ポルトガル代表は20日、ユーロ2024予選・グループJ第4節でアイスランド代表と対戦し1-0で勝利した。
3連勝でグループJの首位に立つポルトガルが、グループ5位に沈むアイスランドのホームに乗り込んだ一戦。3日前に行われたボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦を3-0で完勝したポルトガルは、その試合から先発を4人変更。フェリックスやパリーニャ、ラファエル・ゲレイロらに代えてラファエル・レオン、ネヴェス、ペペらを先発で起用。C・ロナウド、レオン、ベルナルド・シウバの3トップとする[3-4-3]で臨んだ。
試合前に代表通算200試合出場となるC・ロナウドのセレモニーが行われた一戦は、立ち上がりから一進一退の攻防が続く。そんな中、ポルトガルは16分にブルーノ・フェルナンデスの右CKからペペがドンピシャのヘディングでゴールに迫ったが、これはGKルナルソンの好セーブに防がれた。
互いになかなかフィニッシュまで持ち込めない膠着した状態が続く中、ポルトガルは42分にボックス左のカンセロが供給したクロスからゴール前に抜け出したC・ロナウドが決定機を迎えたが、ここはオフサイドとなった。
ゴールレスで迎えた後半、ポルトガルは開始早々にセットプレーからチャンスを作る。49分、ブルーノ・フェルナンデスの右CKをC・ロナウドがヘディングシュートで合わせたが、これはわずかに枠の上に外れた。
1点が遠いポルトガルは、67分にネヴェスとカンセロを下げてイナシオとラファエル・ゲレイロを投入。すると69分、イナシオのロングパスで抜け出したC・ロナウドがボックス左まで侵攻。シュートを放ったが、これは戻ったインガソンのスライディングブロックに阻まれた。
その後も拮抗した展開が続く中、80分にポルトガルに追い風。自身のパスミスを奪い返そうとしたウィルムソンがイナシオをスライディングタックルで倒すと、この試合2枚目のイエローカードで退場処分となった。
数的優位となったポルトガルは89分、ショートコーナーの流れからバイタルエリア中央右でボールを受けたラファエル・ゲレイロがゴール前にロングパスを供給。これに反応したイナシオが頭で落としたボールを最後はC・ロナウドがゴールに押し込むと、一度はオフサイドの判定が下ったが、VARの末にゴールが認められた。
結局、試合はこのまま1-0でタイムアップ。代表通算200試合のC・ロナウドが自身のメモリアルマッチで決勝点を挙げ、ポルトガルを勝利に導いた。
