【CLグループ第3節プレビュー②】PSGvsミランのビッグマッチ、上田vs鎌田の日本代表アタッカー対決

2023.10.25 18:00 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第3節が24日に開催される。ここでは第3節2日目となるグループE~Hの戦いを展望していく。
PR
◆上田vs鎌田の日本代表アタッカー対決~グループE~
Getty Images

グループEでは第2節、セルティックとラツィオの日本人対決が実現し、FW古橋にCL初ゴールが生まれたものの、フル出場したMF鎌田のラツィオに軍配が上がった。そしてフェイエノールトではFW上田がアトレティコ・マドリー戦に先発し、オウンゴールにはなったもののCL初ゴールに迫った。
迎える第3節、上田フェイエノールト(勝ち点3)と鎌田ラツィオ(勝ち点4)の日本体表アタッカー対決が行われる。上田はアトレティコ戦、3トップの最前線でCL初先発。7分の先制弾では惜しくもオウンゴールとなったものの、持ち味の動き出しからゴールに絡んで見せた。堅守アトレティコ相手に通用したプレーをラツィオにもぶつけたい。

対する鎌田はセリエAでは途中出場が続くが、チームは公式戦3連勝と復調気配。上向きなチーム状態に合わせてパフォーマンスを上げていきたいところ。代表に合流せずチーム戦術を確認できたメリットをフェイエノールト戦で示せるか。

そしてCL勝利が遠いセルティック(勝ち点0)は、アトレティコ(勝ち点4)と対戦。国内リーグでは相変わらず無双状態が続き、直近のハーツ戦ではFW古橋、FW前田、DF岩田にゴールが生まれ、日本人ハットトリックを達成。欧州屈指の堅守を誇るアトレティコ相手に上田同様、動き出しに優れる古橋がゴールに迫れるに注目だ。
一方のアトレティコは公式戦6連勝中と絶好調。直近のセルタ戦ではFWグリーズマンがハットトリックと攻守に充実している。フェイエノールトとの連戦で首位固めとなるか。

【グループE】
《25:45》
フェイエノールト vs ラツィオ
《28:00》
セルティック vs アトレティコ・マドリー

◆ニューカッスルに惨敗のPSGがミランと対戦~グループF~
Getty Images

最激戦区のグループFでは第2節、パリ・サンジェルマン(PSG)がニューカッスルの前に完敗。ドルトムントとミランは引き分け、勝ち点1を分け合っている。

迎える第3節、PSG(勝ち点3)とミラン(勝ち点2)が激突する。PSGはニューカッスル戦、ムバッペ、コロ・ムアニ、デンベレ、ゴンサロ・ラモスを前線に配置。攻撃的な布陣で臨んだが、カウンターとセットプレーに沈み、ニューカッスルの策略にハマった格好だった。その後のリーグ戦ではニューカッスル戦の惨敗を引きずらずに2連勝とした中、CLでも勝利を取り戻せるか。古巣との初対戦となるGKドンナルンマのパフォーマンスにも注目だ。

一方、ドルトムント相手に最低限の勝ち点1を確保したミランは、その後のリーグ戦では1勝1敗。直近では10人となったことも響いてユベントスに惜敗した。週末にはナポリとのビッグマッチを控える中、厳しい日程を乗り越えて今季のCL初勝利を掴めるか。DFテオ・エルナンデスとDFリュカの兄弟対決にも注目だ。

セント・ジェームズ・パークでPSGを粉砕したニューカッスル(勝ち点4)は、ドルトムント(勝ち点1)と対戦。2試合を終えて死のグループ首位に立ったニューカッスルは、直近のクリスタル・パレス戦でも4発快勝。この勢いを持続し、ドルトムント撃破となるか。

対するドルトムントは最前線にFWフュルクルクを起用して復調気配。ブンデスリーガでは5連勝とした中、こちらも勢いを付けてニューカッスルに挑む。死のグループを混戦にもつれ込ませるためにも勝利が欲しい。

【グループF】
《28:00》
パリ・サンジェルマン vs ミラン
ニューカッスル vs ドルトムント

◆ダービー控えるシティはヤング・ボーイズと対戦~グループG~
Getty Images

グループGの突破候補であるマンチェスター・シティとライプツィヒが激突した前節、シティが試合終盤の2発で3-1と押し切った。迎える第3節、連勝スタートのシティ(勝ち点6)はヤング・ボーイズ(勝ち点1)と対戦する。

シティは前節ライプツィヒ戦、一時同点とされる展開とされながらもFWアルバレスとFWドクの終盤弾で勝ち切った。その後のプレミアリーグではアーセナルに8年ぶり敗戦となったが、直近のブライトン戦ではしっかりと勝利を取り戻した。週末にはユナイテッドとのマンチェスター・ダービーを控えるため、主力温存で乗り切りたいところだ。

一方、ライプツィヒ(勝ち点3)はツルヴェナ・ズヴェズダ(勝ち点1)と対戦。シティ戦敗戦後、ブンデスリーガでは1勝1分けとチーム状態は良好を維持。FWオペンダの勢いも止まらず直近のダルムシュタット戦ではドッペルパックを記録した。シティに続く2位確保のためにも必勝が求められる。

【グループG】
《28:00》
ライプツィヒ vs ツルヴェナ・ズヴェズダ
ヤング・ボーイズ vs マンチェスター・シティ

◆クラシコ控えるバルサはシャフタールと対戦~グループH~
Getty Images

グループHでは前節、バルセロナがポルトに競り勝って連勝スタートとした。迎える第3節、レアル・マドリーとのエル・クラシコを控えるバルセロナ(勝ち点6)は、シャフタール(勝ち点3)と対戦する。

ポルト戦勝利後、バルセロナはラ・リーガでグラナダに引き分け、アスレティック・ビルバオ戦を新星FWギウのゴールで勝利をもぎ取った。FWヤマルに続く新たな新星が生まれた中、3連勝として首位固めとしたい。また、クラシコを控えるためチャビ監督のマネジメントにも注目だ。

【グループH】
《25:45》
バルセロナ vs シャフタール
《28:00》
アントワープ vs ポルト

PR
関連ニュース

ミランが最終ライン強化へ重要会談、チャウ代理人と補強候補についても協議

ミランが最終ラインの強化へ、重要な協議に臨んだという。 スクデット奪還失敗に今季無冠、ステファノ・ピオリ監督(58)の退任が確実なミラン。オリヴィエ・ジルーが退団する最前線とともに、最終ラインの再編も迫られている。 イタリア『カルチョメルカート』によると、9日、ドイツ代表DFマリック・チャウ(22)の代理人がミラン本社を訪問。代理人は序盤戦で躍動もケガに苦しんだチャウについて、来季以降の起用法など、様々な見解をミランに求めたという。 実はこの代理人、ミランが獲得候補に挙げるヴォルフスブルクのフランス人DF、マクサンス・ラクロワ(24)のエージェントも兼務。 ミランはアントニオ・ドッタヴィオSDがラクロワ獲得に熱を入れているとされ、今回の代理人訪問は、ラクロワに関するかなり踏み込んだ内容の協議も兼ねたもの。やはりヴォルフスブルクの若きディフェンスリーダーが欲しいようだ。 最新の情報では、ラクロワにはユベントスも関心を寄せ、ヴォルフスブルクは移籍金3000万ユーロ(約50億3000万円)を求めているとのこと。チャウがバイエルンとレアル・マドリーから狙われていることも含め、重要な代理人との協議になったが、収穫やいかに。 2024.05.10 14:35 Fri

