「悪いシーズンの良い締めくくりになる」英代表FWボーウェンがウェストハムファンに味わわせたいECL制覇

2023.05.11 18:25 Thu
Getty Images
ウェストハムでプレーするイングランド代表FWジャロッド・ボーウェンがヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準決勝1stレグを前にして意気込んでいる。イギリス『サン』が伝えた。

現在プレミアリーグでは15位と残留争いに巻き込まれているものの、ECLでは準決勝まで勝ち上がっているウェストハム。11日に行われる準決勝1stレグでホームにAZを迎える。
ウェストハムが欧州の舞台で決勝まで進んだのは1976年のUEFAカップウィナーズカップが最後となっている(UEFAカップ進出を懸けたインタートトカップでは1999年に優勝)。昨季はヨーロッパリーグ(EL)でベスト4まで駒を進めたが、準決勝でフランクフルトに敗れ、惜しくも決勝進出を逃していた。

タイトルを獲得したのも1979-80シーズンのFAカップが最後であり、今季こそはベスト4まで勝ち進んだチャンスをものにしたいところ。ECLで4ゴールを記録して準決勝進出に大きく貢献したボーウェンは、AZ戦1stレグを前にしてファンのために戦う意志を明らかにしている。

「僕はまだここに来て3年ほどだけど、このクラブにとって重要な存在の一人だと実感している。それでいて僕の気持ちはほとんどファンと同じようなものだ」
「ファンにとってどれほどの意味が(決勝進出やタイトル獲得に)あるかを知っているし、僕もファンの一人として、その成功体験をみんなに味わわせたいと思っている」

「その点においてはプレッシャーを感じているというよりも、ただ興奮するだけだ。僕はそれを成し遂げたいし、チームを勝利に導くゴールを決めたい」

「ファンのためにトロフィーを持ち帰ることは、悪いシーズンの良い締めくくりになるだろう」

このように熱い気持ちを見せているボーウェンは、ウェストハムをECL制覇とプレミアリーグ残留に導くことができるのか。
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