「ゾンビになる」プレミア42試合44ゴール、ハーランドがピッチでの自身の姿を語る…偉大な記録にも言及「15年イギリスに住めば…」

2023.10.07 22:17 Sat
Getty Images
マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが、自身について初めて語った。イギリス『テレグラフ』が伝えた。
PR
2022年夏にドルトムントからシティへと完全移籍加入したハーランド。見せつけていた得点力は、プレミアリーグでも遺憾なく発揮。プレミアリーグ35試合36ゴールを記録すると、公式戦でも53試合52ゴールと驚異的な得点力を見せつけた。
あっという間にチームのエースとなったハーランド。今シーズンも期待された中、プレミアリーグで7試合8ゴールとペースは衰えず。公式戦で11試合8ゴールを記録している。

そのハーランドは移籍後初となるイギリスの新聞でのインタビューに応じ、『テレグラフ』に自身に対するファンや周囲の反応について語った。

「みんな、僕が得点した時よりも得点しなかった時の方がショックを受けるんだ!でも、それはポジティブなことだよ」
「ノルウェーのメディアは『ノーゴール!』と見出しをつけるんだ。でも良いことだよ。僕はゴールを決めるためにマンチェスター・シティと契約したから、全く不満はない」

「だから、予想通りのことだ。おそらくそれほど多くはない。でもネットにボールを入れるのは僕だ」

1試合1ゴール以上を求められるハーランド。数試合ゴールを決めなければ事件のような扱いを受け、1試合でも無得点だと騒がれる状況。ただ、それは期待の裏返しとも言える。

ただ、期待されるのも当然だろう。プレミアリーグではここまで42試合44ゴール。1試合あたり1.05ゴールという状況。プレミアリーグの最多ゴール記録記録である元イングランド代表FWアラン・シアラー氏のゴールは260ゴールであり、あと「216」ゴールだ。

同じペースでいけば、6年目には達成する記録となるが、どこか不可能とは思わせないハーランドは、冗談混じりに記録について語った。

「僕の契約はどれぐらいか?残り3年10カ月?じゃあ時間はまだあるかな(笑)? そんなことは考えられない。次の試合、シーズンのことを考えなければいけないけど、それはしばらくしてから起こることだ」

「でも、あと15年イギリスに住めるのであれば、そうならない手はない。見守ってみよう」

長期滞在すれば記録更新に自信を見せたハーランド。アーセナルでプレーする同胞のマルティン・ウーデゴールは「野獣」と表現し、リバプールのユルゲン・クロップ監督は「自然の力」、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は「止められない男」だと表現する。

その中で、ハーランドは「ゾンビ」と表現。ピッチ上で徘徊するかのように歩き回り、チャンスと見れば一気に襲いかかる姿を表現した。

「試合では、ボールに触れていないことで、人々が僕を批判するのが通常だ」

「何度か寄っていってボールを触ることはできるけど、ただ歩き回り、そこに立ち、自分の世界の中で動いているだけ。でも、そういうわけではない。説明するのは難しい」

「体から抜け出て、ゾンビになる。ちょっとした「ゾーンアウト」のようなものだ。周りを見回すように、チャンスを待っている。そしてチャンスが来た時は、準備ができていなければいけないんだ」

「僕はスイッチが入っていて、歩き回ってスキャン、スキャンするような感じだ。僕はチャンスを待っていて、『ボールがそこに来れば、起こり得る。ボールがあそこにいけば、ここで起きる』と考えている。それは感覚だ」

「チームが後方からビルドアップしているときは、自分が関与する必要がないことはわかっている。僕はそこに立ち、適切な瞬間を待っている」

週末には昨シーズン優勝を争ったアーセナルとの大一番。コミュニティ・シールドでは敗戦した相手だが、今シーズンを占う一戦とも言える中でエースがどう活躍するか注目だ。

PR
関連ニュース

ベティス退団間近のブラーボが母国復帰を否定「チリに戻る必要はない」

レアル・ベティスに所属するチリ代表GKクラウディオ・ブラーボ(41)が、自身の去就に関して現時点での率直な思いを口にしている。チリ『Canal13』が伝えている。 2020年夏にマンチェスター・シティからベティスに加入したブラーボは、ベティスで公式戦74試合に出場。近年は2021年の夏に加入したポルトガル代表GKルイ・シウバと正GK争いを続けており、今季はわずか公式戦9試合の出場にとどまっていた。 今シーズン限りでベティスとの契約が終了するブラーボは、地元メディアのインタビューで今後の去就について言及。現役を続けるが母国チリへの復帰には否定的な意見を述べた。 「はっきりしたことは何もない。あと数週間で、僕は契約を終えることになる。このステージを最高の形で終えたいので、この先の提案を見たり聞いたりしたくはない」 「他のチームメイトでは難しいようなクラブでキャリアをを積み上げたアルトゥーロ(・ビダル)の今を見てほしい。チリに戻ってきた彼は、いろいろなことで批判され、バッシングされてきた。心が痛かったよ」 「私がチリに戻る必要はないし、周囲の批判によって自分の環境を害されることもない。私はそのような映画みたいな生き方はしたくないからね」 2024.05.10 07:30 Fri

プレミア最優秀監督の最終候補5名が発表! ペップ、クロップ時代にアルテタが割り込むか?

プレミアリーグは9日、2023-24シーズンの最優秀監督賞であるマネージャー・オブ・ザ・シーズンのノミネート監督5名を発表した。 シーズンも残すところあとわずか。2022-23シーズンに続いてアーセナルとマンチェスター・シティが優勝を争っている状況だ。 4連覇を目指すシティと20年ぶりの優勝を目指すアーセナル。両クラブを指揮するジョゼップ・グアルディオラ監督、ミケル・アルテタ監督がノミネートされている。 また、3位のリバプールを指揮し今季限りでの退任が決まっているユルゲン・クロップ監督、4位のアストン・ビラを指揮するウナイ・エメリ監督、そして3月の月間最優秀監督賞も受賞したボーンマスのアンドニ・イラオラ監督がノミネートされている。 ファン投票は5月13日まで、プレミアリーグの公式サイトから投票が可能。サッカー専門家委員会の投票と合わせて勝者が決定され、5月18日に受賞者が発表される。 ◆最優秀監督候補5名 ミケル・アルテタ監督(アーセナル) 今季成績:36試合26勝5分け5敗/+60 ウナイ・エメリ監督(アストン・ビラ) 今季成績:36試合20勝7分け9敗/+20 ジョゼップ・グアルディオラ監督(マンチェスター・シティ) 今季成績:35試合25勝7分け3敗/+54 ※4回受賞 アンドニ・イラオラ監督(ボーンマス) 今季成績:36試合13勝9分け14敗/-11 ユルゲン・クロップ監督(リバプール) 今季成績:36試合23勝9分け4敗/+43 ※2回受賞 2024.05.09 23:55 Thu

プレミア最優秀選手の最終候補8名が発表! 優勝争う2クラブから2名ずつがノミネート

プレミアリーグは9日、2023-24シーズンの最優秀選手賞であるプレーヤー・オブ・ザ・シーズンのノミネート選手8名を発表した。 シーズンも残すところあとわずか。2022-23シーズンに続いてアーセナルとマンチェスター・シティが優勝を争っている状況だ。 4連覇を目指すシティと20年ぶりの優勝を目指すアーセナル。8名の最終候補には、それぞれ2名ずつがノミネートしている。 現在首位のアーセナルからはキャプテンであるノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールと、今シーズン加入したイングランド代表MFデクラン・ライスの2名、4連覇を目指すシティからは、得点ランキングトップを走り昨シーズンはこの賞を受賞したノルウェー代表FWアーリング・ハーランド、イングランド代表MFフィル・フォーデンがノミネートしている。 その他、3位で追いかけるリバプールのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイク、今季シティからチェルシーに移籍し、プレミアリーグで21ゴールの活躍を見せているイングランド代表MFコール・パーマー、4位につけるアストン・ビラで19ゴールを記録するイングランド代表FWオリー・ワトキンス、そして20ゴールで得点ランキング3位につけるニューカッスルのスウェーデン代表FWアレクサンダー・イサクがノミネートされた。 ファン投票は5月13日まで、EA SPORTSの公式サイトから投票が可能。サッカー専門家委員会の投票と合わせて勝者が決定され、5月18日に受賞者が発表される。 ◆最優秀選手候補8名 MFフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ) 今季成績:32試合16ゴール8アシスト FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ) 今季成績:28試合25ゴール5アシスト FWアレクサンダー・イサク(ニューカッスル) 今季成績:27試合20ゴール1アシスト MFマルティン・ウーデゴール(アーセナル) 今季成績:33試合8ゴール8アシスト MFコール・パーマー(チェルシー) 今季成績:31試合21ゴール9アシスト MFデクラン・ライス(アーセナル) 今季成績:36試合ゴール8アシスト DFヴィルヒル・ファン・ダイク(リバプール) 今季成績:34試合2ゴール2アシスト FWオリー・ワトキンス(アストン・ビラ) 今季成績:35試合19ゴール12アシスト 2024.05.09 23:30 Thu

グリーリッシュがスピード違反で罰金処分、合計20万円を支払う

スピードを出すのはピッチだけにしてもらいたいところだ。マンチェスター・シティのイングランド代表MFジャック・グリーリッシュがスピード違反で罰金処分を受けていた。イギリス『BBC』が伝えた。 グリーリッシュがスピード違反を犯していたのは、2023年7月17日。10カ月ほど前の話だ。 グリーリッシュは時速30マイル(約48km)のところを時速44マイル(約71km)で走っていたとし、666ポンド(約13万円)の罰金処分を受けていた。 裁判所はレンジローバーを運転するグリーリッシュがスピード違反するところをカメラで捉えていたとのこと。ただ、グリーリッシュは出廷しなかったという。 それでも、弁護士を通じて自身の罪を認め、5点減点の処分も下されたという。 なお、訴訟費用として110ポンド、追徴金で266ポンドの支払いも命じられ、合計1042ポンド(約20万2000円)を請求されたという。 2024.05.08 22:20 Wed

バルサ行き噂のベルナルド・シウバ、自身の去就決断のリミットをユーロ終了までに設定へ

マンチェスター・シティのポルトガル代表MFベルナルド・シウバ(29)だが、自身の去就についてはリミットを決めているようだ。 モナコから2017年7月にシティに加入したベルナルド・シウバは、7シーズンを過ごしシティで大きな成功を収めている。 ジョゼップ・グアルディオラ監督の下、これまで公式戦351試合に出場し66ゴールを記録。5度のプレミアリーグ優勝や、チャンピオンズリーグ(CL)優勝など、数々のタイトルを獲得してきた。 一方で、新たな挑戦を求めているともされ、昨夏はバルセロナへの移籍が噂されたものの、慢性的な財政難の影響で獲得に乗りだせずシティに残留。今シーズンも公式戦45試合で11ゴールを記録するなど、チームの中心としてプレーしている。 シティとの契約は2026年夏まで残っている中、今夏は再びバルセロナ行きの噂が浮上。そんな中、スペイン『スポルト』は、ベルナルド・シウバが自身の去就決断のリミットを決めていると報じた。 ポルトガル代表としてもプレーするベルナルド・シウバは、今夏ドイツで行われるユーロ2024に出場予定。本人の希望としては、ユーロが終了する7月14日を期限と考えており、移籍最終日まで待つ気はないようだ。 移籍するのであれば、しっかりとプレシーズンにも参加できる時期。シティに残るとしても、リラックスして時間を過ごすことができ、どのような結末になっても良いリミットだと考えられている。 一時は退任を口にしていたチャビ・エルナンデス監督の来季続投も決定したバルセロナ。そのチャビ監督はベルナルド・シウバを気に入っているが、どういった結末を迎えるだろうか。 2024.05.08 16:30 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly