【プレミア注目プレビュー】昨季覇権争い演じた両雄の今季初対決! リーグ12連敗中アーセナルは対ペップ初勝利期す

2023.10.08 12:00 Sun
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プレミアリーグ第8節、アーセナルvsマンチェスター・シティが、日本時間8日24:30にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。昨シーズンのリーグタイトル争いで主役を演じた両雄が勝ち点1差で対峙する、注目のビッグマッチだ。
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開幕5勝2分けで3位のアーセナルは前節、敵地でのボーンマス戦に4-0で完勝。2度のリードを追いつかれたノースロンドン・ダービーでの悔しいドローを見事に払拭した。格下相手に常に危なげない試合運びを見せた上、悩めるMFハヴァーツにPKながら加入後初ゴールが生まれるポジティブな内容に。ただ、ミッドウィークのチャンピオンズリーグ(CL)ではRCランスに敵地で1-2の敗戦。今季の公式戦初黒星を喫することになった。FWガブリエウ・ジェズスのゴールで先制に成功したが、新守護神ラヤのミス絡みで失点を喫すると、以降は相手の堅守に手を焼いた中で一瞬の隙を突かれて逆転を許すという、攻守両面で課題が少なくない一戦となった。
その敗戦からのバウンスバックを図るアルテタのチームは、今節のシティ戦からインターナショナルマッチウィークを挟んでチェルシー戦、セビージャ戦と、シーズン序盤の正念場となる3連戦を控えており、その初陣となる昨季王者とのホームゲームでは是が非でも勝ち点3がほしいところだ。

対する首位のシティは前節、ウォルバーハンプトンとのアウェイゲームで今季リーグ戦初黒星。相手の粘り強い守備に手を焼き、一時はFWアルバレスの見事な直接FKで同点に追いついたものの、相手の鋭い高速カウンターから2失点を喫し、1-2の敗戦。開幕からの連勝が「6」でストップすると共に、EFLカップのニューカッスル戦に続く公式戦2連敗となった。

それでも、直近のCLではRBライプツィヒに3-1の勝利を収めてバウンスバックに成功。試合の大半を通して主導権を握りながらも一時同点に追いつかれたが、いずれも途中出場となったアルバレスとFWドクの1ゴール1アシストの共演によって敵地で大きな勝ち点3を手にした。そして、悪くない状態で敵地へ乗り込むことになった。
なお、今季開幕前に行われたコミュニティ・シールドはPK戦の末にアーセナルが勝利を収めたが、プレミアリーグの直近の対戦ではシティが12連勝と圧倒的な戦績を残している。アーセナルが最後にリーグ戦でシティを破ったのは、2015年12月と約8年に渡って勝利がなく、今回の試合ではコミュニティ・シールド勝利の良いイメージを持ってグアルディオラ率いるシティズンズ相手の初勝利を狙う。

◆アーセナル◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ラヤ
DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ
MF:ウーデゴール、トーマス、ライス
FW:サカ、ジェズス、トロサール

負傷者:DFティンバー、FWサカ、マルティネッリ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱中のティンバーの欠場が確定。同じく負傷を抱えるサカ、マルティネッリの2選手に関しては前者の出場の可能性が高い一方、後者に関しては欠場が濃厚だ。

スタメンに関してはクラブ記録のプレミアリーグ87試合連続出場中のサカのタフさを考慮し、前述の11人を予想。注目は左サイドバックとウーデゴールとライスの中盤の相棒、3トップの組み合わせだ。対シティという部分で冨安健洋の守備力を買って左サイドバックに置く可能性もあるが、頑固なスペイン人指揮官は全幅の信頼を与えるジンチェンコを継続起用するとみる。

中盤は負傷明けのトーマスをアンカーで起用すると予想したが、ライスを引き続きアンカーに配置し、ハヴァーツかファビオ・ヴィエイラを左インサイドハーフに置く可能性も十二分にある。3トップはサカ不在の場合、トロサールとエンケティアに加えてネルソンが候補に挙がる。

◆マンチェスター・シティ◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:エデルソン
DF:ウォーカー、アカンジ、ルベン・ディアス、グヴァルディオル
MF:コバチッチ、ベルナルド・シウバ
MF:フォーデン、アルバレス、ドク
FW:ハーランド

負傷者:DFストーンズ、MFデ・ブライネ
出場停止者:MFロドリ(3/3)

ロドリが3試合停止の3試合目で引き続き欠場となる。負傷者に関してはデ・ブライネに加え、直近のライプツィヒ戦でベンチに戻ったものの、コンディションに問題を抱えるストーンズが欠場する。

システムに関しては[4-2-3-1]、可変式の[4-3-3]、[3-2-4-1]など今季も複数の布陣を使い分けているが、[4-2-3-1]の布陣を予想。スタメンはロドリ不在のセントラルMF、両ウイングの人選に注目したい。

世界屈指のホールディングMF不在でいまひとつ機能していないセントラルMFではコバチッチが一角を占める可能性が高いが、相棒に関してはフィリップス、リコ・ルイス、マテウス・ヌネスと数人の候補がいる。その中で、最も多才なベルナルド・シウバの起用を予想。両ウイングはフォーデンとドク起用の可能性が高そうだ。

★注目選手
◆アーセナル:DFウィリアム・サリバ
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連敗ストップ託された若きディフェンスリーダー。リーグ直近の対戦で12連敗中の天敵との対戦で勝ち点3がほしいのは言うまでもないが、連敗ストップの観点から見ると、まずは失点しないことが最優先事項となる。そういった中で今季も開幕から安定感抜群のパフォーマンスを見せるフランス代表DFの活躍が非常に重要となるはずだ。

開幕後数試合は慣れない左センターバックで試行錯誤の印象が拭えなかったが、相棒ガブリエウの復帰以降は本職の右センターバックで本来のソリッドなパフォーマンスを継続中。とりわけ、チームは2失点を喫したものの、ノースロンドン・ダービーでは傑出したパフォーマンスを披露し、改めてビッグマッチでの存在感、能力の高さを証明した。

今回の試合では怪物ハーランドを筆頭に多士済々な相手アタッカー陣に対して、持ち味のアスリート能力、守備センスを総動員し、無失点あるいは最少失点で抑え込みたい。

◆マンチェスター・シティ:FWフリアン・アルバレス
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加入2年目で万能性増す絶好調のストライカーが攻撃牽引へ。今季のプレミアリーグではゴール関与数では8ゴール1アシストのハーランドに及ばずも、3ゴール4アシストと決定的な仕事が印象的なアルゼンチン代表FW。さらに、フィニッシュに特化したエースストライカーとは異なり、セカンドトップ、トップ下、インサイドハーフと様々な役割を担い、中盤と前線のリンクマン、プレースキッカー、ファーストディフェンダーとマルチタスクをこなす。

とりわけ、ここ最近の試合ではエースが重要な試合で存在感を欠く中、CLでの重要な2試合連続ゴールや敗れたウルブス戦での圧巻の直接FKなど、絶対的な司令塔であるデ・ブライネ不在の穴を埋める活躍で強烈な輝きを放っている。

今回の一戦では対アーセナルで現役最多の8ゴールを挙げるベルギー代表MFが引き続き不在となっており、奮起求められるハーランドと共に得点源としての活躍が期待されるところ。なお、偉大なる同胞FWアグエロは同カードで歴代最多11ゴールを挙げており、その正統後継者である23歳FWにはこの試合で対アーセナル初ゴールを奪えるか。

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プレミアリーグ第37節、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルが、日本時間12日24:30にオールド・トラッフォードでキックオフされる。最終節前に優勝争いの行方を左右する、赤の名門対決だ。 第36節終了時点で首位のアーセナル(勝ち点83)は前節、曲者ボーンマス相手に幸運な2つの判定もありながらサカ、トロサール、ライスのゴールで3-0の快勝。これでリーグ4連勝を達成し、最終盤に急失速した昨季の教訓を生かしてリーグテーブルの最上位をキープした。ただ、今節は先にフルアム戦を戦ったマンチェスター・シティ(勝ち点85)が4-0の大勝を収め、首位の座を明け渡す形に。 悲願の逆転優勝へ勝ち点3が必須となった中、シティ戦を除き今季ビッグ6相手のホームゲームで負けていない赤い悪魔相手に、2006-07シーズン以来となるシーズンダブルを狙う。 一方、優勝争いを左右する立場となる8位のユナイテッド(勝ち点54)。宿敵シティとのFAカップ決勝を残しており、その優勝でヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得は可能だが、リーグ戦で何とかより上位でフィニッシュしたいところ。とりわけ、前節はクリスタル・パレス相手に敵地で0-4の惨敗を喫しており、怒れるホームサポーターの前でリバウンドメンタリティを示したい。また、テン・ハグ監督の今季限りでの解任が既定路線となり、今夏の大幅なスカッド刷新が見込まれる中、選手個々のアピールも重要となる。 なお、昨年9月にエミレーツ・スタジアムで行われた前回対戦はラッシュフォード、ウーデゴールが前半半ばにゴールを奪い合った中、引き分け濃厚と思われた後半アディショナルタイムにライス、ガブリエウ・ジェズスの連続ゴールで畳みかけたアーセナルが劇的な3-1の勝利を挙げている。 ◆マンチェスター・ユナイテッド◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240511_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:オナナ DF:ダロト、カゼミロ、エバンス、ワン=ビサカ MF:マクトミネイ、メイヌー MF:アントニー、ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ FW:ホイルンド 負傷者:DFマグワイア、マラシア、ヴァラン、ショー、リンデロフ、カンブワラ、マルティネス、MFマウント、マクトミネイ、ブルーノ・フェルナンデス、FWマルシャル、ラッシュフォード 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはマウントが新たなケガによってその他の離脱者と共に不在となる。一方、チームトレーニングに復帰した選手ではマルティネスが時期尚早も、マクトミネイ、ブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォードの3選手が復帰できる見込みだ。 スタメンはマクトミネイ、B・フェルナンデスの復帰を前提に ◆アーセナル◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240511_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ラヤ DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、冨安健洋 MF:ウーデゴール、トーマス、ライス FW:サカ、ハヴァーツ、トロサール 負傷者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者はいないが、ティンバーがマッチフィットネスの問題で引き続き不在に。また、今週のトレーニングを欠席した冨安、サカが軽度の問題を抱えている。 スタメンは冨安とサカの起用を前提に直近3試合と全く同じメンバーで臨むとみる。仮に両選手が難しい場合はジンチェンコとキヴィオル、マルティネッリとガブリエウ・ジェズスが代役を担う。 ★注目選手 ◆マンチェスター・ユナイテッド:MFブルーノ・フェルナンデス <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240511_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 満身創痍の状況でスキッパーの重責果たせるか。2020年1月のユナイテッド加入以降、わずか4年ちょっとで公式戦230試合に出場し、79ゴール64アシストと圧巻のスタッツをマークするポルトガル代表MF。そのゴール関与への貢献度はさることながら、激しいプレミアリーグにおいてほぼ毎試合のようにフル出場する、そのタフネスぶりは驚異的だ。 しかし、前節のクリスタル・パレス戦ではヒザの問題で欠場を余儀なくされ、指揮官判断の休養やサスペンション、体調不良を除くと加入後初めての欠場となった。その試合でチームは0-4の惨敗を喫し、改めてその存在の大きさを知らしめる結果となった。 その鉄人は今週のトレーニングで復帰を果たし、この試合ではキャプテンとしてオールド・トラッフォードのピッチに立つ見込みだ。プレミアリーグでのアーセナルとの対戦では7戦1ゴール2アシストと決して相性は良くないが、攻守両面で奮闘しチームを勝利に導けるか。 ◆アーセナル:MFトーマス・パルティ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240511_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今夏の去就注目される中、さらなるインパクトを残せるか。アトレティコ時代は前述のB・フェルナンデス同様に鉄人として知られたガーナ代表MFだったが、2020年のアーセナル加入以降は筋肉系や足首、そ径部と度重なる負傷に悩まされる。 その稼働率の低さやライスの加入によってチーム内での序列は下がり、今夏クラブはスビメンディやブルーノ・ギマランイスといった守備的MFやセントラルMFの補強に動く構えだ。さらに、同じく去就が注目されたジョルジーニョの契約延長が決定したことで、より厳しい立場に立たされた。 ただ、ジョルジーニョに代わってスタメンを飾った直近の3試合ではアンカーポジションで攻守に安定したパフォーマンスを披露し、スペイン人指揮官からの信頼を大きく回復しており、仮に残り試合で引き続きインパクトを残せれば残留の可能性も十分にあるはずだ。この一戦ではB・フェルナンデスや売り出し中のメイヌーとのマッチアップが想定される中、ライス、ウーデゴールと共に中盤での局地戦で優位性をもたらす働きを期待したい。 2024.05.12 12:00 Sun

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ユナイテッド、アーセナル戦を前にケガ人が練習復帰も新たな離脱者…テン・ハグ監督「昨日マウントが離脱したことを報告する」

マンチェスター・ユナイテッドが、アーセナルとの大一番を前に新たなケガ人を抱えたようだ。クラブ公式サイトが伝えた。 今シーズンは残り3試合で勝ち点54の8位に位置するユナイテッド。順位を上げて来シーズンのヨーロッパの大会に出場したいところだ。 チームはアーセナル、ニューカッスル、ブライトン&ホーヴ・アルビオンと簡単ではない相手と3試合を残しており、25日にはFAカップ決勝も控えている。 そんな中、新たなケガ人が。イングランド代表MFメイソン・マウントが負傷し、アーセナル戦の欠場が確定した。 エリク・テン・ハグ監督はアーセナル戦に向けた記者会見で「残念ながら、昨日、メイソン・マウントが離脱したことを報告しなければならない」とコメント。「彼は日曜日の試合には出場できないことになる」と、アーセナル戦の欠場が確定したという。 また「ルーク・ショーもその過程で挫折を経験した。ただ、まだ希望があり(FAカップ)決勝に出場できるようにするだろう」と、ショーもアーセナル戦では不在になるという。 一方で、トレーニングにはアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスやイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデス、スコットランド代表MFスコット・マクトミネイが参加した。 トレーニングに復帰した選手については「何人かの選手が戻ってきた。彼らがどう回復したかを見なければならない。ただ、状態はかなり良いと思うし、明日彼らがトレーニングに参加し、日曜日に出場できるかを確認する」とし、最終チェックをして出場可否を決めるようだ。 ただ、リサンドロ・マルティネスについては「まだ準備ができていない」と語り、「プロセスを経るにはもう少し時間が必要だが、とても必死だ」と、アーセナル戦の出場を直訴してきたようだが、慎重に見守るとした。 2024.05.10 23:20 Fri

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