クラシコ敗北、低調な試合…チャビ監督への批判強まるもデコSDは擁護「バルサにとって最高の監督」

2023.11.14 13:30 Tue
一部ファンから批判を浴びるバルセロナのチャビ・エルナンデス監督
Getty Images
一部ファンから批判を浴びるバルセロナのチャビ・エルナンデス監督
バルセロナのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるデコ氏が、チャビ・エルナンデス監督を擁護した。『ESPN』が伝えている。
PR
就任3シーズン目を迎えたチャビ監督の下でシーズンインしたバルセロナは、ラ・リーガ開幕からの10試合で7勝3分けと上々のスタートに。しかし、10月に行われたレアル・マドリーとの“エル・クラシコ”はホームで逆転負けとなり、宿敵相手に今季初黒星を喫することになった。
その後はチャンピオンズリーグ(CL)グループHでも、シャフタール・ドネツク相手に敗れて決勝トーナメント進出はお預けに。逆転勝利を収めたラ・リーガ第13節のアラベス戦も内容は低調であり、にわかにチャビ監督への批判は強まりつつある。

それでも、デコ氏は昨季にラ・リーガを制覇した指揮官への変わらぬ信頼を強調。チームに課題があることは認めつつ、クラブのチャビ監督に対する信頼は不動だと主張している。

「チャビがバルサにとって最高の監督であることに、疑いはない。彼は困難な時期に指揮官の座を引き継ぐという挑戦を受け入れた。そして、我々が直面している再建を実行するのに最適な監督でもある」
「バルサが再びラ・リーガを制覇するには、何年もかかると言われていた時期もあった。忘れてはならないのは、我々が史上最高の選手を失ったということだ。レオ(リオネル・メッシ)は去り、トロフィーを獲るまで大きなドラマがあると思われていた」

「そしてセルヒオ・ブスケッツに代表されるような世代も、バルサを去っていった。かつてはジョルディ・アルバジェラール・ピケなど、象徴的な選手たちがいたのだ。監督にとって難しい時期だったが、チャビはタイトル獲得を成し遂げた。だからこそ、我々は彼との契約を更新したのだ。彼への信頼は100%、いや200%はある」

「我々は改善を望んでいるか? もちろんだ。それを隠すことはないし、より魅力的なチームは望んでいないと言うことはない。だが、我々はすべての選手が揃っていない点も理解している」

「我々は毎日話をしている。チャビは誰よりも、より良いプレーを望んでいる人間だ。改善すべき点は理解しているが、良い点も、自分たちらしさも忘れてはいけない。それこそが重要になるだろう」

PR
関連ニュース

オランダ代表の次代担う顔ぶれがユーロ2024落選…クーマン監督は「コンディション優先」明言も信頼おく主軸は例外

オランダ代表のロナルド・クーマン監督が、ユーロ2024のメンバー選考について語った。 16日、ユーロ2024へ向かうオランダ代表の候補メンバー30名が発表され、DFヴィルヒル・ファン・ダイク、MFフレンキー・デ・ヨング、FWメンフィス・デパイなどなど、経験豊富な各ポジションの軸が順当に名を連ねた。 一方で、躍進ボローニャのエースであるFWジョシュア・ザークツィー(22)、アーセナルで重傷を克服したDFユリエン・ティンバー(22)、フェイエノールトの中軸MFマッツ・ヴァイファー(24)といった、次代のオランイェを支える顔ぶれが30名の大枠からも漏れることに。 これについてクーマン監督は20日、オランダ『Veronica Offside』への出演で「コンディションが万全ではない選手は省いた」と明言。ザークツィーとヴァイファーは目下離脱中で、ティンバーは試合勘を取り戻す段階にある。 ただし、例外もあると言う。 「メンフィス(デパイ)は戻ってから十分にプレーしていない。まだ2試合だっただろうか。だが、ユーロ前にテストマッチが2試合ある。まずまずの状態で本大会を迎えられるだろう」 「フレンキー(デ・ヨング)も同様だ。“例外”を設けていることを認めよう。彼もまた、本大会で頭からプレーできる想定だ。アイスランド戦(6月10日のテストマッチ2試合目)から起用できると踏んでいる」 筋肉系トラブルで離脱し、復帰してまもないメンフィス。足首の負傷を繰り返し、3月以降バルセロナで3試合しかプレーしていないデ・ヨング。クーマン監督としては、ダブルスタンダードにはなるが、どうしても外したくない2人のようだ。 2人はクーマン監督が「おそらく26名で行く」と語るユーロ本大会にも名を連ねることになるだろう。 ◆オランダ代表の日程(全て6月) 6日 テストマッチ vsカナダ代表 10日 テストマッチ vsアイスランド代表 16日 ユーロD組第1節 vsポーランド代表 21日 ユーロD組第2節 vsフランス代表 25日 ユーロD組第3節 vsオーストリア代表 2024.05.21 15:55 Tue

人気銘柄シャビ・シモンズにバイエルンが関心も…まずは指揮官決定が必要に

バイエルンはパリ・サンジェルマン(PSG)のオランダ代表MFシャビ・シモンズ(21)獲得に関心を示すも、大きな課題があるようだ。 バルセロナのカンテラに所属していた頃から、その将来を嘱望されてきたシャビ・シモンズ。10代半ばで移籍したPSGでは苦戦するも、2022-23シーズンに完全移籍したPSVでは大活躍したことで買い戻され、今季はRBライプツィヒへレンタル移籍していた。 ブンデスリーガ初挑戦となった今シーズンも主力として躍動。ブンデスリーガ32試合8ゴール13アシスト、チャンピオンズリーグ(CL)8試合2ゴール2アシストの成績を残しており、欧州屈指のタレントに成長を遂げている。 今夏にはPSG復帰、ライプツィヒでのレンタル延長、古巣であるバルセロナ移籍などさまざまな選択肢があるシャビ・シモンズ。そして、ドイツ『スカイ・スポーツ』によるとバイエルンもまた獲得を真剣に狙っているようだ。 スポーツ・ディレクター(SD)を務めるマックス・エベール氏は、かねてより同選手を高く評価。今シーズン、レバークーゼンに奪われた王座を取り戻すため、必要なタレントだと考えているという。 ただし、シャビ・シモンズは6月のユーロ2024開催前に自身の去就を決断したいと考えており、これがバイエルンにとっては痛手となる模様。クラブは今年2月にトーマス・トゥヘル監督の今季限りの退任を発表しながら、いまだ後任が定まっておらず、まずは指揮官を決定する必要がある。 現在は、バーンリーのヴァンサン・コンパニ監督と話し合いの場を設けていると報じられるバイエルン。シャビ・シモンズが去就を決断する前に指揮官を決め、獲得に動き出せるかが注目される。 2024.05.21 13:20 Tue

財政難のバルセロナ、お手頃なベティスFWを獲得か? 契約解除金は6.8億円

慢性的な財政難に陥っていながらも、補強の候補が豊富にいるバルセロナ。ただ、ほとんどの選手は現状で獲得することは不可能に等しい。 チャビ・エルナンデス監督もその旨に触れたが、結果としてクラブの怒りを買うことに。来シーズンの去就も一旦白紙となった状態で、即解任もあるという状況だ。 ただ、事実としてバルセロナに資金はない。それでも競争力を保つために補強がしたい状況は変わらず、スポーツ・ディレクター(SD)のデコ氏も頭を悩ませている。 そのバルセロナのターゲットになっているというのが、レアル・ベティスのスペイン人FWアジョセ・ペレス(30)とのことだ。 スペイン『アス』によれば、バルセロナにとってうってつけの候補者だという。今シーズンは公式戦37試合で11ゴール2アシストを記録。ラ・リーガとヨーロッパリーグ(EL)でプレーしており、元スペイン代表MFイスコと共にベティスを支えた。 実績も去ることながら、バルセロナにとって嬉しいのはその価格。2027年夏までの契約が残っているが、契約解除金は400万ユーロ(約6億8000万円)と安価だ。 これまでスペイン代表歴はないものの、ユーロ2024に向けたラージリストには入っているとのこと。今シーズンからベティスに完全移籍した中で、大きく羽ばたく可能性がある。 バルセロナは値段とともに、その器用さと、ウイングでもプレーでき、中盤も攻撃的なポジションをこなせるユーティリティ性を魅力に感じているという。 資金繰りが難しい中でも補強できる有望な選手を確保したいバルセロナ。果たして、どういった動きを見せるだろうか。 2024.05.21 11:05 Tue

3連勝のバルセロナ、2位確定にチャビ監督「タイトルを逃した後の目標だった」

バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えた。 直近のリーグ戦は2連勝で2位の座をキープしているバルセロナ。ピッチ外ではチャビ監督とジョアン・ラポルタ会長の間の亀裂も報じられたなか、19日のラ・リーガ第37節ではラージョ・バジェカーノとのホームゲームに臨んだ。 試合開始3分、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキのゴールでバルセロナが幸先良く先制。その後はラージョの攻撃に苦戦しながらも無失点で切り抜けると、後半に途中出場のスペイン代表MFペドリが2点を追加し、3-0の勝利を挙げた。 3連勝で今シーズンの2位フィニッシュを確定させたバルセロナは、来シーズンのスーペル・コパ・デ・エスパーニャ出場権も獲得。チャビ監督は「リーグタイトルを逃した後の目標だった」とこの結果について語っている。 また、試合内容については「全体的に、今日のチームは良いプレーをした」とコメント。2得点のペドリに関しては、今回の活躍が今後に繋がるはずだという見解を示した。 「これが彼に自信をもたらすだろうから、私はハッピーだ。彼はリズムを掴み、競争に身を置く必要がある。我々は彼のプレータイムを管理している。そして私は彼に満足している」 2024.05.20 13:32 Mon

途中出場ペドリがドブレーテ! ホーム最終戦勝利のバルセロナが3連勝で2位確定【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第37節、バルセロナvsラージョが19日にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われ、ホームのバルセロナが3-0で快勝した。 前節、最下位アルメリアを相手にフェルミン・ロペスのドブレーテの活躍で快勝を収めたバルセロナは、2連勝で2位の座を死守。15位のラージョをホームで迎え撃つホーム最終戦での勝利で来シーズンのスーペル・コパ・デ・エスパーニャ出場権確保を狙った。 ジローナ戦大敗後は2連勝と復調の気配を示すブラウグラナだが、ここ数日間ではチャビ監督とラポルタ会長の間での亀裂が報じられるなどチーム状態は芳しくない。その不穏なムードの中で臨んだ一戦では先発3人を変更。フォルト、ペドリ、フェラン・トーレスに代えてカンセロ、ギュンドアン、ハフィーニャの主力を復帰させた。 試合は開始早々にバルセロナがゴールをこじ開ける。3分、ボックス手前右でボールを持ったラミン・ヤマルから絶妙な左足インスウィングのクロスが供給されると、ボックス中央で胸トラップしたレヴァンドフスキがすかさず右足ボレーで流し込んだ。 幸先よく先制に成功したホームチームは、以降もレヴァンドフスキの鮮やかな単騎突破など良い形を作り出す一方、シンプルに背後を狙うラージョの攻撃に苦戦。幾度か際どいシーンを作られたが、GKテア・シュテーゲンらの冷静な対応で凌ぐ。 前半半ば以降はやや攻撃が停滞したが、ハフィーニャの直接FKに、40分位は右CKの場面でハフィーニャのクロスをニアでフリックしたセルジ・ロベルトのシュートがポストを叩くなど再びゴールの匂いをさせる形で前半を終えた。 後半もボールを保持したものの、決定機まであと一歩という場面が目立つブラウグラナ。この展開を受け、チャビ監督は62分に3枚替えを敢行。フェルミン・ロペス、ハフィーニャ、クバルシに代えてペドリ、フェリックス、アラウホを投入すると、この交代策が流れを変えた。 72分、ボックス右で鮮やかな個人技で局面を打開したフェリックスが鋭いシュートを放つと、これは相手GKの好守に阻まれたが、こぼれに詰めたペドリが蹴り込んで待望の2点目をもたらした。 さらに、75分にはアラウホからのロングフィードにタイミング良く抜け出したペドリがそのままボックス内に持ち込んで左足シュートを突き刺し、瞬く間のドブレーテとした。 この連続ゴールで試合を決めたバルセロナは、レヴァンドフスキを下げてヴィトール・ロッキを投入。残り時間ではファルカオらを投入して前がかったラージョの反撃を危なげなく凌ぎ切った。 この結果、ホーム最終戦を白星で飾って3連勝のバルセロナが、最終節を前に2位フィニッシュを確定させた。 2024.05.20 04:12 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly