女子選手に無理矢理キスしたルビアレス会長への告訴状がスペイン最高裁に提出、正式に捜査スタート

2023.09.08 21:35 Fri
Getty Images
スペイン検察庁は8日、停職処分中のスペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス会長に対し、告訴状を最高裁判所に提出したと発表した。スペイン『マルカ』が伝えた。ルビアレス会長は、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)の決勝戦の後、セレモニー中にスペイン女子代表FWジェニファー・エルモソの唇にキスをした。
しかし、このキスは合意されたものではなく、エルモソは「望んだものではない」と発言。これを受けて世界中からバッシングにあったルビアレス会長は、歯切れの悪い言葉で謝罪の動画を公開した。

その後、国際サッカー連盟(FIFA)は懲戒処分の開始を発表。するとルビアレス会長は臨時総会で「合意の上だった」とキスの正当性を主張し「辞任する気はない」と会長職を退く気がないことを連呼。ただ、翌日にFIFAが暫定的な資格停止処分をくだし、90日間の職務停止となった。

キスをされたエルモソは、性的暴行罪の可能性があることを伝えられると、告訴することを決断。これにより正式に捜査がスタートできるようになった中、実際に告訴状が提出され、捜査に移ることとなった。
なお最高裁はルビアレス会長に対し、刑事手続きを開始するかどうかを決める段階にあるという。



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