦した両チームが決勝進出を懸けて再戦する大一番だ。 ドルトムントはアトレティコ・マドリーとの準々決勝を2戦合計スコア5-4の壮絶な打ち合いを制して11季ぶりにベスト4進出を果たした。敵地での1stレグを守勢の展開の中、終盤のFWアラーによる一撃で1-2として2ndレグを迎え、ホームの大観衆の前で圧巻の打ち合いを演じ、見事4-2で制した。後半のアトレティコの反撃により一時は2戦合計スコア3-4とリードを許した中、そこから2ゴールを挙げ、至高のシーソーゲームを制して見せた。 その後のブンデスリーガでは来季のCL出場権を懸けた痺れる戦いが続き、優勝したレバークーゼンに土壇場被弾で追いつかれてのドロー。そして直近のライプツィヒとのシックスポインターではMFジャンとDFマートセンを出場停止で、絶好調のMFザビッツァーをコンディション不良で欠いた中、1-4と完敗した。 対するPSGはバルセロナとの準々決勝を2戦合計スコア6-4、逆転で4季ぶりのベスト4進出とした。ホームでの1stレグを2-3と打ち負けたPSGだったが、敵地での2ndレグをDFアラウホの退場を誘発して4ゴールを奪取。バルセロナの守備の綻びをしっかり突いて勝利を掴んだ。 そのPSGはその後のリーグ・アンでリヨンとの上位対決を制すと、直近のル・アーヴル戦では勝利すれば3連覇達成となる状況だった中、後半からFWムバッペを投入して2点差を追いついての3-3ドロー。それでも2位モナコが敗れたことで3連覇を達成してドルトムント戦に向かうことができている。 両チームは今季のグループステージで対戦し、PSGが1勝1分けと勝ち越し。第1節と最終節で当たり、初戦はホームのPSGが2-0で快勝。そして最終節は既にグループステージ突破を決めていたドルトムントに引き分けたPSGが2位で決勝トーナメント進出を決める格好となっていた。 <div style="text-align:center;">◆ドルトムント◆ 【4-2-3-1】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240428_4_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:コベル DF:リエルソン、フンメルス、シュロッターベック、マートセン MF:ジャン、ザビッツァー MF:サンチョ、ブラント、アデイェミ FW:フュルクルク 負傷者:DFベンセバイニ 出場停止者:なし アラーとマレンが戦列復帰予想でベンチ入り見込み。ドイツ『キッカー』はアデイェミではなくロイスをスタメン予想としている。 <div style="text-align:center;">◆パリ・サンジェルマン◆ 【4-3-3】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240428_4_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:ドンナルンマ DF:ハキミ、マルキーニョス、リュカ、ヌーノ・メンデス MF:ザイール=エメリ、ヴィティーニャ、ファビアン・ルイス FW:デンベレ、ムバッペ、バルコラ 負傷者:DFキンペンベ 出場停止者:なし バルセロナに勝利した2ndレグのスタメンがベースとなる見込み。ヌーノ・メンデスが前日練習を欠席したようで仮に欠場する場合はリュカが左サイドバックに回り、ダニーロやペラルド辺りがセンターバックに入るか。 ★注目選手 ◆MFマルセル・ザビッツァー(ドルトムント) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240428_5_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ドルトムントの注目選手にはアトレティコとの2ndレグで準決勝進出の立役者となったザビッツァーを挙げたい。アトレティコ戦前のボルシアMG戦で2ゴールを挙げていたザビッツァーはその勢いを持続し、アトレティコのタフな中盤の選手たち相手に走り負けず、1ゴール2アシストと圧巻の活躍を見せた。直近のライプツィヒ戦は風邪により欠場したが、その前のレバークーゼン戦でもゴールをアシストと、現在のドルトムントにおいて最もノっている選手と言える。PSG戦でも持ち前のゴール前への絡みで得点に関与することが期待される。 ◆MFウォーレン・ザイール=エメリ(PSG) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240428_5_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 対するPSGの注目選手にはザビッツァーと対面することが予想されるザイール=エメリを挙げたい。3月に18歳となったばかりの若武者だが、フランス代表のレギュラーMFにも上り詰めた末恐ろしいタレントだ。ここまで公式戦39試合の出場で3ゴール7アシストを記録し、また一段と成長を遂げたシーズンとしている。その年齢に似つかわしくない落ち着いたゲームメークと、ザビッツァー同様にゴールへも関与できる持ち出しの旨さがあり、このマッチアップの優劣が勝敗を左右するかもしれない。12月のドルトムントとの試合ではPSGを決勝トーナメント進出に導く同点弾を挙げた至宝が今度は決勝に導くことになるのか、その一挙手一投足に注目したい。 2024.05.01 18:00 Wed
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