“サッカーの王様”と称され、昨年12月に他界した
ペレ氏。その偉大さは文化にも影響を与えるようだ。
ここ数年、腎臓と前立腺の問題を抱えていたペレ氏は、11月29日にサンパウロのアルバート・アインシュタイン病院に入院。がん治療を受ける予定だったが、効果がないことが分かり緩和ケアに切り替え。12月29日に82歳で逝去した。
多くのサッカーファン、そして選手や監督など関係者が悲しんだレジェンドの死。偉大な功績が様々なところで称えられてきたが、また1つ偉業を達成した。
ブラジルで最も人気のあるポルトガル語の辞書「ミカエリス」のオンライン版で、「ペレ」が収録されることとなったという。
ワールドカップ(W杯)では、3度優勝を経験している唯一の選手であり、史上最高のサッカー選手と言われるペレ氏。ペレ財団は12万5000人以上の署名を集め、辞書に掲載されることを求めていたという。
26日、「ミカエリス」の出版社は、デジタル版の辞書に「ペレ」が掲載されることを発表。次の版が発行された場合には、実際の辞書にも掲載されることになるとした。
実際の辞書の「ペレ」の説明文には以下のように記されている。
「普通ではなく、そのクオリティ、価値、または優位性によって、誰も匹敵することができない人物。それがペレ。エドソン・アランテス・ド・ナシメント(1940-2022)のあだ名でもあり、史上最高のアスリートと言われる人物。例外的、無比、唯一無二」
これを受け、ペレ財団はツイート。「すでに誰かを指すことに使われている表現。誰が最も優れているか、辞書のページで永遠のものとなった!」と喜びのツイートをしている。