EL決勝戦進出でホクホク…アタランタの超敏腕会長「デ・ケテラエル?必ず買い取らせてもらう」

アタランタのアントニオ・ペルカッシ会長があれこれ語った。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 アタランタは9日、ヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグでマルセイユをホームに迎え、3-0と完勝。2戦合計4-1とし、レバークーゼンと対戦する決勝戦へ駒を進めた。 試合後、『スカイ』の取材に応じた敏腕会長ペルカッシはジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督について「決断力があるボスだ。クラブの成長は全て彼のおかげ。まさに並外れた人物」と絶賛。一部でナポリ行きも噂の指揮官だが、「彼を獲りに来るクラブはない」とも話す。 また、アタランタと言えば、昨夏のラスムス・ホイルンド売却のように毎年大きな移籍金収益を作りながら成績も安定する、「貯金」が非常に多い超優良企業。自ら持ち込んだ健全経営で好循環を生み出したペルカッシ会長も、EL決勝戦進出に伴う新たな収益でホクホクの様子だ。 「ここ(本拠地)の改修も終了に近づいている。数億ドルに及ぶクラブ史上最大の投資だったが、ベルガモの人々にとって相応しい投資だったと確信がある」 「また今夏はトッププレーヤーを獲得するかもしれない。チャールズ・デ・ケテラエル? 一応ミランと価格について協議するが、最後は必ず買い取らせてもらう」 2024.05.10 11:00 Fri

ジェノアとの打ち合いを3-3の引き分けで終えたミラン、ローマ&アタランタの結果次第で5位以上が確定【セリエA】

ミランは5日、セリエA第35節でジェノアをホームに迎え、3-3で引き分けた。 前節ユベントス戦を主力守備陣を欠きながらもゴールレスドローに持ち込んだ2位ミラン(勝ち点70)は、勝利すれば5位以上が確定し、来季のチャンピオンズリーグ出場が決まる中、出場停止明けのテオ・エルナンデス、トモリがスタメンとなった。 12位ジェノア(勝ち点42)に対し、最前線にジルー、2列目に右からチュクウェゼ、プリシック、レオンと並べたミランは開始4分にPKを献上。トモリがボックス内のヴォリアッコを倒してしまった。 このPKをレテギに決められたミランが押し込む流れとすると、14分にはボックス左からプリシックの放ったシュートがポストに直撃した。 その後もハーフコートゲームとしたミランは38分にレオンがカットインから枠内シュートを浴びせると、40分にはCKからテオ・エルナンデスのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKマルティネスの好守に阻まれる。 それでも45分、チュクウェゼのボックス右からの左足ピンポイントクロスをフロレンツィが頭で押し込み、1-1として前半を終えた。 しかし迎えた後半開始3分、再び追う展開に。ヴォリアッコの右クロスをエクバンにヘッドで合わせられた。 その後、52分にチュクウェゼがネットを揺らすもオフサイドに阻まれたミランは、64分にテオ・エルナンデスがドリブルシュートでGKマルティネスを強襲。 そして69分には決定機。しかし直前に投入されていたオカフォーが右サイドを突破して送ったラストパスをジルーがチップキックで合わせるも枠を外してしまった。 それでも72分に同点弾。フロレンツィの左CKからガッビアのヘディングシュートが決まった。そして75分、ジルーに名誉挽回の逆転弾が生まれる。プリシックの右クロスをファーサイドのジルーがボレーで合わせた。 この試合初のリードを得て勝勢ムードのミランだったが、87分に追いつかれてしまう。トールスビーにボックス右のスペースを突かれてクロスを入れられると、混戦となったところクリアボールがチャウに当たってゴールに吸い込まれた。 結局、2度目の勝ち越し点は奪えず3-3のドロー。リーグ戦4試合勝ちなしで足踏みとなったが、このあと試合を行う5位ローマ、明日試合を行う6位アタランタのいずれかが勝利を逃すと、今節で5位以上が確定し来季のCL出場権を手にする状況となった。 2024.05.06 03:05 Mon

ミランの新指揮官候補にコンセイソン監督が浮上…ポルト会長交代で新たな風向き

ミランがポルトのセルジオ・コンセイソン監督(49)の招へいも視野に入れ始めたようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。 2019年10月から始まったステファノ・ピオリ監督体制に別れを告げようとしているミラン。一時は元ウォルバーハンプトン指揮官フラン・ロペテギ氏(57)の招へいが有力とみられたが、ファンの反対を受けて立ち消えとなった。 そんな中、新たな候補として浮上したのが、ポルト在籍7シーズンで3度のリーグ優勝、その他7つのタイトルを獲得しているコンセイソン監督。すでにミランはこのポルトガル人指揮官を検討していたようだが、代理人のジョルジュ・メンデス氏によるアピールもあったという。 コンセイソン監督は4月25日にポルトとの2028年6月までの契約延長が発表されたばかりだが、その数日後には、元指揮官のアンドレ・ビラス=ボアス氏が選挙でホルヘ・ヌーノ・ピント・ダ・コスタ会長を破ってポルトの新会長に就任。前会長と良好な関係を築いていたコンセイソン監督は、4日から7日にかけてビラス=ボアス新会長と面会し、ポルトで指揮官を続けるべきかどうか確かめるという。 現地ポルトガルでは残留よりも退任の可能性が高い向きとのこと。選手としても2度プレーしたポルトに愛着こそ抱いているものの、ここ数年は疲れも感じているようで、プレッシャーも負担になっているという。 そのため、ミランからの話があれば積極的に耳を傾ける可能性も。ミラン側としては、コンセイソン監督が現役時代に宿敵インテルでプレーしていた点が少しネックとなるが、それほど大きな問題にはならない見込みだ。 他に残っている新指揮官候補はリールのパウロ・フォンセカ監督(51)や、ロイヤル・アントワープのマルク・ファン・ボメル監督(47)、ポルトガル代表のロベルト・マルティネス監督(50)。一方、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督(44)は、1400万ユーロ(約23億1000万円)の契約解除金が高すぎるため、現時点では招へいに動く可能性が低いとみられている。 2024.05.04 19:57 Sat

フルアム退団濃厚のアダラバイヨ…争奪戦にニューカッスルも本格参戦か

フルアムのイングランド人DFトシン・アダラバイヨ(26)に多くの関心が寄せられている。イギリス『イブニング・スタンダード』が報じた。 マンチェスター・シティ出身で、2020年にフルアムへ完全移籍した196cmセンターバックのアダラバイヨ。主力として加入4年目を迎えており、序盤にケガがあった今シーズンもここまで公式戦25試合に出場している。 しかし、フルアムとの契約は今シーズン限り。引き留めたいフルアムは年俸がチーム最高クラスとなる新契約を提示したが、より競争力の高いクラブへのステップアップを望んでいるアダラバイヨは退団の意向をクラブに通達したとみられている。 そんなアダラバイヨに対しては、トッテナムやウェストハム、リバプール、ミランなどが関心を寄せる中、ニューカッスルも獲得に向けた議論を重ね始めたとのこと。オランダ代表DFスヴェン・ボトマンとイングランド人DFジャマール・ラッセルズが前十字じん帯のケガで長期離脱となったため、今夏はセンターバック補強が優先となっている。 一方、ニューカッスルはプレミアリーグの定める収益性と持続可能性に関する規則を考慮しなければならない状況。ブラジル代表MFブルーノ・ギマランイス(26)、もしくはスウェーデン代表FWアレクサンダー・イサク(24)の今夏売却を迫られる可能性もあるようだ。 なお、アダラバイヨ以外では、ボーンマスとの契約が今夏に切れるイングランド人DFロイド・ケリー(25)も注目株に。望みの守備者を射止めるのはどのクラブになるのだろうか。 2024.05.03 13:45 Fri
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly