マドリーが2戦連続ウノセロで前半戦首位確定! マジョルカの堅守に苦戦もリュディガーの今季初弾で勝ち切る【ラ・リーガ】

2024.01.04 05:15 Thu
Getty Images
ラ・リーガ第19節、レアル・マドリーvsマジョルカが3日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが1-0で勝利した。
PR
前節、アラベス相手に劇的なウノセロ勝利を収めたマドリーは、ジローナを抜き首位で年越しに成功。さらに、アンチェロッティ監督の契約延長という朗報も届いたエル・ブランコは、前半ラストゲームとなる新年初戦で14位のマジョルカと対戦した。
前節からは先発4人を変更。サスペンションのナチョに代わってチュアメニがリュディガーの相棒を務めたほか、負傷明けのヴィニシウスとカルバハルがブラヒム・ディアスとルーカス・バスケスに代わって復帰。GKがケパからルニンに代わった。

後ろ重心の[5-4-1]の布陣で臨んだマジョルカに対して、ボールを握って押し込むマドリー。なかなかフィニッシュまで持ち込めない状況のなか、13分にはモドリッチの浮き球パスに反応したベリンガムがダイビングヘッドでファーストシュートを記録する。

以降は相手陣内でハーフコートゲームを展開するマドリー、ラリンを起点としたロングカウンターで応戦するマジョルカという明確な構図の下で試合が進んでいく。
前半のうちにゴールをこじ開けたいマドリーは20分、モドリッチのパスでボックス左に抜け出したヴィニシウスが左足シュート。37分には再びモドリッチからパスを受けたヴィニシウスがペナルティアーク右へ切り込んで鋭い右足シュートを放つ。だが、いずれの決定的なシュートもGKライコビッチの好守に阻まれる。

一方、ジャッジをやや味方に付けてハードな球際のプレーでホームチームに食らいつくマジョルカは前半終了間際にビッグチャンス。42分、ロングカウンターからボックス左でダニ・ロドリゲスが折り返したボールをゴール右のアントニオ・サンチェスが頭で合わすが、クロスバーの内側を叩いたシュートはゴールラインをぎりぎりで越えず。

先制点献上は免れたものの、あと一押しが足りない攻撃に微妙な再三の判定によってフラストレーションを募らす形で試合を折り返したエル・ブランコ。

選手交代なしで臨んだ後半もなかなかリズムを掴み切れない状況が続くと、54分にはサムエル・コスタに右ポスト直撃の際どいシュートを打たれて冷や汗を欠く場面も。

流れを変えたいアンチェロッティ監督は長期離脱明けでプレータイムの制限があったか、60分にヴィニシウスを下げてブラヒム・ディアスを投入。さらに、67分にはクロースを下げてホセルをピッチに送り込む。

すると、この交代直後の69分にはこの試合最大のビッグチャンスが訪れる。右サイドでのブラヒム・ディアスの仕掛けからボックス付近でホセル、バルベルデと繋いでボックス左でフリーのロドリゴに繋がる。ブラジル代表FWは狙いすましたコントロールシュートを放つが、これはGKライコビッチの圧巻のワンハンドセーブに阻まれる。さらに、こぼれに反応したブラヒム・ディアスの至近距離からのダイビングヘッドは右ポストを叩いた。

その後、3枚替えでプレー強度維持を試みるアウェイチームに対して、リスクを冒して攻勢を仕掛けていくマドリー。流れの中では相手の堅固な守備を崩し切れないが、アラベス戦同様にセットプレーでゴールをこじ開けた。

78分、左CKの場面でキッカーのモドリッチが右足インスウィングのボールを入れると、中央で競り勝ったリュディガーが巧みにコースを変えたヘディングシュートでゴール右上隅に流し込んだ。

リュディガーの今季初ゴールで待望のリードを手にしたアンチェロッティのチームは、前に出てきたマジョルカに対してカウンターで追加点を狙っていく。さらに、85分にはモドリッチとロドリゴを下げてセバージョス、ルーカス・バスケスを同時投入し、攻守のバランスを整える。

集中したマジョルカの守備を前に勝負を決める2点目は奪えなかったものの、危なげなく反撃を凌ぎ切ったマドリーが新年初戦を再びウノセロ勝利で飾った。この結果、マドリーの前半戦首位フィニッシュが決まった。

