「色んな人の苦労によって僕らは喜びを味わえた」、東京V生え抜きの谷口栄斗は苦難の15年で奮闘した偉大なる先達に感謝

2023.12.02 23:54 Sat
東京Vの昇格に貢献した若きDFリーダーの谷口栄斗
©超ワールドサッカー
東京Vの昇格に貢献した若きDFリーダーの谷口栄斗
東京ヴェルディのDF谷口栄斗が、16年ぶりの悲願達成の喜びを語った。

東京Vは2日、国立競技場で行われた清水との2023J1昇格プレーオフ決勝を制し、16年ぶりのJ1昇格を決めた。
今シーズンの明治安田生命J2リーグを3位フィニッシュした東京Vは、昇格プレーオフでジェフユナイテッド千葉を2-1で破り、ジュビロ磐田に敗れた2018シーズンのJ1参入プレーオフ決定戦以来の決勝へ駒を進めた。

5万3264人の観客を集めたレギュラーシーズン4位の清水とのオリジナル10対決では、ゴールレスで折り返した後半序盤にMF森田晃樹のハンドで与えたPKをFWチアゴ・サンタナに決められて先制を許す。しかし、8分が加えられた後半アディショナルタイムの96分にFW染野唯月がDF高橋祐治に倒されて得たPKを自ら決め切り、土壇場で同点に追いつく。そして、このまま1-1で試合をクローズした東京Vはリーグ上位のアドバンテージによって悲願のJ1復帰を成し遂げた。

2敗したレギュラーシーズンの対戦を負傷で欠場していた谷口は、今季3度目の清水との対戦で初出場。チームとしてはPKで1失点を喫したものの、相手のキーマンであるチアゴ・サンタナに安定した対応を見せるなど、1-1のドローに大きな貢献を見せた。
その激闘を振り返った谷口は、「勝ってしっかり決めたかった」と正直な気持ちを明かしながらも、持ち味の堅守と粘り強さで勝ち取った昇格を誇る。

「勝ってしっかり決めたかったというのが正直な気持ちです。ただ、昇格を掴むには引き分け以上という条件だったので、そこはもう良かったなと思います」

「J1に行くのであれば、ああいったタレントの選手と対峙しなければいけないというのは当たり前のことなので、今日はそこを意識して臨みました。乾選手が自由に動くぶん、自分たちの味方が絞ったときにサイドが空いてしまうことは仕方ない部分がありました。ただ、クロスの対応は1年間積み上げてきた部分だったので、そこはしっかりと対応できました」

「(失点後は)自分たちがよりボールを持つ展開となり、自分たちがやりたいというか特徴が出る展開になっていたので、しっかりとボールをつなぐことだったり、取られた後の切り替えは今年1年間積み上げてきたので、それが出たと思います。1失点した後に相手がやり方を変えてきたので、そこまでピンチというピンチはなく自分たちの失い方の問題でピンチになる場面もありましたが、そこはリスク管理もしていましたし、相手がそこまで寄ってこないという部分もあってそういう展開になりました」

また、ジュニア時代から東京Vの下部組織に在籍し、国士舘大学を経て古巣に帰還した緑のDNAを色濃く受け継ぐ若きディフェンスリーダーは、16年ぶりの昇格に言及。経営難によるクラブ消滅の危機、15年間のJ2での苦しい戦いのなかで懸命に戦い続けた偉大な先達、そういった苦境のなかでもクラブを支え続けた“12人目の選手”への感謝の想いを語っている。

「まだ実感はないですが、言葉で表すことができないぐらいのものを手にできたと思っています」

「僕たちはタイミングよく昇格の場に立てただけで、この15年にはいろんな歴史があって僕がジュニア時代には経営危機でクラブ存続できるかできないかの瀬戸際でしたし、その経営危機以外ではJ2で15年戦ってきた選手や監督、スタッフ。いろんな人の苦労があったからこそ今日僕たちがこのタイミングで昇格を掴み取れたので、そういう人たちに対する敬意を示さなければいけないですし、そういう人たちの苦労があったからこそこういう大きな喜びを味わうことができたと思います」

「(5万人を超える観客に)ちょっと感慨深いものがありますし、少し言葉で言い表すのは難しいですが、自分たちが1年間やってきたことが、そういったところに表れたことは良かったと思います。入場のときは素晴らしい雰囲気を作ってくれたので、そこは感謝していますし、素晴らしいサポーターとともに歴史を動かせて良かったです」

さらに、今季は副キャプテンとして支えた1歳下のキャプテンへの気遣いも忘れない。

「彼のハンドでPKを与えてしまってサッカーの神様は本当に残酷なことをするんだなと試合中に少し思っていました。ただ、追いついたことで(森田)晃樹もすごく安心したと思いますし、晃樹がキャプテンでJ1昇格を成し遂げることができて本当によかった。自分が言うのもなんですが、本当にたくましくなったと思います」

今回のJ1昇格によって名門復活の足掛かりを掴んだ東京Vだが、谷口は「昇格を達成できましたが、本当の勝負はこれからだと思います。クラブとしてもう一度気を引き締めていきたいです」と、来季J1での厳しい戦いに向けての決意を示した。
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3点先行も勝てずの鹿島、指揮官「自分たちで苦しい展開に」…効果薄しの選手交代にも「責任は私にある」

鹿島アントラーズにとっては勿体ない試合となってしまった。 12日の明治安田J1リーグ第13節で東京ヴェルディをホームに迎え撃った鹿島。レジェンドのジーコ氏も観戦する御前試合で、開始5分に相手のハンドによるPKから鈴木優磨のゴールで幸先よく先手を奪うと、8分に名古新太郎も続き、50分の植田直通もダメ押し弾をマークした。 ところが、そこから風向きが変わっていき、69分に斎藤功佑のゴールで1点を返されると、81分の木村勇大にもネットを揺らされ、ついに1点差に。後半アディショナルタイムには見木友哉に押し込まれ、一時の3-0からまさかの引き分けに終わってしまった。 試合後は一部の鹿島サポーターから一時3点をリードしたとは思えぬブーイングが飛び、3連勝がストップしたランコ・ポポヴィッチ監督は「残念ながら、自分たちで苦しい展開にしてしまった試合」と評し、こう振り返っている。 「前節も我々が失点するまでコントロールしたと思う。この試合では得点を決め、我々のペースだったが、それができなくなったことで相手にペースを明け渡し、失点を重ねてしまった。前節と同じようなことを繰り返してしまったのがこの結果を招いてしまった、繋がってしまったというふうに思う。我々のやるべきことができなかった時間を作ってしまったことがこういう結果になってしまった要因だと感じる」 「前半も我々が点を決めるまでは、2点目を決めるまでは非常に良い形でボールを動かせたし、背後のスペースも効果的に狙っていけてもいた。そして、いくつかのチャンスを作れてもいたが、2点目を決めた後の試合運びで、ボールを足もとで止めて、狭いスペースで動かすだけの時間帯もあったし、まずはハーフタイムにそこが修正したかったところ」 「決める前と同じようにボールを動かして、相手の背後をとっていく。それは私がハーフタイムに言ったことでもあり、後半は良い入りができたが、問題はその後の時間。後半に入って、次の得点を決めるのにも成功し、4点目を決めるチャンスを作れてもいたが、選手交代で流れが変わってしまった」 指揮官がそう話す選手交代だが、鹿島はハーフタイムにまず仲間隼斗を下げると、濃野公人、師岡柊生、名古新太郎、知念慶も次々とベンチへ。代わって、チャヴリッチ、須貝英大、藤井智也、樋口雄太、土居聖真を送り出したが、結果的に締められなかった。 中2日での次節も睨み、メンバー交代を施していくなか、失点を重ねて勝ち星をとり逃したポポヴィッチ監督は「もちろん、私が交代を切るわけで、責任はもちろん、私にある」と前置きした上で、リスクマネジメントも含め、交代策の意図も説明した。 「連戦も考えたし、キミ(濃野公人)に関しては3枚のイエローカードをもらっていて、足の疲れも溜まってきてもいた。相手もフレッシュな選手を左サイドに入れる様子だったから代えた。名古、師岡、知念に関しても強度が少しずつ落ち、足が止まりかける様子だったからだ」 「ただ、前節と同じように、代わって入った選手が強度を出し、流れを変えてプレーするというのができなかった。なるべく限界まで引っ張る考え方もあったが、今回はあの時間帯で交代させる判断をし、それがうまくいかなかったというところ」 「何かでうまくいかなかったときにまたチーム全体でオーガナイズを整えるべきだったが、逆に焦りが出て、空けたスペースをうまく使われてしまった。ヴェルディさんは本当に良いプレーをしたと思うし、0-3から追いつくのは簡単ではない。ただ、3点を決めた、許してしまった原因は我々にある」 2024.05.12 18:35 Sun

16年ぶりの赤と緑の名門対決は壮絶ドロー…鹿島3点先行も東京Vが土壇場AT弾で3点差追いつく【明治安田J1第13節】

明治安田J1リーグ第13節の鹿島アントラーズvs東京ヴェルディが12日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、3-3のドローに終わった。 前節、柏レイソルとの接戦を2-1で制して3連勝を飾った3位の鹿島。ここにきて結果・内容が伴った好パフォーマンスが続くホームチームは、前節と全く同じスタメンを採用。チャヴリッチは引き続き切り札としてベンチスタートとなった。 一方、ジュビロ磐田との昇格組対決を3-2で制し、今季初のホーム初白星と連勝を飾った10位の東京V。3連勝を狙ったアウェイゲームでは前節から先発5人を変更。保有元との契約によって起用できない林尚輝と染野唯月に加え3選手を入れ替え、山田裕翔、綱島悠斗、山見大登がいずれも今季リーグ戦初スタメン。また、U-23日本代表帰りの山田楓喜が起用された。 山見と木村勇大を2トップに配した[4-4-2]で臨んだ東京Vがいきなりの決定機。開始1分、相手陣内右サイドでのスローインの流れからボックス内の山見が左へのカットインから左足シュートを枠の左に飛ばす。だが、これはGK早川友基の好守に阻まれた。 開始早々のピンチを凌いだ鹿島はこの直後に先制点を奪い切る。3分、右CKの場面でキッカーの名古新太郎が右足アウトスウィングのクロスを入れると、これがニアでクリアを試みた木村の左ヒジ付近に当たる。オンフィールド・レビューの結果、PKが与えられる。これをキッカーの鈴木が冷静に左隅へ蹴り込み、開始5分の先制点とした。 さらに、畳みかけるホームチームは8分、後方での繋ぎから右のタッチライン際でボールを受けた師岡柊生が中央から右へのダイアゴナルランを見せた名古に斜めのスルーパスを入れると、カットを試みたDF山田裕と完全に入れ替わった名古がそのままボックス内に持ち込んでGKマテウスとの一対一を制し、2試合連続ゴールとした。 厳しい立ち上がりの連続失点で動揺も見受けられ、以降も攻守両面で圧倒される東京V。この状況を受け、山見と見木友哉の立ち位置を入れ替えるなど変化を付けて反撃を狙う。30分にはボックス手前中央の好位置で得たFKを山田楓が得意の左足で直接狙うが、このシュートはわずかに落ち切らずにクロスバーを越えた。 前半半ばから終盤にかけては、ようやく落ち着きを取り戻した東京Vが球際の攻防を五分に戻しつつ、中盤や相手陣内でボールを動かす時間を増やしていく。だが、要所を締める鹿島のソリッドな守備を前に決定機まで持ち込むことはできなかった。 ホームチームの2点リードで折り返した後半。ハーフタイムに両ベンチが動く。鹿島は仲間隼斗を下げてチャヴリッチを、東京Vは山田裕を下げて負傷明けの谷口栄斗を投入した。 互いにアグレッシブな入りを見せた中、前半同様に鹿島がファーストチャンスをモノにする。50分、右CKの場面でキッカーの名古が右足アウトスウィングの正確なボールをボックス中央のスペースに上げると、マークを外してフリーになった植田直通がドンピシャのヘディングシュートを右隅に叩き込んだ。 出ばなを挫かれる形で今季最多3失点目を喫した東京V。後半も決定機まで持ち込めない状況が続く中、61分には2枚替えを敢行。綱島と山田楓を下げて齋藤功佑、チアゴ・アウベスを同時投入。前線とサイドに変化を加えると、この交代直後にはボックス内でルーズボールを制した木村にシュートチャンスも、右足のシュートはGK正面を突く。 一方、冷静にゲームを進める鹿島も直後に3枚の交代カード切る。右サイドのユニットを濃野公人と師岡から、須貝英大と藤井智也に入れ替え、さらに名古を下げて樋口雄太をピッチに送り込む。 すると、一連の交代によって試合が動く。69分、左サイドで仕掛けたチアゴ・アウベスの横パスは森田晃樹が収められずも、カウンタープレスで奪い返してペナルティアーク付近の齋藤に短く繋ぐ。ここで齋藤が細かいステップワークからゴール前の密集を抜く左足のグラウンダーシュートをゴール右隅に流し込んだ。 齋藤の今季初ゴールによって息を吹き返したアウェイチームは、ここからギアを上げて攻勢を強めていく。そして、81分には自陣左サイドで見事な縦への突破を見せたチアゴ・アウベスがDF2枚に潰されるも、こぼれを引き取った齋藤が左のスペースを狙う翁長聖にスルーパスを通す。翁長が早いタイミングで入れたクロスをニアの山見がワンタッチでファーに流すと、これに詰めた木村が右足で押し込んで3試合連続ゴールとした。 1点差となって一気に勝敗が分からなくなると、後半終盤の攻防は白熱。6分が加えられた後半アディショナルタイムでは鹿島の鈴木に勝負を決める4点目のチャンスが訪れるが、ここはGKマテウスのビッグセーブに阻まれる。 すると、16年ぶりのJ1の舞台で開幕から幾度も後半最終盤にドラマを起こしてきた緑の名門がこの試合でもドラマを起こす。93分、相手陣内で得たFKの場面でキッカーの翁長がゴール前に入れたボールに谷口が競り勝つと、ゴール左でこぼれに詰めた木村が足に当てたボールを最後は見木が押し込み、土壇場で3点差を追いついた。 その後、チアゴ・アウベスの決定機は枠の左に外れて逆転には至らなかったが、16年ぶりの名門対決に相応しいスペクタクルな一戦は壮絶な3-3のドロー決着となった。 この結果、共に連勝はストップしたものの、ホームで3点差を追いつかれた鹿島にとっては悔やまれる勝ち点逸となった。 鹿島アントラーズ 3-3 東京ヴェルディ 【鹿島】 鈴木優磨(前5) 名古新太郎(前8) 植田直通(後5) 【東京V】 齋藤功佑(後24) 木村勇大(後36) 見木友哉(後45+3) <span class="paragraph-title">【動画】ヴェルディの10番が0-3から引き分けに持ち込む劇的弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>アディショナルタイムの脅威<br>\<br><br>翁長のFKから<br>谷口が競り勝ち<br>ゴール前の混戦から最後はNo.10 見木が決めて同点に追いつく!<br><br>これでヴェルディは<br>3試合連続の<br>アディショナルタイムの得点<br><br>明治安田J1第13節<br>鹿島×東京V<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E6%9D%B1%E4%BA%ACV?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#鹿島東京V</a> <a href="https://t.co/DRcbhKEaBp">pic.twitter.com/DRcbhKEaBp</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1789538687346241588?ref_src=twsrc%5Etfw">May 12, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.12 15:10 Sun

鹿島戦でJ1初スタメン期待される東京Vの山田裕翔「バチバチやり合いたい」、強力攻撃陣との対峙心待ちに

東京ヴェルディのDF山田裕翔が、J1初スタメンに向けて準備万端だ。 今シーズン、同期のFW古川真人と共に国士舘大学から東京Vに加入した山田。全日本大学選抜、U-23日本代表のカンボジア遠征に招集されるなど、大学時代に確かな実績を残してきたが、新天地では大学の2つ歳上の先輩であるDF谷口栄斗、DF林尚輝のレギュラーコンビ、DF千田海人、DF山越康平らベテランとのポジション争いで後れを取り、開幕数試合はベンチ外が続いた。 それでも、控えメンバー中心で臨んだJリーグYBCルヴァンカップ2回戦の鹿児島ユナイテッドFCでプロデビューを果たすと、谷口の負傷の影響もあってリーグ戦でも第9節の川崎フロンターレ戦から4試合連続でベンチ入り。前々節のサガン鳥栖戦でJ1デビューし、前節のジュビロ磐田戦では林の脳震とうによる負傷交代を受け、2-2の痺れる状況で投入され、3-2の劇的な勝利に貢献した。 そして、12日に茨城県立カシマサッカースタジアムで行われる第13節の鹿島アントラーズ戦では、復帰間近の谷口のコンディション次第ではあるものの、保有元との契約の問題で欠場する林の代役としてJ1初スタメンが期待されるところだ。 幾つかの課題を口にしながらも「2-2の緊迫した試合でスムーズに入れたのは良かった」と磐田戦での手応えも語った山田は、改めてプロとしてのここまでの数カ月を回想。森下仁志コーチらと共に取り組むエクストラ(個別トレーニング)のトレーニングを通じて、確かな成長を実感している。 「日を重ねるごとに自分の課題は克服できていると思います。キャンプのときよりも自分の一番ウィークとしていたビルドアップだったりは少しずつ改善できていますし、それが練習試合で主に発揮できているところがあるので、そこは自信を持ってやりたいです」 「この前の磐田戦なんかもそうですし、空中戦というところは自分が振り返った映像では1本も負けていなかったので、そこの強みというのは、本当に自信を持ってやれているところなので、そこが評価されている一番のところだと思いますし、そこをもっと伸ばしつつ足りないところはまだ全然あるので、伸ばしていきたいなと思います」 その自身の成長を試す上で格好の舞台となる鹿島戦では、FW鈴木優磨、FWアレクサンダル・チャヴリッチら強力なアタッカー陣とのマッチアップが見込まれる。 学生時代にもよく鹿島の試合を観ていたというセンターバックは、「ああいう選手とバチバチやり合いたい」と一線級のアタッカーとの対戦を心待ちにする。 「鹿島は常勝軍団と言われているだけあって、すごく勝ちに徹するチームというか、本当に勝ちへの執念というのが、たぶんどこのクラブより昔からあるとは思いますし、それが鹿島さんのスタイルだと思います。そこが鹿島の強みのひとつでもあると思います」 「個人的には鈴木優磨選手なんかは、学生時代にずっと鹿島の試合の映像を見ることが多かったので、タフに戦える選手でありますし、熱い選手なので、自分が出たときはああいう選手とバチバチやり合いたいなと思うので、そこはひとつ自分の楽しみです」 とりわけ、プレーの引き出しの広さに加え、守備者にとって厄介なメンタル面の駆け引きも十八番とする相手エースに対しても「球際ひとつも負けたくない」と一歩も引くことなく戦う構えだ。 「勝ちたいという気持ちを誰よりも持っているつもりですし、競り合いのところも、球際ひとつも負けたくないと思っているので、鈴木選手はそういう相手のメンタルを揺さぶる駆け引きとかを、試合とか見ていてもあると思いますが、そこは自分自身、物怖じない自信もあります。そういう駆け引きも技術のひとつでもあるので、日本代表に入るくらいのレベルの選手と戦えるのは楽しみでもあるので、そこの気持ちはすごく上がっている状態です」 また、鹿島とのアウェイゲームはアウェイチームにとって間違いなく難しいものとなるが、大学選抜でアウェイでの日韓戦を経験した背番号25は、いい意味でルーキー特有の怖いもの知らずなところを見せたいと語った。 「自分が経験した中では、たぶん大学選抜での日韓戦のアウェイのときが、一番圧はすごくて、レフェリーの判定も含めていろいろ難しいところがありました。今回は国内なので、そこまで圧というのは自分自身感じないとは思います。ホームとアウェイではサポーターの数も大きく違うと思いますが、まだ1年目というのもあるので、いい意味でその怖さとかを知らないので、楽しみな方が一番強いです」 2024.05.11 20:15 Sat
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