PR
関連ニュース

「これがレアル・マドリー!」流石の勝負強さでCL決勝進出、歓喜のヴィニシウスは「このシャツを着られて本当に幸運」

レアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、チャンピオンズリーグ(CL)での劇的逆転勝利に歓喜した。『UEFA.com』が伝えている。 ヴィニシウスは8日、ホームで行われたCL準決勝2ndレグのバイエルン戦で先発。1stレグを2-2で終え決勝進出には勝利が必要な一戦、スコア動かずの前半を経て迎えた後半の68分に失点を許し窮地に。しかし88分、ヴィニシウスがカットインから放ったシュートがマヌエル・ノイアーのミスを生んでホセルの同点ゴールにつながると、直後の後半アディショナルタイムには再びホセルに得点が生まれて劇的逆転勝利となった。 CLファイナル進出の立役者になったヴィニシウスは喜びを爆発させており、この勝負強さこそがマドリーの特徴だと誇っている。 「これがレアル・マドリーなんだ!いつだって信じることをやめない。このチーム、このスタジアムで何度もプレーできるなんて魔法だよ。常に自分たちを信じているからこそ、勝利も掴めるんだ。何があっても、自分たちが違いを生み出せるとわかっている」 「もし僕が戻って守備を助ける必要があるなら、そこに問題はない。また決勝に行くためなら、何でもするよ。この素晴らしいシャツを着てプレーできることを、とても幸運に、とても誇りに思う」 「レアル・マドリーでのプレーは夢なんだ。僕はサン・ゴンサロからやってきたんだけど、通常はそれが難しい。だけど僕は今ここで偉大なクラブにいて、僕が愛し、僕を愛してくれる素晴らしいファンたちと、偉大な歴史を作る手助けをしている」 2024.05.09 10:55 Thu

「ミスが試合を決める」劇的展開でCL準決勝敗退…ミュラーが悔しさを露わに「失望と痛みがある」

バイエルンのドイツ代表FWトーマス・ミュラーが、レアル・マドリー戦の敗戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 8日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグが行われ、バイエルンはアウェイでマドリーと対戦した。 ホームでの1stレグを2-2のドローで終えていたバイエルン。アウェイの地で勝利すれば決勝進出を果たせる中、ゴールレスで迎えた68分にアルフォンソ・デイビスのゴールで先手を奪う。 リードを奪ったバイエルン。ドルトムントとのドイツ対決になるかと思われたが、88分に痛恨のミス。ヴィニシウス・ジュニオールのミドルシュートをセーブしたマヌエル・ノイアーだったが、これをまさかのファンブル。するとホセルに押し込まれ同点に。さらに91分にはそのホセルに2点目を奪われ、まさかの逆転負け。2戦合計4-3で敗れ、準決勝敗退と共に、今シーズンの無冠が決定した。 悔しい終わり方をしたバイエルン。ミュラーは失点シーンを振り返り、もっと良い守り方ができたとコメント。悔しさを滲ませた。 「1-0でリードした時は良い感触が得られた。もちろん、その後に何かが起こってしまったが、マヌ(マヌエル・ノイアー)もディフェンダーもそこにいた」 「この時の守備ブロックは良かったが、僕の意見ではレアルをゴールからもっと遠ざけるべきだったと思う」 「通常、ミスが試合を決めることとなる。たとえピッチ上に全てを残し、多くを捧げたとしても、失望と痛みはそこにある。とても難しい」 <span class="paragraph-title">【動画】終盤の劇的ドラマ! レアル・マドリーvsバイエルン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ggyGQldYq6g";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.09 10:45 Thu

「フットボールがいかに残酷か…」最終盤にまさかの逆転許しCL敗退…デ・リフトは落胆隠さず「堅実なパフォーマンスを見せていた」

バイエルンのオランダ代表DFマタイス・デ・リフトが、チャンピオンズリーグ(CL)敗退に落胆を露わにした。『UEFA.com』が伝えている。 8日に敵地で行われたCL準決勝2ndレグのレアル・マドリー戦で、先発したデ・リフト。1stレグを2-2で終えている状況の中、拮抗した前半を経て迎えた後半に、アルフォンソ・デイビスが豪快なシュートで先制弾を決めて終盤へ。このまま試合終了かに思われた88分、マヌエル・ノイアーのまさかのファンブルから追いつかれると、アディショナルタイムに逆転を許してしまい、そのまま試合を終えた。 この結果、バイエルンのCL準決勝敗退が決定。今シーズンの無冠が確定することにもなったが、試合後のデ・リフトは残酷な結果に対して落胆を露わにしている。 「今夜、僕たちはフットボールがいかに残酷であるかを目の当たりにした。チームは90分間、堅実なパフォーマンスを見せていたと思う。成熟し、非常にコンパクトで、本当によく守っていた」 「僕たちには何かを生み出す大きなチャンスもあったんだ。ただ、得点がおそらく唯一欠けていたものでもあった。サンティアゴ・ベルナベウのマドリー戦でこれだけ長い間プレーするのは良いことだが、試合を譲ってしまうのはとても残念だよ」 「ノイアーのミスを指摘するのは簡単だが、僕たちは前半にヴィニシウス・ジュニオールのシュートをセーブする姿も見ている。あれはワールドクラスのセーブだった。後半に見せたセーブも同様だったね。こうしたことは起こり得るんだ。それもフットボールの一部で、ただ運が悪かっただけだよ」 2024.05.09 10:35 Thu

「ヒーロー?僕もその1人」出場10分で衝撃の2ゴール、レアルを決勝に導いたホセルは妻に感謝「彼女を思うと嬉しくなる」

終盤の2ゴールで劇的なチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に貢献したレアル・マドリーのスペイン代表FWホセルが喜びをあらわにした。クラブ公式サイトが伝えた。 8日、CL準決勝2ndレグでマドリーはホームでバイエルンと対戦。アウェイでの1stレグは2-2のドローに終わっており、この試合で勝利した方が決勝進出を果たすという一戦だった。 試合は、互いに固い入りを見せてゴールレスのまま後半へ。すると68分に左サイドを上がったアルフォンソ・デイビスがミドルシュートを叩き込み、バイエルンが先手を奪う。 追い込まれたマドリーだったが、88分に同点に。ボックス手前からヴィニシウス・ジュニオールがミドルシュートを放つと、なんてことはないシュートをGKマヌエル・ノイアーが前に弾くと、狙っていた途中出場のホセルが押し込みマドリーが同点に。延長戦かと思われたが、91分にはボックス内の混戦からパスを受けたアントニオ・リュディガーのクロスを再びホセルが合わせてゴール。逆転かと思われたが、これはオフサイドで取り消される。しかし、VARチェックの結果、オンサイドであることが認められ、マドリーが逆転。そのまま試合は終了し2-1、2戦合計4-3でマドリーが2シーズンぶりの決勝進出を果たした。 途中出場から殊勲の2ゴールを決め、チームの逆転勝利に貢献したホセル。試合後、自身がヒーローかと尋ねられて回答。決勝進出に貢献できたことを誇った。 「ヒーロー?僕もその1人だと思っている。チーム全体があらゆる面で素晴らしい1年を過ごしてきた。シーズンのこの段階で、僕たちは信じられない瞬間を迎えている」 「今日の試合がとても難しいものになることは明らかだった。もしチャンピオンズリーグ準決勝が難しくなければ、それで終わりだ」 「特にシーズン初めに苦しんだ後、ここに来ることはとても難しかった。僕たちは全てに当然の報いを受けている」 「特に今日は自分が貢献できたことに満足している。その瞬間を最大限に活用しようと努めている。2年前と比べれば、マドリディスタであることを実感できる。マドリーを応援する機会はあったが、今度はもっと身近なところからマドリーを体験することになる」 まさに救世主となったホセル。この想いを伝えたい相手は家族だとした。 「まずは、妻と子供たちだ。彼女たちは、キャリアを通じて一緒にあらゆることを経験してきた。妻は困難な時期に僕に寄り添ってくれた。海外に行った時、またここに来る時もだ。今日のような夜は、彼女を思って嬉しくなる」 また逆転勝利に向かったメンタリティについても言及。これがマドリーだと語った。 「マドリーでは、試合がイーブンになった時、勝たなければならないのでボールを奪ってフィールドの中央へ持っていけと言われる。僕たちは試合に望んでいたし、ファンが後押ししてくれたので、1-1のスコアならチャンスがあると分かっていた」 「僕たちはチャンスを作ったし、これがレアル・マドリーのメンタリティだ。最後の数分間、その感情を表面化させた」 <span class="paragraph-title">【動画】終盤の劇的展開…ホセルが圧巻2ゴールで逆転決勝進出</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ggyGQldYq6g";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.09 10:10 Thu

「夢が叶った」劇的逆転勝利で自身初のCL決勝進出、ベリンガムは興奮隠さず「理解するには時間がかかる」

レアル・マドリーのイングランド代表MFジュード・ベリンガムが、チャンピオンズリーグ(CL)決勝進出を喜んだ。『UEFA.com』が伝えている。 ベリンガムは8日にホームで行われたCL準決勝2ndレグのバイエルン戦で先発。1stレグを2-2で終え、お互い勝利が必要な一戦は、拮抗した展開のままスコア動かずハーフタイムへ。後半、68分に痛恨の失点を許すとそのまま試合終了かに思われた88分、ホセルが相手GKのファンブルを見逃さず同点に追いつくと、アディショナルタイムにはCKの流れから再びホセルに得点が生まれ、劇的逆転勝利となった。 この結果、2戦合計スコアでも4-3となり、マドリーのCL決勝進出が決定。加入初年度から最高の舞台で古巣ドルトムントとの対戦が決まったベリンガムは、喜びを爆発させている。 「夢が叶ったよ。もしシーズン前にこの状況を話したら、信じてくれたと思う?公平に言って、おそらく信じられなかっただろうね。子供の頃はいつも、このクラブでこうなることを想像していた。いまは少し感情的になっているし、衝撃も受けている。これを理解するのには時間がかかると思うよ」 「今夜の試合は『キャラクター』に尽きるだろう。これは僕たちのシーズンのテーマでもあった。僕たちには豊富なクオリティと才能があり、劣勢の試合であってもベンチから出てきて仕事をし、勝たせる選手たちがいるんだ」 2024.05.09 10:00 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly